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※情報は『家電批評』2019年11月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
必要な機能を絞って購入を検討するのが◎
高機能&高価格な機種を買ったはいいけど、その機能の半分も使っていないということってありませんか。これって本当によくある「キッチン家電あるある」なんです。
例えば、高級電子オーブンレンジのレシピ機能を日常的に使っているご家庭はどれくらいあるのでしょう? オーブン機能さえ使っていないという方も多いかもしれません。ほとんど使わない機能に10万円以上出すなら、機能を絞ったミドルクラス機の購入を検討してはいかがでしょう。
そこで、ネットを疑う家電購入ガイド『家電編集部』が検証。プロが実食評価して、ハイコスパなミドルクラスのキッチン家電をセレクトしましたのでご紹介します。
プロが実食評価しました。
水加減はシビアだけど米の旨みはしっかり!
まずオススメしたいのは、象印の炊飯器「極め炊き NP-BJ10」です。
あきたこまち3合を洗米後、2時間吸水させて炊いてみましたところ、ややかための仕上がりですが、圧力IH搭載のおかげで米がしっかり糊化され、旨みと甘みが引き出せました。
象印マホービン
極め炊き
NP-BJ10
実勢価格:3万1700円
サイズ・重量/約W265×H220×D400mm・約6kg
メンテナンスもラク
パーツを外すのも簡単で、内ぶたが丸洗いができます。
無洗米用と白米用の計量カップが付属します。
堅実に米のポテンシャルを引き出す
3万円台で米の良さを生かして炊き上がっているのは優秀。
10万円近くする高級炊飯器は水加減が少し違ってもうまく炊けますが、本機のようなミドルクラス機は好みの仕上がりに応じて調整しましょう。何度か炊いて自分好みの水加減を見つければ、最高の一台となりますよ。
豊富なレシピはないけど温め力は高級機並み!
山善の「YRC-0161VE」は、高級機のようなオートレシピなどの豊富なレシピ機能はなく、付属品も少ないシンプルな電子レンジですが、温め機能が超優秀です。
YAMAZEN
YRC-0161VE
実勢価格:1万2800円
サイズ・重量/W約461×H約293×D約329mm・13.3kg
庫内容量/16L
レンジ出力/650・500・200W相当
お弁当がムラなくアツアツに
からあげもお弁当もかなりアツアツにできました。また、他機種が苦戦した冷凍ひき肉が2分で完璧に解凍できました。
冷凍食品の唐揚げは、中まで熱く仕上がりました!
ひき肉の解凍では、塊もなくバラバラにほぐせました。
全体がムラなく高温になる
卵白を入れたタッパーを温め、サーモカメラで撮影したところ、高級機のヘルシオ以上にムラなく高温になっていました。
凝った料理をせず、温め機能のみを求めるならまさしく買いの超高コスパのレンジといえます。
▼高級機に混ざって「YRC-0161VE」が健闘しているこちらの記事もどうぞ。
1300Wの高火力!外カリッ中ふわっが至高
中はしっとり、外はカリカリのトーストを味わいたいなら、パナソニックのトースター「TN-T500K」です。最近流行りの加水機能はないものの、超高温でパンを焼く機能は抜群。
パナソニック
TN-T500K
実勢価格:5530円
サイズ・重量/W370×H222×D323mm・約3.8kg
消費電力/1300W
ハイパワーで外カリッ中フワフワに
庫内上下のU字管ヒーターから照射される1300Wの高火力で焼き上げられたパンはアツアツで表面はカリカリ。短時間で焼き上げるため、加水しなくてもパン内部の水分がさほど蒸発せず、中央部の口当たりはふんわり。バランスの良さが光りました。小麦本来の香ばしさが味わえます。同価格帯では他の追随を許さぬ高性能です。
焼き上がったパンはかなり熱いため、トングなどを使って出すのが◎ サクサクよりもカリカリに近い仕上がりです。
クロワッサンを温めたところ、サクサクでおいしい! 油分もしっかり感じられる絶妙な焼き加減に仕上がりました。
メンテナンスもしやすい
焼き網はバネの上に乗っているだけで、パンくずトレイもつまんで外しやすいです。手入れがしやすいトースターです。
▼こちらの記事では、1万円以下のトースターでは最上位となっています
万能すぎ! ホットプレートはこの価格で正解!
タイガー魔法瓶のホットプレート「CRC-B301」は万能モデルですが、2017年6月に発売された機種なので現在は発売当時の40%~半額くらいまで値段が下がって良コスパです。
タイガー魔法瓶
ホットプレート〈これ1台〉
CRC-B301
実勢価格:9800円
サイズ・重量/約W538×H127×D358mm・13.3kg
消費電力/1200W
死角なし! 何を焼いても旨い
加熱のムラが少なく、平面、波形、たこ焼き3つ全てのプレートで高評価を獲得した一台。
波形プレートは肉の余分な脂が落ちて表面カリカリ、中から肉汁じんわりの、お店のような仕上がりに。平面プレートも全体が万遍なく加熱されるため、焼きそばと野菜炒めを同時に作ってもおいしくできます。
たこやきは中トロッ外カリッ。火力とコーティングが優れているので、キレイに丸く作れます。
真ん中に穴が空いているうえ、プレート自体に傾斜がついています。肉の余分な脂がしっかり落ちてカリッと焼けました。
均一に温まってほぼムラなし
調理中のホットプレートをサーモカメラで撮影したところ、均一に温まってほぼムラがないことがわかりました!
3種類のプレートが付属しており、夕飯のメニューがグッと広がります。検証ではセッティングや片付けのしやすさも好評でした。ぜひ、手に入れて欲しい逸品です。
▼ホットプレート比較記事でトップの評価でした
片付けはこちら!ハイコスパ生ごみ処理機
楽しく調理して、美味しく頂いたあとは、片付けもらくにキレイに行いたいものですよね。そのような方には、生ごみ処理機はいかがでしょう。こちらにも、ハイコスパモデルありますよ。
片付けはこちら
ハイコスパ生ゴミ処理機
処理後のごみを手で掴むとパリパリに。一回一回非常に洗いやすく、静音性にも優れた生ごみ処理機です。
島産業
パリパリキューブ
実勢価格:2万1800円
サイズ・重量/W260×H420×D310mm・約5kg
処理後はパリパリになります。
1~2人でつかうならこっち
1人暮らしならコンパクトなライトアルファがオススメ。
島産業
パリパリキューブ ライト アルファ
実勢価格:1万8370円
サイズ・重量/W215×H283×D215mm・約2.1kg
コンパクトですが、大量でなければ確実に処理できます。
▼生ごみ処理機に関するこちらの記事もどうぞ。
以上、絶妙なラインのミドルクラスキッチン家電をご紹介しました。あまり高機能を求めない一般の家庭なら、炊飯器、電子レンジ、トースターともにミドルクラス機でがハイコスパです。
吸水時間は1~2時間取って炊くのがおすすめ!