こたつの魅力は?
寒さと電気代が厳しい今。暖房器具としておすすめしたいのが、「こたつ」です。
実は、こたつは暖房器具のなかでもかなり電気代が安い部類。電力を節約しつつ暖をとるならば、こたつはかなり効率が良いでしょう。
足元を温めながらくつろげるこたつには、お部屋に馴染むおしゃれなもの、高機能なもの、イスに座りながら入るもの、省エネタイプのもの、こたつ布団とセットになったものなどがあります。
中でも人感センサー付きの製品なら、こたつに入っていない時はオフになるため、電気代の節約にもつながります。
電気代節約にもなるセンサー付きをテスト
エアコンをつけなくてもこたつだけで快適に過ごせたら最高ですよね。
そこで雑誌『MONOQLO』が、人感センサー付きこたつの人気商品を徹底比較。おすすめを探しました!
こたつの選び方は?
家族構成やリビングの広さ、お部屋のテイストなど人によって住環境はさまざまです。こたつを設置する際は次のポイントをおさえ、家庭に合わせたこたつを選びましょう。
ここではこたつを選ぶときの基本のポイントを紹介します。
選び方1:こたつの大きさ
こたつは布団をかぶせると結構広いスペースを取ります。そのため、置きたい場所のスペースに合わせたサイズを選ぶ必要があります。
最近では1人用こたつなども出ているので、省スペースを考える方にはおすすめです。
選び方2:こたつのデザイン
リビングの中央や和室に置かれることの多いこたつは、デザイン1つでガラっとお部屋の印象が変わります。フローリングか畳か、家具との相性、色など、お部屋の雰囲気に合わせたデザインのこたつを選びましょう。
落ち着いた感じにしたいなら黒やダークブラウンの天板に無地のシンプルな布団を合わせたり、明るい印象にしたいなら、ホワイトやライトブラウンの天板、布団は柄物や暖色系を選ぶのがおすすめです。
こたつに見えないカジュアルこたつも
最近では布団を外せば普通のローテーブルになるカジュアルなデザインのこたつが人気です。これなら一年中出しておけるので、場所を取らず1人暮らしの狭い家でも気軽に設置できます。
イスで入れるダイニングこたつも人気
高さ調節ができ、イスに座ったまま使えるこたつも人気です。
普通のダイニングテーブルのような洋室にも馴染むデザインも豊富にあります。背の高いタイプだと、足の悪い方でも気軽にこたつが楽しめますよ。
選び方3:テーブルの形
こたつ選びにはテーブルの形も重要です。1人で使うなら正方形、大家族の場合は大きめの長方形など、使用人数によって適した形を選びましょう。
さらに、形によって見た目の印象も大きく変わります。長方形の大きなものはどっしりした印象ですが、楕円形、円形、角丸などのこたつを選べばやわらかい印象になります。
選び方4:ヒーターの種類
こたつのヒーターには主に石英管ヒーター、ハロゲンヒーター、フラットカーボンヒーターがあります。
フラットカーボンヒーターは省エネに
フラットカーボンヒーターは、広い面積をムラなく効率的に温めてくれ、大き目サイズのこたつにもよく使われています。省エネしたい方におすすめ。ヒーター自体が薄型なので足の出し入れもスムーズです。
石英管ヒーターはしっかり温まる
体の中からしっかり温まりたい、寒いお部屋で使いたいという方には石英管ヒーターがおすすめです。遠赤外線の力で体の芯からじっくり温めてくれます。
ハロゲンヒーターはすぐ温まる
すばやく体を温めたい方にぴったりなのが、ハロゲンヒーター。スイッチを入れるとすぐに温まり、パワーも強力で長寿命です。
ただ、ほかの2つのヒーターと比べると電力が高く、電気代がかかるので注意が必要です。帰宅してすぐ、暖を取りたい方におすすめです。
人感センサー付きこたつの人気製品をテスト
今回、雑誌『MONOQLO』編集部は人感センサー付きこたつの人気3製品を比較テストしました。
温度センサーをヒーター真下と脚1ヵ所のそばの床面にそれぞれ配置し、「強」設定運転させたときの温度変化を記録。
温度上昇の度合いで「暖かさ」を、測定した2箇所の温度差から「温度ムラ」を評価しました。また、人感センサーの使い勝手等の「機能」や「電気代」も評価しました。
それでは、テストで高評価だったものから、人感センサー付きこたつのおすすめ商品を紹介します!
