パイオニア「NP1」ってどんな製品?
『家電批評』にて、過去に年間ベストバイを獲得したこともある「NP1」は、簡単に言えばカーナビとドライブレコーダーが一体となっていて通信機能も付いているカーグッズ。
カーナビ機能においては画面が付いておらず、音声だけで操作・案内ができる仕様です。またフロント・リアカメラが搭載されているドライブレコーダー機能では、映像をクラウド上にも保存できます。
さらに有料オプションを付ければ、車内でWi-Fiが使い放題になるのもこのモデルの特徴です。
「家電批評」では、本製品が2022年3月2日に発売されてすぐに実力テストを実施。
音声だけで操作と案内が完結する点や、車内の通信手段としての「クルマWi-Fi機能」において、その優秀さを高く評価しました。これまでになかった「会話型ドライブデバイス」部門で年間ベストバイを獲得しています。
発売から1年でアプデ進化! パイオニア「NP1」の実力を改めてチェック!
パイオニア
NP1
購入プラン(希望小売価格):
ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付):6万5780円
バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付):9万3500円
サイズ:幅118×奥行93×高さ36m
重量:300g
有効画素数:約200万画素
解像度:1920×1080P(フルHD画質)
過去に「家電批評」で取り上げ、高評価を得たパイオニア「NP1」。
製品購入後も通信でサービスや機能がアップデートされるのも大きな特徴です。製品発売から1年が経ち、その間に様々なアップデートが行われています。
最新の2023年2月アップデートは以下。お出かけという行為自体を楽しくさせてくれる、エンターテイメント面の充実が特徴的です。
- ファミリー向けお出かけ情報サイト「いこーよ」との連携
- 観光情報と詳細な施設情報を持つ「るるぶDATA」との連携
- 回転すし「スシロー」との連携
昨年の発売以降にAmazonが提供している音声アシスタント「アレクサ」に対応し、2022年9月には音声の声を変えられる「コエ変え」もできるようになりました。
このように、「NP1」は製品購入後も「育つ」カーナビ&ドラレコと言えます。
今回は2023年になり進化の速度を高める「NP1」の性能を、カーグッズのプロと『家電批評』が改めて検証しました。
また、編集長・建部は、家族総出で「未体験者目線」によるNP1の実使用テストを実施。
カーナビやドラレコの種類やタイプに詳しくないイチ運転者(編集長・建部の妻)が「NP1」を簡単に扱えるのか? 赤裸々な使い勝手を正直にレビューしました。
さっそくテスト結果と正直レビューを見ていきましょう。
テスト1:音声だけのカーナビ機能は使いやすいの?
結果:安全にドライブできた! 特に車線案内はとてもありがたい!
「NP1」には、カーナビとして当たり前だった画面が付いていません。ナビ機能は音声で操作します。
「NP1、○○に行きたい」などと話しかけると、「NP1」が検索を開始。ルートを提案してくれます。
画面にタッチして施設名や住所を入力するという手間がないのは非常にラクです。
肝心のルート案内はやはり、「2つ目の信号を右です」「突き当たりを左です」というように音声で行われます。運転中に画面を見る必要がないので、視線が安定し、安全にドライブできます。
音声案内の認識力や精度、使い勝手は過去のテスト同様非常に高レベル。初めて使う人でも迷うことなく、「画面のないナビ」を信頼して扱えました。
一方で、案内画面がなく、音声だけなので、「本当に正しいルートを案内しているのかな?」と不安になるという意見もありました。
音声案内だけでは不安な人のために、Bluetoothで接続するスマホアプリ「My NP1」が用意されています。同乗者や、休憩中の運転者がこのアプリでルートを視覚的に確認できるのでおすすめです。
スマホに地図やルート案内が表示されるため、安全運転でドライブできます。
同乗者や、休憩中の運転者がこのアプリでルートを視覚的に確認できるのは◎です。
スマホに表示される地図は見やすく、コンビニなどのアイコンも表示されるため、走行している場所が分かりやすいです。
テスト2:ドライブレコーダーの映像は見やすいの?
結果:前後カメラと駐車監視機能で万が一のシーンにしっかり対処!
