テレビを録画するならブルーレイレコーダーがおすすめ
テレビ番組や映画に限らず、何度も見返したくなるような映像は、さまざまな分野で数多くあります。中には動画配信に残らなかったり、DVDなどのパッケージとして残りづらいものもあります。
こうした映像を保存しておく方法はいくつかあります。
一般的なのが、テレビに外付けハードディスクドライブ(以下HDD)を接続して録画する方法。ですが、HDDの耐用年数は5年程度言われています。
続いては、ブルーレイレコーダーの内蔵HDDに保存する方法。
さらに、ブルーレイレコーダーに保存したあと、ブルーレイディスクに記録しておく方法もあります。ブルーレイディスクの耐用年数が環境に気をつければ10年以上と長めなので、長期的に残す記録媒体としてはベストといえます。
また、レコーダーには、指定したチャンネルをまるごと録画する全録モデルがあります。まるごと録画した中から必要なものを指定しておけば、レコーダーのHDD内に保存され続けます。
それぞれの特徴や選び方などを見ていきましょう。
ブルーレイレコーダーの選び方は?
そもそもブルーレイレコーダーとDVDレコーダーとは何がどう違うのでしょうか?
ブルーレイレコーダーもDVDレコーダーも基本的にできることは同じですが、ブルーレイレコーダーはDVDに加えてブルーレイディスク(Blu-ray Disc、BD)も再生できる点が大きく異なります。
逆に、DVDレコーダーではブルーレイディスクを再生することはできません。
なお、現在DVDレコーダーは新品ではほぼ売っておらず、今やレコーダーといえばブルーレイレコーダーが主流です。
ブルーレイレコーダーの種類は?
まずは、レコーダーの基礎知識について解説していきたいと思います。
ひと口にブルーレイレコーダーといっても、じつはさまざまなタイプがあります。まずはここでそれぞれのモデルの特徴を見ていきましょう。
①最高画質4Kで録れるブルーレイレコーダー
4K放送の美しさをありのままに録画できるのが4Kブルーレイレコーダー最大の特徴です。最高画質で残したいならこれが最良の選択と言えます。
また、4K対応レコーダーを使うからといって、テレビも4Kへの対応が必要かと言うと、かならずしもそうではありません。
とりあえず4Kで録画して保存しておくのであれば、テレビが4K対応でなくてもブルーレイレコーダーが4K対応であれば問題なく録画できます。
一方、注意したいのは、4K対応のテレビに搭載されているHDDに録画した映像は、ブルーレイディスクへのダビングはできません。
テレビに内蔵されているHDDは容量に限りがあり、長期の保存は難しいため、ブルーレイディスクに保存するならやはりレコーダーは必須になります。
また、アンテナとレコーダー、テレビとレコーダーを つなぐケーブルは専用のものを使うことが重要になります。専用のアンテナコードを使わないと電波漏れが起こります。
ケーブルは18Gbps対応以外だと映像が乱れる可能性があるので注意しましょう。
選ぶポイントは倍速録画モードの種類と画質
ブルーレイに限らず、ほとんどのレコーダーには倍速録画モードが搭載されています。
長時間の録画も素早く行え、効率的ですが、この倍速モードの使用によって画質が極端に低下するようでは話になりません。
搭載している倍速モードの種類をチェックし、可能ならば各モードで録画を行った場合の画質もしっかりチェックしましょう。
まだまだコスパがいいとは言い切れない4K対応のレコーダーこそ、性能と価格のバランスを考えながら購入するのが重要になります。
②録画用のスタンダードモデル
現在主流のBDレコーダーは、フルハイビジョン(フルHD。2Kとも)番組を録画できるスタンダードモデルといえます。
価格もこなれ、国内のいろいろなメーカーから発売されているので、入手しやすいのも大きなメリット。機種の選択肢は豊富ですが、メーカーによって録画画質や機能に差があります。
③全チャンネルをまるごと録画できる全録モデル
すべての番組を毎録画し続けられるのが全録モデルのブルーレイレコーダーです。
録り逃しがないうえ、さかのぼって見られるのが大きなメリットです。テレビ番組を余すことなく残すにはうってつけですが、メーカーの選択肢はパナソニックと東芝のみです。
内蔵HDDの耐用年数は他機と同じく短めです。また、全録は上書き保存されるので、残したい記録は選択保存しておく必要があるというのが面倒な点です。価格帯はいずれもやや高めになっています。
選ぶポイントは登録チャンネル数と録画にかかる手間の少なさ
複数の放送局の番組を長時間にわたって録画してくれる全録モデルのブルーレイレコーダーは、何といっても同時録画できるチャンネル数が重要です。
とくに年末年始や夏休みは、見たい番組数がいくつもあってどれを録画するかに頭を悩ませます。そんな場合にも対応できるモデルなら、あらかじめ録画予約しておくだけで丸ごと録画してくれるんです。
ブルーレイレコーダーの容量の選び方は?
