iPad Pro用キーボード4製品を比較 打鍵感など3項目を重点的に検証
純正よりも安いiPad Pro専用のキーボード4製品で実際にタイピングを行い、打鍵感やタイピングのしやすさなどをテスト。検証にはキーボードソフトウェア開発者のmhara氏にもご協力いただき、主に下記の3点をチェックし、総合的に評価しました。
[テスト方法]
①キータッチの感触が快適かどうか
実際にタイピングを行い、打鍵感やキーの遊びをチェック。キーストロークはそれぞれで千差万別。深くなるにつれて“遊び”が大きくなり、カチカチという打音も大きくなる傾向に。
②キーの配置やピッチはタイピングしやすいか
キーの配置はメーカーで異なります。キーのピッチや配列などからタイピングのしやすさをテスト。
③重さやパッドボタンの押しやすさ
装着しやすさや重量などの利便性も確認。
さて、Appleの純正品を超える打ちやすいキーボードはどの製品でしょうか? 早速1位を発表します!
1位はlogicoolのSLIM COMBO Appleを超える打鍵感でストレスフリー
1位は、極上の打ち心地で純正品以上の快適さだったlogicoolのSLIM COMBO 。キータッチはヌメっとなめらかに沈むような感覚で純正品よりストロークが深く、スムーズなタイピングを体感できます。
「キータッチの感触が柔らかで純正品以上の打ちやすさ」と、プロも関心しきりでした。
logicool
SLIM COMBO
実勢価格:1万2791円
サイズ・質量:W184×H258×D27mm・528g
カラー:ブラック・ブルー
接続:Connector
対応機種:iPad Pro
カバーはパッドの端の一部分を押さえる形式ではめやすいです。
閉じたときはコンパクト。しかし、やや重たさを感じます。
購入すべきポイントとしてプロが評価したのは、キータッチはもちろん、角度調節やボタンタッチなどの細かな使い勝手のよさ。
SLIM COMBO が最高レベルのなめらかな打鍵感でストレスフリーのタイピングを実現したのは、こういった点にあったようです。
キーの遊びが少ないため、タッチの音は驚くほど静か。キー中央が少しへこんでいて指にフィットするから、カタカタとうるさくない!
PCと同じ配列を意識しているので、ショートカットもラクラク入力できます。
ヒンジで細かな角度を調節できます。また、カバーに配置されたボタン部分はしっかりした作りで押しやすいです。
普通の角度はもちろん……
ほぼ平らにもなる! 角度調節も細かいです。
2位はbelkin9.7インチiPad Pro用 Ultimate Lite キーボードケース
2位はbelkinの9.7インチiPad Pro用Ultimate Liteキーボードケース。キーを1つ省略して「ENTER」の押しやすさを狙った独自のキー配置で、打ちやすさを実現しました。
belkin
9.7インチiPad Pro用
Ultimate Lite キーボードケース
実勢価格:1万2927円
対応機種:iPad Pro 9.7
3位はInateck キーボードカバー やや打鍵音があるもタイピングは◎
やや打鍵音がありますが、キーストロークがやや深めでタイピングしやすいです。マグネットで装着もしやすく、画面角度も2段階で調節できます。折りたたむと自動で電源がOFFになるのもうれしい仕様。
Inateck
キーボードカバー
実勢価格:3999円
対応機種 :iPad Pro、iPad Air 2
4位: 4位はELTD Bluetooth Keyboad Case
打ち込み強とはめにくさが難点
キーストロークが深く、しっかりと打ち込む必要あり。ソフトタッチ好みにはつらいかも。キーボードとダブレットを分けて使用できますが、若干ケースにはめ込みにくいのが難点です。
ELTD
Bluetooth Keyboad Case
実勢価格:3200円
対応機種 :iPad Pro
3000円台~1万円台までと金額には開きがありますが、やはり1万円を超えるものが優秀だったようです。
最後に、キーボード選びのちょっとしたコツをご紹介します。
[キーボード選びのコツ①] スペースキーの打ちやすさ
快適な打鍵には、スペースキーと本体の間隔が重要です。その間隔をチェックしましょう。
本体とスペースキーの間隔が狭いと親指が当たって打ちにくいです。
[キーボード選びのコツ②] 閉じると電源オフになるかどうか
カバーを閉じると自動でオフになるタイプは、使い勝手がいいですよね。
こうやって、使い終わったら閉じるだけ!
iPad Proの文字入力が超快適化する打ちやすいキーボードNO.1は、logicoolのSLIM COMBOでした。タイピングを重視する方に、ぜひおすすめです。