悪質な〝あおり運転〟が増加中 今はドラレコで自衛する時代に…
ときに重大な事故を引き起こす可能性がある“あおり運転”。最近は、こうしたあおり運転をはじめとする危険運転に巻き込まれるケースも増えており、ニュースなどで耳にしたことのある人も多いと思います。
こちらは「車間距離保持義務違反」の取締件数です。
※参考:高速道路における交通違反取締り状況の車間距離不保持(警察庁)
実際に2017年以降、“あおり運転”が2倍近く増えていることがわかります。
ここ数年でここまで増加している背景のひとつに、ドライブレコーダーの普及によって危険運転が顕在化してきたことが挙げられます。
ドライブレコーダーはただ単に記録するだけではなく、クルマの周辺状況を丸ごと記録することができます。
揉めた場合も記録として残せるのは安心。もはやドライブレコーダーは、運転状況を記録してトラブルの証拠づくりに欠かせないアイテムのひとつといえるでしょう。
万が一の事故の過失割合が明確になる
ドラレコが役立つのは、あおり運転だけではありません。ドラレコを搭載していれば、事故の時の映像を残すことができるので、過失割合が明確になります。
車同士の事故は、どんなに気を付けていても、防ぎようのない場合もありますよね。万が一の事故でもドラレコを搭載していれば安心です。
事故を起こしてしまった場合に、自分も相手もドラレコを搭載していなければ、警察や保険会社への状況の説明は記憶を頼りにした言葉が全てとなります。
突然の事故で自分の記憶があいまいになってしまい、相手の話が上手かったら、自分の過失の割合が実際よりも増えてしまうなんてことも…。そういった心配をなくしてくれるのが、最新ドラレコなのです。
編集部では、本当に役立つドライブレコーダーを探すべく検証を行いました!今回検証したのは、前後左右の運転状況はもちろん、車内の様子などを総合的に記録する「360度タイプ」全13製品。実際に走行し各製品の使いやすさや画質、機能などを専門家の協力のもと、全方位でチェックを行い、総合点の高い順からランキング化しました。
こちらの記事ではランキングのほか、ドラレコの種類やその選び方などもあわせてご紹介しますので、ぜひ合わせてご覧くださいね!
上下左右を立体的に記録 カーメイト「DC5000」
まずは今回の検証でベストバイとなった製品を先にご覧いただきましょう!
こちらの製品です。
カーメイト
d'Action 360 S DC5000
実勢価格:5万3732円
今回、計13機種の360度ドライブレコーダーの検証を行いましたが、あらためて重要だと感じたのは「画質」と「撮影範囲」。この2つを両立しているモデルは意外と少なく、車のナンバーが読めない、車のサイドが僅かしか映っていないといった機種もありました。
そんななか、ランキング1位を獲得したこちらのカーメイト「DC5000」は、本当の意味での「360度」と紹介できるモデル。詳しくは後ほどご紹介しますが、360度レンズでフロントもサイドも車内も全方位を立体的にキレイに記録できる唯一のドラレコといえます!
ドラレコでできることは増えています!
最新のドラレコは、できることが増えているのを知っていますか?最新技術がどんどん取り入れられていて、少し前のドラレコにはなかった機能が搭載されています!
トンネルの中などの暗所でも使える
トンネルや夜間に、事故にあうことも考えられます。そんな視界の悪いところでの事故も、最新ドラレコはしっかりと記録してくれる強い味方です。
画素数が多くなり、画像の解析がしやすくなっただけでなく、画像の白飛びや黒つぶれで相手のナンバーが見えないということも防いでくれます。特に、この明るさを自動的に調節してくれる「HDR機能」や「WDR機能」が搭載されているモデルがおすすめです。
駐車中の当て逃げや車上荒らしの記録ができる
駐車場で停車して、用事を済ませている間に当て逃げ被害にあってしまう…ということも考えられます。そんなとき、今までなら泣き寝入りをするしかなかったのですが、最新ドラレコは駐車中にエンジンを切った後でも車のまわりを記録してくれるのです。
当て逃げや車上荒らしが心配な方は、この「駐車監視機能つき」のドラレコに注目して選んでみるとよいでしょう。
それではつづいて、ドラレコの種類や選び方をご紹介したいと思います。
ドラレコは撮影タイプによって 大きく4つに分かれます
ドラレコの代表的な撮影タイプは4つあり〝360度〟を記録できるのは2種類になります。そのほかは前方のみ、前方と後方のみを撮影するタイプです。一つずつ見てみましょう。
タイプ①360度全方位を撮影
フロントと車内の360°を撮影。車のサイドの様子も記録できます。
ドラレコのイメージは前方の映像を記録するというイメージがありますが、360度の記録が可能です。後ろからの追突はもちろん、車の左右の側面で起きたことも記録できます。ミラーやボディの異常もしっかりと記録してくれるので安心です。
タイプ②前方と車内を撮影
本体の前後に1つずつカメラを搭載して、前方と車内の様子も撮影します。
タイプ③前後2カメラで撮影
フロントカメラとリアカメラの2つで、車の前方と後方を撮影します。車内は撮影できません。
タイプ④前方のみ撮影
カメラユニットは1つで、車の前方だけを撮影します。車内や車の横は映すことはできません。
今回の検証では本体のカメラ1つで360度を撮影する①と、本体に2つのカメラを搭載して前方と車内を撮影する②の2タイプをテストしました。
[選び方のポイントとテスト方法] 画質はもちろん撮影範囲も重要!
