前後2カメラタイプのドラレコの特徴って?
ドラレコには、「3カメラ」タイプや「360°+リア」タイプもありますが、現在よく売れているのが「前後2カメラ」タイプ。
対策したい「煽り運転」にもいろいろありますが、後ろの車に接近される、ハイビームを照らされる、過剰にクラクションを鳴らされるなど、最も多いタイプが後方からの煽り運転です。
そこで、車の前後の記録ができる前後2カメラタイプが人気となっています。
「前後2カメラタイプ」のドラレコのメリットとデメリットは?
前後2カメラタイプは、車の前後を撮影できる、ドラレコで最も一般的なタイプ。メリットは、圧倒的に画質がいいものが多いということ。デメリットは、真横の撮影はできません。
テスト方法は?
今回は、前後2カメラタイプのドラレコ11製品を実際に使用して、プロが厳しくチェックしました。検証項目はこちらの5項目です。
テスト1:フロントカメラの画質(40点満点)
昼・夜に実際に走行し撮影した映像をプロがチェックし、昼・夜それぞれ20点満点、計40点満点で評価しました。
テスト2:リアカメラの画質(40点満点)
フロントカメラ同様、実際に撮影した映像をプロがチェックし、昼・夜それぞれ20点満点、計40点満点で評価しました。
テスト3:画角の広さ(10点満点)
各カメラの水平・垂直の画角を基準とし、実際に撮影した映像も踏まえて評価しました。
テスト4:操作性(5点満点)
メニューの使いやすさやボタン操作のしやすさなどの操作性を総合的に評価しました。
テスト5:付加機能(5点満点)
運転支援機能をはじめとした、様々な付加機能を5点満点で評価しました。
以上5つのテストを行い、100点満点で点数化。今回はテストの結果、ベストになったものを紹介します。
ユピテル「Y-230d」
ユピテル
Y-230d
実勢価格:2万7280円
フロントカメラサイズ・重さ:W89×D35×H51mm・約125g
リアカメラサイズ・重さ:W55×直径25mm・約28g
最大解像度:1920×1080(フロントカメラ、リアカメラ)
フロントカメラ視野角:水平:135°、垂直:75°、対角:160°
リアカメラ視野角:水平:130°、垂直:70°、対角:150°
液晶サイズ:3.0インチ
HDR:あり
駐車監視機能:あり(オプション必要)
▼検証結果
- フロントカメラ(昼):18/20点
- フロントカメラ(夜):16/20点
- リアカメラ(昼):15/20点
- リアカメラ(夜):15/20点
- 画角の広さ:10/10点
- 操作性:4/5点
- 付加価値:2.5/5点
- 総合点:80.5/100点
昨今のあおり運転に関するニュースにより注目を集めているのが、前後カメラタイプのドライブレコーダー。前方の事故だけでなく、後方の追突やあおり運転の状況も1台で録画できるもので、各社がこぞって最新機種を発売しています。
全11台を集めて多角的に検証したところ、ベストバイに選ばれたのはユピテル「Y-230d」です。前後の死角が少なく、安心して任せらます。
旅の思い出記録用としても大活躍の画質
本体は3.0インチの大きなモニターを持ち、映像の確認やセッティングがしやすく、解像度がフルHDながら美しい映像を記録。リアカメラも同じ解像度なので、万が一のあおり運転も状況をしっかり残せます。
画角が水平135°、垂直75°(フロントカメラ)と広く、左右から人や自転車が飛び出してきても状況がわかります。面倒なSDカードのフォーマットが不要なのもうれしいポイントです。
フロント/リアカメラの昼間映像は実際の見た目に近い印象で、看板の色合いもそのまま。空の青さや雲の動きも見た目どおりに表現されています。左右がかなり広いのも特徴で、ドライバーが見落としがちな端の状況もわかります。
広角レンズのため両端のビルは上の方がやや曲がって見えるものの、見やすさに問題はありません。夜間はやや明るめに映っており、車のナンバープレートもしっかり読み取れます。映像に美しさも感じられるので、万が一の状況証拠だけでなく昼の観光地や夜の高速道路を走ってドライブの思い出を残したいとまで思わせます。
先行車発進お知らせなどの運転支援機能はついていませんが、オマケ程度なので問題ありません。2万7280円というお手ごろ価格なので導入しやすいです。
超ワイド画角&高画質で「記録の質」が段違い
派手な看板が色鮮やかに表現されており、空に浮かぶ雲も実際の見た目と同じ美しさ。フロントウインドの左右がすべて記録できる画角の広さも魅力です。
フロントカメラと同じような再現度で、遠くの看板の文字も読み取れます。画角はフロントよりはやや狭いものの、状況判断を行うのに問題はありません。
STARVIS&HDR対応で夜間もバッチリ
全体的に明るめに補正されており、街灯がない歩道の様子もわかります。ヘッドライトが当たっている正面なら、横断歩道を渡る人の動きもハッキリ!
明暗のバランスがよく、車の動きだけでなく車内にいる人の様子までよくわかります。ネオン看板も文字が潰れておらず読み取ることができます。
手動録画で大事な場面の個別記録も
本体の右下には記録ボタンがあり、押すとその前後の映像を専用フォルダに記録。大事な証拠が上書きされる心配はありません。
画面側にボタンがあり操作性もグッド !
操作ボタンは本体の右側にそろっており、大きいので押しやすいです。ボタンにはマークがついているので、操作時に迷いません。画面の文字も大きくわかりやすいです。
日時・自走位置・走行軌跡はもちろん衝撃も記録
録画したMicroSDカードをWindowsPCに挿して、専用のPCビュアーソフトで開けば、映像とともにGoogleマップ、速度、Gセンサーグラフなどを表示。いつ、どこを、どんな状態で走行したのかがわかります。
ビュアーなしでも日時と映像を確認できます
3インチの大型フルカラーTFT液晶モニターで、記録映像を鮮明に表示。記録日時も表示されるので、その場で状況を確認できます。実際のカメラの映り方を車内で確認できるので、装着時の画角調整やセッティングもスムーズです。
以上、煽り運転対策におすすめの前後2カメラタイプのドライブレコーダーのベストバイの紹介でした。ドラレコの新規導入や見直しを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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黄色も鮮やかに表現されており、とても見やすいです。