カメラは前方と車内/後方の2カ所に付いており、前方のほかに車内も録画できます。
前方の映像は、前車のナンバープレートのほか看板の文字もしっかり読み取れました。
車内/後方カメラも画角が広く、車内の様子も分かりやすく映っています。
万が一の事件の様子やドライブ中の思い出などが撮影できるほか、運転中の様子が記録されているため、安全運転を意識させてくれます。
一般的なドライブレコーダーにはない「NP1」の利点が、本体がインターネットにつながっているため製品内部のSDカードだけでなくクラウド上にも映像を保存できること。両方に録画できるため、肝心な場面の映像をしっかり保存できます。
クラウドからスマホへのダウンロード速度は速く、スマホの画面で簡単に確認できるのは便利です。
さらに、インターネットにつながっていてよかったと思えたのが、「駐車中衝撃通知」機能(別売りのケーブル「NP-BD001」(実勢価格:4400円)が必要)。駐車中にドアパンチ、当て逃げ、車上荒らしなどによる衝撃を感知すると、10秒間の映像を録画します。
スマホに通知されて映像が見られるほか、音声の警告メッセージを発して犯人を威嚇することもできました。
盗難にあいやすいクルマに乗っている人には、特におすすめの機能です。
テスト3:車内Wi-Fi機能は便利?
結果:家族が車内でネットやゲームで遊べるのは便利!
オプションの「docomo in Car Connect」に加入すると、車内でWi-Fiが使い放題になります。
1人で仕事をするときでも、家族みんなで長時間ドライブするときでも便利。
料金は1日プラン:550円、30日プラン:1650円、365日プラン:1万3200円と使い方に合わせて選べます。
長期休暇や年末年始のドライブ中に渋滞にはまり、子どもがぐずぐずしてイライラ…なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。そんなときに車内Wi-Fiがあれば、動画鑑賞やWebサイト閲覧などができて、円滑な運転の助けになります。
ただしWi-Fiは走行中なら利用できますが、エンジン始動後に停車したままの場合は30分後、走行して停車したあとの60分後は利用できなくなる点には注意が必要です。
クルマをたまにしか使わない人でも、1日プランを使って料金を節約できるのはありがたいです。
テスト4:観光などの情報提供機能は便利?
結果:知らない場所をドライブしたときなどに便利!
運転を楽しくする情報を届けてくれる「もっとカーライフ++」機能は、さまざまなサービスと提携しています。
運転を楽しくする情報を届けてくれる「もっとカーライフ++」機能は、さまざまなサービスと提携。発売後〜2023年にかけてのアップデートにより、次々と便利な機能が増えています。
2月にはファミリー向けお出かけ情報サイト「いこーよ」、全国4万3000件以上の観光情報と詳細な施設情報を持つ「るるぶDATA」と提携。
ドライブ中に近くにある人気のスポット情報を知らせてくれるようになりました。
観光できる場所が分からないときは、この情報が役に立つでしょう。
また回転すし「スシロー」とも連携しており、店舗の混雑情報を知らせてくれたり、店舗予約などの操作ができます。
これもやはり音声で操作できて、おすすめです。
テスト5:そのほか気になる機能は便利?
結果:アレクサ対応で音楽の再生がとてもしやすい!
Amazonが提供している音声アシスタント「アレクサ」に対応。
例えば「アレクサ、音楽をかけて」と「NP1」に向かって話しかければ、スマホ経由でAmazon Musicの曲を再生してくれます。また、天気やニュースなどの読み上げ機能もあります。
音楽をかけるために、いちいちスマホを操作しなくてもいいのはとてもありがたいです。
「NP1」から流れる音声は、男性2種類、女性2種類、声優の悠木碧さんの声2種類から選べます。
どの音声も聞き取りやすく、手軽に切り替えることができます。
音声を変えられるのは◎ですが、声優さんに詳しくない人にとってはそこまで大きな魅力は感じられず……。ロボット掃除機などで「関西弁」「博多弁」などと音声のイントネーションを変えられる家電もありますが、「NP1」もそのようにできたら良いかもしれません。例えば「NP1」搭載車で福岡に遊びに行った際は博多弁で話してくれたりしたら、ドライブという体験や行為自体がもっと楽しくなりそうです。
実直レビュー:カーナビやドラレコにこだわらない人が1ヶ月利用してみた!
