「ゴロ寝スマホ」の大正解! 本当にラクに使える1台を発見
読書、音楽、映画鑑賞などあらゆるエンタメをスマホ1台で楽しめる時代。寝る直前まで横になってそれらを楽しみたいという人も多いはず。でも横になった状態でスマホを持ち続けるのは、なかなか大変だったりします。
そこでおすすめなのが「寝ながら使えるスマホスタンド」です。
……とはいえ、ひと口に「スマホスタンド」と言ってもいろいろんタイプがあって、どれを選んだらいいのか分かりづらいですよね。
そこで今回は本当に快適に使える1台を見つけるべく、Amazonで売っている特徴的な8製品を取り寄せて比較テストを行い、おすすめ順ランキングを作成しました!
寝ながらスマホスタンドを 選ぶ際のチェックポイント
おすすめ順ランキングの発表の前に、「寝ながらスマホスタンド」を選ぶ際のチェックポイントをご紹介したいと思います。
ポイント①安定感
スマホスタンドを選ぶ際、一番大事なのは「安定性」です。スタンドがグラグラしたり、倒れてくるようでは安心して使えないですよね。
土台に重量があってしっかりしている床置きタイプの方が安定性があります。
4本足タイプの製品は、スマホを軽く操作しただけでスタンドごと動いたり倒れたりすることがあるので、あまりおすすめできません。
ポイント②角度調整
寝やすい体制や、スマホの見やすい角度は人それぞれ。なので、いくら安定性があっても、アームまでガッチリ固定されて動かしづらいようなスタンドでは困ります。力を使わず片手で変えられるものほど○。
映画鑑賞やネットサーフィンなどは、ついつい長時間同じ姿勢をとってしまいがちです。少しでも体に負担がない姿勢で見られるように、角度調節できるかどうかは大切なチェックポイントになります。目が疲れたり、肩が凝ったりすることが多いという方は特に確認するようにしましょう。モデルによって異なりますが、中には360度の調整が可能になっているものもあります。使うシーンによって合わせて使えるだけで、体への負担も少なくなりますのでぜひチェックしてください。
という訳で、「寝ながらスマホスタンド」を選ぶ際はアーム部分の可動性にもご注目ください。動きがスムーズで、寝たままの姿勢でもラクに角度調整ができるものの方がベターです。
一見、フレキシブルアームタイプの方が使いやすそうですが、固くて曲げるのに力が必要だったり、逆に細くて安定性に欠けたり……。今回の検証では残念ながら、フレキシブルアームタイプはイマイチな製品が多かったです。
ポイント③使用感
安定性があり、角度調整がしやすければ万事OKかというと、そうでもありません。スタンド自体が邪魔に感じたり、違和感を覚えるようでは「快適」とは言えません。
そこで検証では「安定性」「角度調整」のほかに、総体的な使い心地も評価しました。
今回は上記の3ポイントを徹底チェックしました!その結果、総合的に「床置き」タイプの製品に軍配が上がりました。
ポイント4と5は比較テストのチェック項目ではありませんが、人によっては気になるところですので、確認してみてください。
ポイント④スマホが充電できるかどうか
スマホスタンドを選ぶ上で、充電しながら使えるかどうかというのはとても大切なポイントです。ドラマや映画を見るときはどうしても長時間連続してスマホを使用します。そんな時にスマホスタンドを使用しながら充電ができないと途中で電源が切れてしまうなんてことにもなりかねません。
ケーブルをさしたまま使用できるかどうか、ケーブルをさす部分があいているかどうかなども確認すると安心です。中にはワイヤレス充電が可能なものもあるので、自分のスマホが対応しているモデルかなどもあわせて見るようにしましょう。
ポイント⑤固定方法
固定方法によっても、メリットとデメリットがそれぞれあります。自分が良く使うであろうシーンに合わせたものを選ぶことで、スマホスタンドの良さを最大限に活かして使うことができますよ。ぜひスマホスタンド選びの参考にしてください。
・クリップ式
クリップ式は、机などをクリップで挟んで固定するタイプのスマホスタンドです。アーム部分を自由に動かせるタイプが多く、使うシーンに合わせて好きな角度に調整できるのが嬉しいポイント。アーム部分の長さや、柔軟さなどを確認しておくと、実際に使ったときのギャップも少なく抑えられるでしょう。カラーバリエーションも豊富なので、好みのものが見つかるはず。
・クランプ式
