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※情報は『家電批評』2020年5月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

ホーム手軽に確実に起きたいならやっぱり「大音量」が一番

目覚まし時計

毎日の起床に欠かせない目覚まし時計。スマホのアラームを目覚まし代わりに使っている人も多いかと思いますが、寝てる間に充電切れが心配な人や、スマホを持っていない子どもの寝起きには、目覚し時計はまだまだ欠かせませんよね。

最近では、光の力ですっきり目覚めさせるタイプや振動で起こす振動タイプ、なかには電気ショックで起こすなんて過激なものもあり、かなりバリエーションが増えています。

一方で、従来のオーソドックスな音で起こすタイプはどうかというと、スマホやスマートスピーカーのアラーム機能に取って代わられ、やや影が薄くなりつつあります。ただ、こうしたニュータイプの目覚まし時計を使っている人たちでも、効果に全幅の信頼をおいているかというと、どうやらそうでもないもよう。事実、スマホアラームユーザーに聞いてみたところ「5分おきに鳴るようセットしたはずなのに、起きられなかったことがある」「絶対に置きたいときは、昔ながらの目覚まし時計もセットする」という意見もありました。

スマホ:アラーム

そんな人たちを含め、おすすめしたいのが、数千円で手に入る大音量の目覚まし時計です。この手の目覚まし時計としては、セイコークロックのロングセラー「ライデン」シリーズが有名ですが、今は各社から大音量目覚まし時計が発売されています。タイプも昔ながらのベルが鳴るタイプだけでなく、電子音やメロディタイプ、ベルと電子音を組み合わせたタイプなど多種多様です。

ではその大音量とはどれほどのものなのか。まずは今回の徹底検証で第1位に輝いた製品をご覧下さい!

ホーム第1位はウルトラライデン! セイコークロック「PYXIS NR441E」でした!

セイコークロック
ULTRA RAIDEN ウルトラ ライデン
PYXIS NR441E
実勢価格:5891円

今回の検証でもっともおすすめできるとされたベストバイ製品はセイコーのウルトラライデンでした!

50cmの近距離で騒音レベルを計測したときに102.1dB(ベル音・大)を記録した爆音目覚まし。アラーム音は、ベル音(小・大)と電子音(小・大)のほか、ベルとオリジナルの電子音を組み合わせた「ウルトラモード」から選択可能。ちなみに、ウルトラモードでも100dbを超えました。

詳しいテスト結果は、このあとのランキングにて紹介しますのでぜひご覧下さい。

ホーム大音量目覚まし時計の最大音量は至近距離で電車の走行音を聞く騒音レベル!

電車の走行音

いきなり「大音量目覚まし時計の騒音レベルが100db超え!」などと言われても、それがどれくらいの音量なのかイメージがつきませんよね。

そこで見ていただきたいのが下の表です。

▼一般的に言われている騒音レベルの目安

  • 騒音値: 具体的な騒音例
  • 120dB: 飛行機のエンジン音の近く
  • 110dB: ヘリコプターのそば
  • 100dB: 電車が通るときのガード下
  • 90dB: ・大声・犬の鳴き声
  • 80dB: ピアノ
  • 70dB: ・掃除機・電話のベル
  • 60dB: ・チャイム・普通の会話
  • 50dB: ・エアコンの室外機・静かな事務所
  • 40dB: ・静かな住宅地(日中)・小鳥の声
  • 30dB: ・ささやき声
  • 20dB: 木の葉のふれあう音

100dB(デジベル)というのはつまり、ガード下で電車の走行音を聞いているようなレベルなんです。うるささの度合いが少しわかっていただけたのではないでしょうか。

ちなみに、一般的な目覚まし時計の騒音レベルは約64~75dB程度なのだとか。大音量目覚まし時計、おそるべし。なお、日本の住宅事情を考えると、家族や隣家の迷惑になる場合もあるので、使い方には注意が必要です……

ホームスマホのアラームは音量最大でも大音量目覚まし時計に勝てず

スマホ:アラーム:スマートスピーカー

さて、ここで気になってくるのが、目覚まし時計代わりに使っている人の多いスマホやスマートスピーカーのアラーム音量。スマホはiPhone 11 Pro、スマートスピーカーはEcho Dot(with Clock)を使って騒音レベルを計測してみました。

両者ともボリュームは最大、プリセットされているアラーム音をすべてチェックした結果、スマホは86.3dB、スマートスピーカーは88.8dBでした(いずれも実測値)。どうやら一般的な目覚ましよりは大きな音が出ますが、大音量目覚ましには及ばないようです。ただ、スマートスピーカーは一番コンパクトなモデル。音量はアンプ次第なところもあるので、大きなスマートスピーカーならあるいは……という気もします。

なお、スマホやスマートスピーカーはプリセットされているメロディだけでも数十あるので、同じ音だと慣れてしまって起きられないという人には、向いているかもしれません。

ホーム大音量目覚し時計の選び方

大音量目覚まし時計

ここでは、大音量目覚まし時計を選ぶ上でのポイントを2点お伝え致します。

[選び方1]購入前にわからない「音量」はココでチェック!