今回の検証でわかったのは製品によって「画質」や「撮影範囲」に大きな差があることです。これらを含め使いやすさなどもしっかりチェックしたうえで、最適な一台を選ぶようにしましょう。
ポイント1-1画質:昼と夜の画質をチェック!
ドラレコは、昼間と夜間で画質が異なり得意不得意があります。どんな状況でも記録として残せるよう、映像の精細感や白飛びをチェックするようにしましょう。
今回のテストでは13台のカメラを車内に設置して、昼間と夜の時間帯で都内の同一経路を走行しました。
こちらが昼間の画質です。
こちらは夜。ナンバーや看板、暗闇の歩行者を確認しました。
ポイント1-2 映像の画質は鮮明で、信号に対応しているか
映像の画質は「フルHD」以上、画素数は「200万画素」以上を選ぶようにしましょう。そのくらいの画素数があれば、相手のナンバーをしっかりと読み取ることが可能になります。さらに重要なのが「LED信号に対応している」ことです。
LED信号は、目に見えない速さで点滅しているので、対応していないドラレコだと信号の色がわからないという可能性も。信号の色は事故の過失割合の判断で重要な部分なので、必ずLED信号に対応しているドラレコを選ぶようにしましょう。
ポイント1-3 駐車監視機能やGセンサーはついているか
駐車監視機能には、「常に録画をしておくタイプ」と、「衝撃を感知して録画するタイプ」、「動体を検知して録画するタイプ」があります。駐車しておく場所に不安がある場合に気持ちの安心にもつながる機能なので、搭載モデルを選ぶとよいでしょう。
また、Gセンサー(加速度センサー)とは、事故などの衝撃を受けた場合に、その前後の画像を上書きされない場所へ自動保存してくれる機能です。この機能は「イベント録画」や「イベント記録」と呼ばれていて、万が一の時に搭載されていると便利です。
ポイント2 機能:ビュワーや便利な機能が搭載されているか?
使いやすさにもつながりますが、映像ビュワーの使い心地や、そして、GPS、駐車監視、常時録画、加速度センサー、画質補正のWDR機能などの搭載機能をチェックしました。
テストでは記録した映像もすべてチェックしました。
ポイント3 使いやすさ:設定や閲覧の操作性はどうか?
クルマに後付けするドラレコは、本体のボタン操作やモニターの視認性、各種設定や設置性などの使用感がけっこう大事になります。
テストではこれらチェックするため、クルマに実装したうえで走行して試しました。
クルマに設置するところからチェックし、各製品の使いやすさを比較しました。
また各種設定や記録したものを閲覧する際の操作性もチェックしました。
今回のテストでは、設置の際の固定方法については評価ポイントに入れていませんが、購入の際はこちらも要チェックです。
①吸盤タイプ
車内の温度変化で吸着状態が弱まり落下リスクがあります。不意の剥落に注意が必要です。本体重量が重いモデルはとくにチェックするようにしてください。
②粘着シートタイプ
粘着シートでガラスに設置するため、安定感があります。
③ミラー設置タイプ
バンドでルームミラーに取り付けるため、落下リスクは低めです。
以上3つのポイントを比較をして、100点満点で総合得点を算出しランキング化しました。
「画質」は昼夜で60pt、「機能」と「使いやすさ」は20ptの合計100ptで採点。また、画質は撮影できる範囲も加味しています。
それではお待たせしました! さっそく13製品のランキングをご紹介していきたいと思います。
精細なドライブ映像が記録できる カーメイト「DC5000」
ベストバイとなったカーメイト「DC5000」は、あらゆるドライブ映像を残す360度カメラの性能の高さが他機種と比べてアタマひとつ抜けている結果となりました!
