使いやすいスタイラスペンで タブレットを効率よく使いましょう

iPadなどのタブレットが普及するとともに需要が高まっているスタイラスペン。これは主に「アクティブスタイラス」と呼ばれ、普通のペンと同じような感覚で、タブレットに文字を書いたり絵を描くことができるペンです。

使いやすいスタイラスペンでタブレットを効率よく使いましょう イメージ

スタイラスペンは、ペン先から静電気を発生させることによって、指と同じような反応をタブレットに認識させています。ペン先が細ければその分画面に接している部分がよく見えて、普通のペンと近い感覚で作業が可能。最近では普通のペンと同等か、それよりも細いタイプのものが多く登場しているうえ、価格帯も手が届きやすいものになってきました。

選びのポイントは「ペン先」にアリ 大きく4つの種類があります

スタイラスペンには主に4つの種類があり、その形状は感知の方式によって、使い勝手が大きく変わるので要チェックのポイントです。

選びのポイントは「ペン先」にアリ大きく4つの種類があります イメージ

◎ペン先が「丸い」タイプ
タッチがしやすいようにペン先が丸くなっているタイプ。こちらはゴム製となっていることが多く劣化が比較的早いですが、リーズナブルな値段で販売されています。とりあえずスタイラスペンを試してみたいという人にオススメです。

◎ペン先が「細い」タイプ
小さい画面のものでも細かい文字が書きやすいです。

◎ペン先が「筆」になっているタイプ
タブレットでイラストを描いたりする人には、ペン先が筆になっているタイプもオススメします。

◎「筆圧感知」タイプ
通常、スタイラスペンはどんなに力を入れても一定の線で表示されますが、このタイプは筆圧によって線の太さが変わります。高機能であるため値段は高く設定されていることが多いです。

Apple Pencilが最強ですが 「mini」旧iPadでは使えません

廉価版の品質もどんどん進化しているとはいえ、やはりiPadとApple Pencilの組み合わせが一番快適に使えます。前まではiPad Proのみにしか使えなかったApple Pencilですが、ついに無印iPadも対応可能機種が発売され、非対応なのはiPad miniのみとなってしまいました。

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そこで今回は「iPad mini」「旧iPad」救済企画として、Apple Pencilでなくても書きやすいスタイラスペンのランキングを作成しました。疲れにくさやズレにくさ、反応速度などを踏まえて検証しています。ちなみに、iPad miniでは手のひらを画面に置いても反応せずに書けるパームリジェクションが効かず、評価はどの製品でも「1pt」となっています。

ペン先と線がズレにくい! アドニットの「Dash 3」が1位

1位に輝いたのはズレにくさで高評価を得た、アドニットの「Dash 3」でした。

アドニット:Dash 3:スタイラスペン

アドニット
Dash 3
実勢価格:5645円
サイズ:φ8.5×H141mm
ペン先:1.9mm
重量:12g
連続使用時間:14時間

ペン先と線がズレにくい!アドニットの「Dash 3」が1位 イメージ
ペン先と線がズレにくい!アドニットの「Dash 3」が1位 イメージ2

ペン先の角度を変えてもしっかり書けて、描画位置のズレも小さいところが高評価でした。ペン軸が細いと若干滑りやすくなる点も補ってくれていて、総合的に使いやすい1本となっています。

ペン先と線がズレにくい!アドニットの「Dash 3」が1位 イメージ3

ペン先は絶妙な硬さで、iPad miniのガラス面でも程よい抵抗感がありました。この抵抗により、角度を変えても安心して書くことができます。

ペン先と線がズレにくい!アドニットの「Dash 3」が1位 イメージ4

充電は専用のアダプターで行います。ペン尻を近付ければ磁石でくっつき、そのまま充電開始。ケーブルにペンを挿す必要はなく、Apple Pencilよりも充電環境が整っていました。