大音量目覚まし時計を選ぶ際に、大きな決め手となるのが音量です。先ほど紹介したベストバイ製品の最大音量は100dBを超えましたが、果たしてほかの製品も同じくらいの音量が出るのでしょうか。実は、製品によって音量はまちまち。とはいえ、店頭で目覚まし時計を買うことが少なくなった昨今、製品ごとに音量を比較するのはなかなか大変です。

そこで、目安となるのが販売サイトやメーカー公式サイトの表示、あるいは公式サイトで入手できる取扱説明書の仕様表など。音量が知りたいときはまずココを見ましょう。

大量の製品を扱う時計メーカーなどの場合、目的別に選べるように「大音量」でサーチできることがあります。

メーカー公式の製品ページがあれば、取扱説明書をダウンロードできます。ここに最大音量が書かれているケースも。

[選び方2]うるさいベル音かメロディを選べる電子音か

目覚まし時計を選ぶ際に、音量以外にこだわりたい部分がもうひとつ。それは音源の種類です。耳障りでうるさいと感じるのは、やはり昔ながらの「ベル音」ですが、音に慣れてしまうということもあると思います。そんな人は、複数のアラームやメロディから好きなものを選択できる「電子音」を検討してみるのもいいでしょう。


▼ベルタイプ

「ジリリリリリ」という音でおなじみのベルタイプ。ベルの大きさや左右の音の高さの組み合わせなどに違いがあります。

▼アラーム・メロディータイプ

ベルほどのうるささはありませんが、単純なアラーム音だけでなく、抑揚のあるメロディが流せるのが特徴です。

ホーム[評価方法]音量の評価を軸に音の種類や機能もチェック!

今回のテストでピックアップした製品はアナログ式、デジタル式を含め全部で10製品。とにかく「大音量」を売り文句にしている製品だけを集めました。

テストでは、騒音計を用いて最も重要な「うるささ」を重点的にチェック。さらに、音の種類や大きさは選べるか、スヌーズは使いやすいかなども検証しました。テスト項目は以下の通り。

・音量(60点満点)
枕元(耳から50cm、近距離)、体を動かして止められる距離(同1m、中距離)、体を起こさないと止められない距離(同2m、遠距離)の3箇所で音量を計測。とくに重要なポイントなので、配点を多くしました。

音の種類(15点満点)
ベルなのか電子音なのか、搭載されたメロディの数がどれくらいあるのかに加え、音量を選択できるかなどをチェック。このパターンが多いほど、評価が高くなっています。

スヌーズ機能(15点満点)
スヌーズのタイミングは何分おきか、設定時刻後何分間持続するのか、オートストップ機能が付いているかなどを総合的に評価しました。

その他の機能(10点満点)
ライトや電波時計といった付加価値がある製品に加点しました。ちなみに、海外メーカーの製品には、スマホの充電などに使えるUSBポートを備えているものまでありました。

それではいよいよランキングの発表に移りたいと思います。製品スペック欄には計測結果(近距離)も記載してありますので、選ぶ際の参考にしてみて下さい!

記事1位BEST熟睡中でも跳ね起きる! セイコークロック「ウルトラ ライデン PYXIS NR441E」

セイコークロック
ULTRA RAIDEN ウルトラ ライデン
PYXIS NR441E
実勢価格:5891円


サイズ:128×226×131mm
重量:860g
電源:単3アルカリ電池×4
計測値:電子音(小・81.8dB、大・88.6dB)、ベル音(小・96.5dB、大・102.1dB)、ウルトラモード・101.2dB

▼評価

  • 音量: 60/60点
  • 音の種類: 10/15点
  • スヌーズ機能: 11/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 83/100点

大音量がウリの「ライデンシリーズ」の最上位機で“ウルトラライデン”のペットネームを与えられた機種。ベルと電子音、ベル+電子音(ウルトラモード)が選べ、電子音・小→電子音・特大→ベル・小→ウルトラモード→ベル・特大の順で音量が大きくなります(実測)。

特大のベル音は近距離で全製品中最高の102.1dBを記録(実測ではウルトラモードより大きかった)したほか、中距離も遠距離も圧倒的な音量で、他の製品を圧倒しました。とくに、ベルと警報を合わせたような「ウルトラモード」の音は、鳴るのがわかっていても驚くレベルでした。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