カメラは前後に2つのユニットを搭載しており、両方のカメラが360度レンズを使用しているため左右の平面的な映像だけではなく、上下方向まで立体的に記録できます。
あおり運転や幅寄せを行う悪質なドライバーに遭遇した場合、運転席に詰め寄られて威圧や暴行などの被害を受けるリスクも高く、それら一連の〝トラブル〟を証拠映像として記録できるのは大きなメリットですね。
カーメイト
d'Action 360 S DC5000
実勢価格:5万3732円
カメラ形状:前後2カメラ
サイズ:H100×W130×D51mm (マウント装着時)
重量:約235g
記録画素数:全天球+フロント/約410万画素+約200万画素、全天球のみ/約410万画素または約730万画素
有効画素数:約2706万画素
撮像素子:裏面照射型CMOSイメージセンサー 1/2.3型
記録メディア:専用microSDカード(品番:DC3/4/5)
こちらはフロント側のカメラです。
前後のカメラは360度レンズを搭載しています。とくに車体のサイドや車内の様子はかなり広範囲をカバーしていて、撮影範囲については検証機のなかで文句なしの一番でした!
その他、「DC5000」についてポイントごとに詳しくみていきましょう。
ポイント①画質:夜間のナンバーや看板も視認できる「フロント録画」がスゴい!
360度カメラは、映像の精細感に難がある場合が多いのですが、DC5000は「フロント録画」という機能が搭載されており、これがとにかく優秀なんです!
「フロント録画機能」は、360度撮影とは別に前方だけを高解像度で記録するモードで精細な映像を残すことができます。
明暗差の大きな場所でも派手な白飛びが見られず、ノイズレスで視認性は高いです。
夜間の映像もナンバーや看板などをしっかり視認できるレベル。これがあれば万が一のトラブル時も安心ですね。
もちろん360度撮影でもキレイ! こちらは車のサイドや車内などの映像です。
運転席や助手席のほか、サイドを走っている車までクリアに記録できていました。
夜間の車内はやや暗めという印象ですが、スマホやPCで明るや調節も可能です。
こちらは正面と車内。最高級とは言えませんが、ノイズレスで実用に耐えうる画質をキープしているため、ドライブの思い出を記録する映像としても十分に楽しめますよ。
ポイント②機能:Gセンサー、GPSなど機能充実! 専用ビュワーも使いやすい!
DC5000は機能が充実しているのも評価のポイントです。駐車監視機能はオプションとなりますが、常時録画やGセンサー、画質補正のWDR機能など、ドラレコのスタンダードな機能はほぼ完備しています。とくにGPS機能は精度の高い走行マップや時間、速度情報を記録して、事故の証拠映像やドライブログを残すときにも大役立ちです。
また専用ビュワーはGPSによる多彩な情報が見やすく配置されているのもポイント。
画面モードの切り替えや明るさ調整、再生バーなどは大きなアイコンで表示されていて、直感的に操作できます。
・画面モード:360度撮影の4アングルとフロント録画で5種類の映像を確認できます
・走行マップ:GPSを内蔵しているため、走行した道順や時間を記録できます
・明るさ調整:明るさ調整や全画面表示ボタン、再生バーもあります
もちろん、それぞれの画面操作のレスポンスもスムーズです!
こちらは主な搭載機能になります。
基本的な機能はしっかり搭載されています。
ポイント③使いやすさ:大きくて操作しやすいボタンで快適に使える!
本体に配置されているボタンはシンプルで、内容も電源オン・オフ、手動録画、静止画撮影、無線LAN通信の4つだけ。操作で迷いにくく、メモリーカードが挿入されていない場合など、音声で気づきにくい本体の状態をサポートしてくれるので、使い心地は意外に快適です。
ボタンは本体フロントに配置されています。ボタンは電源オンオフ、手動録画、無線LANと接続する通信用(通信していないときは静止画撮影)の3つのみとシンプルです。イメージアイコンもわかりやすく直感的に操作できます。
また、それぞれのボタンにあるLEDの点灯状態で動作状況が確認できるようになっています。ちなみにSDカードが挿入されていないなどの本体状態を音声で報告してくれる機能もあります。
ボタンの他にも、こんな使いやすいポイントがあります。
[映像は動画の種類ごとにフォルダ分けされる]
常時録画や衝撃録画など、記録できる6つのモードごとにフォルダ分けされて保存されます。見たい動画にスムーズにたどり着けるのも使いやすさの一つです。
[モニター非搭載でスマホ画面で操作]
これは好みが分かれそうな部分ですが、DC5000はモニター非搭載。設定状況や撮影状況の確認などのメイン操作はスマホの専用アプリが基本になります。
操作はスマホがメインではあるものの、小さなモニターで操作するよりも大画面なので意外と操作はスムーズに行えます。
アプリはこちら。
カーメイト
スマートフォン用アプリ for DC5000
価格:無料
対応OS:Android、iOS
本体のさまざまな設定を行うことができる専用アプリは、無線LANで接続して使用します。
リアルタイムの撮影画像のほか、各種設定や録画映像の確認・視聴など、多彩な操作を行えます。多機能でさまざまな操作を行えるので、本体の小さなモニターで操作するより、スマホの大画面を利用したほうががスムーズという側面もあるので一長一短といえるでしょう。
[設置は強力な粘着テープで固定]
設置には接着力の高いテープで固定します。本体約235gでもガラスにガッチリ固定されるので、悪路で車体が揺れても映像のブレは見られず、ボタン操作も安定感があります。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 28pt
- 画質(夜): 27pt
- 機能: 16pt
- 使いやすさ: 17pt
- 合計: 88pt
「DC5000」は、圧倒的な総合力を兼ね備えた、正真正銘の「360度ドラレコ」といえる一台です!