クランプ式は、クリップ式よりも厚みのある机にも固定することができ、安定感も増しているのが特徴です。取り付けられる場所の幅がグッと広がるので、「クリップ式では付けられない場所があった」という方にはこちらのタイプがおすすめです。しっかりした作りのものが多いので、持ち運びには適していないかもしれませんが、家やオフィスなどに1台あるととても便利ですよ。
・吸盤式
吸盤式は平らな場所であればどこにでも取り付けられる使い勝手の良さが特徴です。スマホに直接吸盤がついているタイプは角度調整などは難しく、一定の角度でしか使用できないという点に不便さを感じる方もいます。しかしアームが付いているものであれば角度調整も可能です。取り付ける場所に傷を付けたくない方や、手軽にスマホを固定したいという方は試してみてください。
・首かけ式
ネックスマホスタンドとも言われる、首にかけて使うタイプのスマホスタンドです。起きている状態、寝ている状態どちらでも手を使わずにスマホを見れるのが特徴。首にあたる部分にはクッションが付いているものが多く、負担も軽減されるようになっています。中にはクッションがついておりリラックスして使えるモデルも。アーム部分をキリンや恐竜の首に見立てて作られた可愛いデザインも多くあり、人気も高いタイプ。机に立てて独立タイプのように使うことも可能なので、使い方の幅も広いです。
クリップで設置するタイプが 「寝ながら」に向かない理由
クリップやクランプで固定するタイプは安価ですが…
・挟みこめるところが存在しない、布団派の人には使えない
・ベッドの場合でもちょうどいい場所にセットできないことがある
といった問題があります、つまり、クリップタイプは真の「寝ながら使えるスマホスタンド」とは言えません。そのため今回は、「挟む」ではなく「置く」タイプのスタンドからランキングを作成しました。
また、あくまで「寝ながら」基準の評価なのでご注意ください。それ以外の目的では普通に役立つ製品もあると思います。それでは、ランキングに進みます!
スマホスタンドおすすめランキング8選
安定性も使用感もバツグン!1位はH&Yの床置き式タイプ
- H&Y床置きスタンド アーム折り畳み式
- 検証時価格: ¥3,899〜
H&Yの床置きスタンドは土台が重くて安定感があります。無骨な見た目のわりにアームの関節部分の動きがスムーズで、力を入れなくても片手でラクに角度調整できる点も高評価でした。
- おすすめポイント
-
- 土台が重くて安定感がある
- アームの間接部分の動きがスムーズ
- 片手でラクに角度調整できる
- 重量
- 5.5kg
- 対応サイズ
- 4.0~12.9インチ
- 型番
- XX175
- 安定感: ◎
- 角度調整: ◎
- 使用感: 〇
- 総合評価: S
また、使用中にズレたり揺れたりすることもなく、使用感も悪くありませんでした。
38~175cmの間で高さ調節が可能で、人によってはポールの高さに圧迫感を感じるかもしれませんが、使い勝手のよさを考えれば許容範囲ではないでしょうか。
アームの固さ以外は優秀なZZKのタブレットスタンド
- ZZKタブレットスタンド スマホ ホルダー
- 実勢価格: ¥3,830〜
ZZKのスタンドは、1位のH&Yと同じく床置きタイプで安定性があります。
- おすすめポイント
-
- 床置きタイプで安定性がある
- ズレにくい構造で一度セットすれば快適に使える
- がっかりポイント
-
- アームが固い
- 重量
- 2.4kg
- 対応サイズ
- 3.5~10.6インチ
- 型番
- KCF016W
- 安定感: ◎
- 角度調整: △
- 使用感: 〇
- 総合評価: A
しかし、こちらはフレキシブルアームタイプで角度調整にやや難がありました。アームが固いため両手で曲げる必要があり、寝たままの姿勢での調整はちょっと面倒に感じました。
しかしズレにくい構造になっているので、一度セットしてしまえばあとは快適に使えます。アームの固さが気にならないなら、ZZKも十分に“あり”と言えそうです。
安定感はあるけど幅が惜しいieGeekのゴロ寝スタンド
- ieGeekゴロ寝スマホ&タブレット用スタンド
- 検証時価格: ¥2,000〜
ieGeekのスタンドは0.4kgとかなり軽量ですが、八の字型の脚のおかげで安定感がありました。また、グリップがしっかりしていてスマホがズレたりすることもありませんでした。