【1. 取り付け〜設定は?】最初は手こずるかもしれません
今回は、家電批評編集部・建部の自宅車(日産セレナ)に「NP1」を実際に装着。車を購入したときにビルトインでつけたカーナビやドラレコと比べてどう違うのかを検証しました。
ちなみに建部自身はクルマの免許を持っていないため、普段から運転をする妻(本人曰く「カーナビとかドラレコにはほとんど興味がなくて、ときどき使う程度。知識もなければ、良し悪しについて考えたこともない」)にテスト協力を依頼。
週末を中心に、家族で出かける際や買い物時の運転などで「NP1」の良いところ・残念なところを「素人目線で」1ヶ月ほどチェックしました。なお本レビューのテキストは家電批評編集部・建部によるものとなります。
「NP1」を我が家のクルマに設置する際は、専門業社に依頼。車載器としては非常に珍しいサービスで◎です。
クルマの配線等を含めて、取り付け自体には小一時間ほどがかかりましたが、私たち一家はそれを見ているだけなので苦労はありませんでした。
業者が帰り、いよいよこちら側での作業です。まずは「NP1」と専用アプリ「My NP1」の連携を妻に依頼。
これは簡単に済み、上の写真のように、車内Wi-Fi「docomo in Car Connect」の設定もスムーズです。
続けてAlexaとの連携で、事件が。妻が「いつまで経っても接続されないんだけど……」と泣きそうになっています。
ためしにスマホ連携操作を建部が代わってみると、Alexaアプリ側で連携できるデバイスに、いつまで経っても「NP1」と表示されません。たしかに何も進まず、半べそをかきそうになります。
あわててネットで「NP1 アレクサ 設定」と検索。そこで判明したのが「NP1」側で操作が必要ということでした。
本体外側にあるボタンを2秒ほど長押しすると「NP1」がBluetooth連携モードになり、その操作がなければAlexaとの連携ができなかったのです。調べてみれば簡単なことでしたが、「My NP1」でもう少し詳しく説明してくれた方がありがたいです。
とにかく、もろもろの設定が完了。機械やスマホの設定が得意でない人にとっては、やや大変という印象です。
設定は最初の1回で済むのですが、初心者向けに、アプリ上でもう少しだけ詳しく手順や流れを説明してほしかったです。
【2. 音声操作はしやすい?】ナビ操作、天気確認ともに快適でした
筆者は実際に運転できませんが、どのように会話ができるのか、まずは話しかけてみました。
「近くのコンビニは?」と聞いてみた映像がこちらです。
近くのコンビニを距離順に3つ提案してくれるので、めぼしいコンビニを選択。道のりの概要が説明された後、ルート案内が開始します。
詳細かつ丁寧な語り口なので安心感があります。これならたしかに音声のみで目的地まで到着できそうですね。
「My NP1」アプリで確認するとこのような表示に。スマホ画面でもナビを確認できるのは嬉しいですね。
続けて妻に運転してもらい、天気も確認。
やはり音声認識の精度は良好です。
【3. 遠隔で管理】事故かと思ったら洗車だった!
こうして妻が「NP1」を普段使いする日々がはじまりました。初日は私が仕事ということもあり、妻が子どもを連れてどこかに出かけたようです。
仕事をする私のスマホに「My NP1」アプリから妙な通知が届いたのはこの日の夕方でした。
【〜に、NP1にて駐車中の衝撃検知による録画を行いました。】
何事かと思い妻に電話をしても出てくれません。もしかして運転中に事故でも起こしたのか……。
おそるおそる「My NP1」アプリから「動画を見る」を選択。
そこにあった動画のキャプチャが以下です。
わかりますでしょうか。これ、ガソリンスタンドの洗車機を通過しているところです。「NP1」はこれを衝撃と検知したようです。
アプリ操作で切り替えると車内カメラの映像も観れるのですが、子どもたちはだらだらタブレットで遊んでいるので、無事でした。そりゃそうか。
他にもいくつか動画が残っていたのですが、妻が洗車後に車体を拭き上げているタイミングでも、「NP1」は衝撃検知をしていました。車体をゴシゴシしたからでしょう。
感度が高いのはいいのですが、ちょっと心臓に悪い気もします。
子どもたちはやはり車内で、タブレットで楽しそうに遊んでいました。
【4. ナビの利便性?】はっきり言ってラクすぎた!