小型&高画質で選ぶなら VANTRUE「N2 Pro」
2位となったのは映像のクオリティが素晴らしいVANTRUE「N2 Pro」。昼も夜もノイズレスで明暗差の表現力も高く、白飛びせずにナンバーや看板を明瞭に描き出しているのは驚くほどです! プロも「街の雰囲気をリアルに再現されている」と高く評価。旅の思い出用に動画を記録するときにも利用できます。
また、本体後ろのカメラ性能も高く、車内の様子もくっきり精細。全方位とまではいきませんがサイドまである程度は広角に映っているので、幅寄せや停車時のトラブルシーンを撮り漏らす心配はありません。
VANTRUE
N2 Pro
実勢価格:1万9990円
カメラ形状:前後2カメラ
サイズ・重量:※非公開
プロセッサー:NOVATEK NT96660
画像センサ:フロント/OV4689、リアレンズ/SONY IMX323
液晶サイズ:1.5 インチ TFT LCD (4:3)
フロントレンズ:広角170度大口径F/1.8 光学6G多層ガラスレンズ
リアレンズ:広角140度大口径F/2.0レンズ
電池:250mAh 3.7Vリチウムイオン電池
こちらはフロント側のカメラです。
「N2 Pro」は、本体前後に2つのカメラを搭載。センサーはフロントにOV4689、リアにSONY IMX323を搭載しており、昼夜ともに高精細な映像を映します。
その他、「N2 Pro」について詳しくご紹介します。
ポイント①画質:明るい部分も白飛びなし。ざらつきは見られず!
昼も夜もノイズレスで、明暗差による白飛びも少ない映像を記録できます。単なる運転記録だけではなく、ドライブや旅に出かけたときの思い出映像としても利用できます!
こちらはフロントモードで夜間に撮影したもの。ノイズが少なく、照明部分もぼやけていません。ナンバーや標識も明瞭に視認できていますね。
道路や街並みに奥行きがあってリアル。旅のドライブログとして楽しめるクオリティはさすがです!
ポイント②機能:基本的な機能は搭載しています
常時録画やGセンサーなどの基本機能だけではなく、オプションであることが多い「駐車監視」も標準搭載しています。ただ、GPSがオプションなのはやや残念。専用ビュワーがなく、本体モニターやMOV対応の動画再生ソフトで閲覧する仕様になっています。
スタンダードな機能はしっかりおさえられていますが、GPSはオプションとなっています。
ポイント③使いやすさ:コンパクトで安定……反面、ボタンは見にくい
コンパクトで軽量のために安定感があります。ただ、底面に配置されたボタンは小さく、座ったままだとやや押しにくさを感じます。
ボタンは本体の底面部分にあります。実際に運転席から操作してみると、押すときに屈まなければならないのはネックでした。
またモニターが小さいため、本体ボタンで多彩な設定ができたり動画を閲覧できるものの、視認性は低めです。
設置イメージはこんな感じです。
吸盤でフロントガラスに張り付けるタイプです。本体はコンパクトで軽いため、車体が揺れても落下するリスクが少ないのは評価のポイントです。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 29pt
- 画質(夜): 27pt
- 機能: 14pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 82pt
コンパクトなのでモニターが小さく底面のボタンが押しにくいという難点はありますが、映像の美しさは文句なしのトップクラス。とことん画質にこだわるなら同モデルを選ぶのが正解です。
シャープな輪郭で夜間もしっかり 記録する「ドラドラまるっと」
トップクラス映像評価で3位となったのはJAFの「ドラドラまるっとDD-W01」。映像は昼夜ともにシャープで、とくに夜間は明るくてノイズレスで細部までくっきり記録することができます。
モニター非搭載なので、操作は専用アプリを利用する形式です。本体設定やストリーミング再生などシンプルな操作で、年配層でも手軽に扱えるほか、GセンサーやGPSなど、搭載機能も充実しています。
JAFメディアワークス
ドラドラまるっと
DD-W01
実勢価格:4万3780円
カメラ形状:前後2カメラ
サイズ:W68×D106×H30mm
重量:220g
映像素子(前方・後方カメラ):1/2.8型 CMOSセンサー
最大記録画角(前方・後方カメラ):水平180度、垂直80度
最大記録映像サイズ(前方・後方カメラ):1920×1080ドット以上、最大28.5fps
こちらはフロント側のカメラです。
カメラは前後ともにSONY製2K対応CMOSレンズを採用して高解像度を実現しています。
その他「ドラドラまるっと」について詳しくご紹介します。
ポイント①画質:やや湾曲するけど、精細さはトップクラスの実力!