しかし、角度調整をする際はいちいち横のネジを緩めないといけないので難ありです。また、脚と脚の間は最大52cmで、スタンドの下に入り込むようにして使ったら身動きが取りづらくなってしまいました。人によってはそもそも体を挟めない可能性も…体格が大きい男性だと特に。
- おすすめポイント
-
- 八の字型の脚で安定感がある
- しっかりしたグリップでスマホがズレない
- がっかりポイント
-
- 角度調整はいちいちネジを緩める必要がある
- 人によっては体を挟めない可能性がある
- 重量
- 0.4kg
- 対応サイズ
- 24.5cmまでのタブレットやスマホ
- 安定感: 〇
- 角度調整: △
- 使用感: △
- 総合評価: B
4位: グラついて使用感が残念… Uncle.LJ の首掛け式スタンド
- Uncle.LJ首掛け式タブレットスタンド
- 実勢価格: ¥2,680〜
Uncle.LJ の首掛け式スタンドは半身を起こした状態で使うのがベストですが、一応横になっても使えます。
アームは曲げやすく、角度調整はカンタン。しかし、頭を動かすたびに全体が揺れて画面が見づらかったです。また、アーム自体が重く感じて使用感はイマイチでした。
そのため、半身起こした状態で使うのがベスト。ゲームのように手でスマホを支えながら使う場合だと、そこそこ活躍するかもしれません。
- 重量
- 0.45kg
- 対応サイズ
- 5.0~13.0インチ
- 型番
- Y0813E-07JP
- 安定感: △
- 角度調整: 〇
- 使用感: △
- 総合評価: B
残りは4製品は難ありです…
トップ4までご紹介しましたが、残りの4製品は短所の方が目立つ結果となりました。「寝ながら」目的ではおすすめしませんので、参考までにご覧ください。
J-Force の枕に挟むタイプは異物感が…
- フォースメディアJ-Force 寝るまでスマホ
- 検証時価格: ¥2,779〜
J-Forceの「寝るまでスマホ」は土台を枕の下に挟んで使うタイプです。
アームを動かすたびに枕まで揺れて、使用感は快適とは言えませんでした。また、枕の下の異物感も気になりました。アームの長さが足りず、顔とスマホの距離が近くなりがちなのも困りどころ……。
- 重量
- 0.84kg
- 対応サイズ
- 6.4インチまで
- 型番
- JF-USSW
- 安定感: △
- 角度調整: △
- 使用感: △
- 総合評価: C
足が細くて安定しないtwoPaのSPIDER STAND
- twoPaSPIDER STAND
- 検証時価格: ¥1,781〜
足が細く、スマホを触るたびにグラグラ……。グリップ部もスマホをバンドで固定するのみの仕様で安定感がありませんでした。
「SPIDER STAND」は体をはさむようにして使えますが、サイズが小さくて男性が使うには窮屈でした。
- 重量
- 0.49kg
- 対応サイズ
- 3.0~12.9インチまで
- 安定感: X
- 角度調整: △
- 使用感: X
- 総合評価: C
脚が徐々に広がってくる…BCOMのスマホ スタンド
- BCOMスマホスタンド OCTOPUS
- 検証時価格: ¥980〜
先出のtwoPaと比べるとサイズが大きく、脚も固めですが、こちらも残念ながら安定性はビミョー。長時間使っていると、脚が次第に横に広がり、位置がズレていくのも気になりました。
「角度を変えるか」と思ったら足を曲げる必要があるので、使い辛かったです。
- 重量
- 1.3kg
- 対応サイズ
- 5.0~16.0インチまで
- 安定感: △
- 角度調整: △
- 使用感: △
- 総合評価: C
角度調整がかなり手間…COM-SHOTのスタンド
- コムショットPCスタンド スマホ タブレット兼用
- 実勢価格: ¥3,980〜
角度を変える際、可動部のボタンを押し込みながら調整しないといけません。しかも片脚だけでボタンが3カ所も……。直感的に角度調整ができないのはかなり面倒です。足をうまく設置すればそこそこ安定しますが、重心が上になるのが気になります。
- 重量
- 0.9kg
- 対応サイズ
- 4.0~17.0インチ
- 型番
- NAMATAB-RD
- 安定感: △
- 角度調整: X
- 使用感: △
- 総合評価: C
以上、寝ながら快適にスマホが使えるスタンドのおすすめ順ランキングでした。布団の中でもスマホが手放せない方は、ぜひH&Yの床置きスタンドをお試しください。