ワイヤレスならAirPodsは最高でも、有線なら別の選択肢もありました
アップル
AirPods
実勢価格:1万6800円(税別)
AirPodsは現在(6/26)アップルストアでは6週間待ちとなっており、Amazonでは価格が高騰気味。確かに素晴らしい製品ですが、もしワイヤレスに絶対のこだわりがなければ、もっと見るべき製品がありました。それが今回ご紹介する「RAYZ Plus SE-LTC5R」です。
AirPodsにはない迫力音質にノイズキャンセリングまで搭載!
「RAYZ Plus SE-LTC5R」は、iPhone7で廃止されたイヤホンジャックに代わり、Lightningコネクタで接続するタイプのイヤホン。このLightningタイプでは珍しいノイズキャンセリングにも対応しています。
耳から外した際の自動停止、カスタマイズできるリモコン、そして購入後にアップデートで新機能を追加できる設計など、ガジェット性も高いのが魅力。当然AirPodsと違い有線での接続にはなりますが、その使い勝手はAirPodsにも引けをとりません。
オンキヨー&パイオニアイノベーションズ
RAYZ Plus
SE-LTC5R
実勢価格:1万9310円
低音や音の広がりはAirPodsにない部分です
まずは音質を検証してみました。ご協力していただいたのは、360.lifeでもおなじみの東京音研放送サービスの原田さんと、同じく東京音研放送サービスの井川さん。プロの耳による試聴によるインプレッションをもとに評価付けを行いました。
「初期のLightningイヤホンに共通していたギュッと圧縮されている、押しつけがましい音が緩和されてきている」と原田さん。「音場の広がりがいいですね。ノイズキャンセル時もやや詰まった感じになるが音質変化も少なく優秀」と井川さん。
2人の識者から高い評価がつきました。低音から高音まで安定した高い点数で音場感に優れている所もポイントです。
ノイキャンは効き目調整も可能で音質変化も少ないです
ノイズキャンセリングの効きは強烈とはいかないまでも、十分実用性があります。また、測定用のサウンドを流すことで、イヤホンから鼓膜への反響と周囲の騒音の両方を測定。ノイズキャンセリングの効き方を調整することが可能です。使用中に違和感を感じたら調整し直せるのはとても快適でした。
イヤホン部分は軽い装着感のため圧迫感は皆無。ただ、小型なので人によっては抜けやすく感じるかもしれません。リモコン部分はSiriの起動やノイズキャンセル時に外音を取り入れる「HearThru」への切り替えなどができるスマートボタンを搭載。もちろんマイクも内蔵しています。
「音楽聴きながら充電したい」問題にも対応
Lightningイヤホンの欠点だった、使用中は充電ができない問題も解消。ケーブルの途中にライトニング端子があるので、音楽を再生しながらiPhoneを充電できます。
進化するのも大きな魅力のひとつです
普通のイヤホンと違い、なんとスマホのように、ファームウェアアップデートで新機能が追加されます。通話などでマイクを使用している際、自分が話していない間は自動でマイクをミュートにする「スマートミュート」機能が追加するなど、最新のものを買えば良かったという後悔をしなくて済みます。
充電不要のノイキャンは貴重!AirPodsよりもできることは多いです
「RAYZ Plus SE-LTC5R」はLightning接続するiPhoneから電源を取るため、充電が不要です。また、イヤホンには珍しくアップデートに対応する設計など、できることが幅広く、それぞれの使い勝手も優秀です。
特別にワイヤレスにこだわる必要がない人は、AirPodsよりもこちらの方が、音質的にも機能的にも満足できるのではないでしょうか。
格安のLightningイヤホンなら簡易防水のANKERもあり
ANKERから発売されているLightningイヤホンは、正直音質はそこそこなのですが、手頃な価格でIPX3の耐水機能を備えているのでコスパは上々です。
ANKER
SoundBuds Digital IE10
AK-A30110A1
実勢価格:3999円
「低音域がもう少しボリュームがほしいところです」と原田さん。「RAYZ Plus SE-LTC5R」に比べて音質は落ちてしましますが、お値段を考えると満足度の高い1本です。
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