さばけなくても大丈夫下処理を頼めばいいんです
魚のさばき方に自信があるかを問われたら「NO」と答える人が少なくはないと思います。そういう人はパック売りの魚を買うしかないと考えがちですが、そんなことはありません。店員さんに下処理を頼めばいいんです!
さばいて欲しい魚と同じ魚がパック売りされていると、なんとなく下処理は頼みづらいかもしれません
しかし、心配ご無用! 丸物のほうが鮮度が良く、安価な場合もあるので、遠慮なくお願いしちゃいましょう。店員さんも快く引き受けてくださるはず。
下処理を頼む前にポイントをおさえておきましょう
頼み方のポイントは次の3つ。
①どんなさばき方にしてほしいか
②どんな料理に使うか
③頭や骨、内臓はどうするか
基本的なさばき方は、開き、筒切り、三枚おろしの3パターン。どんな料理に使いたいか相談すれば、使いやすい形におろしてもらえます。逆に、その魚がどんな料理に適しているのかを相談して、それにあった形におろしてもらうという手もあります。その際、頭や内臓、骨などの部位は使わないのであれば処分してもらい、ほしいならそのようにお願いしましょう。
基本無料!気軽に頼めます
気になるお値段ですが、基本的には無料でさばいてもらえます。また、別途料金が必要になりますが、持ち込みに対応してくれるスーパーもあります。釣りに行って大漁だったけれど魚がさばけない……などというときに便利ですよね。ただし、時間帯によっては対応してもらえない場合もあるので、事前に電話で確認したほうがベター。
お願いする時間帯にも注意が必要。暇な時間のほうが快く引き受けてくれますので、お昼や夕食の買い出しで混む時間を外して行くといいですよ。お昼や夕食の買い出し時間以外の9~11時、14~16時が狙い目です。
自分でさばくならどんな包丁がいい?
下処理を頼まずに自分で調理する場合、どんな包丁を使っていますか? 魚をさばくときは、しっかり研いだ切れ味の良い包丁を使うのが基本中の基本。そして、魚によって使い分けするのがおすすめです。
基本的には三徳包丁で十分。野菜、肉、魚など日常的な調理に使える万能タイプなので、どこのご家庭にもあるのではないでしょうか。サンマやアジなどの小物は、これで三枚おろしもできます。
牛刀は主に肉に使用する、刃が細長い包丁。刺身包丁がない場合、刺身を作るのにはこちらが使いやすいです。
骨の硬い魚に三徳包丁を使うと刃が欠けてしまうことも。タイやメバルのような骨の硬い魚をさばく機会が多い人は、出刃包丁を用意すると便利です。普通の包丁より重量があり、骨を気にせずさばけますよ。
また、まな板にもこだわりたいもの。包丁を下ろしやすいのは厚みのある木製ですが、菌が繁殖し易いのが難点。プラスチック製まな板か、まな板シートをのせての使用がおすすめです。
魚は鮮度が命。調理サービスのあるスーパーなら、同じ魚がパック売りされていても、迷わず下処理をお願いしたほうがお得です。時間帯の配慮もお忘れなく。自分で調理する人は、道具にもこだわってみてくださいね。