新発見!暮らしに便利な興奮のデジタル家電って?
エンタメから仕事や家事まで、暮らしに欠かせない存在となっているデジタル機器や家電。スマートスピーカーやスマホと連動したフライパン、骨電動イヤホンなど日々の生活をより便利に豊かにしてくれる製品が続々と登場しています。
そこで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』は、最新のデジタル機器や家電を徹底検証。私たちの毎日にゆとりと楽しみをもたらす「暮らしの助っ人アイテム」を探しました。
今回は、ドライブを快適にする機能がすべて揃った次世代ナビ、パイオニア「NP1」の検証レビューをお届けします。
クルマが超快適に! 会話する音声ナビ パイオニア「NP1」
パイオニア
NP1
ベーシックプラン(通信+サービス利用料1年分付)
実勢価格:6万5780円
サイズ:W118×H36×D93mm
重量:300g(付属品含まず)
有効画素数:前方カメラ・約200万画素(1920×1080P)、車内/後方カメラ・約200万画素(1920×1080P)
記録画角:前方カメラ/水平130°・垂直68°・対角159°、車内/後方カメラ・水平124°・垂直65°・対角151°
高感度撮影:STARVIS™技術搭載
記録媒体:microSDHC・microSDXCカード class10(8GB~512GB)
クルマで知らない場所に向かう際、頼りになるのが“カーナビ”です。しかし、検索機能が使いづらかったり、タッチパネルの感度が鈍かったり、そもそも運転しながら見るのは危険だったりと、課題も多いのが現状です。
そんな不満をすべて解消してくれるのが、2022年3月にパイオニアから発売された“会話するドライビングパートナー”の「NP1」。画面は搭載せず、操作もルート案内も“音声”で行う次世代型ナビです。
4つの機能が1台に集約されている
機能1:スマート音声ナビ
行き先設定やルート案内、ルートの変更や確認まで、画面を見たり操作することなく、すべて“音声”のみで行えます。
機能2:クラウドドライブレコーダー
前後カメラの映像をmicroSDに常時録画できます。衝撃検知時の映像は自動でクラウドに保存され、スマホですぐに確認できます。
機能3:クルマWi-Fi
「docomo in Car Connect」を使ってネット接続でき、Wi-Fiスポットとなります。このため、Wi-Fiモデルのタブレットも車内で利用可能です。
機能4:Amazon Alexa対応
2022年5月18日より、「Amazon Alexa」にも対応するとのこと。Alexaを使って音楽をかけたり、自宅の「Echo」と連携してスマート家電の操作をしたりすることが可能に。
なお、本製品はフロントガラスに貼り付けて電源をシガーソケットに接続し、設置します。
「音声だけで大丈夫?」と思う人も多いことでしょう。そう思いつつ使ってみたところ、“まるで問題ナシ”。それどころか“むしろ快適”のレベルでした。
ということで、「NP1」でドライブが快適になる理由を詳しく解説していきます。
理由1:音声操作で運転中でも安全にナビを設定できる
行き先設定は“音声“のみで行いますが、多くのボイスコマンドが使えます。
▼対応しているボイスコマンドの一例
- 東京駅付近の空いている駐車場を探して
- 近くの美味しいうどん屋を探して
- 高速を使わないで(ルート案内中)
- 目的地まであとどれくらい?(ルート案内中)
目的地の名称指定はもちろん、付近の施設も音声で検索できます。また、候補からの選択や有料道路の使用も指定可能。
次に曲がるまでの所要時間や車線も事前に知らせてくれるので、ルート案内で困ることは一切ありませんでした。なにより安全です。
スマホアプリでさらに快適化
Pioneer Corporation
My NP1
実勢価格:無料
本体の設定や取り付け位置の映像確認は、スマホの専用アプリ「My NP1」で行います。
アプリ内の地図を使えば、より細かな行き先設定やルートの事前予約もできます。
また、案内中には車線や交差点の情報をサポート表示してくれるので、音声だけでは不安な場合でも安心して運転できます。
たまにツッコミを入れたくなるが、ナビ機能は超優秀
1週間、毎日運転していろいろ試してみましたが、ルート案内で困ることは一切ありませんでした。
ただ、「先ほど●時になりました」の“「先ほど」は必要か?”といったツッコミは、時折入れていました。気になる点といえば、アプリの地図がやや使いづらい点と、「晋遊舎」をはじめ、音声で検索できない場所がまだ多いことです。
理由2:映像はクラウド保存で手軽に確認できる
「NP1」は本体の前後に約200万画素のフルHDカメラを搭載しています。常時録画された映像はmicroSDカードに保存されますが、衝撃検知時や手動&音声で保存した映像は自動でクラウドにアップロード。クラウド上の映像はスマホアプリですぐ確認できます。
超高画質ではないが、映像は十分キレイ
ドラレコとしてみるなら、200万画素・フルHDはわりと一般的で超高画質ではありませんが、映像は十分キレイ。
広角なので周りの様子もよく分かり、他車のナンバーもしっかり確認できます(※本記事ではモザイクをかけています)。STARVISも搭載なので、雨の夜間でも鮮明です。
車内/後方カメラで後ろの様子も録画
後方カメラは車内ごと録画なので、後続車の様子はリアウィンドウ越しに見える範囲のみとなります。
理由3:Wi-Fiタブレットが車内で使い放題に
オプションの「docomo in Car Connect」への申し込みが必要ですが、車内でWi-Fiが使えます。Wi-Fiタブレットでネット動画を見られるので、飽きやすい子ども対策に最適。
なお、料金は年間1万3200円ですが、1650円の30日プランや550円の1日プランも用意されています。
理由4:ネット音楽の再生や家電の遠隔操作も可能
通信で新しい機能やサービスが追加される「NP1」。その第一段が「Amazon Alexa」への対応です。Bluetoothを接続したスマホ経由で音楽配信サービスの利用や、自宅の「Echo」と連携してスマート家電の操作も可能になります。
Alexaアプリに「NP1」を追加して使用します。
さいごに
以上、パイオニア「NP1」の検証レビューでした。
音声だけでも、安全で快適に使える本製品。この価格で“前後カメラ付きドラレコ”機能も備えていて、ドコモ回線を使ったWi-Fiスポットにもなるうえ、「Amazon Alexa」にも対応予定と、欲しい機能がすべて詰まっています。
なお、ベーシックプランでは翌年以降は年間1万5840円の更新料が必要となります。気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
音声で操作する便利な次世代カーナビで、クルマをより快適にしちゃいましょう。
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