“テントでキャンプ”の魅力とは?

アウトドアブームのいま、家族でキャンプデビューを計画中の方も多いのではないでしょうか?

“テントでキャンプ”の魅力とは? ファミリーテントおすすめ イメージ

キャンプといえば、ロッジやバンガロー、グランピングなど、様々なスタイルがありますが、王道中の王道で、最も自然に浸れるのはやっぱりテント泊

“テントでキャンプ”の魅力とは? ファミリーテントおすすめ イメージ2

家族と水入らずでテントで夜を明かす……。絆を深める最高の時間です。

ただ一方で……。

“テントでキャンプ”の魅力とは? ファミリーテントおすすめ イメージ3
カッコいいけど難しそう……。

設営が大変というイメージがあるため、テント=本格キャンパー向けと思われがちなのも事実。しかも、初心者だと、最初にどのテントを購入すればいいのかすら迷いどころです。

そこで、サンロクマルの母体である晋遊舎が発行する全アウトドアムックに携わってきた編集者・風間拓氏に監修を依頼。

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撮影のため、テント設営を行う編集者・風間氏。

テントの基礎知識や購入する上での選び方のポイントを解説していただきました。

また、風間氏が厳選した10製品に対し、自ら採点評価も行った、はじめてのファミリーキャンプに最適なドームテントランキングも公開します。

ということで、まずは基礎知識として、テントの種類をご説明しましょう。

購入前の基本:テントの3つの種類とは?

テントは大きく分けて、ツールームテントティピー型テントドームテントの3種類があり、それぞれ居住性や設営のしやすさに差があります。

ここでは、それぞれの特徴を把握しましょう。

[種類1]ツールームテントの特徴とは?

[種類1]ツールームテントの特徴とは? ファミリーテントおすすめ イメージ

寝室とリビングの2部屋で構成されたテント。

通常、リビング空間はタープを張って作ります。しかし、このタイプはテントだけでリビングもまかなえるのがウリ。しかし、そのサイズの大きさゆえ、初心者だと設営に時間がかかります。

[種類2]ティピー型テントの特徴とは?

[種類2]ティピー型テントの特徴とは? ファミリーテントおすすめ イメージ

中央を一本のポールで支えるため、ワンポールテントとも呼ばれます。インディアンの移動型住居がベースで、円錐(えんすい)型のユニークな外観。内部は天井が高く、広々とした空間です。

設営はシンプルですが、中央のポールを立てるまでテントが自立しないので、初心者はやや設営に手こずるテントでしょう。

[種類3]ドームテントの特徴とは?

[種類3]ドームテントの特徴とは? ファミリーテントおすすめ イメージ

もっともスタンダードなテント。クロスフレーム型(X型)といって、2本のポールをテントの天井部分で交差させることで自立します。

テントは自立させるまでが一番面倒なので、このドーム型は自立までの所要時間が、テントの種類のなかで最短で済むのがまず魅力。

パーツ数も多くないため、比較的コンパクトに収納できます。サイズも1〜2人用の小型なものから、4人以上でも使えるファミリータイプまで豊富に揃っています。

以上、テントの種類を3つ紹介しましたが、このなかで初心者のデビューテントとしてオススメなのがドームテントなんです。

その理由を解説する前に、まずドームテントといってもブランドの方向性で特徴がかなり変わるので、その大まかな2つの種類を把握しておきましょう。

初心者向けのドームテント:山岳系とキャンプ系の違いは?

軽くて設営しやすく、初心者向けのドームテント。しかし、不用意に飛びついてはいけません。

初心者向けのドームテント:山岳系とキャンプ系の違いは? ファミリーテントおすすめ イメージ

ドームテントのなかにも、山岳系キャンプ系の2種類が存在するんです。

ここではそれぞれの違いをご説明していきます。

[ドームテントの種類1]
“持ち運び”に長けた山岳系とは?

