あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?
コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。
カーナビ画面でサブスクが観られる「CarPlay AI Box」
車の中での待ち時間に、カーナビでサブスクが観られたらいいのに……。今回注目するOTTOCAST「CarPlay AI Box」はそんな願望をかなえてくれる車載メディアボックスです。
▼OTTOCAST「CarPlay
AI Box」
OTTOCAST
CarPlay AI Box
実勢価格:3万999円
「車載メディアボックス」って?
Appleのカープレイ対応カーナビを、より便利に使えると話題になっているのが「車載メディアボックス」。なんとカーナビでAndroid OSを利用して、スマホのように操作できるようになります。
ほかにもストアからアプリをダウンロードすると、より便利にカーナビを使えるようになるとのこと。
しかしここで大きな疑問が一つ。「アップルカープレイがそもそも便利なのに、Android OSを入れる必要があるの?」という点です。
そこで編集部が実際に1週間使い倒して調査しました。
わかったこと1:カーナビ画面でそのままサブスク見放題!
実際に使用してみて、普段のカーナビの画面にYouTubeやネットフリックスの動画が表示された時には思わず「おお!」と言葉が漏れました。特に渋滞に捕まった際の、車が進まないイライラ、時間だけが過ぎていく焦燥感がかなり解消されました。
また、YouTubeをはじめ、Amazon Prime Video、Netflixなどのサブスク動画がカーナビ画面で視聴可能。画面分割に対応しているアプリなら、2画面にしてナビと同時に表示することもできます。
わかったこと2:設置は「差すだけ」でカンタン!
設置は対応のUSBポートに差して接続するだけ。CarPlay端末として認識されます。別途電源や充電などは必要ありません。
わかったこと3:操作や通信は遅くてイライラ
ただし、通信するには車内Wi-Fiや、テザリングなどの通信手段が別途必要。
環境や機器にも左右されますが、今回の検証ではアプリの動作が遅かったです。特にナビアプリは現在地の取得にタイムラグがあり、あまり役に立ちませんでした。付属のGPSを車に取り付けて接続すると解消されますが、取り付け方法がわかりにくく、車種によっては取り付けられないことも。
注意点:走行中の視聴は絶対にダメ!
運転中の動画視聴などによるカーナビの注視は、道路交通法で罰則の対象とされていますのでぜったいにNGです!
まとめ:サブスク専用機としてならおすすめ
今回、「CarPlay AI Box」を使ってみた感想としては以下のとおりです。
▼買うべき理由
・本来は視聴できないNetflixなどのサブスク動画を、カーナビで観られる
▼見送る理由
・Android OSを使えるが、動作や通信が遅くて使いにくい
・Apple CarPlay対応の車種でないと使用できない
・約3万円とかなり高価
カーナビでサブスクを観られるのはメリットですが、動作が遅くてイライラすることも。音声で操作したりグーグルプレイストアからアプリをダウンロードできたりしますが、どれもあまり実用的でなく、素直にそのままアップルカープレイを使用したほうが便利という印象です。
ということで今回の結論は、渋滞時などの待ち時間に動画視聴専用に使うのであればおすすめということになりました。
以上、車載メディアボックス「CarPlay AI Box」の紹介でした。カーナビでサブスクが観たい方はチェックしてみてくださいね。
カーナビの売れ筋ランキングもチェック!
カーナビのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。