納豆の発酵をストップできる!意外と知らないチルド室の効果
チルド室の温度は冷蔵室より低い約0~2℃。生鮮食品や乳製品など、デリケートな食材の保存に適しています。とくにお肉類は冷凍保存だと解凍の手間がかかるので、3日以内に食べるならチルド室を保存場所として定位置化しましょう。ただ、低温でも空気が入るのは酸化の原因になるので密閉状態での保存が必須です。
また、チルド室には風味を損なうなど、保存に適しないものもあります。しっかり把握しておきましょう。
チルド室へ保存できるもの
納豆
乳製品
練り物
あまり知られていませんが、納豆はチルド室で保存すると発酵を遅らせることができます。ほかにもバターやチーズ、ちくわやかまぼこなどの保存に適しています。
チルド室に保存してはいけないもの
マーガリン
缶ジュース
缶ジュースは膨張の恐れがあり、マーガリンは凍結する可能性があるのでチルド室への保存は避けましょう。
唐揚げがカラっと仕上げる「直前冷凍」もチルド室ならでは
チルド室は調理の下ごしらえでも活用できます。たとえば揚げ物は油と衣の温度差があるほうがカリッと仕上がりやすいので、揚げる直前までチルド室か冷凍室で冷やしておくのがおすすめです。
① まず鶏肉をつけダレで揉みます
実は、から揚げは「冷やす」工程を踏まえることでいつもよりおいしく揚がります。まずはつけダレで揉みます。
② 揚げる前ににチルド室で冷やします
次に、ジップロックなど密封袋に入れて、チルド室で冷やします。このとき、きちんと空気を抜いて保存するのがポイント。そうしておかないと鮮度が落ちるので注意しましょう。
③ 直前に衣をつけてすぐ揚げます
揚げる直前にチルド室から取りだして、衣をつけて調理します。面倒なら衣をつけた状態でチルド室に入れるておいても大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。意外にも万能なチルド室。生鮮食品を保存しておくだけにはもったいないので、ぜひ活用してみてください。