[ドームテントの種類1]“持ち運び”に長けた山岳系とは? ファミリーテントおすすめ イメージ
  • 特徴1:登山装備での持ち運びが想定なので軽量
  • 特徴2:コンパクトに収納できる
  • 特徴3:素早く設営できる

登山系テントの有名ブランドには、モンベルやMSR、HILLBERGなどがあります。

エベレスト登頂に挑戦する人を想像するとわかりやすいのですが、背中に背負って山を登れるほど軽量でコンパクト収納できるものが多いです。

登山系ブランドがキャンプ用として販売しているテントも基本はその特徴を受け継いでいます。

[ドームテントの種類2]
“快適さ”に長けたキャンプ系とは?

[ドームテントの種類2]“快適さ”に長けたキャンプ系とは? ファミリーテントおすすめ イメージ
  • 特徴1:キャンプ使用想定なので高い居住性
  • 特徴2:安定感がある
  • 特徴3:比較的部品が多く設営の所要時間が長め

キャンプ系テントのブランドでは、コールマンやロゴス、スノーピークなどが有名です。持ち運びより快適さ重視で、ゆったり過ごせるように作られています。

持ち運び重視なら登山系を、快適さ重視ならキャンプ系を選ぶのが基本ですが、荷物を積める車で行くオートキャンプなのか、それともリュックで荷物は最小限に済ませたいのか、家族のキャンプスタイルで選び分けるのが正解です。

[ドームテントの種類2]“快適さ”に長けたキャンプ系とは? ファミリーテントおすすめ イメージ2
家族の持ち運びスタイルに合わせて購入しましょう。

ドームテントの種類を理解したら、次は本題である「ファミリーキャンプにドームテントが適している理由」を解説したいと思います。

なぜ家族の初キャンプにドームテントがおすすめなの?

ファミリーキャンプを楽しむ条件といえば、手軽で快適であること。そこでなぜドームテントが最適なのか。

そこには、3つの理由がありました。

[おすすめの理由1]
組み立てやすく撤収もカンタン!

[おすすめの理由1]組み立てやすく撤収もカンタン! ファミリーテントおすすめ イメージ

まず、テントと聞いて真っ先に浮かぶのが設営のややこしさ。

その点でドームテントは、フレーム2本を幕体のスリーブと言われる筒状の穴に通すだけで、テントが自立してくれます。テントのなかでも、もっとも設営が簡単と言えるでしょう。

また、シンプルな構造ゆえ撤収もラクです。

[おすすめの理由2]
比較的コンパクトに収納できる!

[おすすめの理由2]比較的コンパクトに収納できる! ファミリーテントおすすめ イメージ

キャンプの荷物のなかでもとくに大きい部類に入るテント。車内でスペースを取るとほかの荷物が載らないなんてことも。

設営のしやすさと共通の理由ですが、ドームテントは構造がシンプルな分、パーツが少なくすみますので、それだけ軽量かつコンパクトに収納できます。

そのため、駐車場からキャンプサイトまでの持ち運び移動がしやすいのも強みです。

[おすすめの理由3]
低価格な商品が豊富!

[おすすめの理由3]低価格な商品が豊富! ファミリーテントおすすめ イメージ

もう一つ気になるのが価格。とくに、いきなり本格的なテントではなく、とりあえずテントを買って張ってみたいという人にもドームテントがオススメです。

一番オーソドックスなだけあって、デザイン、サイズいろんなものが低価格で揃います。

ドームテントの基礎知識を把握したら、次は「ファミリーキャンプに最適なドームテントおすすめランキング」を紐解いていきましょう。

ドームテントの比較検証方法は?

