クレンジングを使い分けるメリットは?バームの特徴

大人の肌には、メイクをしっかり落としながらも必要な皮脂やうるおいを残すクレンジングが適切! それによって、透明感のある若々しい肌へ導きます。
ただ、最近ではドラッグストアにあるだけでも種類が多く、100均で取り扱う安い商品もあって、どれにしようか毎回悩むという人も多いのでは?
どんなタイプのクレンジングを選んだらいいの?
クレンジングは、こすりすぎず必要な皮脂まで落とさないことが重要。そのためには、メイクの濃さに合った洗浄力のタイプを選ぶのがひとつの目安です。一般的には、ナチュラルなメイクならジェルやミルク、濃いめのメイクならメイクや皮脂なじみがいいオイルやバームを使うといいでしょう。

クレンジングバームの特徴は?
クレンジングバームの洗浄力はオイルと同じくらいで、しっかりメイク向けです。バームを肌にのせると体温で溶けてオイルのようなテクスチャーになります。保湿力も優れていることから人気を集めていて、ラインナップも増えています。

クレンジングバームは油分が多めで、濃いメイクや皮脂汚れも落としやすいです。
LDKが手頃な価格のクレンジングバームをテスト

ただ、いざを購入しようと思っても、ロゼット・ちふれ・パーフェクトワンといったメーカーから多くの商品が発売されています。
毛穴汚れにアプローチするものや、角質ケアに効果が期待できるもの、ダブル洗顔不要なものなど、製品によって使い心地はさまざま。どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで雑誌『LDK』では、ドラッグストアなどで買えるバームタイプのプチプラクレンジングを比較。肌にやさしくて落ちがよいおすすめを探しました。
クレンジングの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずはクレンジングの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:タイプはメイクの濃さを目安に選ぶ
プチプラクレンジングの種類はバームやオイルなどさまざまで、タイプによってそれぞれ特徴があります。
ここでは、クレンジングのタイプと特徴をクレンジング力が高い順にタイプ別にご紹介します。
※各タイプのクレンジング力は一般的なもので、全製品に当てはまるということではありません。
オイル:メイク・皮脂なじみがいい
オイルタイプのクレンジング(オイルクレンジング)は、油分が多く濃いメイクや皮脂汚れも落としやすいですが、肌負担にもなりやすいです。
バーム:オイルが半固形状に
バームタイプのクレンジング(クレンジングバーム)は、肌の上でなじませるとオイル状に変化します。基本成分はオイルと同じです。
スパチュラ付きのタイプだと、衛生的に使い続けることができます。
油系ジェル:油性成分が多いジェル
油系ジェルタイプのクレンジング(クレンジングジェル)は、主な洗浄成分が油性成分のため、水系よりもメイクなどの油汚れを落とす力が強めです。
クリーム:重めの質感でしっとり洗う

クリームタイプのクレンジング(クレンジングクリーム)は、こっくりとしたテクスチャーでしっとりした感触のものが多いです。
リキッド(洗い流し):サッパリした洗い上がり

リキッドタイプのクレンジング(クレンジングリキッド)は、オイルに似た液状でメイクになじませて洗います。洗浄成分は界面活性剤が中心です。
水系ジェル:主な洗浄成分は界面活性剤

水系ジェルタイプのクレンジングは、ジェルの厚みで摩擦が起きにくく、水系のため洗い上がりはサッパリしています。
ミルク:肌にやさしい薄メイク向き

ミルクタイプのクレンジング(クレンジングミルク)は、クレンジング力が低めだけれど、肌負担が少ないためメイクが薄い日にピッタリです。
ローション:手軽だけれど肌摩擦に注意

ローションタイプのクレンジングは、拭き取りでメイクオフ。摩擦になりやすいですが、油性成分が少なめでサッパリします。
選び方2:年齢別の肌悩みにも注目
お肌の曲がり角と言われる20代。メイクはしっかり落としたいけど、肌トラブルは気になる……。そんな時は肌の潤いを守りながら汚れを洗浄する、保湿力の高いクレンジングを使うのがおすすめです。
乾燥が気になり始める30代は、洗浄力の高すぎない肌に優しいものを。
肌の乾燥が進む40代、50代、敏感肌や乾燥肌と感じている人には、肌の潤いを守りながら洗浄できるアイテムを選びましょう。
プチプラクレンジングバームの人気商品を比較

