写真や3Dデータを裸眼立体視できるホログラムデバイス
2014年にニューヨークのブルックリンで設立され、2018年から卓上サイズのホログラフィックディスプレイ製品を世に送り出してきたルッキンググラスが、長年の研究成果と経験をもとに開発したスマートフォンサイズのモデル。それが、この「Looking Glass Go(ルッキング・グラス・ゴー)」だ。
以前購入した卓上モデルは、ホログラム再生のために、高性能なGPU付きのコンピュータに接続する必要があった。
しかし、このゴーモデルでは、大幅なコストダウンが図られると共に、単体でプレイバック可能となった(スマホとの有線接続で動画にも対応)。
上の画像では、単視点からのイメージとなるため、やや粗目の表示に思えるかもしれない。しかし、裸眼では左右の目のそれぞれにわずかに異なるイメージが見え、それらが脳内で合成されて立体視できると同時に、より滑らかに感じられる表示となる。
ディスプレイ自体の解像度は、1440×2560ピクセル。視野角58度で最大100視点の画像が同時表示され、その範囲なら、どこから見ても立体視可能という点が驚異的だ。
Looking Glass「Looking Glass Go」
- Looking GlassLooking Glass Go
- 高さ
- 16cm
- 幅
- 8cm
- 奥行
- 1.9cm
- 重量
- 235g
気になる構造や機構はどうなってる?
単体でホログラム再生が可能
「Looking Glass Go」は、専用モバイルアプリから任意の写真を多視点3Dデータ化して転送し、単体でホログラムとして再生できます。
USB-CでPCに接続し、プレゼンにも使える
専用モバイルアプリは、2D写真をAIで解析して深度情報を付加。その際に、ピント、奥行き感の調整とトリミングが可能です。
これからも、ユニークなアイテムをどんどん紹介していきます!
今回は、自前の写真を裸眼で立体視できるホログラムデバイス、Looking Glass「Looking Glass Go」をレビューしました。
まだまだ世の中には、メジャーではないけれど、ユニークで面白いモノがたくさんあるはず。これからも、『リアルグッドデザイン賞』では、そんなモノたちを発掘して、レビューしていきます!