初心者のファミリーキャンプに最適なドームテントを決めるため、今回の識者・風間氏に依頼したのは、過去3年間で晋遊舎のアウトドアムックに出た全ドームテントを再確認し、おすすめを選抜しました。

ドームテントの比較検証方法は? ファミリーテントおすすめ イメージ
他にもまだまだあります。

その結果、選抜されたドームテントは10品でした。

今回はそれらを、プロが製品選びで重要視する5つの視点から採点評価。ランキング形式で公開します。

[製品選びのプロ視点1:居住性]
家族4人で快適に寝られるか?

[製品選びのプロ視点1:居住性]家族4人で快適に寝られるか? ファミリーテントおすすめ イメージ

まず注意したいのは、中で快適に過ごせるかという点。

そこで注目したいのが、製品スペック欄の収容人数(使用人数の場合も)。そこには、あくまでもギリギリ限界の人数が記載されているので、実際の使用人数に1人足した製品を選ぶと良いでしょう。

また、大人がテント内で立てるように天井高もチェックしておきましょう。

風間氏には、家族4人で快適に寝られるかに注目し、商品を選抜・評価していただきました。

[配点:30点]

[製品選びのプロ視点2:設営]
大人1〜2人で素早く設営できるか?

[製品選びのプロ視点2:設営]大人1〜2人で素早く設営できるか? ファミリーテントおすすめ イメージ

比較的、設営がラクなのが強みのドームテント。しかし、同じ種類でもサイズと部品の数によって差が出ます。

そこで注目したいのが、テントのサイズと部品。サイズが小さいほど部品の数が少なくなる傾向があります。大人1〜2人で設営することを想定し、サイズと部品数のバランスを鑑みて選びましょう。

風間氏には、大人1〜2人でどれだけ速く設営できるか注目し、商品を選抜・評価していただきました。

[配点:30点]

[製品選びのプロ視点3:コスパ]
機能性と価格のバランスは妥当か?

[製品選びのプロ視点3:コスパ]機能性と価格のバランスは妥当か? ファミリーテントおすすめ イメージ

低価格に越したことはないと思いますが、あくまでも前提はしっかり使えるかどうか。安いからと飛びついて、すぐ壊れてしまうと本末転倒です。

製品の全体的な質と価格のバランスをチェックしましょう。

風間氏には、総合的な機能性と価格のバランスの妥当性に注目し、評価していただきました。

[配点:20点]

[製品選びのプロ視点4:耐久性]
雨風に強く長く使用できるか?

[製品選びのプロ視点4:耐久性]雨風に強く長く使用できるか? ファミリーテントおすすめ イメージ

キャンプは突然の雨や強風に見舞われることも。そこで、テントの耐久性は重要です。また、すぐに壊れるものはNG。結局、安物買いの銭失いとなってしまいます。

スペックに耐水圧という項目があり、その数値が大きいほど濡れに強い素材が使われています。購入時に部品の材質や強度しっかり確認しておくと良いでしょう。

風間氏には、雨や風からの耐久性、またどれくらい長く使えそうかに注目し、評価していただきました。

[配点:10点]

[製品選びのプロ視点5:携帯・収納性]
どれだけ軽量・コンパクトか?

[製品選びのプロ視点5:携帯・収納性]どれだけ軽量・コンパクトか? ファミリーテントおすすめ イメージ

キャンプはやっぱり荷物が多くなります。そこで、テントは部品をどれだけコンパクト収納できるか。また持ち運びやすいかは重要な要素。

スペック欄の総重量や収納時のサイズなどは、購入前にしっかりチェックしておきましょう。「買ったけど車に入らない…」や「想定以上に重かった」などで思い出が台無しになることも……。

風間氏には、収納時の重さや、どれだけコンパクトに収納できるかに注目し、採点していただきました。

[配点:10点]