一人暮らしを始める方や家族でブルーレイレコーダーを使いたいと考えている方で、ブルーレイレコーダーの容量がどれくらいだと自分の視聴スタイルにあっているのか疑問に思っている方も多いのでは?
ここでは生活スタイルごとにどれくらいの容量が適しているのかを見ていきましょう。
まずはブルーレイレコーダーの容量の大きさと録画時間がどのように対応しているのかという基本情報を抑えておきましょう。
大体の目安としては、500GBの容量では地上デジタル約60時間、BSハイビジョン約43時間、1TBの容量では地上デジタル約120時間、BSハイビジョン約87時間というように増えていくと言われています。
地上デジタル放送とBSハイビジョン放送では録画時間が異なってくるので注意しましょう。
家族用に最適な容量・録画時間とは
家族でブルーレイレコーダーを使う際は、少なくとも1TB以上すなわち約120時間以上録画できるものが理想と言われています。
一緒に生活する人数が増えれば録画したい番組も増えることが考えられるため、人数が多い家庭ではさらに大容量の2TBや3TBのものもおすすめです。
さらに、家族で使う際はチューナーが複数個ついているタイプがおすすめ。チューナー数はそのまま同時に録画できるチャンネルの数になるため、録画したい番組の時間が重なってしまった時に便利です。
一人暮らし用に最適な容量・録画時間とは
一人暮らしの場合、あまり録画をたくさんするタイプでないのならば容量は500GBのものでも事足りるでしょう。
一度録画したけど、見終わって削除すれば容量が足りなくなることはありません。ブルーレイレコーダーを購入したいけど、節約したいという一人暮らしの方は容量が小さめのものから選ぶとよいでしょう。
さらに、同じタイミングで違う番組を録画したいということもあまりない場合ではチューナーを増やさず、最低1つあれば十分です。
録画したテレビ番組の保存方法は?
どのタイプのレコーダーでも、録画した映像を長期的に保存するなら、レコーダー本体以外の場所に保存する必要があります。ここで考えられるのは2つの手段。
ひとつはブルーレイディスクに書き込んで保存する方法。そしてもうひとつはハードディスクに保存する方法です
録画用ブルーレイディスクに保存すれば保存が可能
番組の長期保存を考えるなら、ブルーレイレコーダーの内蔵HDDに録画したあと、ブルーレイディスクに保存するのがおすすめ。正しく保存されている場合、10~20年寿命がもつといわれています。
ハードディスクに残すのは手軽だけど長期保存に向いていません
基本的に現在のテレビは外付けハードディスクドライブを接続すれば、番組を手軽に録画できるようになっています。ただし、ハードディスクドライブの耐用年数は5年ほどと短く、長期保存には向いていません。
加えて、録画した番組を他メディアに移行する場合、4K映像はネットダビングに対応していないなどの制限があります。
外付けハードディスクドライブは常に稼働し続けるので負荷がかかりやすく、部品の寿命が短い傾向にあります。
使用中に突然故障したり、しばらく使わないと起動しなくなっていたりするケースもあるため、酷使も放置もNGということを覚えておきましょう。
人気のブルーレイレコーダーを徹底比較しました
今回はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販の人気・売れ筋商品をチェックして、下記4製品をピックアップしました。
- パナソニック「DMR-4W101」(2020年10月発売)※参考機種
- パナソニック「DMR-2X202」(2022年5月発売)
- 東芝「DBR-4KZ400」(2021年11月発売)
- シャープ「4B-C20DT3」(2021年6月発売)
ブルーレイレコーダーは雑誌『家電批評』が過去に何度もテストしてきた定番ジャンル。これまでは、ハイエンドからエントリーまでパナソニックがベストバイの常連という〝一強〟の状況が続いていました。
そのなかで、昨年末から現在にかけて、パナソニック、東芝、シャープから新モデルが登場。「全録機能」や「4Kチューナー内蔵」など、メーカーごとに違いが感じられるモデルがそろっています。
そこで今回は、過去ベストバイのパナソニック「DMR-4W101」を参考機種として、新製品3モデルを徹底比較。専門家と一緒に「機能性」「操作性」「録画画質」「スマホ視聴」の4項目で実力をチェックしました。
それでは、各テスト項目ごとに検証結果の詳細をみていきたいと思います。
「機能性」の比較結果は?
