録画もディスク保存もカンタンなBDレコーダー内蔵テレビ
今やスマホやパソコンでも色々と視聴可能な時代ですが、テレビ番組やネット放送をきちんと楽しみたいならやっぱりテレビが一番手軽です。特に膨大な番組を見逃さないためには録画機能も必ず欲しくなるでしょう。
そこで気になるのがBDレコーダー一体型の4Kテレビ、パナソニック「VIERA MR770シリーズ」です。多くのテレビのように別売りHDDやBDレコーダーを買い足さなくても録画でき、接続も必要ない便利な製品なんです。
そこでプロと「家電批評」編集部がその実力をしっかり検証テストしてみました!
レコーダーなくても手軽に録画を楽しみたい!
パナソニック「VIERA MR770シリーズ」
- パナソニックVIERA TH-43MR770
- 実勢価格: ¥152,145〜
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パナソニック「MR770シリーズ」はBDレコーダー内蔵の一体型4Kテレビ。画面サイズは50V型と43V型をラインナップしています。内蔵HDD容量は2TB、BDレコーダーはUHD BD対応とスペックもまずまず。手軽に録画をしたい人に向けたシリーズとなっています。
- 幅
- 974mm
- 高さ
- 621mm
- 奥行き
- 301mm
- 重量(テレビスタンド含む)
- 約15.5kg
- 型番
- TH-43MR770
普通の4Kテレビとはどこが違うの?
「VIERA MR770シリーズ」は2TBのHDDとUHD BD対応のBDレコーダーを内蔵して、手軽にテレビ番組の録画、BD再生・ダビングができるのが最大の特徴となっています。また、4Kチューナーを2つ搭載していて、4K放送を2番組同時録画できます。
BDレコーダーを一体としているため本体下部が通常よりもかなり奥行きのある作りなので、設置スペースに注意が必要です。
4つの評価項目で「M770シリーズ」の性能を検証テスト!
オーディオビジュアル評論家の野村ケンジさんがUHD BDとNetflixの4K動画、YouTube動画、地デジを視聴し、「画質」「音質」「機能性」「操作性」を評価しました。
検証1:操作性編 リモコンもUIも上位機と遜色ない使い心地
ネット機能は独自OSですが、バーにあるアイコンは大きく迷わず操作や設定が可能です。
リモコンは動画アプリのボタン数も8つと十分な数があります。その他のボタンの文字表示も大きく、スタンダードな配置になっています。モニターも迷わず快適に操作できました。
検証2:機能性編 録画も観るのもコピーも簡単! エンタメも申し分なし!
録画関連のコマンド操作は「メニュー」ボタンから「録る」「見る」「残す」の3つのアイコンを選ぶだけで、手軽に録画や視聴、ダビングができて便利。
また、指定したドラマを1クール自動で録画する機能や、録画番組を最大2倍速で再生できるなど便利機能も充実です。また、スマートテレビとしての機能も搭載していて、メジャーな動画アプリをほぼ網羅。
ストアはGoogle TVよりアプリ数が少なめですが、アイコンは大きくて見やすく操作はスムーズ。テレビもネットも、どちらも快適に楽しめるのが大きなメリットです。
内蔵HDDの録画やBDへのダビングはメニューバーに表示される「録る」「見る」「残す」の3つのアイコンを操作するだけでOK。設定の内容もわかりやすく表示されていて迷いにくいです。
「1.3倍」「1.6倍」「2.0倍」の倍速再生機能を搭載。録画したテレビ番組を時短で視聴できます。
メジャーアプリも普通に使えます
NetflixやYouTubeなどの主要な動画アプリも利用できます。ストアもありますが動画のアップ数は少なめです。
検証3:画質編 地デジは少しノイジーだけど4K映像は明るくキレイ
黒はグラデーションがきちんと表現できていて、明部も明瞭です。
引き際の人物が動くと少しぼやけますが、許容範囲です。
UHD BDの映画やNetflixの4K映像は暗部の表現がリアルで、奥行きや解像感も十分です。YouTubeや地デジは白飛びやノイズが少し気になりましたが許容範囲。画質モードは精細で明瞭になる「オートAI画質モード」が優秀です。
圧縮した録画画質も編集部で確認!
群衆が映っているシーンではややノイズがあり全体的な精彩感は薄れますが、5倍圧縮録画にしては十分見られる映像です。
検証4:音質編 音の広がりの重厚感はイマイチで映画やライブ映像は物足りない
スピーカーは画面の下の左右に配置。響きや広がりはイマイチで、映画やライブの音の立体感や重厚感は少なめ。音質モードは多彩で「オートAI」ならまとまりが出ましたが、それ以外は「テレビとして及第点レベル」という評価に。
音にこだわるならサウンドバー併用がおすすめです。
【まとめ】コスパ優! コレ一台で(音以外は)視聴も録画も大満足
最近の4Kテレビは外付けHDDにテレビ番組を録画するモデルがほとんどですが、パナソニック「VIERA MR770シリーズ」はHDDとBDレコーダーを一体化しているのが最大の特徴です。
「パナソニックのBDレコーダーとほぼ同じ操作感」とわかりやすいUIで、HDDへの録画や、BDにダビングしてテレビ番組を残すことができます。
また、4Kチューナーを2つ搭載しているので、4K放送の同時録画に対応するほか、好きな時間帯のドラマの1クール分の自動録画や、倍速再生など機能面も充実しています。「録画」については上位モデルに勝るとも劣らない実力です。
それに加えてネット機能も使えて、主要な動画アプリをほぼ網羅。画質も4K映像はキレイで、YouTubeと地デジの録画映像も最高ではないものの十分に実用レベル。音質だけ唯一のネックですが、50V型で20万円以下と価格も手頃でコスパに優れた一台です。
以上、パナソニック「MR770シリーズ」の検証テストレビューでした。気になった方はぜひ使ってみてください。
パナソニック「VIERA MR770シリーズ」
- パナソニックVIERA TH-43MR770
- 実勢価格: ¥152,145〜
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- 画質
- 音質
- 機能性
- 操作性
- レコーダー画質
- レコーダー音質
- レコーダー機能性
- レコーダー操作性
「録画」も「ネット」もエンタメならお任せ
テレビ番組の録画保存からコピー、書き出し、ネットコンテンツの視聴など初心者でもわかりやすく、これ一台ですべて補える点が高評価となりました。
逆にすでにレコーダーなどを所有している場合は機能が被ってしまうのであえてこのシリーズに手を出す必要はありません。
- おすすめポイント
-
- 手軽な操作で録画やダビングができる
- 4K映像とYouTubeの画質は価格以上
- がっかりポイント
-
- 音の広がりや厚みは物足りない
- 幅
- 974mm
- 高さ
- 621mm
- 奥行き
- 301mm
- 重量(テレビスタンド含む)
- 約15.5kg
- 型番
- TH-43MR770