以上、5つの視点で採点評価し、ランキングにまとめました。

それでは、高評価だった1位から順に発表します。

アウトドアファミリー向けドームテントのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、ファミリー向けドームテントのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
第1位
フィールドアフィールドキャンプドーム300
ファミリーテントおすすめ フィールドア フィールドキャンプドーム300 イメージ
4.45
ベーシックタイプで組み立てやすい/軽くて持ち運びやすい/ファミリー仕様のワイドな居住空間
4.33 4.67 5.00 4.00 3.50
300cm
180cm
500cm
7.5kg(約)
4〜6人
1500mm以上
第2位
コールマンタフドーム/2725
ファミリーテントおすすめ コールマン タフドーム/2725 イメージ
4.35
快適なキャンプのための性能は確実におさえた作り/高さ170cmで大人が立てる広さ/初心者でも大人ひとりで建てられる
4.33 4.67 4.50 4.00 3.50
270cm
250cm
170cm
8.5kg(約)
3〜4人
フライ/2000mm、フロア/2000mm
第3位
スノーピークアメニティドームM
ファミリーテントおすすめ スノーピーク アメニティドームM イメージ
4.20
前室をラゲッジルームとして使える/サイドパネルが開放的/ポールの入れ間違いなしの安心感
4.33 4.33 4.50 4.00 3.00
505cm
280cm
150cm
8kg
5人
フライ/ミニマム値:1800mm、ボトム/ミニマム値:1800mm(ウォール部)
第3位
山善キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5
ファミリーテントおすすめ 山善 キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5 イメージ
4.20
4.67 4.33 5.00 2.00 3.00
275cm
435cm
165cm
12.8kg
4〜5人
1000mm
AmazonAmazonベーシックテント
ファミリーテントおすすめ Amazon Amazonベーシックテント イメージ
4.15
4.67 4.33 5.00 1.50 3.00
457cm
274cm
183cm
7.62kg
5〜8人
未公表
コールマンタフワイドドームⅣ/300
ファミリーテントおすすめ コールマン タフワイドドームⅣ/300 イメージ
4.10
4.67 4.33 3.50 4.00 3.00
300cm
300cm
185cm
10.6kg(約)
4〜6人
2000mm(約)
キングキャンプ前室付きドームテント
ファミリーテントおすすめ キングキャンプ 前室付きドームテント イメージ
4.00
3.67 4.33 4.50 3.00 4.00
210cm
(130+210)cm
130cm
4.5kg
3〜4名
1000mm
モチヅキエムエスアール(MSR) エリクサー4
ファミリーテントおすすめ モチヅキ エムエスアール(MSR) エリクサー4 イメージ
3.90
3.33 5.00 2.00 5.00 5.00
223cm
375cm
121cm
4.26kg
4人
フライ/1500mm、フロア/3000mm
ロゴスベーシックドーム・PLR XL
ファミリーテントおすすめ ロゴス ベーシックドーム・PLR XL イメージ
3.90
4.00 4.33 2.50 5.00 4.00
420cm (約)
270cm (約)
170cm (約)
8kg(約)
5人
外張・フライシート/2000mm 、フロアシート/3000mm
モンベルムーンライトテント 5型
ファミリーテントおすすめ モンベル ムーンライトテント 5型 イメージ
3.80
3.67 5.00 2.00 4.00 4.00
150cm (約)
210cm (約)
147cm (約)
5.4kg(約)
4〜5人
フライシート/1500mm 、フロア/2000mm

第1位フィールドア「フィールドキャンプドーム300」

ファミリーテントおすすめ フィールドア フィールドキャンプドーム300 イメージ1
  • フィールドアフィールドキャンプドーム300
  • 検証時価格: ¥20,300

総合評価: 4.45

居住性
 4.33
設営
 4.67
コスパ
 5.00
耐久性
 4.00
携帯・収納
 3.50

第1位に輝いたのは、フィールドア「フィールドキャンプドーム300」

突然の雨にも十分耐える1500mmという高い耐水圧や、テントを支えるポールの材質の良さなど、全体的なスペックは申し分ありません。

それでいて、ファミリーテントのベーシックタイプで組み立てやすいうえに、軽く持ち運びやすいと初心者に嬉しい要素満載。これだけの内容で1万円台前半という価格は衝撃、デビューテントとして万人にオススメです。