まずは自動録画や録画モードなどの「録画」に関する機能をメインにチェック。加えて、4Kチューナーの有無やVODの利便性などを評価しました。
新パナソニックは4K以外超優秀!
▼テスト結果
- 全録 :対応
- 録画モード:◎
- 4K放送 :非対応
- VOD機能 :◯
- 総合評価 :◎
パナソニック「DMR-2X202」は、「録画機能」をプロが大絶賛。全録機能搭載で、多彩な録画モードを設定できるのが優秀です。ネット機能はアマプラとYouTube非対応ですが、充実度はまずまずです。
録画モードの自由度の高さは圧倒的です。
録画機能がスゴすぎる!
最大6チャンネルを約16日間、自動録画できる全録機能。長時間録画モードが高性能なので、たっぷり録画できるのが魅力です。
録画モードの「倍率」に加えて、「チャンネル別」や「ジャンル別」など、使用環境に合わせて細かく設定できるのが大きな魅力です。
東芝「DBR-4KZ400」
▼テスト結果
- 全録 :対応
- 録画モード:◯
- 4K放送 :対応
- VOD機能 :△
- 総合評価 :◎
東芝「DBR-4KZ400」は、モード設定の自由度はパナよりも低めですが、全録機能と4Kチューナー搭載は高評価。ネット機能も利用できますが、利用できるアプリが3つだけなのはやや残念でした。
4K放送の録画ならパナより東芝がおすすめです。
パナソニック「DMR-4W101」
▼テスト結果
- 全録 :非対応
- 録画モード:◎
- 4K放送 :対応
- VOD機能 :◎
- 総合評価 :◯
パナソニック「DMR-4W101」は4Kチューナー内蔵で、4K放送の2番組同時録画に対応。また、ネット機能は、アマプラやNetflix、YouTubeなどの主要なアプリをほぼ網羅しています。
4K対応と多彩なVODでコスパは文句なし!
シャープ「4B-C20DT3」
▼テスト結果
- 全録 :非対応
- 録画モード:◯
- 4K放送 :対応
- VOD機能 :ー
- 総合評価 :◯
シャープ「4B-C20DT3」は全録ではなく、録画機能はスタンダードな仕様。連続ドラマを自動録画、一定期間保存してくれる「ドラ丸」は便利。動画配信アプリを非搭載なのは残念です。
ドラマの自動録画はドラマ好き人にはうれしいです。お気に入りの連続ドラマも新作ドラマも思いっきり楽しめます。
「操作性」の比較結果は?
次に、ホーム画面やユーザーインターフェース(UI)のわかりやすさ、カーソルの動きやリモコンの使いやすさをテスト。また、電源を入れてから番組表を開くまでの「起動時間」を測定しました。
東芝はスムーズ&スピーディーでイイ!
