ねぎの正しい選び方鮮度がおいしさのカギです
もはや説明するまでもない定番野菜のねぎ。スーパーでもおなじみですよね。ねぎにはビタミンA、ビタミンC、カルシウム、アリシン(硫化アリル)などの栄養素が含まれ、乾燥を防いで冷蔵すれば1周間程度日持ちします。
スーパーでねぎを買うときは、どのようにして選んでいますか? 新鮮なものに決まっているじゃない! という声が聞こえてきそうですが、大正解です。どんなねぎも「鮮度」がおいしさのカギです。鮮度が落ちると香りが落ち、食感もスカスカになってしまいます。
スーパーで残念なねぎを買ってしまわないように、鮮度の高いねぎの正しい選び方をご紹介します。
新鮮なねぎはツヤがあり中身がみっちりしています
[good1]上部の葉
青ねぎの葉全体や、白ねぎの上部の葉が鮮やかな濃い緑色のものが新鮮です。
上部の葉を表と裏の両面からチェックしましょう。
[good2]緑と白の境目
長ネギは、緑と白の境目がはっきりしたものを選びましょう。
日に当たった部分は緑に、土に埋まった部分は白くなります。この差がくっきりしているのは、手間をかけて丁寧に作られた証です。
[good3]白い部分
白い部分のツヤと密度をチェック!
白い部分にツヤがあることが大事。さらに軽く触れてみて、巻きがしっかりとして中身がみっちり詰まっているなら、みずみずしい食感を保ったねぎです。
[good4]根の部分
根に変色はありませんか?
根は生えていても問題ありません。色が極端に黄ばんだりしていなければOK!
鮮度が落ちたねぎは見た目もガッカリです
[bad1]上部の葉
葉の葉緑素が分解されると、上部の葉が黄色っぽく色あせてきます。
黄色っぽい葉は、鮮度が落ちた証拠です。
[bad2]緑と白の境目
長ねぎの緑と白の境目がぼやけているねぎもダメです。
味が極端に落ちるわけではありませんが、栽培時にあまり手間がかけられていないかも……。
[bad3]白い部分
白い部分が黄ばみ、触るとスカスカしているねぎも要注意!
スカスカしたねぎは、中が空洞になっている場合があります。
[bad4]根の部分
根が硬かったり伸びたりしていませんか?
根が茶色く硬いと乾燥しているかもしれません。また、根がなくても、中から芯が伸びているものもNGです。
新鮮なねぎを選んだらおいしいうちに食べましょう
野菜によっては収穫から日がたつほどに味が増すものもあります。しかしねぎの場合、みずみずしいシャリッとした食感や、辛味や甘味、香りなどの成分は時間とともに失われやすいんです。
せっかく新鮮なねぎを選んでも、冷蔵庫に眠らせておいては鮮度が落ちてしまいます。1週間程度は保存できますが、おいしく食べられるのは3日程度。早めに食べきりましょう。どうしても無理! という場合は、刻んで冷凍保存という手もあります。冷凍しておけば、1ヶ月程度使えます。
こちらを参考にして、新鮮なねぎを選んでください。「今日の味噌汁、うまっ!」という声が聞けるかもしれませんよ。