おすすめポイント
  1. ベーシックタイプで組み立てやすい
  2. 軽くて持ち運びやすい
  3. ファミリー仕様のワイドな居住空間
300cm
奥行
180cm
高さ
500cm
インナーサイズ
W300cm×D175×H300cm(約)
重量
7.5kg(約)
収容人数
4〜6人
耐水圧
1500mm以上

[ポイント1]ファミリー仕様のワイドな居住空間

[ポイント1]ファミリー仕様のワイドな居住空間 ファミリーテントおすすめ イメージ
1万円台前半と思えない広い居住空間。

インナーサイズは、高さ175cm、広さ3m四方。大半の大人が背筋を伸ばせるサイズで快適に過ごせます。

[ポイント2]キャノピーを上げれば前室も完成

[ポイント2]キャノピーを上げれば前室も完成 ファミリーテントおすすめ イメージ

また、キャノピーをポールで立ち上げれば、前室スペースを作ることも可能。ちょっとしたリビングスペースや荷物置きにも好都合です。

[ポイント3]フレーム2本のシンプル構造で簡単設営

[ポイント3]フレーム2本のシンプル構造で簡単設営 ファミリーテントおすすめ イメージ

天井部で2本のポールがクロスすることで自立するシンプル構造なので、すぐに設営できます。部品も価格からは考えられないようなしっかりとした作りです。

第2位コールマンジャパン「コールマン(Coleman)タフドーム/2725」

  • コールマンタフドーム/2725
  • 実勢価格: ¥23,122

総合評価: 4.35

居住性
 4.33
設営
 4.67
コスパ
 4.50
耐久性
 4.00
携帯・収納
 3.50

コールマンジャパン「コールマン(Coleman)タフドーム/2725」は老舗キャンプメーカー・コールマンがキャンプ初心者のために作ったテント。価格を抑えながらも、快適なキャンプのための性能は確実におさえた作りになっています。

おすすめポイント
  1. 快適なキャンプのための性能は確実におさえた作り
  2. 高さ170cmで大人が立てる広さ
  3. 初心者でも大人ひとりで建てられる
270cm
奥行
250cm
高さ
170cm
収納サイズ
直径22×75cm(約)
重量
8.5kg(約)
収容人数
3〜4人
耐水圧
フライ/2000mm、フロア/2000mm
型番
2000031568

[ポイント1]高さ170cmで大人が立てる広さ

[ポイント1]高さ170cmで大人が立てる広さ ファミリーテントおすすめ イメージ

家族4人ならゆったり過ごせるスペースに高さが170cmあるので、大人が立ち上がっても窮屈ではありません。

[ポイント2]悩むことなく設営できる簡単さ

[ポイント2]悩むことなく設営できる簡単さ ファミリーテントおすすめ イメージ

キャンプメーカーのエントリーテントだけあり、初心者でも大人ひとりで建てられる仕様です。

[ポイント3]細部に至るまで耐久性を考慮

[ポイント3]細部に至るまで耐久性を考慮 ファミリーテントおすすめ イメージ

組立時のガイドなどシンプルながらしっかりとした作りになっています。質感もよく、耐水圧がフライ、フロアともに2000mmと十分な性能。

第3位スノーピーク「アメニティドームM」

  • スノーピークアメニティドームM
  • 実勢価格: ¥41,500

総合評価: 4.20

居住性
 4.33
設営
 4.33
コスパ
 4.50
耐久性
 4.00
携帯・収納
 3.00

3位はスノーピーク「アメニティドームM」。キャンプ用品をそろえようと思ったら、まず検討候補に入るテント。それだけブランド力があるスノーピークの中でこの価格は魅力です。