こたつのおすすめは?
実際に使ってみた、こたつのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | ||||||
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コイズミ家具調こたつ KTR-33220S
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継ぎ脚で高さを調節できる/オフシーズンのコード収納に困らない/しっかり温まる |
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ユアサプライムス人感センサー付き テーブルこたつ CYK-TKM105N
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こたつ内部があっという間にポカポカ!/45℃前後でサーモスタットが働く |
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無印良品楕円こたつ 小 MJ-KDS3-N
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寝転がっても快適/1時間あたりの電気代が安い/テーブルとしてのクオリティは高い |
【1位】コイズミ「家具調こたつ KTR-33220S」
- コイズミ家具調こたつ KTR-33220S
- 検証時価格: ¥33,800〜
- 暖かさ
- こたつ内の温度のムラ
- 機能
- 1時間あたりの電気代
しっかり暖かい&コストも助かる
人感センサー付きこたつのおすすめランキングでベストバイを獲得したのは、A+評価のコイズミ「家具調こたつ KTR-33220S」でした。
人感センサー付きこたつで優秀だったのがコイズミ。スイッチを入れるとすぐに温まり始め、「強」設定なら20分ほどで50℃近くまで上昇しました。
コードの収納トレイや継ぎ脚といった、快適に使うための工夫も高評価です。
安くしっかり温めれておすすめです。
- おすすめポイント
-
- 継ぎ脚で高さを調節できる
- オフシーズンのコード収納に困らない
- しっかり温まる
- 幅
- 105cm
- 奥行
- 75cm
- 高さ
- 36cm
- 重量
- 16kg(約、本体)、6kg(約、天板)
- コード長
- 3.3m(約)
- 消費電力
- 500W
- 型番
- KTR-33220S
暖かさ:◎+
開始から7分ほどでヒーターの真下は40℃を超えました。このまま温度が上がり続け、1時間後には50℃以上になりました。
こたつ内の温度のムラ:◯
中心部分と脚付近では最大12℃ほどの温度差になりましたが、時間がたつと温度差がなくなっていきます。
機能:◎+
今回検証した3製品の中では、唯一こたつの電源を入れずに人感センサーのオン/オフを切り替えられます。
電気代:◯
- 1時間あたりの電気代:7.75円
「強」設定で毎日8時間使用しても、1ヵ月あたりの電気代は2000円以下です。
高さ調節や収納トレーなど細かいところも使いやすい
やぐら部分にはトレーがついており、オフシーズンにはここにコードを収納できます。
やぐらに継ぎ脚パーツが取り付けられており、これを使うことでテーブルを5cm高くすることができます。これで寝転がっても腰が当たりにくくなります。
人がいないと5分でオフになるので、消し忘れの心配もなし。コストも助かります。
【2位】ユアサプライムス「人感センサー付き テーブルこたつ CYK-TKM105N」
- ユアサプライムス人感センサー付き テーブルこたつ CYK-TKM105N
- 検証時価格: ¥20,800〜
- 暖かさ
- こたつ内の温度のムラ
- 機能
- 1時間あたりの電気代
わずか5分で40℃超え 速暖性ならユアサ
ユアサプライムス「人感センサー付き テーブルこたつ CYK-TKM105N」は、人感センサー付きこたつのおすすめランキングでA評価を獲得しました。
今回検証した3製品のうち、最も素早くコタツ内が温まりました。開始からわずか5分で内部が40℃に到達しました。
速暖性を求めるならこちらがおすすめです。
- おすすめポイント
-
- こたつ内部があっという間にポカポカ!