こうして最初は気になる点も多かった「NP1ライフ」ですが、普段使いする妻によれば、遠出の機会がなければナビを使わないということで、休日に家族総出で長めのドライブに出向くことに。
筆者が住む埼玉県さいたま市から、「むさしの村」という遊園地に向かうことにし、娘(小学6年生)に「NP1」への依頼をしてもらいました。
ちなみに、以前にもむさしの村に向かったことはありますが、その際は妻が事前にビルトインのカーナビを設定。ただし、子どもたちはカーナビでアニメやテレビ番組を観るため、道で困った時や複雑な交差点では、いちいち妻がナビ画面に切り替える必要がありました。
さっそく車を走らせ、娘が「エヌピーワン、『むさしの村』に行きたい」と依頼します。
「NP1」がすぐに「直接距離で23.6kmの場所に『むさしの村』が見つかりました。ここに行きますか?」と応答。
妻も私もそのレスポンスの速さに驚きます。
案内が開始され、「二つ目の交差点を右折」などと細かく指示をしてくれます。ルート指示が多い印象を受けましたが、運転する張本人の妻は非常にありがたいと力説します。
初めて運転する道だとどの車線にいたらいいかわからなかったりするけど、細かく指示してくれるからすごくラク。ドキドキしながら車線変更しなくていいから安心。
その調子で順調にむさしの村へと向かっていたら、「NP1」から急に話しかけられました。
「スシロー岩槻店の近くです。スシローでは現在、大切り得ネタ祭り開催中……」
スシローとPioneerの提携による案内です。このように店舗が近づくと案内されたり、逆にこちらから「エヌピーワン、スシローに行きたい」と話しかければ、近隣のお店を案内、また待ち時間も教えてくれます。
回転寿司はくら寿司派の我が家ですが、「NP1」が設置されてる間はスシローに浮気してしまうかもしれません。今回は前方にあらわれたスシローを泣く泣くスルー。
また、地元で人気の公園にさしかかったときにはこのような案内も。
「この近くに、『いこーよ』で人気の公園、『川通公園』があります。公式戦も行われる野球場があり……」
こちらもお出かけ情報を扱うサービス「いこーよ」とPioneerの提携による案内。地元の公園なのでもちろん知った場所ですが、野球の公式戦まで行われてるとは。家族連れや知らない道を進むときには便利な機能です。
こうして「NP1」の実力を思い知らされながら、無事に目的地に到着。
ナビの精度はまったく問題なく、妻は「むしろ画面を見るよりもわかりやすい。助手席に道に詳しい人が座ってしつこく教えてくれてる感じ」と、褒めてるのかよくわからない発言をしていました。
教習所に通っていた時、路上教習で助手席に座る教官がいるから不安が軽減されたことを思い出しました。運転中にナビの画面に目をやる必要がないので、とっさの状況にも対応できて◎です。
【5. 車内Wi-Fiの利便性は?】もうちょっと安いと嬉しいけど、超助かった!
むさしの村からの帰り道、長時間の遊び&車内拘束により、幼稚園児の息子2人がぐずぐずとしはじめました。我が家ではよくあることなのですが、彼らの大好物、YouTubeを見せれば落ち着くのが定番です(本当はあまり頼りたくないのですが……)。
いつものパターンだと私や妻のスマホを渡してしまうのですが、今回は「NP1」の車内Wi-Fiを活用してみました。
上の写真のように「NP1」の設定さえ済んでいれば、スマホやタブレット等をWi-Fiに接続できます。
かくして、息子2人がタブレットでYouTube視聴を開始。落ち着いてくれました。動画を観ていてもカクカクするとか遅延するようなことはなく、実に快適のようです。
車内Wi-Fiは「docomo in Car Connect」に加入すれば使い放題。料金は1日プラン:550円、30日プラン:1650円、365日プラン:1万3200円と、選択できるのは◎です。
ただし車内で仕事をしたりする習慣がない我が家では、年間1万円以上払ってまで加入すべきかの議論が続いています。まずは遠出する日に1日プランに加入、という方向性が無難でしょうか。
クルマのなかでユーチューブを観れて嬉しい! パパもスマホでゲームできてうれしそうでした!
【6. おまけ】見守りにも使える!