今回は雑誌『LDK』が、ドラッグストアをはじめ、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気のクレンジグバームをピックアップ。
元化粧品メーカー研究員の石渡比奈子さんと一緒に、以下の項目でテストしました。
テスト1:洗浄力

リキッドファンテーションを塗布した肌模型を、各製品で一定の力をかけて洗浄。表面だけでなく、毛穴のような小さいくぼみに詰まったファンデの落ち具合も確認しました。
テスト2:成分
主な洗浄成分である油分や界面活性剤の種類で評価。さらに、保湿成分などを含めて総合的に評価しました。
テスト3:使用感
読者モニターが、なじませやすさや容器の使い勝手などを評価。すすぎやすさは、社内ラボによる検証を実施しました。
すすぎやすさ

バームにぬるま湯を注ぎ、混ぜたときの乳化具合を評価。混ぜたあとの溶け残り具合もチェックしました。
なじませやすさ、容器の使いやすさ

複数の女性モニターが実際に各製品を使用し、なじませやすさや容器の使い勝手などをチェックしました。
※総合評価は「洗浄力」を重視して評価。また、各テスト項目で評価が同じでも点数・順位が異なる場合があります
それでは、評価の高かった順に、プチプラクレンジングバームのおすすめ商品を紹介します。
プチプラクレンジングバームのおすすめは?
プロと一緒に実際に比べてみた、プチプラクレンジングバームのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||
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菊正宗米と発酵 クレンジングバーム
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93g |
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ホワイトラベルゆらぎ クレンジングバーム
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90g |
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セザンヌうるオフクレンジングバーム
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90g |
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DUOザ クレンジングバーム ブラックリペア
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66g |
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クレンジングリサーチデュアルクレンジング バーム ドBLACK
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90g |
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ink.クレンジングバーム リッチフレッシュ
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90g |
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ルルルンクレンジング トーニングバーム MILD BLUE
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90g |
【1位】菊正宗「米と発酵 クレンジングバーム」
- 菊正宗米と発酵 クレンジングバーム
- 最安価格: ¥1,386〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- やさしくなでるだけでメイクを落とす
- 洗い上がりはつるすべ肌に
- 内容量
- 93g
菊正宗をはじめバームタイプは成分の高評価が続出でした!
なめらかバームでメイクがラクに落ちる

なめらかバームで、しっかりメイクがラクに落ちます!
トップクラスの洗浄力を発揮!
Before

After

メイクがしっかり落ちてスッキリした印象です。
成分
- 主な油分&界面活性剤……エステル油+ノニオン界面活性剤
乳化はしやすいが溶け残りはある

お湯と混ぜると簡単に乳化しました。

ただし、クレンジング剤が溶けきれず残ったため、よくなじませてからすすぎたいです。
【2位】ホワイトラベル「ゆらぎ クレンジングバーム」
- ホワイトラベルゆらぎ クレンジングバーム
- 最安価格: ¥1,980〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- なめらかバームで洗い心地に優れている
- メイクに素早くなじんで落とす
- 内容量
- 90g
しっかりとファンデが落とせた

しっかりメイクもだいぶキレイに落ちました。
なめらかで伸ばしやすい

ジェルっぽいですがスルスル伸びます。
【3位】セザンヌ「うるオフクレンジングバーム」
- セザンヌうるオフクレンジングバーム
- 最安価格: ¥1,089〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- ガンコなメイクもスルスル落とす
- 肌にのせるとやわらかく溶けていく
- 内容量
- 90g
スルスルとメイクが取れていった

ファンデーションがムラなく落とせました。
ポイントメイクまですんなりと落ちました!
成分
- 主な油分&界面活性剤……エステル油+ノニオン界面活性剤
【4位】DUO「ザ クレンジングバーム ブラックリペア」
- DUOザ クレンジングバーム ブラックリペア
- 最安価格: ¥2,673〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- なめらかで肌当たりがやさしい
- 乳化させやすくサッパリとした洗い上がり
- 内容量
- 66g
微細な部分以外ならキレイに