これからキャンプをはじめる人たちをスノーピークファンに取り込むための戦略的な価格設定と言えるのではないでしょうか。

おすすめポイント
  1. 前室をラゲッジルームとして使える
  2. サイドパネルが開放的
  3. ポールの入れ間違いなしの安心感
505cm
奥行
280cm
高さ
150cm
収納サイズ
W74×D22×H25cm
重量
8kg
収容人数
5人
耐水圧
フライ/ミニマム値:1800mm、ボトム/ミニマム値:1800mm(ウォール部)
型番
SDE-001RH

[ポイント1]ラゲッジルームとして使える前室

[ポイント1]ラゲッジルームとして使える前室 ファミリーテントおすすめ イメージ

高さは150cmと少し低いですが、それを補うように前室が広くなっています。こちらをラゲッジルームとして使える分、室内を広々と使えるのが魅力です。

[ポイント2]サイドパネルが開放的!

[ポイント2]サイドパネルが開放的! ファミリーテントおすすめ イメージ

フロントパネルを閉じたままでも出入り可能な大きなサイドパネルが強み。パネルをフルオープンしたときの開放感は抜群です。

[ポイント4]ポールの入れ間違いなしの安心感

[ポイント4]ポールの入れ間違いなしの安心感 ファミリーテントおすすめ イメージ

ポールの色とスリーブのテープが同色になっているので、組み立てやすくなっています。はじめてテントを建てる人には嬉しい仕様ですね。

第3位山善「キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント」

ファミリーテントおすすめ 山善 キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5 イメージ1
  • 山善キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5
  • 実勢価格: ¥44,880

総合評価: 4.20

居住性
 4.67
設営
 4.33
コスパ
 5.00
耐久性
 2.00
携帯・収納
 3.00

スノーピークと同着3位だったのが、コスパの良いキャンプギアで人気の高い、山善「キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント」。51万5000円を切る価格ながらキャノピーがつき、雨天時などは前室も作れます。

惜しまれる点は耐久性がやや劣るということ。耐水圧1000mmは今回の検証でも低い部類に入りました。

275cm
奥行
435cm
高さ
165cm
収納サイズ
W66×D23.5×H23.5cm
重量
12.8kg
収容人数
4〜5人
耐水圧
1000mm

[ポイント1]最大5人収容で内部は広々!

[ポイント1]最大5人収容で内部は広々! ファミリーテントおすすめ イメージ

最大5人を収容できるスペースの広さは、この価格では大きな魅力です。

[ポイント2]全天候快適なタープ機能装備

[ポイント2]全天候快適なタープ機能装備 ファミリーテントおすすめ イメージ

前室のキャノピーをポールで立ち上げれば、タープなしでもちょっとしたリビングスペースに。

[ポイント3]ひとりでの組み立ては慣れが必要

[ポイント3]ひとりでの組み立ては慣れが必要 ファミリーテントおすすめ イメージ

快適性とは裏腹に、サイズが大きい分、初心者がいきなり一人で組み立てるのはちょっと手こずりそう……。

慣れるまでは2人で組み立てましょう。

5位: アマゾン「Amazonベーシックテント」

ファミリーテントおすすめ Amazon Amazonベーシックテント イメージ1
  • AmazonAmazonベーシックテント
  • 検証時価格: ¥9,853

総合評価: 4.15

居住性
 4.67
設営
 4.33
コスパ
 5.00
耐久性
 1.50
携帯・収納
 3.00

アマゾン「Amazonベーシックテント」は1万円を切る価格で、最大8人収容できるというのが最大の魅力。天井の高さもあり、テント内を立って移動できるなど、居住性の高さもポイントです。

ただ、耐水圧は非公表ですが、強い雨などへの対応は他のテントのほうが優れているかもしれません。長く愛用するというよりは、キャンプデビュー時の初期投資節約のためなど、割り切った考え方が必要です。

457cm
奥行
274cm
高さ
183cm
重量
7.62kg
収容人数
5〜8人
耐水圧
未公表
型番
AMZ-1509

[ポイント1]高さ・広さともに十分な居住性!

