「銀ダラ」は見た目はタラでも実はカサゴ目の深海魚
銀ダラはタラの仲間ではなく、実は分類としてはカサゴ目ギンダラ科の大型深海魚。タラよりはアイナメやホッケに近い仲間です。見た目はタラに似ていますが、下顎にヒゲがなく、背びれが2つしかないことから区別できます。最近はアラスカやカナダなどで養殖されており、刺身でも食べられるようになりました。
銀ダラは白身のトロ脂の乗りが違います
タラは、皮が白っぽい銀色で、あっさりした味わいなのに対し、銀ダラの皮は黒っぽく、脂もよく乗っていて、柔らかい身をしています。栄養成分などもタラとは異なります。また、タラは白子を食べますが、銀ダラの白子は食材とはならず食べられません。
栄養成分の違い
かつては銀ダラの脂っぽさが敬遠されていましたが、近年の日本人の嗜好の変化から人気が出ています。
もともとはマダラの代用品だった銀ダラですが、タラとはまったくの別物。脂の乗りがまったく違うので、間違えて購入しないようご注意ください。