太さがちょうどいい 2位はZspeedのタッチペン

2位にランクインしたのはZspeedのタッチペンでした。

Zspeed:タッチペン:スタイラスペン

Zspeed
タッチペン
実勢価格:2999円
サイズ:φ14×H135mm
ペン先:1.45mm
重量:45g
連続使用時間:8~10時間

太さがちょうどいい2位はZspeedのタッチペン イメージ
太さがちょうどいい2位はZspeedのタッチペン イメージ2

重心がペン先側にあり、太さもちょうどよくホールドしやすいため安定感がありました。長時間使っても疲れにくいという点が魅力的。また、遅延が少ないのも評価されました。

太さがちょうどいい2位はZspeedのタッチペン イメージ3

ペン先は金属になっており、画面への当たりは硬いですがズレは小さかったです。

太さがちょうどいい2位はZspeedのタッチペン イメージ4

書いたときの「波打ち」も、アクティブスタイラスのなかでは小さい方でした。

ペン先がやわらかい Heiyoタッチペン極細

3位にはHeiyoのタッチペン極細がランクインしました。

Heiyo:タッチペン極細:スタイラスペン

Heiyo
タッチペン極細
実勢価格:3999円
サイズ:φ10×H144mm
ペン先:1.55mm
重量:12.5g
連続使用時間:40時間

ペン先がやわらかいHeiyoタッチペン極細 イメージ
ペン先がやわらかいHeiyoタッチペン極細 イメージ2

ペン先がやわらかく、余計な筆圧をかけずに書くことができるので、筆圧を強くかけて書く人には違和感があるかもしれません。ズレにくさで評価が上がりました。

ペン先がやわらかいHeiyoタッチペン極細 イメージ3

ペン先はやわらかいゴム製なので、軽く書いた方が安定します。ただ、使う人を選んでしまう印象はありました。

4位: 軽さが特徴的
Goulerタッチペン

4位はGoulerのタッチペンです。

Gouler:タッチペン:スタイラスペン

Gouler
タッチペン
実勢価格:2699円
サイズ:φ9×H130mm
ペン先:1.8mm
重量:12.5g
連続使用時間:10時間

4位: 軽さが特徴的Goulerタッチペン イメージ
4位: 軽さが特徴的Goulerタッチペン イメージ2

バッテリー内蔵とは思えないほど軽いので、長時間使っていても疲れません。ペン先は硬く、書くときは垂直に近ければズレが少なく感じますが、ペンを寝かせるとズレが目立ちました。ペンを立てて使う人なら問題はなさそうです。

4位: 軽さが特徴的Goulerタッチペン イメージ3

ペン尻にある充電用ボートが隠されていない点は、少々気になりました。

5位: ペン先とペン尻両方で書ける
Himartのスタイラスペン極細

5位に入ったのはHimartのスタイラスペン極細です。

Himart:スタイラスペン極細:スタイラスペン

Himart
スタイラスペン極細
実勢価格:2899円
サイズ::φ8.8×H145mm
ペン先:1.45mm
重量:15g
連続使用時間:9~10時間

5位: ペン先とペン尻両方で書けるHimartのスタイラスペン極細 イメージ
5位: ペン先とペン尻両方で書けるHimartのスタイラスペン極細 イメージ2

5位のHimartのスタイラスペンとは逆に、寝かせて書いたときのズレが大きいです。質量バランスはいいので、長く使っても疲れにくいのが特徴。ペン尻のキャップは導電繊維タイプのタッチペンになっており、両方使える仕様です。

5位: ペン先とペン尻両方で書けるHimartのスタイラスペン極細 イメージ3

ペン先は金属になっており、ガラスに直接書いたときの音がやや気になりました。

6位: 筆感をペン先で調整可能
aibowのタッチペン

残念ながら6位だったのはaibowのタッチペンでした。

aibow:タッチペン:スタイラスペン

aibow
タッチペン
実勢価格:2899円
サイズ:φ9mm
ペン先:2mm
連続使用時間:10~12時間

6位: 筆感をペン先で調整可能aibowのタッチペン イメージ
6位: 筆感をペン先で調整可能aibowのタッチペン イメージ2

筆感はペン先をひねることで調整可能。角度によるズレも、ある程度は補正できました。長時間使用していると、重心がやや後ろにある点が気になってきます。

6位: 筆感をペン先で調整可能aibowのタッチペン イメージ3

ペン先を短くすれば、画面に軽く置いただけで反応します。

番外編で第2世代 スタイラスペンも紹介

MEKOの第2世代スタイラスペン。今回のランキングでは唯一の非アクティブスタイラスペンです。

MEKO:第2世代スタイラスペン:スタイラスペン

MEKO
第2世代スタイラスペン
実勢価格:1299円
サイズ:φ9.5×H147mm
ディスク:φ6.8mm
重量:28g
連続使用時間:非公開

番外編で第2世代スタイラスペンも紹介 イメージ
番外編で第2世代スタイラスペンも紹介 イメージ2

ペン先は透明ディスクタイプになっており、正確な描画が可能で人気が高い本製品。付属品の導電性繊維タイプのペン先とも交換できるので、用途によって使い分けましょう。

番外編で第2世代スタイラスペンも紹介 イメージ3

ディスクタイプのペン先が、細かい描画や小さな文字をストレスなく書かせてくれます。

「mini」で書くときは拡大してから ゆっくりと書き込むことのがコツ

実はアクティブスタイラスとiPad miniの組み合わせでは、「素早く綺麗に書く」ことは難しいです。しかしiPad miniでもゆっくりペンを動かすことで、綺麗に書けることがわかりました。さらに、拡大モードのあるアプリの使用をオススメします。

「mini」で書くときは拡大してからゆっくりと書き込むことのがコツ イメージ

Evernote
Penultimate
実勢価格:無料

本アプリは画面が小さいiPad miniでも、文字を小さく書くのにも最適でした。


以上、iPad mini対応スタイラスペンのランキングでした。Apple Pencilには及ばずとも、書き心地がそれなりにいいものはあります。寝かせて書くタイプや垂直に書くタイプなど、種類によって向いている書き方があるので、自分が一番快適に使えるスタイラスペンを探してみましょう。