[ポイント1]高さ・広さともに十分な居住性! ファミリーテントおすすめ イメージ

最大収容人数8人という広大なテント内スペース。4人家族なら十分すぎるほど広く使えますね。

[ポイント1]高さ・広さともに十分な居住性! ファミリーテントおすすめ イメージ2

中央部の高さはなんと183cm。よほどの長身でない限り立ち上がって歩いても平気です。

[ポイント2]小物置きなど便利機能が豊富

[ポイント2]小物置きなど便利機能が豊富 ファミリーテントおすすめ イメージ

Amazonテントは便利機能が豊富。天頂部にはメッシュの小物置きがついていて、室内をスッキリ使えます。

[ポイント2]小物置きなど便利機能が豊富 ファミリーテントおすすめ イメージ2

また、テント側面にはコードを外に繋げるための窓が付いています。

6位: コールマン「タフワイドドームⅣ/300」

  • コールマンタフワイドドームⅣ/300
  • 実勢価格: ¥42,300

総合評価: 4.10

居住性
 4.67
設営
 4.33
コスパ
 3.50
耐久性
 4.00
携帯・収納
 3.00

コールマン「タフワイドドームⅣ/300」はキャンプシーンにおいて、3位のスノーピークの「アメニティドーム」と人気を二分してきたコールマンのビギナー向けテント。

空気をうまく循環させる「サークルベンチレーションシステム」を採用しており、室内に熱気がこもらないなど、定番かつ成熟したテントといえます。

300cm
奥行
300cm
高さ
185cm
収納サイズ
直径25×75cm(約)
重量
10.6kg(約)
収容人数
4〜6人
耐水圧
2000mm(約)
型番
2000017860

[ポイント1]高さ185cmでかなりのワイド感

[ポイント1]高さ185cmでかなりのワイド感 ファミリーテントおすすめ イメージ

185cmとかなり高い天井。大抵の大人が立って移動できます。開放感も抜群!

[ポイント2]ポールの改良で設営しやすさアップ

[ポイント2]ポールの改良で設営しやすさアップ ファミリーテントおすすめ イメージ

改良されて、より使いやすくなったポールをインナーテントに挿入し、立ち上げます。あとはフライシートをかぶせてペグを打つだけの簡単さ。初めての人でもすぐに設営できそうです。

7位: キングキャンプ「前室付きドームテント」

ファミリーテントおすすめ キングキャンプ 前室付きドームテント イメージ1
  • キングキャンプ前室付きドームテント
  • 検証時価格: ¥8,980

総合評価: 4.00

居住性
 3.67
設営
 4.33
コスパ
 4.50
耐久性
 3.00
携帯・収納
 4.00

高さが130cmとファミリーテントとしてはやや小さいものの、大人3人が寝られるスペースは確保され、最低限のスペックは有しています。

1万円を切る価格を考えれば、初期費用を節約したキャンプデビューの選択肢として考えられます。

210cm
奥行
(130+210)cm
高さ
130cm
収納サイズ
W52×D18×H18cm
重量
4.5kg
収容人数
3〜4名
耐水圧
1000mm

8位: モチヅキ「エムエスアール(MSR)エリクサー4」

  • モチヅキエムエスアール(MSR) エリクサー4
  • 実勢価格: ¥67,100

総合評価: 3.90

居住性
 3.33
設営
 5.00
コスパ
 2.00
耐久性
 5.00
携帯・収納
 5.00

モチヅキ「エムエスアール(MSR)エリクサー4 」は山岳系テントメーカー・MSRのキャンプ仕様のテント。同社の山岳系テントに比べると軽量・コンパクト性は劣りますが、キャンプメーカーのものと比べれば、その差は歴然です。