昼夜ともにノイズレスで明瞭に描写します。とくに暗い夜の映像のクオリティは高く明るく映り、白飛びもしません。車体までくっきり!
車内はリアに座る人まで明るく映りました!
ポイント②機能:多彩なアングルで動画を閲覧できる!
ビュワーは多機能で、アングルの切り替えや前後の同時再生もできます。
主な機能はこちらです。
駐車監視機能は非搭載となっていますが、それ以外の基本的な機能は網羅しています。
ポイント③使いやすさ:ボタン操作はとてもシンプル
本体ボタンは、赤い録画ボタンと電源オン・オフなどの小さなボタンが設置されています。
各種設定はスマホの専用アプリで操作するタイプとなっています。
設置イメージはこんな感じです。
強力な粘着テープでフロントガラスにがっちり設置するタイプ。重量は220gもありますが、揺れに強くて落下リスクも低減しています。平べったい形状なので場所を取りません。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 29pt
- 画質(夜): 28pt
- 機能: 12pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 81pt
暗い道路上のナンバーも標識の文字も明瞭に描写する実力でした!
4位: 「AZDOME」は8000円で
2万円レベルの高画質と機能!
「AZDOME」は1万円以下とは思えない高画質の映像を記録できます。とくに夜間はダイナミックレンジが広く、ある程度距離のある看板の文字まで映し出されていました。
本体やボタンの作りにやや甘さは感じられますが、駐車監視やGPSなどを標準搭載していて、コスパで選ぶならなら検証機のなかでも一番のモデルと言えます。
AZDOME
ドライブレコーダー
実勢価格:8888円
カメラ形状:前後2カメラ
サイズ:W66×H85×D32mm
レンズ:[フロント]150度広角レンズ(F値1.8)[リア]130度広角レンズ(F値2.6)
電源インターフェース:5V 1.5A
バッテリー:リチウムイオンバッテリー250mAh
作業湿度:10~90%
こちらはフロント側のカメラです。
フロント、リアルカメラの2ユニット型。リアルカメラ周囲のIRライトで夜間も明るく映せます。
その他「AZDOME」について詳しくご紹介します。
ポイント①画質:夜間もノイズレスでナンバーも読み取れる!
昼も夜もノイズレスで、明るさも適度。とくに夜間映像はダイナミックレンジが広くてライトが変に白飛びせず、ナンバーも看板も視認できます。
昼間も明暗差が表現できて細部までくっきりしています!
ポイント②機能:GPSも駐車監視も搭載!
1万円以下なのに駐車監視もGPSも搭載! 専用ビュワーも用意されていて、操作感も問題ありません.
主な機能はこちらです。
ここまで機能が揃って8000円とは驚きです!
ポイント③使いやすさ:簡素なボタンで、レスポンスはやや遅めです
ボタンは4つで本体と同系色になっているため、やや視認しにくい印象です。
また、ボタンを押したときと画面の動きにほんの少しラグがありました。
設置イメージはこちらです。
粘着テープは強力ですが、本体が縦長形状なのでボタンを押すときにやや揺れてしまいます。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 27pt
- 画質(夜): 27pt
- 機能: 14pt
- 使いやすさ: 10pt
- 合計: 78pt
ややつくりの甘さはあるものの、検証してみたプロが購入を考えるほどのハイコスパ機です!
5位: 標準以上の機能搭載で
サイド撮影もケアする「セイワ」
球形1カメラは画質の粗さが目立ちますが、「セイワ」はまずまずの精細感です。運転席や助手席など車内も広めに撮影できていました。
セイワ
PIXYDA PDR750SV
実勢価格:4万800円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:W132×H84×D41mm(突起物除く)
重量:約154g(カメラ本体)
画角:水平360度、垂直220度(カメラを下向きにした場合)
搭載カメラはこちらです。
1カメでも映像の質は上々なのがポイントです!
その他ポイントはこちらです。
[画質:質感のあるリアルな映像]
車体やビルに質感があり、リアリティのある映像です。遠くの看板文字もきちんと読めました!
こちらは車内の映像。しっかり広めに撮影できています。
[機能:標準機能はしっかり搭載!]
機能はしっかり搭載されており、タッチ操作で設定が可能です。
こちらが主な搭載機能になります。
GPS搭載で、位置や時間の記録を残せるのは高評価です!
[設置イメージ]
ドラレコの標準的な形状で違和感は少ないです。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 24pt
- 画質(夜): 18pt
- 機能: 14pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 68pt
球形カメラとはいえ、しっかり精細に撮影できるモデルです。
6位: 画質も機能も合格点! そつのない
実力モデル boosi「P1」
boosiの「 P1」は、高画質を評価されたモデルで、とくに昼間は明暗差をきちんと描き分け、クリアに走行状況を記録しました。
boosi
モニター型 360度
ドライブレコーダー P1
実勢価格:1万4950円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:112.2×59.5×18mm
重量:90g
出力映像」[前カメラ]2160×2160@24fps
ファイル形式:H.264/MP4
[画質:いつでもノイズレスで精細!]
