食品雑貨カフェインレス緑茶とは? メリット・デメリット

カフェインレス緑茶とは? メリット・デメリット イメージ

健康志向の高まりとともに、カフェインレスを求める人が増えてきました。その結果、スーパーなどでもカフェインレスやデカフェの製品が多くなってきています。

よく知られているのはカフェインレスコーヒーやカフェインレス紅茶ですが、緑茶にもカフェインレスがあるって知っていましたか?

カフェインレス緑茶とは、普通のお茶からカフェインを大幅にカットしたお茶のこと。

まだ数は少ないですが、ほうじ茶や玄米茶などの緑茶の仲間である日本茶のカフェインレスの商品が増えていて、カフェイン入りと遜色のない味の日本茶が楽しめます。

カフェインレス緑茶のメリットは?

カフェインレス緑茶のメリットは、カフェイン摂取量の制限が推奨されている妊娠中・授乳中の女性でも安心して飲める点です。また、カフェインの覚醒作用を気にしなくていいので、就寝前や夜遅い時間帯に日本茶を飲みたいという人にぴったりです。

カフェインレス緑茶のデメリットは?

カフェインレス緑茶のデメリットは、香りや風味が物足りなく感じたりすることです。カフェインを取り除く工程で味や香りの成分も取り除かれるためですが、最近は製法の工夫によって美味しく飲める商品も増えています。

ノンカフェイン、カフェインレス、デカフェの違いは?

ノンカフェインはカフェインを一切含まない原材料から作られた製品のこと。一方、カフェインレスはカフェインの含有量が少ない食品や飲料全般を指します。デカフェは本来カフェインが含まれているものからカフェインを取り除いたもののことで、カフェインレスと同義語で使われることも多いです。

LDKがカフェインレス日本茶の人気商品をテスト

LDKがカフェインレス日本茶の人気商品をテスト イメージ

緑茶の仲間であるほうじ茶、玄米茶もカフェインが含まれています。普段からお茶をよく飲むという人も多いと思いますが、何杯も飲むとカフェインの摂取量が気になったりしませんか?

そんな人にぴったりなのが、カフェインレス日本茶。最近では普通のお茶と味が変わらない商品も出回っていますが、どれが美味しいのかわかりませんよね。

そこで雑誌『LDK』が、カフェインレス緑茶をカフェの専門家と比較。毎日手軽に、就寝前にも飲めるおすすめのお茶を探しました。

食品雑貨カフェインレス緑茶のテスト方法は?

カフェインレス緑茶のテスト方法は? イメージ

コンビニやスーパーにはさまざまな種類のカフェインレス日本茶がありますが、実際に飲んでみないと味はわからないもの。ネットのレビューやクチコミだけで自分好みのものを探すのは難しいですよね。

カフェインレス緑茶のテスト方法は? イメージ2

そこで今回雑誌『LDK』編集部が、コンビニやスーパーをはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で購入できるカフェインレス緑茶・ほうじ茶・玄米茶の人気商品を厳選してピックアップ。

喫茶のプロであるカフェズ・キッチン学園長の富田佐奈栄さんにご協力いただき、次の3項目を比較検証しました。詳細は次のとおりです。

※点数は採点時のものです。本記事では点数比重も反映した星評価となっています。

テスト1:おいしさ(50点)

その製品名から期待される旨みがあっておいしく飲めるかを、100点満点中50点満点で審査しました。

テスト2:バランス(30点)

甘み、苦み、渋み、酸味などのバランスが程よいかを100点満点中30点満点で採点しました。

テスト3:香り(20点)

香りがよく、製品のおいしさをさらに高めているかを検証。100点満点中20点満点で採点しました。

以上を比較検証した結果は、評価の高かったカフェインレス緑茶のおすすめ商品からランキングで紹介します!

※リンクはセット販売ページも含んでいます。

食品雑貨カフェインレス緑茶のおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、カフェインレス日本茶のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
国太楼カフェインレスほうじ茶
国太楼 カフェインレスほうじ茶 イメージ
4.55
4.70 4.67 4.00
1.8g×16袋
A評価
国太楼カフェインレス玄米茶
国太楼 カフェインレス玄米茶 イメージ
4.15
4.30 4.17 3.75
1.8g×16袋
B評価
国太楼おいしいカフェインレス深蒸し茶
国太楼 おいしいカフェインレス深蒸し茶 イメージ
3.80
4.20 3.33 3.50
40.0g
B評価
日本緑茶センターティーブティック やさしいデカフェ ほうじ茶
日本緑茶センター ティーブティック やさしいデカフェ ほうじ茶 イメージ
1.30
1.10 1.83 1.00
1.2g×15袋
B評価
日本緑茶センターティーブティック やさしいデカフェ 玄米茶
日本緑茶センター ティーブティック やさしいデカフェ 玄米茶 イメージ
1.20
1.10 1.67 0.75
1.7g×15袋

A評価【1位】国太楼「カフェインレスほうじ茶」

総合評価: 4.55

 
おいしさ
 4.70
バランス
 4.67
香り
 4.00

焙じた香りと旨みを感じる一杯

カフェインレス緑茶のおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、A評価の国太楼「カフェインレスほうじ茶」でした。