テスト中、部屋の外からでも音が聞こえるほどでした。

文字盤の下のボタン(青く光っている部分)を押すと、特大ベル音と専用の特大電子音を組み合わせた「ウルトラモード」を設定できます。

記事2位BEST二度寝する人にピッタリ! セイコークロック「スーパーライデン PYXIS NR523K」

セイコークロック:スーパーライデン:SUPER RAIDEN:PYXIS NR523K

セイコークロック
スーパーライデン
SUPER RAIDEN
PYXIS NR523K
実勢価格:4840円


サイズ:98×222×125mm
重量:760g
電源:単3アルカリ電池×4
計測値:ベル音(小・87.7dB、中・89.7dB、大・98.1dB)

▼評価

  • 音量: 49/60点
  • 音の種類: 7/15点
  • スヌーズ機能: 13/15点
  • その他機能: 6/10点
  • 合計: 75/100点

第2位となった“スーパーライデン”は、第1位製品と同じ「ライデンシリーズ」ですが、こちらはデジタル表示仕様。アラームはベル音のみで、ベストバイに比べるとやや抑えめですが、電波時計機能が付いているので、正確な時間にこだわりたい人や、スヌーズに時間制限がない(他機種はほぼ1時間以内)ので、二度寝三度寝が当たり前なんて人に向いていそうです。

記事3位BEST好みの音量に合わせられる! リズム時計工業「バトルMAX X」

リズム時計工業:バトルMAX X

リズム時計工業
バトルMAX X
実勢価格:4664円


サイズ:128×276×113mm
重量:880g
電源:単2マンガン電池×2
計測値:ベル音(小・88.5dB、中・94.5dB、大・98.6dB ※無段階のツマミで調節するため「中」の位置は目視)

▼評価

  • 音量: 47/60点
  • 音の種類: 7/15点
  • スヌーズ機能: 10/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 66/100点

近距離の音量テストだけみれば、2位の製品を上回る結果を記録した実力派。中・長距離で音が控えめになってしまったことや機能がシンプルなため、スコアは伸びませんでしたが、難しい操作がなく迷わず使えるのはメリットです。なお、アラームの音量はツマミで無段階調節できるので、近所迷惑にならないギリギリを攻めたいという人にはおすすめです。

4位: 懐かしい昔ながらの目覚まし LANDEX「ガチベル YT5243BK」

LANDEX:ガチベル:YT5243BK

LANDEX
ガチベル YT5243BK
実勢価格:2526円


サイズ:148×125×65mm
重量:330g
電源:単2乾電池×2
計測値:ベル音(小・89dB、大・96.5dB)

▼評価

  • 音量: 41/60点
  • 音の種類: 5/15点
  • スヌーズ機能: 10/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 58/100点

大きな文字盤で上に2つのベルが付いた昔ながらの目覚まし時計。機能も操作も非常にシンプルです。音量テストでは最大96.5dB(近距離)とまずまずの結果を残しました。左右のベルで音の高さが違うことが影響しているのか、はっきりしたことはわかりませんが、計測値以上に「うるさい」と感じました。不快な音でもいいからとにかく起きたいという人にはいいかもしれません。

5位: 早めのスヌーズがうれしい ノア精密「マグ T-656」

ノア精密:マグ T-656

ノア精密
マグ T-656
実勢価格:2366円


サイズ:146×130×760mm
重量:350g
電源:単2マンガン乾電池×2
計測値:ベル音(小・90.4dB、大・97.7dB)

▼評価

  • 音量: 40/60点
  • 音の種類: 5/15点
  • スヌーズ機能: 10/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 57/100点

どちらかがOEMなのではないかと思うほど、4位の製品と似ている本製品。違いは音量がわずかに小さかったことと、スヌーズのタイミングが4分間隔で短め(4位は5分)なことと、それが20~40分持続(4位は30~50分)すること。4位の製品と同等の機能が欲しくて、かつ短い頻度で起こして欲しいならこちらを選ぶとよいでしょう。

6位: ベストバイの半額で買えるライデン セイコークロック「PYXIS NR436W」

セイコークロック:ライデン:PYXIS NR436W

セイコークロック
ライデン RAIDEN
PYXIS NR436W
実勢価格:2436円


サイズ:144×115×114mm
重量:360g
電源:単3アルカリ乾電池×2
計測値:電子音・66.5dB、ベル音(小・89.6dB、大・95.3dB)

▼評価

  • 音量: 34/60点
  • 音の種類: 8/15点
  • スヌーズ機能: 8/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 52/100点

セイコーの大音量目覚まし「ライデン」シリーズの目覚まし。ベルが1つしか付いていないにもかかわらず、近距離で上位にランクインした製品と互角に勝負できているあたりはさすがライデン。ベルが2つ付いているライデンに比べると音量は控えめですが、半分以下の価格で手に入るので、一度ライデンを体験してみたいという人は検討してみては?