昼はコントラスト比が高く、ノイズレス。夜はやや白飛びしますが、ノイズが増えることがなく、車内の画角も十分広めです
こちらは車内カメラです。
[機能:WDR機能で高画質を実現?]
基本機能はしっかりと搭載しています。また、画質を補正するWDR機能も備えていて、これが画質の高評価の理由かもしれません。
[使いやすさ:見やすいボタン]
ボタンは小さいものの、見やすい色つきで操作もしやすいです。
[設置イメージ]
超コンパクトサイズなので視界の邪魔になりません!
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 24pt
- 画質(夜): 21pt
- 機能: 12pt
- 使いやすさ: 10pt
- 合計: 67pt
小さめサイズでも実力はバッチリな一台です。
7位: 昼間の車内はかなりクリア!
撮影範囲はまずまず「コムテック」
「コムテック」は運転席方向の画角が広く、精細な記録映像を残すことができます。夜は若干ノイズが出るものの、文字はきちんと見えました。
コムテック
HDR360G
実勢価格:3万6556円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:W66×H110×D54.2mm(突起物除く)
重量:146g(取付ステー含む)
レンズ画角:水平360度、垂直240度
撮像素子:1/2.5型 CMOSセンサー
搭載カメラはこちらです。
本体構造がしっかりしており、高級感もあります。
[画質:昼間の車内はかなりクリア!]
昼間はもちろん、夜も若干のノイズはありますが、文字視認できるレベルで精細でした。遠くの看板も何とか視認できています。
[機能:機能充実で専用ビュワーもサクサク動く!]
ビュワーはマップが大きくて操作感もバツグンです。
主な搭載機能はこちらです。
WDR機能やLED信号機対応など、付加機能も充実しています。
[使いやすさ:押しやすい本体ボタン]
ボタンは大きく、視認性のあるアイコンで使いやすいです。しっかり作られている印象でした。
[設置イメージ]
揺れやすい縦長モデルですが、安定設置できます。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 21pt
- 画質(夜): 18pt
- 機能: 14pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 65pt
ややノイズを感じますが、そこそこの広範囲撮影が可能でクリアな映像が残せます。
8位: 昼の映像はハイレベル!
遠くの看板も見えた「MEKNIC」
昼夜ともに画質は及第点レベルで、とくに明暗差の表現が秀逸だった「MEKNIC」。ただ、画角は狭く、証拠能力は上位に劣るのがデメリットとなっています。
MEKNIC
A3ドライブ
レコーダー
実勢価格:1万3877円
カメラ形状:前後2カメラ
フロントカメライメージセンサー:ソニーIMXSONY 323センサー+ 650NM
レンズ画角:フロントカメラ170度、リアカメラ140度
こちらはフロントカメラです。
昼の映像は上位機種に迫るレベルでした!
[画質:車やビルなどの輪郭がシャープ]
昼も夜もコントラストの表現力は高く、遠くの看板もしっかり見えます。ただし画角の狭さはマイナスです。
[機能:Wi-Fi対応でアプリ操作できる!]
画面文字は大きく読みやすいです。
主な搭載機能はこちらです。
機能はスタンダードなレベルですが、スマホの専用アプリでメニュー設定や再生などができるのは嬉しい!
[使いやすさ:ボタンはやや見にくい]
底面に配置されているボタンは、色無しのためちょっと見にくさを感じました。
[設置イメージ]
設置は吸盤でガラスに接着させるタイプです。小型なのでブレにくかったです。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 21pt
- 画質(夜): 18pt
- 機能: 10pt
- 使いやすさ: 14pt
- 合計: 63pt
昼間の映像は文句ナシです!
9位: 上下幅はやや狭めだけど
周囲360度は映る「DC3000 」
ベストバイとなった上位モデル「DC5000」に比べると垂直方向の撮影範囲が狭いのが残念だった「DC3000」。ただ、本体の作りは丁寧で操作性も優秀です!
カーメイト
d'Action 360 DC3000
実勢価格:3万7214円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:H42×W62mm×D64mm
重量:100g(カメラ本体)
画角:水平360度、垂直194度
撮像素子:裏面照射型CMOSイメージセンサー 1/2.3型
こちらは搭載カメラです。
周囲360度はしっかり映すことができます。
[画質:やや解像度は甘いが白飛びは少ない!]