茶葉を強火で焙じた香りと旨みがあって、苦みと渋みが少なめ。カフェインレスとは思えない、バランスがよいほうじ茶です。

ホットはもちろん、冷やしてもおいしいです! 水筒に入れ、外出先で弁当と飲みたいお茶です。

おすすめポイント
  1. 茶葉を強火で焙じた香りと旨みがある
  2. 苦みと渋みが少なめでバランスがよい
  3. ホットでもアイスでもおいしい
内容量
1.8g×16袋
型番
4971617013294

これぞほうじ茶の香り! 飲みやすいからランチに最適

これぞほうじ茶の香り! 飲みやすいからランチに最適 イメージ

茶葉を焙じた香りと旨みがきちんと感じられるほうじ茶です。苦みと渋みは控えめなので、ランチにピッタリ。冷やしてもおいしいので、夏にも最適です。

ガパオライスなどエスニックフードにも合います!

A評価【2位】国太楼「カフェインレス玄米茶」

総合評価: 4.15

 
おいしさ
 4.30
バランス
 4.17
香り
 3.75

緑茶としてよくできている味わい

カフェインレス緑茶のおすすめランキング2位は、A評価の国太楼「カフェインレス玄米茶」でした。

炒り米の香ばしさは薄めですが、ほろ苦さと渋みがあって、緑茶としておいしいです。

飲んだ後もほろ苦さが続くので、苦みが苦手な人は同社のほうじ茶がオススメ。温泉まんじゅうなどとよく合います。

おすすめポイント
  1. ほろ苦さと渋みがある
  2. 温泉まんじゅうなどとよく合う
内容量
1.8g×16袋
型番
4971617013348

B評価【3位】国太楼「おいしいカフェインレス深蒸し茶」

総合評価: 3.80

 
おいしさ
 4.20
バランス
 3.33
香り
 3.50

「深蒸し茶」だと期待値が上がってしまう

カフェインレス緑茶のおすすめランキング3位は、A評価の国太楼「おいしいカフェインレス深蒸し茶」でした。

普通の緑茶としてのほろ苦さと渋みがあって後味のキレがいいです。

ただ、長く蒸すことで渋みを抑えてコクを深める「深蒸し茶」にしては、コクと味わいが弱いです。羊かんなどの和スイーツと合わせて飲みたいです。

内容量
40.0g
型番
4901625520101

B評価【4位】日本緑茶センター「ティーブティック やさしいデカフェ ほうじ茶」

総合評価: 1.30

 
おいしさ
 1.10
バランス
 1.83
香り
 1.00

ほうじ茶と思って飲むと頭が混乱する

カフェインレス緑茶のおすすめランキング4位は、B評価の日本緑茶センター「ティーブティック やさしいデカフェ ほうじ茶」でした。

茶葉を焙じた香りが薄く、よもぎのような香り。

茶葉からも青々しい味わいがあり、よもぎ茶としてならおいしいですが、ほうじ茶と思って飲むと頭が混乱します。よもぎ餅と合わせたい味です。

内容量
1.2g×15袋

B評価【5位】日本緑茶センター「ティーブティック やさしいデカフェ 玄米茶」

  • 日本緑茶センターティーブティック やさしいデカフェ 玄米茶
  • 実勢価格: ¥475

総合評価: 1.20

 
おいしさ
 1.10
バランス
 1.67
香り
 0.75

とうもろこし茶のような香りと味

カフェインレス緑茶のおすすめランキング5位は、B評価の日本緑茶センター「ティーブティック やさしいデカフェ 玄米茶」でした。

炒り米の香ばしさではなく、とうもろこし茶のような香りと味わいがあります。

とうもろこし茶としてならアリですが、玄米茶がもつ緑茶と炒り米の香りはなく、製品名通りの味ではありませんでした。

内容量
1.7g×15袋

食品雑貨カフェインレス緑茶おすすめ まとめ

カフェインレス緑茶おすすめ まとめ イメージ

以上、カフェインレス緑茶のおすすめランキングでした。

カフェインレス・デカフェ市場が発展途上であることから、製品によって「カフェイン入りよりおいしい!」から「なぜこれを売ろうと思ったのか?」と疑問に思うものまで、味の差がとても激しかったです。

カフェインレスコーヒー、カフェインレス紅茶と同様、緑茶部門でもベストとワーストでは採点にかなり差がつきました。

今回テストした結果、ベストバイを獲得したのは、国太楼(くにたろう)「カフェインレスほうじ茶」でした。

苦みと渋みが控えめで飲みやすい国太楼「カフェインレスほうじ茶」

苦みと渋みが控えめで飲みやすい国太楼「カフェインレスほうじ茶」 イメージ
苦みと渋みが控えめで飲みやすい国太楼「カフェインレスほうじ茶」 イメージ2

国太楼
カフェインレスほうじ茶

国太楼「カフェインレスほうじ茶」は、茶葉を焙じた香りと旨みがきちんと感じられます。苦みと渋みは控えめなので、ランチにピッタリです。

カフェインレス緑茶が気になる人や最近カフェインの取りすぎだけど味は妥協したくないという人は、本記事のおすすめランキングの情報を参考にお気に入りを見つけてみてくださいね。

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