[検証用機材]
キヤノン:EOS Kiss X7
ニコン:D5500
ソニー:α6000
オリンパス:OM-D E-M5 MarkⅡ
パナソニック:G7
ペンタックス:K-S2
[検証条件]
同じ条件になるようにカメラを設定し、三脚を使い全絞りで撮影。
まずは1位~15位までの結果を一挙公開!
※製品情報はページ下部にまとめて記載
ボケの量と質をチェック
総じてニコン・キヤノンのの2大勢力が強かったのですが、唯一食い下がったのはパナソニック。とくに「G 42.5mm/F1.7」のボケは周辺まで滑らかでふんわりと美しく、とても高品質。ボケの大胆さではニコン「AF-S 50mm f/1.8G」ですが、上品さではパナソニック「G 42.5mm/F1.7」といった印象でした。
風景撮影で遠景の解像力をチェック!
各ブランドともに優秀な製品が多く、2万~3万円とは思えない品質に驚きました。個人的に「撒き餌」をもっとも体現しているのはこの遠景解像力かもしれません。それくらい、標準レンズとの明確な違いを感じるポイントです。その中でも、やはりニコン勢のピリッと引き締まった描写はさすがの一言。発売から15年以上がたつ「Ai AF 50mm f/1.4D」ですら、非常にシャープな画質で、ニコンならではの強みと言えるでしょう。
逆光での撮影能力をチェック
逆光は同一条件での比較が難しく、採点には加えませんでしたが、あきらかにキヤノン「F-S24mm F2.8 STM」が優れていることがわかりました。逆に、大きく苦手としたのがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」とニコン「「Ai AF 50mm f/1.4D」」。ゴースト、フレアーとも多かったのが残念です。
マクロ撮影では「寄り」画質をチェック
ニコン勢が苦手としたマクロ撮影ですが、大きく苦手とする製品も多く、今回一番評価の差がついたポイントです。もっと良かったのはパナソニック「G 42.5mm/F1.7」。とくにテーブルフォトが絶品で、ケーキの写真がとにかく美味しそうに写りました(ツヤ感スゴイでしょ?)。画角的にポートレートにも向く90mm相当なので、1本持っておきたいレンズです。