冷蔵庫でヘタった野菜の水分を取り戻す!
一度に使い切れない野菜代表のレタス。そのまま冷蔵庫に入れておくと乾燥してしんなりしたり、葉先が変色したりするデリケートな野菜です。
しかし、そんなレタスをシャキシャキに戻す方法があります。保管するときに事前にしておけば、鮮度も長持ち。
さらに他の野菜にも応用できるので、これは知らなきゃ損ですよ!
レタスの「鮮度」復活の方法
しんなりレタスをシャキシャキに戻すには、次の手順で行います。
①まずざっくりと半分に切っておきます。これは水分をよく吸収できるようにするため。
②次に、大きめのボールに50℃のお湯を用意し、野菜を2~3分浸して洗います。
たったこれだけで、しんなりしていたレタスを再びシャキッと戻すことができます。
なお、お湯は43℃以下になると雑菌が繁殖しやすくなるので、温度がさめないよう調節が必要です。
この方法は、レタスだけでなくほうれん草や白菜などのほかの葉野菜や、トマトやピーマンなどの果野菜にも使えます。さらに試したところ、いちごにも効果がありました。
ちなみに、こちらがお湯洗いしたものです。
そしてこちらがお湯洗いしていないもの。
見た目にも、みずみずしさの違いがはっきりとわかりますね。冷蔵庫に入れる前に50℃のお湯で洗っておくと、鮮度を長持ちさせることができ、変色なども防げます。
参考:https://www.nhk.or.jp/ten5/articles/17/002055.html
[プラスアルファでさらに復活!]
さらに野菜のみずみずしさを復活させるには、この方法がオススメです。
①お湯で洗ったあとボウルのお湯を捨て、レタスの水気をよく切ります。
②ボウルに水500mlを入れ、酢大さじ1と砂糖大さじ1を入れます。
③その中にレタスを10~20分浸します。
さらにレタスをもっと長持ちさせる裏ワザはないかと、いろいろと探して試してみた結果、2つの方法が特に効果的でしたので、ご紹介します。
さらなる長持ちの裏ワザ①小麦粉を塗る
レタスを長持ちさせるポイントは、ヘタの部分でした。レタスはヘタから水分が逃げてしまうので、ヘタ対策をすればよかったんです!
まず1つめの裏ワザは、ヘタを切り落として小麦粉を塗るという方法。
ヘタを切り落とします。
切り落としたヘタ部分に、小麦粉を塗っておきます。小麦粉を塗ることで、芯からの水分の蒸発を防ぎます。
さらなる長持ちの裏ワザ②爪楊枝を刺す
もうひとつの裏ワザは、切り落としたヘタ部分に爪楊枝を刺しておくというもの。
ヘタを切り落として爪楊枝を刺していきます。
爪楊枝は根本まで埋め込み、3箇所に埋め込んでおきます。爪楊枝は芯からより水分を吸収するのを助けてくれます。
一方は水分の蒸発を防ぎ、もう一方は水分吸収を助けるという、理屈としては全く真逆の理論ですが、このふたつの方法を試したところ、そのままの状態で保管したレタスと比べて5日~1週間程度も鮮度が長持ちしました。
先にご紹介した50℃のお湯に浸してから小麦粉か爪楊枝の方法で保管すれば、さらに鮮度が長持ちする効果が高くなります。
また、切り口の変色も防ぐことができますよ。ぜひお試しください。