今、新しくレコードを始めてみるのもアリなんです
システムにレコードを組み込んだアナログオーディオ。ただの懐古趣味、と思うかもしれませんが、アーティストが新曲をアナログ盤でもリリースするなど、再び人気が再燃しています。年代層も多様化し、若い人にも注目されています。
レコードの再評価の理由は、単にコレクション性だけでなく、音質が優れているということにあります。CDやネットで配信される音源にはサンプリング周波数やビットレートといった、デジタルフォーマットの制約がつきものですが、レコードにはそういった縛りがなく、再生周波数の上限加減がない自然な音響に仕上がるという事情があります。
デジタルフォーマットの制約もないため、自然な音響に仕上がります。
サカナクション『sakanaction』、スピッツ『フェイクファー』など、最近のアーティストでもレコードで楽曲を発売するパターンも珍しくありません。
WEB記事担当の私が個人的に敬愛しておりますクロマニヨンズもこのとおり。
コレクション性の高さも魅力。過去の名盤やお気に入りの楽曲を集めた棚を眺めるだけでも楽しいものです。
カートリッジ交換式のレコードプレーヤーが◎
レコードプレーヤーを購入する際、おすすめはカートリッジでレコード針を交換できるタイプ。レコードの醍醐味はなんといっても、この針交換。針を換えるだけで聴こえ方が変わるので、いろいろカートリッジを試して自分好みの音に調整してみてください。
オンキヨー
Planar1
実勢価格:3万7030円
※50Hz専用モデルはこちら
カートリッジには「MM型カートリッジ」と「MC型カートリッジ」の2種類がありますが、初心者ならば構造がシンプルな「MM型カートリッジ」が使いやすくオススメ。下記にオススメのカートリッジをまとめましたので、ぜひご参考にしてみてください。
シュアーの「M44-7」はパワフルさが魅力。
<MM型カートリッジ>
シュアー
M44-7
実勢価格:1万5480円
オルトフォン「2M Red Pnp」はジャンルを問わずオールマイティに使えます。
<MM型カートリッジ>
オルトフォン
2M Red Pnp
実勢価格:3万5548円
レコード入門機には格安モデルもアリ
レコードプレーヤーはなんとなく高いという印象を持っている人も多いと思います。しかし、レコードプレーヤーは新製品が続々と発売されており、その中で1万円以下の格安モデルもあります。
ION AUDIO
Max LP
実勢価格:9860円
フォノイコライザーの有無を確認する
レコードプレーヤーをシステムに組み込むにあたって、注意にしないといけないのが「フォノイコライザー」がアンプに搭載されているか否か。アンプ購入前に確かめておきましょう。もし、搭載されていないものを購入してしまっても、後から買い足すこともできます。
audio-technica
AT-PEQ20
実勢価格:1万5121円
熟成されたレコーディング環境の80年代以前のレコードが◎
アナログオーディオシステムが完成したら、是非とも聴いてほしいのは80年代以前に発売されたレコード。アナログでレコーディングされた音は、現代の最新技術でデジタル化しても完全なコピーはできないといわれています。
アナログ技術が熟成された80年代の曲は一聴の価値ありですよ。