他製品と比べ、東芝の最大のポイントは、番組表やホームなどの各UIが同社のテレビとほぼ統一されたこと。これにより以前からの東芝ユーザーは、直観的に操作しやすくなりました。
また、レスポンスも良好で、速すぎず遅すぎず適度に動くので扱いやすいです。起動時間も遅さを感じるほどではなくスムーズ。
番組表も録画も使い勝手は最強!
起動時間の計測結果は8.56秒で、体感的に遅さは感じませんでした。リモコンも操作しやすく、番組表を開くまでスムーズに操作できたのも高評価です。
番組表や録画設定などのUIは同社テレビとほぼ同じ作り。以前はレコーダー独自のUIでしたが、同一のUIにすることで直感的に迷わず操作できるように。反応もスムーズで、文字もゴチャつかず見やすいのも秀逸。
パナソニック「DMR-2X202」
動きの速さはNO.1
カーソルの動きが超スピーディーでカクカクせず、レスポンスは良好。起動時間も2.97秒と爆速。過去番組表を表示する「チャンネル録画一覧」の文字やUIもわかりやすくて高評価でした。
パナソニック「DMR-4W101」
レスポンスをプロが絶賛
基本的なUIは2X202と似ていて、問題なくスムーズに操作できました。リモコンボタンとカーソルの反応がよく、スイスイ動きます。また、起動時間は2.74秒と最速で、ストレスがありません。
シャープ「4B-C20DT3」
見どころ機能は便利
起動時間2.82秒(クイックスタート設定の場合)。番組表の1番組のスペースが狭めで、少しだけ文字の見にくさを感じました。
UIはスタンダードなタイプで及第点。録画動画の内容をサムネイル表示してくれる「見どころポップアップ」は便利でした。
「録画画質」の比較結果は?
全録対応モデルは5倍モードで録画。非対応モデルは4倍モードでブルーレイに圧縮録画したものを視聴しました。
画面のボヤケやノイズ、被写体の動きによる乱れ、色合いや立体感などを多角的にチェックしました。
パナソニック「DMR-2X202」
圧縮録画なのにクリアで鮮やか
ノイズが少なく、映像はシャープでボヤケもなし。色彩も鮮やかで、シャツも立体的で肌の描写も自然でした。
パナソニック「DMR-4W101」
ノイズが少なくてボヤケもなし
全体的にボヤケやノイズはほとんど見られず、圧縮している感じがなくてキレイ。立体感もきちんと表現していて高精細です。
東芝「DBR-4KZ400」
被写体がシャープで十分にキレイ
色彩に違和感がなく、人の顔もボヤけず、輪郭をシャープに描写していました。実用的に全く問題ないレベルです。
シャープ「4B-C20DT3」
映像のボヤケやノイズが少し気になる
景色、また人の顔周辺にややボヤケが見られましたが、大きな違和感はありません。色彩や明るさは問題なく及第点です。
圧縮録画の映像では、パナソニックの2モデルが最優秀。特にDMR-2X202は明るく鮮やかな映像で、ボヤケやノイズがほぼ見られず、圧縮しているとは思えないクオリティでした。
「見られればいい」という画質を超えていて、「十分すぎるほど実用レベルに達している」と専門家もべた褒め。
また、念のために10倍モードの映像も確認しましたが、劣化はあるものの全録したどのジャンルの番組も、問題なく見られました。
画質についてはパナの2機種が最優秀でした。
東芝も画面が破綻することなく、十分に実用レベルの画質をキープ。人の顔はシャープでボヤケもなく、色彩も落ち着いていてリアル。パナソニックに迫る実力です。
「視聴アプリ」の比較結果は?
