AV機器 2020年の総決算! ぜったい欲しくなる最新AV家電

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外出する機会もめっきり減った今日この頃。家でゆっくり過ごすとなれば、この機会にAV家電類を充実させるのもいいかもしれません。

高画質4Kテレビや憧れのホームシアター、ハイスペックなオーディオ類などを導入すれば、自宅で心ゆくまで映画や音楽を楽しめます。

日々さまざまな最新家電を紹介している雑誌『家電批評』では、みなさんの物欲を刺激するAV新製品をピックアップ。2020年のAV家電大図鑑をお届けします!

AV機器 プロジェクター選びのポイントは?

プロジェクター選びのポイントは? イメージ

このところ注目度が高まっているプロジェクター。量販店にも多くの製品が並んでいますが、何を基準に選べばいいのかすらわからない人もいるのではないでしょうか。

ネットを疑う家電購入ガイド『家電批評』では、プロジェクターを選ぶときに確認するべき6つのポイントを解説しています。

1. 搭載OSとバッテリーの有無
2. 必要な設置スペース
3. 輝度
4. 接続端子
5. バッテリー容量
6. 応答速度やゲームモード


それでは、ひとつひとつのポイントを見ていきましょう。

AV機器 ポイント1:搭載OSとバッテリーの有無で用途を絞り込み

プロジェクター選びでまず確認すべきは、“搭載しているOS”と“バッテリーの有無”の2つです。プロジェクターはこの2項目で、大きく4つに分類できます。4つの分類で購入する製品の方向性を決め、その後で細かい性能を比較していくのが自分にピッタリなプロジェクターを見つける近道です。

1. アウトドアでも使えるモバイルプロジェクター

1. アウトドアでも使えるモバイルプロジェクター イメージ

「Android TV」など、アプリが使えるOSを搭載していれば、単独で手軽に使えます。さらに、バッテリー搭載なら屋外でも利用できます。

2. ビジネス向け製品 or 旧タイプのモバイル製品

バッテリーは搭載しているものの、単独利用可能なOS非搭載の製品は、輝度が高いビジネス向けか、ひと昔前のモバイル製品です。

3. 単独でも楽しめるホームシアターの新勢力

単独利用可能なOSを搭載し、バッテリーなしの製品は据え置きのホームシアター向け新興勢力です。

4. 従来からある本格派ホームシアター製品

単独利用可能なOSもバッテリーも搭載していない製品は、従来からのホームシアター製品です。高画質や輝度がウリの本格路線。

AV機器 ポイント2:必要な設置スペースを確認すべし

4つの分類で製品を絞り込んだら、続いて考慮すべきは設置スペースです。プロジェクターは製品ごとに投影比が異なるため、同じ画面サイズでも必要な距離が変わります。設置スペース次第では、“短焦点”や“天吊り”可能な製品を選ぶといいでしょう。なお、補正機能によってはナナメ置きが可能な製品もあります。

ワンルームや設置スペースに限りがあるなら短焦点を選択!

ワンルームや設置スペースに限りがあるなら短焦点を選択! イメージ

たとえば同じ100インチサイズの画面を投影しようと思った場合、通常では数m離す必要があります。しかし、短焦点の製品なら1m以下で投影可能な製品もあります。

短焦点の場合、スクリーンの歪みや波打ちに影響されることがあるため、スクリーンを使うなら歪みや波打ちがないものを選びましょう。

天吊りで設置する方法もあります

設置スペースがない場合は、天吊りという方法もあります。ただし、プロジェクター本体が天吊りに対応している必要があります。なお、天吊りする場合、公式の天吊用金具が確実ですが、高価なことが多いのが難点。汎用の金具が使えるなら数千円で済むので、調べてみるといいでしょう。

▼天吊りに対応しているプロジェクターと金具はこちら

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エプソン
dreamio EF-100W
実勢価格:9万6800円

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エプソン
ELPMB60
実勢価格:1万3158円

横(水平)補正付きならナナメ置き可能

最近ではほとんどの製品に搭載されている台形補正機能ですが、この機能には縦(垂直)と横(水平)の2つの方向があります。縦(垂直)方向のみの製品が多いのですが、横(水平)方向の補正機能も搭載していれば、多少ナナメ置きでも利用できます。なお、補正機能にはさらに、手動と自動の製品があります。

縦(垂直)補正は正面でしか使えない

横(水平)補正なら多少斜めでも使える    ポイント3:明るい部屋でも使うなら輝度は高めが最適! イメージ

横(水平)補正なら多少斜めでも使える

ポイント3:明るい部屋でも使うなら輝度は高めが最適! イメージ

AV機器 ポイント3:明るい部屋でも使うなら輝度は高めが最適!

ポイント3:明るい部屋でも使うなら輝度は高めが最適! イメージ

暗い部屋でしか使わないならさほど気にする必要はありませんが、昼間も使いたいなら輝度が高めの製品を選ぶのがポイント。輝度は「ルーメン(lm)」または「ANSI ルーメン」で表記されていますが、 明るさの平均値であるANSIルーメンのほうがより正確です。

ホームシアター向けなら1000~2000lmを、ビジネスでも使うなら2500lm以上を目安にしましょう。モバイル製品のほとんどは1000ルーメン以下の輝度となっているので、暗い部屋向けです。

AV機器 ポイント4:接続端子はつなぎたい機器に合わせて確認!

ポイント4:接続端子はつなぎたい機器に合わせて確認! イメージ

接続端子は少なくとも、自分が接続したい機器に対応しているかを確認しましょう。また、スマホやタブレットから画面をキャストしたい場合は、無線機能の有無も併せて確認しておきましょう。

AV機器 ポイント5:バッテリー搭載モデルは4000mAh以上が必須!

ポイント5:バッテリー搭載モデルは4000mAh以上が必須! イメージ

モバイルプロジェクターを持ち歩く場合、そのサイズに目がいってしまいますが、製品が小さいほどバッテリーも小型です。4000mAh以下の製品では、映画1本分も持たないこともあります。

▼オススメのモバイル製品はこちら

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アンカー・ジャパン
Nebula Capsule II
実勢価格:5万9800円

▼モバイル? 据え置き? プロジェクター選びの参考になるのはこちら!

AV機器 ポイント6:公称の応答速度やゲームモードには要注意!

PCディスプレイのスペックには応答速度の表記があり、ゲーム向けならば応答速度が速い製品が最適とされています。プロジェクターにもこの表記がある製品がありますが、実はあまりアテになりません。また、ゲームモード搭載の製品もありますが、映像設定がゲーム向けなだけで、遅延軽減機能ではありません。

ポイント6:公称の応答速度やゲームモードには要注意! イメージ

表示の遅延は映像の入力方法によっても変わるため、プロジェクターの応答速度に関しては表記なしの製品がほとんどです。応答速度にこだわるより、輝度やコントラストで選ぶほうがいいでしょう。

以上、プロジェクターを選ぶときに確認すべきポイントでした。自分にぴったりのプロジェクターを選んで、大画面の迫力ある視聴体験を心ゆくまで楽しんでください。

AV機器 『家電批評』2020年11月号

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家電批評
2020年11月号

特集「AV家電大図鑑」のが掲載された『家電批評』2020年11月号はこちらから購入できます。気になるオーディオ&ビジュアルの新製品を紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。