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場所を問わず使えて便利なiPadの 大きな弱点は「防水非対応」なこと
ネットサーフィンやメール、音楽・動画鑑賞から写真管理、読書まで、1台で何役もこなすiPad(アイパッド)。料理をする方にとってはこんな風に、キッチンでレシピを見ながら料理できるのも使い勝手が良いですよね。
また、場所を選ばずにどこでも使えるのが、iPadの最大の魅力です。
しかし、メリットが山ほどあるいっぽうで、各所で言われていることですが唯一残念な点が防水ではないこと。iPhoneに耐水性があるために、ついつい誤解しそうですが、iPadはいまも防水非対応です。
そのため、お風呂など家の中の水周りの場所や、雨の心配のあるキャンプ場などに、iPadを裸のまま持っていくのはリスクが伴います。
ちなみにですが、iPhone(アイフォン)では7以降の機種が耐水機能を兼ね備えています。
防水機能がないiPadは信頼できる 防水ケースで守りましょう
それでは、防水機能のないiPadを水から守るにはどうしたらよいのでしょうか? 手始めに、身近な消耗品である「ジップロックを使う」という方法を試してみました。
ジップロックは沈めてすぐに浸水してしまいました
ジップロックの「フリーザーパックL」に、濡れたら一目瞭然な半紙を10枚(浸水すると予想されたため、iPadは入れていない)を重ねて入れて検証してみたところ、10枚中2枚があっという間に浸水してしまうという結果に。ビニールが薄いので操作性は良好そうですが、漏れてきてしまった以上、防水ケースとして使うことはおすすめできません。
このことから、iPadには防水ケースを装着するのが最善策だとわかりましたが、防水ケースには数え切れないほどの種類があります。それゆえに、本当に製品の防水機能を信頼していいものかどうか、不安になってしまうのも事実です。
ということで今回は、大切なiPadを水から守ってくれる信頼できる防水ケースを探して、テストを行いたいと思います。
ケースはハードとソフトの2種類 重視する項目で選び方が違います
防水ケースにもいろいろな製品がありますが、大きくハードタイプとソフトタイプの2種類に分かれます。それぞれの特徴をご紹介します。
1:ハードタイプ
ハードタイプは、物理ボタンが押しやすく耐久性に優れています。基本的にはiPadの各機種ごとに作られているので、どのiPad用のものか確認する必要があります。
2:ソフトタイプ
ソフトタイプはビニールなどで作られていて、セットすると多少隙間ができるタイプ。アウトドア用にストラップがついていることも多いです。ロック部分が厳重な反面、耐久性に不安が残ります。また、ケース内に音がこもる傾向も。各iPadの専用ではないことが多いため、タブレットとケースの大きさが何cm×何cmかを把握して選びましょう。
一見すると、耐久性に優れたハードタイプのケースの方が良さそうですが、そうとも言い切れません。というのも、装着の面で考えると、ソフトタイプの方がラクな傾向があるからです。
ボタンの押しやすさといった操作性を重視するか、着脱のしやすさを優先するかなどによってどちらのタイプを選択するかが変わってきます。音と耐久性ならハードタイプ、使いやすさならソフトタイプといったように、自分の使い方に合ったタイプを選びましょう。
Pad防水ケースの防水性や 操作性など6項目を厳しくテスト
今回テストを行ったのは、防水ケースの中でも人気の7製品。水に濡れても慌てなくてすむよう、信頼に足る逸品を探すため、徹底的な比較テストを敢行しました。
検証したのは、次の6項目。いずれも厳しくチェックして評価しました。
〈テスト内容〉
[テスト1:防水性]20点満点
室温の水槽に水道水を入れ、製品の外側を半紙で覆ったiPad本体を防水ケースに入れて、30分間沈めて浸水が合ったかどうかを確認しました。浸水ゼロなら満点となります。
[テスト2:傷つきにくさ]20点満点
紙やすりで5往復し、ケースについた傷の度合いを評価。
[テスト3:操作性]20点満点
タッチ感度と、ボタンの押しやすさを評価しました。
[テスト4:装着しやすさ]20点満点
密閉しにくくないかをチェック。
[テスト5:見やすさ]15点満点
反射して画面が見にくくないかをチェックしました。
[テスト6:音]5点満点
音がこもってしまわないかをチェック。
テストでは、肝心要の防水機能はもちろんですが、カバー装着時のディスプレイの見やすさや音質、タッチした時の感度、カバーの取り外しのしやすさなど、製品ごとに大きな違いがあることが判明しました。
はたして、浸水の心配なしで操作も快適な防水ケースは、7製品のうちどの製品だったのでしょうか?
今回はテストでベスト評価を得た製品をご紹介します!
〈注記〉
※今回の防水ケーステストは、室温の水道水で行いました。室温を超える温水などでは試しておりません。本記事のテスト内容以外と異なる環境での防水ケース使用を推奨するものではありませんので、水周りでiPadをご利用の際は商品説明書をご確認のうえ、くれぐれもご注意ください。
防水性は文句無しで操作感も◎ T-Ming-Kai iPad防水ケース
【ハードタイプ】
T-Ming-Kai
iPad防水ケース
IP68防水規格
実勢価格:3480円
サイズ:W185×H250×D17㎜
重量:166g(無印用)
対応iPad:無印、mini、Air、Pro11
▼テスト結果
- 防水性 : 20/20点
- 傷つきにくさ: 14/20点
- 操作性 : 12/20点
- 装着しやすさ: 10/20点
- 見やすさ : 12/15点
- 音 : 4/5点
- 合計: 72/100点
ベストとなったのはT-Ming-Kai (ティーミングカイ)の「 iPad防水ケース IP68防水規格」。防水性の高さはもちろんのこと、傷つきにくいタフネスさを誇り、おまけに画面の見やすさや音質などの快適性もバッチリでした。水がかかった時の操作性を除けば、完成度は最高位です。
防水性CHECK!
全製品が防水テストをクリアしましたが、もちろん本製品も万全でした。
操作性(タッチ)CHECK!
画面が見やすくタッチ感度も◎。水がかかると反応が鈍りますが、拭き取れば復活します。
操作性(ボタン)CHECK!
音量調整やホームボタンも操作しやすいです。
装着しやすさCHECK!
内側の凹凸がしっかりiPadをグリップしてくれるので、ケースと密着します。
見やすさCHECK!
バンカーリングにもなるスタンドを装着すれば、格段に見やすくなります。粘着性が高く、安定感も◎。
音CHECK!
音がこもったりゆがんだりすることなく、クリアに聞こえて快適です。
見やすくて音もよく、ストレスフリーな1台。操作性はソフトケース系には一段落ちますが、それでもハードケースの中ではトップ。24時間iPad派に捧げたい逸品です。
以上、テストで1位を獲得したiPad用防水ケース、T-Ming-Kaiの「iPad防水ケース IP68防水規格」でした。
24時間iPadが手放せない!という方におすすめです!
※ご検討中の方は対応サイズをよくご確認ください