スマホで録画番組を観る人も多いので、リモート視聴は重要です。今回はアプリや本体の設定から視聴するまでを、実際に試してみて評価してみました。
東芝とパナソニックのアプリはほぼ互角
東芝は設定は少し手間だけど操作と機能は合格
アプリでのアカウント登録や本体との接続のほかに、本体側での設定も必要なのが少し面倒かも。UIやリモート機能の多彩さなどは問題なく、快適に視聴できました。
パナソニックは設定も操作もラクで機能も多彩
アプリ操作でアカウント登録と本体と接続するだけで、簡単・手軽に視聴できるのが高評価。ライブやストリーミング視聴、リモート録画設定などの機能も充実です。
シャープは有料なのが残念
シャープは、スマホでリモート視聴するためのアプリが有料なのは残念。また、リモート予約は別のアプリ(無料)が必要になります。
視聴までが一番ラクチンだったのがパナソニック。基本的に設定はアプリだけで完了できて、視聴できるようになるまでスムーズです。また、UIもシンプルでわかりやすく、外出先や電車でもサクッと操作できました。
東芝は、アプリのほかに本体側の設定が必要になるのが少し手間。しかし、それさえ終えれば、あとは視聴するまでの操作はカンタンで、機能も充実しています。
シャープはリモート視聴のアプリが有料なのがネック。他社製なので最適化されておらず、リモート予約はリモート視聴と別アプリが必要になるのも少し面倒です。
各テストの比較検証の結果がわかったところで、総合評価の結果を発表します。
【結果発表】ブルーレイレコーダーのおすすめは?
パナソニック「DMR-2X202」
パナソニック(Panasonic)
DMR-2X202
実勢価格:6万5621円
サイズ・重量:W430×D199×H60mm・約2.7kg
チューナー:地・BS・110×3、地上D専用×4
HDD容量:2TB
パナソニック「DMR-2X202」はフルHDチューナーモデル。全録機能を搭載して、最大6チャンネルの番組を自動録画してくれます。
また、AIが嗜好を分析して番組を提案する「おすすめ録画一覧」で、多くの録画番組をスムーズで快適に視聴できます。
「録画」に関する機能や使い勝手は頭ひとつ抜けています。
ココがメリット
最大6チャンネル×約16日間を自動録画する全録機能を搭載。テレビを見逃す心配がなくなります。
▼テスト結果
- 機能性 :◎ 4Kチューナー非搭載ですが、録画モードの性能はダントツです。
- 操作性 :◎ レスポンスが速く、起動時間も優秀。UIも問題なく操作できます。
- 録画画質 :◎ 圧縮しているとは思えないほど劣化が少なく、クリアで鮮やか。
- スマホ視聴:◎ 初期設定も視聴操作もラク。リモートでの録画設定もカンタン。
4Kチューナー非搭載ですが、全録機能や録画モードは文句なしに最優秀。録画番組の画質はキレイで、4Kチューナー内蔵テレビを持っている人はコレ!
東芝「DBR-4KZ400」
東芝(TOSHIBA)
DBR-4KZ400
実勢価格:7万3199円
サイズ・重量:W430×D260×H59mm・約3.7kg
チューナー:地・BS・110×2、地×3(タイムシフトマシン用)、地・BS・110×1(兼用)、地・BS・110・BS4K・110度CS4K×2(通常録画専用)
HDD容量:4TB
東芝「DBR-4KZ400」は、4Kチューナー内蔵で、4K放送の2番組同時録画に対応しています。
それに加え、全録機能「タイムシフトマシン」は地デジとBC・CS放送(4K放送含まず)を合わせて全6番組、1週間分をすべて録画可能。専用スマホアプリで手軽に設定や視聴できます。
ココがメリット
全録機能「タイムシフトマシン」を搭載。4K放送2番組を含む、最大8番組を自動録画できます。圧縮録画もキレイで、UIの使いやすさも高評価です。「4K」重視派ならコレを選ぶのが正解!