夜間は遠くのナンバーは見えにくいですが、看板の文字は読めます。テールランプもぼやけていません。
[機能:専用ビュワーは多機能で使いやすい]
ビュワーは、アングルや明るさを調整できたり、マップや速度など情報量は豊富です。
主な搭載機能はこちら。
駐車監視はオプションですが、その他の機能は充実しています。
[使いやすさ:見やすいボタン]
ボタンは白文字で記載されており見やすさアップ。こんな小さな部分で使い勝手が大きく変わってきますよね。
[設置イメージ]
「DC5000」同様、強力な粘着テープで設置してブレを低減してくれます。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 18pt
- 画質(夜): 12pt
- 機能: 16pt
- 使いやすさ: 14pt
- 合計: 60pt
全体的に操作性や搭載機能は優秀でした!
9位: リアカメラ搭載であおり運転も
ケアしてくれる「サンコー」
サンコー「5インチ 360度ドライブレコーダー」は、昼間のフロント映像は立体的でリアリティを感じました。標準機能は備えていて、リアカメラで後方も撮影できます。
サンコー
5インチ 360度
ドライブレコーダー
実勢価格:2万780円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:[本体カメラ]W127×H90×D40mm[リアカメラ]W22×H22×D22mm
重量:[本体カメラ]149g[リアカメラ]93g
画角:[本体カメラ]360度
搭載カメラはこちらです。
[画質:街や道路の雰囲気はある!]
遠くになるとややぼやけ、昼は白飛びしますが復帰は速く、映像の立体感はありました。
[機能:基本機能はしっかり搭載]
各種機能の設定は、本体モニターから変更することができます。
主な搭載機能はこちら。
常時録画やGセンサーなどの標準的な機能は搭載しています。
[使いやすさ:ボタンはなくタッチパネルで操作]
物理ボタンは非搭載で、タッチ操作できて使いやすいです。
[設置イメージ]
吸盤をフロントガラスに吸着させる形式になっています。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 21pt
- 画質(夜): 15pt
- 機能: 10pt
- 使いやすさ: 14pt
- 合計: 60pt
モニター操作できる点は使いやすく、ポイントアップしました。
11位: フロントも車内ももう少し
画角が欲しい「サンコー」
リアカメラで車体後方の道路状況を記録できるサンコー「ミラー型360度全方位ドライブレコーダー」。ただ、夜間の映像はフロントもリアカメラもノイジーで実用性の面で不安が残ります。
サンコー
ミラー型360度全方位ドライブレコーダー
実勢価格:2万3616円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:[本体カメラ]W310×H100×D30mm[リアカメラ]W22×H22×D22mm
重量:[本体カメラ]242g[リアカメラ]137g
画角:[本体カメラ]360度[リアカメラ]105度
こちらはリアカメラです。
[画質:ダイナミックレンジがかなり狭い…]
夜のフロント、リアカメラの映像ともに白飛びもノイズも多めです。
夜の車内はけっこう暗いです。昼間は白飛びしても復帰が速い印象でした。
[機能・使いやすさ:タッチ画面で設定を変更できるけど…]
サードパーティーのビュワーはタッチ操作できますが、使い心地は微妙でした。
主な搭載機能はこちら。
GPSは非搭載ですが、駐車監視付きで機能数はそこそこです。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 21pt
- 画質(夜): 15pt
- 機能: 10pt
- 使いやすさ: 10pt
- 合計: 56pt
昼の映像はまずまずですが……画角の広さは物足りなさを感じます。
12位: 付属品や機能は充実も昼間は
白飛びが厳しい「AKEEYO」
「AKEEYO」は昼は白飛びが激しく、輝度設定を変えても改善できませんでした。撮影範囲も狭く、サイドがほぼ映らず12位になりました。
AKEEYO
AKY-V360
実勢価格:5万7000円
カメラ形状:球形1カメラ
サイズ:約W255×H72×D19.5mm(突起部除く)
重量:約355g(スマートミラー本体)
画角:[前方]水平360度、垂直220度
こちらはリアカメラです。
[画質:そもそも撮影範囲が狭い]
カメラが真下に向いている場合、運転手の腕から上は映りません。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 9pt
- 画質(夜): 18pt
- 機能: 14pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 53pt
機能や付属品が充実しているだけに残念!
13位: boosi「AI360」はノイズ多し!
撮影範囲もかなり狭いです
タッチパネルでの操作は快適だったboosi「AI360」。でも、昼夜ともにノイズが多く、小さな文字になるとほとんど見えませんでした。
boosi
ドライブレコーダーAI360
実勢価格:1万4950円
サイズ:約W130×H91.5×D39.5mm(カメラ下向き、ブラケット含まず)
重量:約160g(microSDHDカード含まず)
画角:水平360度、垂直220度
搭載カメラはこちらです。
[画質:昼も夜もノイズが多い…]
ノイズが多く、ナンバーや標識がほぼ読めません。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 15pt
- 画質(夜): 15pt
- 機能: 10pt
- 使いやすさ: 12pt
- 合計: 52pt
6位のboosi「P1」は画質も良かったですが、こちらは良いところがなく13位に終わりました。
以上、ランキング13位までご紹介しました!