使う人は限られるかもしれませんが、筆者が個人的にアリだなと感じた使い方があります。それが「NP1」で家族の無事を見守る方法です。
我が家には自宅の敷地内に駐車場があります。そこに車を停めると、NP1の前方カメラが家に隣接する細い道路を向く寸法です。
「My NP1」アプリの「マイカーウォッチ」を開くことで、運転していない(エンジンを切った)状態でもリアルタイムでカメラを通した映像が確認できるのですが、これがイイ。
妻は子どもを連れて近所に(徒歩で)出かけることが多いのですが、鍵を閉め忘れることが多々あります。そこで我が家では、筆者が「カギ閉めた?」としょっちゅう妻に電話をかける役割を担っています。一般的な家庭ではあまりないかもしれませんが、それほど筆者は心配性なのです。
あるときいつものように妻に戸締り確認の電話をかけたのですが、応答がありません。そこでふと思いついたのが、「NP1」のマイカーウォッチです。
試しにアプリを操作して、接続までしばらく待ちます。30秒ほどで接続でき、リアルタイム映像を確認すれば、子どもたちが自宅前でサッカーを楽しんでいました。
妻もそのそばでご近所さんと談笑しています(上のスクショでは映っていませんが)。あーよかった。
このようにある種の「監視カメラ」みたいな使い方もできることがわかりました。
使う人は限られるかもしれませんが、例えば家の外から不審な物音が聞こえてきたときや、訪問者の姿を確認したいときにも使える可能性があります。もちろんリアルタイムの映像なので、家族がどこに出かけているのかもわかります。
筆者に黙ってスシローを楽しんでることが判明した時は、ちょっとだけ涙がこぼれました(いや、ぜんぜんいいんですけどね!)。
「マイカーウォッチ」機能はクルマから離れた場所から、遠隔で状況を確認できるサービスです。エンジン停車中に使用する際は別売りの駐車監視用電源ケーブル「NP-BD001」が必要です。利用は1回あたり5分まで、月に計60分までの制限もあります。
まとめ:発売から1年で、ますますベストバイに磨きがかかった!
以上が、パイオニア「NP1」の検証結果、また実使用レビューです。
これ1つでカーナビとドライブレコーダーが利用でき、インターネットにつながっていることでスマホに届く駐車監視機能がとても便利と感じました。オプションですが、車内Wi-Fiが使えるのもありがたいです。
懸念点があるとすれば、(当然ですが)ナビ画面がないことと、本体価格が高めなこと。ですがスマホアプリを通じて地図は目でも確認できます。
また価格も、通信+サービス利用料1年分付きのベーシックプランや3年分付きのバリュープランのほか、月々2800円からの24回分割払い(ベーシックプラン)も用意されています。
5月7日までは、2万円のキャッシュバックキャンペーンがあるのも見逃せません。迷っている人は、お試しプラン(10日間:4400円、30日:6600円)を利用して、自分に合うのか判断してみるのもいいでしょう。
パイオニア
NP1
購入プラン(希望小売価格):
ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付):6万5780円
バリュープラン(通信+サービス利用料3年分付):9万3500円
サイズ:幅118×奥行93×高さ36m
重量:300g
有効画素数:約200万画素
解像度:1920×1080P(フルHD画質)
▼評価
総合評価 | 総合点 | カーナビ 機能 |
ドライブレコーダー 機能 |
車内Wi-Fi 機能 |
情報提供 機能 |
そのほか 付加機能 |
A+ | 45/50点 | 9/10点 | 10/10点 | 9/10点 | 8/10点 | 9/10点 |
最後に、パイオニア「NP1」のよかった点と残念だった点をまとめました。
▼よかった点
- ナビ中に画面を見てしまうリスクがない
- ドライブレコーダー画面をスマホですぐ確認できる
- スマホで駐車中の監視ができる
- 車内でWi-Fiが利用できる
▼残念だった点
- 本体が大きめで目立つ
- 価格は高め
今ならキャッシュバックを使うと4万5780円(ベーシックプラン)になるので、購入のチャンスなのではないでしょうか。
カーナビとドライブレコーダーの他にWi-Fiまで使え、駐車監視機能もとても便利なので、クルマでよく旅行に行く人のほか、盗難が心配な高級車に乗っている人には特におすすめしたい製品です。
「NP1」発売から1年。日々進化するその実力は、ベストバイっぷりをさらに加速していました。今後も「家電批評」は定点観測を続けていきます!
右から2番めの車線を進んでください」という音声案内がとてもありがたく、次の交差点で曲がるときに慌てて車線変更をすることがなくなりました。