最速で部屋中ピカピカにしてくれる掃除機はどれ?
家にいる時間が長いとすぐに汚れるし、おでかけが増えると掃除の時間がない……。どんな時であっても、素早く部屋を掃除したいですよね。
ということで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』が人気&最新のスティッククリーナーを徹底比較! 最速キレイが叶う最強掃除機を探しました。
スティッククリーナー15台を徹底検証!
テストでは、掃除と家電のプロにご協力いただき「吸引力」「手軽さ」「対応力」「お手入れ」の4項目をチェックしました。ご協力くださったのは、東京都の便利屋さん エイトピース代表の塩月孝仁さんと白物・美容家電ガイドの田中真紀子さんです。
項目1:吸引力
掃除の速さに直結する吸引力は、実際にゴミが吸える幅を計測し、さまざまな床とゴミを想定してテスト。何往復もしたくないので広い面積が一気にキレイになるものを高く評価しました。
項目2:手軽さ
やる気になったらどこでもすぐ使えることも重要です。小回りの良さ、疲れにくさ、充電しやすさ、静音性もチェックしました。
項目3:対応力
今や掃除機はハンディとの2WAYやアタッチメントの付属は標準装備になっています。ハンディタイプで使いやすいか、便利なパーツがついているかなど、その実力をプロの目で厳しく評価しました。
項目4:お手入れ
手間がかかると掃除をするのも遠のいてしまいます。ゴミを吸引する容量や髪の絡まりにくさを調べて採点しました。
吸引力や運転音、髪の絡まりにくさ、ダストボックス容量はラボで検証しました!
▼テストしたスティッククリーナー15台
・アイリスオーヤマ「SCD-L1P-B」
・アイリスオーヤマ「SBD-F2P」
・ツインバード「TC-E123JBK」
・ツインバード「TC-E263GY」
・レコルト「コードレススティッククリーナー フルセット RSC-1FS」
・マキタ「CL108FDSMW」
・シャープ「コードレススティック掃除機 RACTIVE Air EC-AR7」
・パナソニック「パワーコードレス MC-SB31J」
・日立「ラクかるスティック PV-BL2H」
・東芝「トルネオ ヴイ コードレス VC-CLX50」
・ダイソン「Dyson Micro 1.5kg SV21 FF」
・ダイソン「Dyson Digital Slim Fluffy SV18 FF」
・シャーク「EVOPOWER SYSTEM ADV CS651JOR」
・シャーク「CH966JBJ」
・マキタ「CL107FDSHW」
『MONOQLO』2021年12月号で以上をテストした結果、今回は総合評価が高かったトップ3の製品を紹介します。
幅広ヘッドとパワフル吸引で最速キレイ!「ダイソン」
ダイソン
Dyson Digital Slim Fluffy
SV18 FF
実勢価格:7万5900円
サイズ・重量:W250×H233×D1100mm・1.9kg
集じん方式:サイクロン
▼検証結果
お手入れ:A
対応力 :A
手軽さ :A
吸引力 :S
15製品中、見事ベストバイに輝いたダイソン「Dyson Digital Slim Fluffy SV18 FF」。
ダイソンといえば吸引力、というイメージがありますが、検証の結果もそのイメージを裏切らないものでした。圧倒的な強さでゴミをグングン吸い取って部屋中スッキリ!
ポイント1:幅広ヘッドで広い面積をキレイに
ヘッドの横幅が広く、一度で広い面積をキレイにできます。強い吸引力で取りこぼしもなく、少ない回数でサクサク掃除が終わります。
ポイント2:充電と収納が1箇所にまとまる
壁かけアタッチメントを使えば、収納と充電を同時に実現。また、付属のスタンドに立てて充電することも可能です。
手軽さ&対応力はNo.1!「シャープ」
シャープ
コードレススティック掃除機
RACTIVE Air EC-AR7
実勢価格:6万3800円
サイズ・重量:W209×H982×D227mm・1.2kg
集じん方式:サイクロン
▼検証結果
お手入れ:A
対応力 :S
手軽さ :S
吸引力 :B
ダイソンと同率1位で、ベストバイとなったシャープ「コードレススティック掃除機 RACTIVE Air EC-AR7」。
吸引力はそこそこですが、スイスイ使える手軽さと、さまざまな場所への対応力で掃除をやる気にさせてくれます。サッと始められるスタンドやちょいかけフックもうれしいです。
ポイント1:小さめヘッドで狭いところもスイスイ
狭いところにスッと入り、小回りが利く小さめヘッド。吸引力は普通ですが、軽いので往復が苦にならず、こまめなお掃除にピッタリです。
ポイント2:ちょい掃除も苦にならない手軽さ
握ったときだけONになるグリップセンサーや外せるヘッドは、ちょい掃除やスティックで掃除しにくい場所に便利。軽さも魅力的です!
吸引力と手軽さが好バランス!「日立」
日立
ラクかるスティック
PV-BL2H
実勢価格:4万4800円
サイズ・重量:W230×H994×D205mm・1.1kg
集じん方式:サイクロン
▼検証結果
お手入れ:B
対応力 :S
手軽さ :A+
吸引力 :A
3位は日立「ラクかるスティック PV-BL2H」。吸引力、本体の軽さ、アタッチメントの付け替えなしでハンディにできる手軽さで掃除のハードルを下げてくれます。
このほうきノズルは圧倒的支持を集めました。ちょい掃除の神ツールです!
ポイント1:毛でかき出してチューブで吸い取る!
ほうきブラシは、引き出しやサッシのすき間など隅や狭いところのゴミを長い毛で掻き出し吸い取ってくれます。
ポイント2:小さめヘッドで狭いところもキレイ
狭い場所もスッと入って回転します。ヘッドライトでゴミが見やすいのも好評価。完全に倒すことができるので家具の下も掃除ができます。
【まとめ】スティックはライフスタイルに合わせて選ぶ
今回、個性豊かな15機種を検証して見えてきたのは、スティック掃除機はライフスタイルに合ったモデルを選ぶのがいいということです。
週末にまとめて一気に掃除したい人は、吸引力が強くヘッドの幅が広いダイソンがおすすめ。短い時間で掃除が終わります。一方、こまめに掃除したいならシャープ。そして、細かいところをまとめて掃除したいなら日立がおすすめです。
そのほか、置き方も選ぶ際のポイントとなります。ベストバイのダイソンとシャープは壁に立て掛けてスタンドが置けない場所での保管もできるので、スペースがとれない場合にも便利です。
ぜひ、自分に合った1台を見つけてみてくださいね。
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吸引力はキャニスター式と比較してみたいです。小回りが効くかも重要!