【Q1】赤玉と白玉って何が違うの？
殻の色の違いは種類の違い。一般的には羽毛の色が褐色や黒っぽい色の鶏は赤玉を産み、白い鶏は白玉を産みます。ほかに品種改良により「さくら色」のたまごを産む鶏もいるんです。
白玉は、白い親鳥から産まれました！
赤玉は、黒い親鳥から産まれました！
【Q2】MサイズとLサイズの違いって何？
鶏卵のサイズの規格は農林水産省で定めた鶏卵規格取引要綱で決まっています。たまごパックのラベルはサイズで色分けされるので、色を目安に探すのもアリ！
購入前に色を見て、サイズを把握しましょう。
【Q3】有精卵と無精卵の違いってあるの？
有精卵と無精卵、栄養では差はほぼありません。有精卵とは雌100羽に対して雄5羽以上の自然交配が可能な飼育環境で産まれたたまごのこと。値段の高さは、たまごを産まない雄まで飼育するコストがかかっているからです。
高価なのは育て方にコストがかかっているからなんです！
【Q4】たまごの最適な保存方法は？
たまごは温度変化が少なく風通しのいいところであれば、常温保存も可能です。ただし、冷蔵庫のドアポケットでは開け閉めするたびにたまごの温度が変わってしまうので、冷蔵庫の奥の棚の方が、保存場所としては適しています。
ドアポケットは扉の開け閉めで温度が変わっちゃいます。
【Q5】たまごの殻は洗った方がいいの？
大量生産のたまごはやさしく洗卵されています。新鮮なたまごの表面は、クチクラ層で覆われていて細菌から防御しています。ところが家庭で洗卵すると、このクチクラを洗い流してしまい、かえって危険にさらすので洗うのはNG！
自宅では洗わないで！
【Q6】「カラザ」って一体何なの？
カラザは卵白の一種。卵黄をたまごの中心に固定させ、外部からの衝撃を緩和します。カルシウムやリン・鉄などミネラルのほか、カロチンやビタミンB1・B2など栄養豊富なので、取り除かずに食べるのが◎。
図の左右に付いているくねくねしているものが「カラザ」です。
【Q7】賞味期限切れ、食べたらまずい？
たまごの賞味期限は「サルモネラ菌が付着している」ことを前提とした生食できる日です。保存状態によりますが、賞味期限後も日数が経っていなければ加熱して食べられます。ただし、卵黄にハリがないものは傷んでいるので避けて！
【Q8】サルモネラ菌にかかるとどうなるの？
サルモネラ菌に感染すると約半日～2日の潜伏期間を経て、激しい腹痛や、嘔吐、38～40℃の高熱、水のような下痢などの食中毒症状を引き起こします。体力が少ない幼児や老人の場合、死亡するケースも。お子さんは特に注意して！
いかがでしたか？ 知っているようで知らないたまごの基本、皆さんはご存知でしたか？ 今回の記事を参考にして、たまごの選び方や保存方法などを参考にしてみてくださいね。
