声だけで操作できる会話型ドライブデバイス、パイオニア「NP1」って?
パイオニア
NP1
実勢価格:6万5780円〜
サイズ・重量:W118×H75×D93mm・300g
電源電圧:12V/24V
最大消費電流:2.8A
カメラ有効画素数・解像度:約200万画素・1920×1080P
レンズF値:F2.0
2022年3月に登場したパイオニア「NP1」は、ドラレコ、カーナビ、Wi-Fiが合体した会話型ドライブデバイス。
ディスプレイ上に地図画面を出し、音声と組み合わせることで目的地まで誘導してくれるのがこれまでのカーナビの考え方でしたが、パイオニア「NP1」はそもそもモニターを搭載していません。
つまりすべての操作を音声で行い、案内なども音声で受け取るという全く新しい発想の車載デバイスなんです。
▼パイオニア「NP1」の詳細はこちら
今回は、パイオニア「NP1」を『家電批評』編集部員が実際に使い倒してわかった、本音のレビューをお届けします。
いかにナビ画面が運転の集中を阻害していたか実感!
編集部員はパイオニア「NP1」を検証で触っていたものの、愛車に装着して日常生活で使うのは初めて。
約2週間ほど自由気ままに使ってみた結果、一番感じたのは「ナビ画面って運転の集中を妨げていたんだな」ということでした。
ナビ案内をしているときは当然として、普段でも地図が表示されているとチラチラと確認してしまうもの。特に編集部員はiPadをカーナビ代わりにしていたので、画面位置が高く、それが顕著でした。
また、ナビ画面なしで走っていると、以前に比べてより注意して道路標識や案内標識を確認するようになっていました。
【音声ナビ機能】声だけでも十分案内が可能
パイオニア「NP1」はモニターを搭載していませんが、音声ナビが曲がるポイントなどをしつこいくらい言ってくれるので、安心でした。間違えても即リルート。オービスは教えてくれませんでしたが、通常のルートではほぼ問題なく快適です。
音声ナビ機能の優秀なポイントと残念だったポイントは以下のとおりです。
▼優秀ポイント
- とにかく丁寧で気の利いた案内
- 視線を逸らさないので安全
▼残念ポイント
- 連続する案内でタイミングが遅れる
【音声認識】運転中でも聞き取ってくれる
レストランから駐車場まで3候補を提案してくれるのは便利でした。色々な条件で検索でき、認識力は高いですが、BGMなどにも反応することも。特に「秦基博」。
【取り付け】配線は1本なのでカンタン
本体からシガーソケットまで1本繋ぐだけなので、取り付けは簡単。ただし、綺麗に処理できたかというと別。配線ムキダシで使っています。
出張取り付けサービスが用意されています
公式でNP1出張取り付けサービスも開始しています。配線をカバー裏に隠したりして綺麗に処理してくれます。
【車内Wi-Fiサービス】ドコモ4G回線が車内で使い放題
契約すればプランに応じた日数はWi-Fiが5名まで使い放題。これまで楽天モバイルで音楽をかけていましたが、これならほぼ同額で高画質動画もOK。普段使わないなら、1日プランもあるし便利です。
以上、会話型ドライブデバイス部門で『家電批評』2022年上半期ベストバイに選ばれた、パイオニア「NP1」を編集部員が使い倒したレビューでした。
これでもかと言うほど機能を盛り込み、オンリーワンなモデルとなっている本機。価格は安くないですが、自由なカーライフに最適なデバイスです。
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