- 45℃前後でサーモスタットが働く
- がっかりポイント
-
- 固定が甘いとこたつがグラグラする
- 幅
- 105cm
- 奥行
- 75cm
- 高さ
- 39cm
- 重量
- 16kg(約)
- 消費電力
- 600W
暖かさ:◎+
開始からわずか5分でヒーターの真下は40℃に。50℃前後になるとサーモスタットが働きオフになります。
こたつ内の温度のムラ:◎
一定の温度差はありますが、中心部の温度が上がるにつれて、脚付近の温度もしっかり暖まっていきます。
機能:◯
5時間の連続運転で自動的に電源がオフになるモードと、人感センサーを使用するモードを切り替えることができます。
電気代:◯
- 1時間あたりの電気代:8.96円
他製品と比べて消費電力がわずかに多く、毎日8時間使用すると月2000円以上に。
テーブルとしてのつくりがやや微妙
付属の工具で簡単に組み立てられますが、脚が細いため、しっかり固定することが必要です。また、天板の表面加工もやや粗さが目立ちました。
【2位】無印良品「楕円こたつ 小 MJ-KDS3-N」
- 無印良品楕円こたつ 小 MJ-KDS3-N
- 検証時価格: ¥24,900〜
- 暖かさ
- こたつ内の温度のムラ
- 機能
- 1時間あたりの電気代
テーブルは高クオリティ 補助暖房アイテムならアリ
無印良品「楕円こたつ 小 MJ-KDS3-N」は、人感センサー付きこたつのおすすめランキングでB評価となりました。
テーブルのクオリティや温度ムラは高評価でしたが、肝心の暖かさはいまひとつ。
寒すぎない室内で補助暖房として使うならおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 寝転がっても快適
- 1時間あたりの電気代が安い
- テーブルとしてのクオリティは高い
- がっかりポイント
-
- 天板の固定がけっこう大変
- 型番
- MJ-KDS3-N/83637569
暖かさ:△
開始から45分でようやく36.8℃まで上がりましたが、ここでサーモスタットが働き、温度が低下しました。
こたつ内の温度のムラ:◎
ヒーターパネルが大型であることと、製品サイズが小さいので中心部分と脚付近の温度差はありません。
機能:◎
スペースが確保できる中天板式なので寝転がっても快適。天板の表面も滑らかでテーブルとしては高クオリティです。
電気代:◎+
- 1時間あたりの電気代:2.79円
他の2製品に比べて電気代は圧倒的に安いですが、温度の低さを考えると納得です。
天板の固定にコツがいります
天板が2枚ある中天板式の構造で、こたつ布団を使用しない場合は2枚をネジで固定します。この固定がやや面倒です。
まとめ:寒い日だってこたつがあれば快適!
以上、人感センサー付きこたつのおすすめランキングでした。
今回、人気3製品を比較テストしたところ、コイズミ「家具調こたつ KTR-33220S」がベストバイを獲得しました!
スイッチを入れて7分ほどで40℃を超えるなど、温め性能が優秀。「強」設定なら20分ほどで50℃近くまで上昇します。
やぐら部分にトレーがついており、オフシーズンのコード収納に困らない利便性も魅力です。
A評価のユアサプライムスも1時間で50℃前後まで上昇。電気代は他製品と比べるとやや高めなものの、速暖性を求めるならこちらもおすすめです。
しっかり温まってコストも助かるコイズミ
コイズミ
家具調こたつ KTR-33220S
幅105cm✕奥行75cm
サイズ違いもある
テストでは、幅105cm✕奥行75cmのサイズを検証しましたが、コイズミの同シリーズには少し大きめの幅120cm✕奥行80cmや75cm✕75cmの正方形タイプもあります。
コイズミ
家具調こたつ KTR-34225
幅120cm✕奥行80cm
今回ご紹介したおすすめ商品を参考に、お部屋にあった一台を選んでみてくださいね。
こたつの売れ筋ランキングもチェック!
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