▼テスト結果
- 機能性 :◎ 今回唯一、全録と4Kチューナーを両立。ただ、VOD機能は気休め程度。
- 操作性 :◎ 番組表やホーム、録画設定のUIが使いやすく、レスポンスも◎。
- 録画画質 :◎ クリアでノイズが少なく、特に人の顔をシャープに描写。
- スマホ視聴:◎ 本体側の設定がやや面倒ですが、アプリのUIや機能は合格点でした。
全録機能と4Kチューナー内蔵と多機能で、地デジも4K放送も録画したい人に最適。わかりやすいUIやリモコン、優秀なレスポンスで操作もスムーズでした。
パナソニック「DMR-4W101」
パナソニック(Panasonic)
DMR-4W101
実勢価格:4万6500円
サイズ・重量:430×60×199mm・2.3㎏
チューナー:地・BS・110・BS4K・110度CS4K×2、地・BS・110×1
HDD容量:1TB
過去にベストバイを獲得したことのあるパナソニック「DMR-4W101」。全録機能は非搭載ですが、4Kチューナー内蔵で、4K放送の同時録画や2番組録画に対応しています。
ココがメリット
アマプラやNetflixなどの主要なVODコンテンツを網羅するほか、専用アプリの「どこでもディーガ」で手軽にスマホ視聴できるのも魅力。価格も4万台円と手頃で、コスパはバツグン。
▼テスト結果
- 機能性 :◯ アマプラやYouTubeなどネット機能は最優秀。4Kチューナーも内蔵。
- 操作性 :◎ 起動速度は最速値をマーク。カーソルの反応もよく、UIも問題なし。
- 録画画質 :◎ ノイズレスで明るい映像。肌の質感やシャツのシワも描写力も優秀。
- スマホ視聴:◎ DMR-2X202と同じ専用アプリ「どこでもディーガ」で、使いやすいです。
4Kチューナー内蔵で、録画画質はクリア。主要な動画配信アプリをほぼ網羅したネット機能など、意外に多機能。価格も4万円台と手頃でコスパは優秀です。
シャープ「4B-C20DT3」
シャープ(SHARP)
4B-C20DT3
実勢価格:5万9700円
サイズ・重量:W430×D229×H57.5mm・約3.0kg
チューナー:BS4K・110度CS4K×2、地・BS・110×3
HDD容量:2TB
シャープ「4B-C20DT3」は、4K放送の2番組を含む、3番組を同時録画できます。
また、地デジの番組を長時間、高画質で録画できる高画質圧縮技術「HEVC」を搭載。ほかには、ドラマの自動録画機能「ドラ丸」が、4K放送の録りおきに新対応してさらに便利に。
ココがメリット
事前に設定することで、新作連続ドラマを4週間分、予約せずに録りおきできる「ドラ丸」は便利です。
▼テスト結果
- 機能性 :◯ 4Kチューナー内蔵。連続ドラマを自動録画する「ドラ丸」機能は便利。
- 操作性 :△ 番組表や録画設定の文字がやや見にくく、一覧性がもう少し欲しい。
- 録画画質 :◯ 人物や建物などの周囲が少しだけボヤケ気味。「HEVC」を搭載。
- スマホ視聴:△ リモート視聴のアプリが有料。初期設定や操作性は問題ありません。
4Kチューナー内蔵で、4K放送の2番組録画に対応。画質と、UIの見にくさがあと一歩。あと、リモート視聴のアプリは無料にしてほしいです。
おわりに
以上、ブルーレイレコーダーのおすすめ4選でした。
ベストバイはパナソニックの新モデルDMR-2X202でした。
まず、同モデルはブルーレイレコーダーで最も重要な「録画機能」で他モデルを圧倒。特に「録画モードの設定自由度は別格」と、プロも大絶賛でした。
全録機能搭載で、圧縮録画の画質もノイズやボヤケなどの〝劣化〟が少なく、明るくて鮮やかな映像を楽しめます。UIやレスポンスも問題なく、スマホ視聴のアプリ操作もラクチン。ただ、4Kチューナー非搭載なので、地デジを録画したい人には最適です。
また、東芝「DBR-4KZ400」もベストバイに迫るほど優秀。4Kチューナーと全録機能を搭載していて、4K番組の録画や視聴を重視する人にオススメです。
ブルーレイレコーダーの買い替えで購入を検討している人は、本記事をチェックしてみてください。
ブルーレイレコーダーの売れ筋ランキングもチェック!
ブルーレイレコーダーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
録画の失敗がない安心感はあります