7位: 音に“慣れる”心配なし! リズム時計工業「フィットウェーブ バトル220」

リズム時計工業:フィットウェーブ:バトル220

リズム時計工業
フィットウェーブ バトル220
実勢価格:5500円


サイズ:72×183×64mm
重量:279g
電源:単3アルカリ乾電池×2
計測値:電子音(ジャズ大・93.7dB、レベルアップ大92.6dB、ドリフト大・90.1dB、縁日 大・89.7dBなど)
※カッコ内の表記「ジャズ」などはメーカーによるサウンド名です。搭載サウンド数が多いため、騒音レベルの高かったもののみ掲載しています

▼評価

  • 音量: 20/60点
  • 音の種類: 15/15点
  • スヌーズ機能: 8/15点
  • その他機能: 6/10点
  • 合計: 49/100点

電子音オンリーの大音量目覚ましではトップの実力ですが、ランキングを見ていただくとわかるとおり、今回は全体的にベル音が優勢で苦戦を強いられました。本製品の最大の魅力は、20種類ものメロディ・効果音から、好みのアラームを設定できる点。その全ての音を計測してみたところ、意外にも「ジャズ」が最大音量を記録しました。毎日同じ音だと慣れてしまう、あるいは飽きてしまうという人におすすめです。

8位: アナログ風なのに高機能 カシオ計算機「TQ-720J-1BJF」

カシオ計算機:TQ-720J-1BJF

カシオ計算機
TQ-720J-1BJF
実勢価格:1964円


サイズ:149×113×77mm
重量:385g
電源:単3アルカリ乾電池×2
計測値:ベル音・93.6dB

▼評価

  • 音量: 22/60点
  • 音の種類: 5/15点
  • スヌーズ機能: 15/15点
  • その他機能: 6/10点
  • 合計: 48/100点

4位、5位の製品同様、昔からあるカタチの大音量目覚まし時計。ただ、こちらは電波時計機能やオートストップ&再アラームの機能を搭載しており、なかなかの高機能。ほかの製品のような押し出しの強さはありませんが、レトロでキュートなルックスなので、女子でも使いやすそうです。

9位: 設置場所をいろいろ変えたい人に リズム時計工業「バトルパワー646」

リズム時計工業:バトルパワー646

リズム時計工業
バトルパワー646
実勢価格:4380円


サイズ:121×181×106mm
重量:430g
電源:単3アルカリ乾電池×2
計測値:ベル音(小・87.7dB、大92.5dB)

▼評価

  • 音量: 24/60点
  • 音の種類: 6/15点
  • スヌーズ機能: 10/15点
  • その他機能: 2/10点
  • 合計: 42/100点

左右に大きめのベルを備えているわりに振るわなかった本機。遠くに行っても音量が大きく下がらないのは魅力。機能もシンプルなため、特徴を見出すのが難しいですが、近距離、中距離、遠距離で音の大きさがあまり変化がなかった点は評価できます。目覚ましを毎回移動したり隠したりといった設置の仕方をしている人にはいいかもしれません。

10位: スマホの充電ができる!? YABAE「AL-01-L」

YABAE:AL-01-L

YABAE
AL-01-L
実勢価格:2200円


サイズ:150×45×75mm
重量:250g
電源:コイン電池CR2032×1
計測値:電子音(メロディ・83.1dB、ピアノ曲・82dB、ビープ・79.5dB、ブザー・78.4dB、鳥の声・76.9dB)
※カッコ内の表記「メロディ」などはメーカーによるサウンド名です。音量モードが無段階調節のため、最大音量でのみ計測しています

▼評価

  • 音量: 13/60点
  • 音の種類: 12/15点
  • スヌーズ機能: 12/15点
  • その他機能: 4/10点
  • 合計: 41/100点

5種類のメロディを選択できるデジタル目覚まし時計。音量では上位の製品に歯が立たないどころか、スマホにも負けてしまうという残念な結果に。液晶画面の明るさを無段階で調整できたり、USBポート付きでスマホの充電ができるので、そのあたりをポジティブにとらえられる人なら健闘の余地ありです。

ホーム絶対に寝坊できない朝にはスマホが大音量目覚し時計がおすすめです!

以上、大音量目覚まし時計おすすめランキングでした

本来は心身のリズムを整え、朝自然と目覚められることが理想ですが、誰しも絶対に寝坊できないシーンはあるはず。そんなときには大音量目覚まし時計をぜひお試しあれ!