安心してください新鮮なら段々赤くなります
肉は本来、赤黒い色をしています。新鮮でおいしい肉でも、精肉コーナーに陳列されたばかりの肉は赤黒いものが多いんです。
新鮮でおいしそうな肉が鮮やかな色をしているのは、肉の中に含まれている色素が空気中の酸素に反応し、鮮やかな色に変化するからなんです。切ったばかりの断面は、それまで酸素に触れていないため、本来の赤黒い色をしているんです。ただし、質が劣化した肉の色が悪く、全体的に暗い色合いになるのも本当のことです。
鮮度の良い肉を見逃さないポイントは「陳列30分」
鮮度の良し悪しを見分けるには、ぐるっと店内を回って30分ほど時間を置いてから再び確認しましょう。鮮度の良い肉ならキレイな赤色に、悪い肉なら暗い色のまま変化しません。豚肉の場合は、灰色っぽいピンクから赤味の強いピンクに変化していきます。これで鮮度が良いかどうかを判断することができます。
時間を置いて再確認するだけでも十分なんですが、照明の影響も考慮してみてください。精肉売り場の照明は、鮮度を良く見せるために赤っぽいことがほとんど。
ちゃんと肉の色を確かめたいなら、パックを持って別の売り場に移動して確認するのがおすすめです。こちらの野菜売り場は照明の色がぜんぜん違います。肉が無駄にキレイに見えることもありません。
肉は買い物の最後に冷蔵庫へは最初に
肉を厳しくチェックしてカゴに入れた後は、脇目をふらずにまっすぐレジへと向かいましょう。会計をすませたら保冷剤や氷を入れたビニール袋へ入れ、少しでも早く冷蔵庫に入れるのが鉄則。室温にさらされる時間が長くなると、質が劣化してしまいます。
冷凍する場合はトレーから出して、必ずラップなどでしっかり密閉しましょう。トレーのまま保存すると冷凍に時間がかかり、味が劣化してしまいます。
こちらを参考にして、おいしい肉を選んでくださいね。肉の鮮度は時間をおいてしっかり確認、カゴに入れたらできるだけ早く冷蔵庫、とルール化してしまいましょう。スーパーの帰りは寄り道厳禁ですよ!