あまりメイクが残っていません。
乳化は早い

乳化させやすいです。

やや溶け残りがあるため、
【5位】クレンジングリサーチ「デュアルクレンジング バーム ドBLACK」
- クレンジングリサーチデュアルクレンジング バーム ドBLACK
- 最安価格: ¥3,080〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- マイルドな洗浄成分
- りんごの香るバームでうるおいが残る
- 内容量
- 90g
細部には残るも気にならない程度

若干残りましたが気になりません。

白泥&墨黒の2色バームでメイクを取り除きます。
りんごの香りで気分が上がる
りんごの香りがしてうるおいも残るので気分が上がります!
【6位】ink.「クレンジングバーム リッチフレッシュ」
- ink.クレンジングバーム リッチフレッシュ
- 最安価格: ¥2,980〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 乳化しやすくて溶けやすい
- 素早く低摩擦ですすげそう
- 内容量
- 90g
成分
- 主な油分&界面活性剤……エステル油+ノニオン界面活性剤
乳化が素早くほぼ溶け残りもナシ!

お湯とよくなじみます。

ほぼ溶けきりました。乳化しやすくて溶けやすいので、素早く低摩擦ですすげそうです。
【7位】ルルルン「クレンジング トーニングバーム MILD BLUE」
- ルルルンクレンジング トーニングバーム MILD BLUE
- 最安価格: ¥2,420〜
- 洗浄力
- 成分
- 使用感
- 内容量
- 90g
バームの割にはメイクが残った

メイク残りが少し気になります。
成分
- 主な油分&界面活性剤……エステル油+ノニオン界面活性剤
肌の上でやや溶けにくい

固形が残りやすいです。
正しいメイク落としは?
最後に、正しいメイク落としのポイントをおさらいしておきましょう。
ついやりがちなクレンジングのNG習慣は?
やりがちなクレンジングのNG習慣は2つ。1つ目は「時間をかけすぎてしまうこと」。洗浄力の強いクレンジングを長時間置くと角層を傷める原因になります。クレンジング剤を肌の上にのせる時間は40秒が目安です。
2つ目は「クレンジングしながらマッサージすること」。クレンジングのついでにマッサージをしがちですが、摩擦によるダメージや、クレンジング剤をのせ続けることよる肌負担になることもあります。
1:ポイントメイクを落とす

あらかじめ、メイクの濃い目元や落ちにくいリップは専用リムーバーで落としておきます。クレンジングで無理やり落とすのは禁物です!
2:クレンジングをなじませる

適量を手に取り、手のひらを顔の表面にすべらせるようにやさしくなじませます。皮膚を動かさないようにしましょう。
3:乳化させてすすぐ

顔に伸ばしたクレンジング剤にぬるま湯を少量ずつ加え、指の腹全体を使って小さな円を描くように乳化させ(水系ジェルは不要)、洗い流します。
40℃以上のお湯は乾燥の原因になるので注意してください。
きちんと乳化させないとメイク残りの原因になります。
まつ毛メイク落としのオススメは?

ミルクタッチ
オールデイスーパーメルティングマスカラリムーバー
実勢価格:¥1,320
テスト結果
- オフ度:◎
- 使用感:◎
ミルクタッチ「オールデイスーパーメルティングマスカラリムーバー」は、細かいギザギザコームで、目頭や目尻の細かい部分にも塗りやすいです。
プチプラクレンジングバームのおすすめ まとめ
以上、プチプラクレンジングバームのおすすめランキングでした。
今回のテストでベストバイに選ばれたのは、菊正宗「米と発酵 クレンジングバーム」です。
手間いらずでスッキリ落ちる菊正宗

菊正宗
米と発酵 クレンジングバーム
しっかりメイクをラクに落とせる、菊正宗「米と発酵 クレンジングバーム」。
肌をいたわるマイルド洗浄&ケア成分配合が多いなか、本製品は肌の上でメイクとトロッとなじんで溶けるので、手間いらずでスッキリ。洗い上がりの肌はつるんとしていました。
ぜひ、本ランキングを参考に、お気に入りを見つけてみてくださいね。
クレンジングの売れ筋ランキングもチェック!
クレンジングのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
洗浄力が強すぎると乾燥、弱すぎると摩擦の原因にもなります。