[おまけ]フロント&リアタイプなら 「ケンウッド」が正解です!
今回は360度タイプのドラレコのランキングを紹介しましたが、フロントカメラとリアカメラで車体の前後を撮影する一般的なドラレコとの違いが気になる方も多いと思います。そこで、過去のテストでベストバイに選ばれている「前後カメラ」をご紹介します!
フロント&リアカメラのベストバイはこちら!
JVCケンウッド
DRV-MR740
実勢価格:2万7300円
360度タイプのドラレコとの違いは、やはり「画質」と「撮影範囲」。360度ドラレコは車内やサイドは撮影できますが、、車体の後方を広く撮影することができません。リアカメラとセットの360度タイプもありますが、今回テストしたものはノイズが多い映像がほとんどでした。
前後2カメラタイプは「運転」に特化した性能を兼ね備えています。「DRV-MR740」についてポイントごとにご紹介します。
[画質:立体感があり、とくにリアの画質は超鮮鋭!]
車内とサイドの映像は撮れないですが、映像は非常にクリアで夜間のナンバーもばっちり。夜間走行が多い人や車内より後方撮影を重視するなら、360度ドラレコではなく「DRV-MR740」もありです。
フロントはややノイズが出ますが、ナンバーや看板までクッキリ見えました。
夜もしっかり見えています。
フロント、リアともにノイズはやや出てしまいますが、細部までくっきり。とくにリアカメラは不明瞭なものが多いなか、検証機のなかでダントツの高性能っぷりを発揮しました。昼も夜も苦手にせず、一日中きれいな映像を撮影できます。
[機能:基本機能はほぼ完備!]
安全運転支援の機能を搭載しているのも「DRV-MR740」の特徴です。この機能は前方車や車線をセンサーで把握して、衝突や車線逸脱の危険を警告してくれるというもの。安全運転までサポートしてくれる付加機能は360度ドラレコにはあまり見られません。
安全運転支援機能はメニューから任意で選択することができます。
・前方衝突警告
・車線逸脱警告
・発進遅れ警告
・リフレッシュ通知
・エコドライブ表示
こうした安全運転支援機能を利用したい場合も「DRV-MR740」がオススメです。
常時録画やGセンサー、GPSなど走行記録に必要となる機能はほとんど押さえています。専用ビュワーの情報量も豊富で動きもスムーズです。
[使いやすさ:文字が大きくて見やすい]
モニターは2.7インチとそこまで大きくありませんが、カラー画面でメニューの文字は大きく、扱いやすさを感じます。物理ボタンも作りがしっかりしていて、押したときにがたつきがありません。タッチパネルの感度も良好で、ストレスフリーの使い心地です。
本体ボタンも大きめに日本語でコマンドの説明が書かれているので、迷わずに操作できます。ボタンプッシュと画面のレスポンスもよく、スムーズに操作できます。
[設置イメージ:コンパクトで振動にも強い!]
本体カメラはフロントガラス、リアカメラはリアガラスに粘着テープで設置するタイプです。粘着力はしっかりしているため、自動車が揺れてもぶれずに撮影できていました。本体は標準的な形状で違和感が少なく、視界の邪魔になりません。
総合評価はこちらです。
- 画質(昼): 27pt
- 画質(夜): 24pt
- 機能: 16pt
- 使いやすさ: 18pt
- 合計: 85pt
リアカメラの画質は今回の製品中ナンバーワン! あおり運転や事故の証拠として映像を残すことを第一優先とするなら、こちらがおすすめです。
[まとめ]カーメイト「DC5000」は 水平も垂直も360度で記録できる!
今回の360度ドライブレコーダー検証では、ランキング上位を「前後2カメラ型」が独占しました! この前後2カメラ型は本体の前後にカメラを搭載して、フロント撮影と車内撮影を分担するというシステム。
本体周辺の360度を撮影する球形1カメラ型と違って、車体のサイドを広く映すことはできませんが、記録される映像の精細感や明暗差の表現は球形1カメラより圧倒的に優れていました。
そのなかでベストバイとなったカーメイトの「DC5000」は、前後に360度レンズのカメラを搭載しているため、前後2カメラの弱点である車体サイドもしっかりと撮影できます。
また、水平に加えて垂直方向も360度撮影できるので、撮影範囲は他製品に比べて段違いに広い! 今回の検証モデルのなかでは、水平と垂直ともに画角360度を厳密に実現できていたのは同モデルだけでした。
さらに前方をよりクリアに記録する「フロント録画」も優秀。360度アングルでは、粗くて見えにくいナンバーや標識の文字もはっきりと読み取ることができます。
そのほか「DC5000」は搭載機能の充実度も使いやすさもハイレベル。本当の意味での360度映像を記録したいなら、同モデル一択と考えて間違いありません!