ただ、高さが121cmと内部がやや狭く、値段が高いことがネック。寝られればいいと割り切るなら、設営の簡単さとも相まって使いたくなるテントです。

223cm
奥行
375cm
高さ
121cm
収納サイズ
56×20cm
重量
4.26kg
収容人数
4人
耐水圧
フライ/1500mm、フロア/3000mm

8位: ロゴス「ベーシックドーム・PLR XL」

  • ロゴスベーシックドーム・PLR XL
  • 実勢価格: ¥32,780

総合評価: 3.90

居住性
 4.00
設営
 4.33
コスパ
 2.50
耐久性
 5.00
携帯・収納
 4.00

同着8位は人気キャンプメーカーのドームテント。ロゴス「ベーシックドーム・PLR XL」はフライの耐水圧が2000mm、フロアが3000mmと、今回の検証でもトップの耐久性が強み。

一方で気になるのは、全体にプリントされたロゴマーク。ブランドのファンでない限りは、好みが分かれそうです。

420cm (約)
奥行
270cm (約)
高さ
170cm (約)
収納サイズ
W64×D24×H24cm(約)
重量
8kg(約)
収容人数
5人
耐水圧
外張・フライシート/2000mm 、フロアシート/3000mm
型番
71805026

10位: モンベル「ムーンライトテント 5型」

ファミリーテントおすすめ モンベル ムーンライトテント 5型 イメージ1
  • モンベルムーンライトテント 5型
  • 検証時価格: ¥51,624

総合評価: 3.80

居住性
 3.67
設営
 5.00
コスパ
 2.00
耐久性
 4.00
携帯・収納
 4.00

モンベル「ムーンライトテント 5型」はモンベルを代表するテント。軽量な山岳テントのなかでは重いほうですが、キャンプには十分な軽さとコンパクトさ。設営のしやすさや天井の高さなど、長年人気を誇っているのも頷けるほどの使いやすさです。

ただ、価格は今回の10製品のなかでも高い部類に。コスパが良いとは言えません。

150cm (約)
奥行
210cm (約)
高さ
147cm (約)
収納サイズ
W64×D21×H21cm(約)
重量
5.4kg(約)
収容人数
4〜5人
耐水圧
フライシート/1500mm 、フロア/2000mm
型番
1122289

使いやすさとコスパを両立! 今回のベストはフィールドア「フィールドキャンプドーム300」

今回のランキングにより、ドームテントには、やっぱり設営しやすく携帯に優れた製品が多いということが実証されました。

また、ブランドにより、価格帯はまちまちですが「こんなに安く買えるんだ!」と思えるテントもいくつかありました。

▼第1位に輝いたフィールドア

フィールドア(FIELDOOR) フィールドキャンプドーム300:アウトドア用品

フィールドア(FIELDOOR)
フィールドキャンプドーム300
実勢価格:2万300円

そのなかで、風間氏がベストバイに推したのが、フィールドア「フィールドキャンプドーム300」

使い勝手の良さと1万5千円を切るリーズナブルな価格は、はじめての家族キャンプ向けにテントを購入する人にも大きなメリットです。

使いやすさとコスパを両立!今回のベストはフィールドア「フィールドキャンプドーム300」 ファミリーテントおすすめ イメージ
1万円台前半とは思えないクオリティー。

キャノピーを起ち上げることでゆったり使える前室や、ある程度の風雨なら問題なく防ぐことができる高い耐水圧などのスペックも充実。安心の高コスパテントといえます。

また、2位のコールマンジャパン「コールマン(Coleman)タフドーム/2725」と3位のスノーピーク「アメニティドームM」は、金額は張るものの耐久性や細かい仕様に信頼がおけます。デザインも秀逸なので、予算がある人はこちらを選んでも後悔はないでしょう。

以上、ファミリーキャンプに最適なドームテントランキングでした。今回ご紹介した基礎知識なども、ぜひ参考にして、ファミリーキャンプにデビューしてみてください!