しっかり起きられる目覚まし時計は?
朝が苦手な人にとって、目覚まし時計は必須アイテム。一般的な置き時計のアラーム音では起きられないという人におすすめなのが、大爆音が鳴る大音量の目覚まし時計です。
過去ベストの大音量の目覚まし時計
RHYTHM「電波目覚まし時計フィットウェーブバトル230」はアラーム音の大きさが評価され、雑誌『MONOQLO』2022年11月号でベストバイを獲得した逸品。スマホの最大アラームよりも音が大きいです。
今回、雑誌『MONOQLO』はアナログ・デジタル問わず、過去ベストの発売以降に発売された大音量の目覚まし時計を集め、比較テストを実施!
しっかり起こしてくれて寝過ごしを防ぐ、おすすめを探しました。
目覚まし時計の選び方は?
目覚まし時計は「起こしてくれること」が絶対条件です。とはいえ、使うシチュエーションや使い道に合わせて選ばないと、後悔するかもしれません。
おすすめ商品を紹介する前に、まずは目覚まし時計の選び方です。大音量タイプをはじめ、どんな目覚まし時計がどのような人におすすめなのか、ポイントをおさえましょう!
選び方1:使う場所や人
大音量の目覚まし時計を使えるのは、1人で寝ている人や、まわりの家に配慮する必要がない人です。大きな音で、寝起きが悪くても「寝ていられない状況」を作ってくれるため、嫌でも目が覚めるでしょう。
でも、家族やパートナーと寝ていたり、隣近所との距離が近かったりすると、大音量のタイプは迷惑になります。音がしない振動タイプ・光タイプなど、ほかの人を起こさないものを選ぶのがおすすめです。
子ども用の目覚まし時計を探している場合は、文字盤の見やすさだけではなく、子どもの興味を引くデザインも選ぶポイントです。
時計の読み方をマスターできる知育用目覚まし時計や、かわいい目覚まし時計を探してみましょう。
選び方2:使い方に合った機能
目覚まし時計を選ぶときは、起こし方やデザインだけでなく機能もチェックしておきましょう。主な機能は次の通りです。
バックライト
バックライトが搭載されていれば、夜でも時間の確認が簡単です。夜勤のある人・夜中に目覚めやすい人には便利でしょう。
スヌーズ機能
スヌーズ機能は、一定間隔で繰り返し音を鳴らす機能です。時計を止めても音が鳴り続けるため、二度寝の防止に役立ちます。
温度計
温度計機能付きなら、時間だけでなく部屋の温度表示もしてくれます。目覚まし時計を見れば温度が分かるので、冷暖房の効きを調整して、部屋を快適な状態にキープできるでしょう。
スマホ連携
スマホ連携もあると便利な機能です。離れた場所から設定時間を変えたり、カレンダーと連携したりといった機能があると、目覚まし時計の使い方にバリエーションが増えます。
選び方3:起こし方のタイプ
目覚まし時計というと、「起きる時間を音で知らせてくれるもの」というイメージが大きいですよね。
でも、先述のとおり、光や振動で起こしてくれるタイプの目覚まし時計もあります。起こし方別に特徴を見ていきましょう。
アラーム音や曲で起こす「音タイプ」
オーソドックスな「音で起こす目覚まし時計」は、アラームや曲で起きる時間を知らせてくれます。なかなか起きられない人には、音が大きい目覚まし時計がおすすめです。
音量の目安になるのは、販売サイトやメーカー公式サイトの表示・取扱説明書の仕様表などです。大量の製品を扱う時計メーカーの場合、目的別に選べるように「大音量」で検索できることがあります。
メーカー公式の製品ページがあれば、取扱説明書をダウンロードできます。最大音量が書かれている商品は多いので、選ぶときにチェックしてみましょう。
自然な明かりで起こす「光タイプ」
光タイプは、起床時間になると本体が光を出して起こしてくれる目覚まし時計です。自然な目覚めに近く、太陽の光を浴びるのと同じようにスッキリと起きられるでしょう。
大きい音で起こされるのは苦手な人は、光が点灯するタイプを試してみるのがおすすめです。
ただ、中には光だけでは起きられないという人もいます。眠りが深く光で起きられる自信がないなら、音と光を併用できる目覚まし時計をチェックしましょう。
他の人を起こさない「振動タイプ」
本体が震えて起こしてくれるのが、振動タイプの目覚まし時計です。振動は本人にしか伝わらないので、まわりの人を起こす心配がありません。
子どもやパートナーと一緒に寝ていて、「大きな音や強い光は困る……」という人におすすめです。
枕の下にセットして使う薄型タイプのほか、携行できるリストバンドタイプもあります。家で使うなら薄型タイプ、出先・旅先にも持っていきたいならリストバンドタイプが便利です。
どちらのタイプも振動のリズム・大きさを変えられるものが多いので、状況に合わせて選びましょう。
ただし、朝が苦手な人には、振動だけでは不安が残るかもしれません。そんな人には振動と音で併用できるタイプもあります。
大音量の目覚まし時計の人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の大音量の目覚まし時計をピックアップ。
次の項目でテストしました。
テスト1:音の大きさ
製品から一定の距離をあけ、同じ高さの位置から騒音計で音の大きさを計測。平均をとり音が大きいものを高評価にしました。
テスト2:設定のしやすさ
初期設定したあと、毎日アラームを設定しやすいかをチェック。ボタンの使いやすさなども加味して評価しました。
テスト3:スヌーズのしつこさ
スヌーズ機能がどのくらいしつこいかをチェック。繰り返す時間が多いものを高評価としました。
それでは、評価の高かった順に、おすすめの大音量の目覚まし時計を紹介します。
大音量の目覚まし時計のおすすめは?
【1位】RHYTHM「電波目覚まし時計フィットウェーブバトル230」
- RHYTHM電波目覚まし時計フィットウェーブバトル230
- 実勢価格: ¥3,500〜
- 音の大きさ
- 設定のしやすさ
- スヌーズのしつこさ
- おすすめポイント
-
- ありえないほどの大音量!
- 音の種類や音量も選べる
- スヌーズもかなりしつこい
- がっかりポイント
-
- 時間変更はやや面倒
- 幅
- 184mm
- 奥行
- 58mm
- 高さ
- 85mm
- 重量
- 270g
- 電源
- 単3形アルカリ乾電池×3本
- 方式
- アラーム
- 型番
- 8RZ230SR02
【ベストの理由】騒音レベルの大音量で起きざるを得ない!
- 音の大きさ:95.3dB
一番大きい音をチョイスして計測。3回の計測で最大96.1dBを記録し、2位以下の製品と10dB以上も大きい圧倒的な大音量でした。
音によっては、かなりうるおいです。耳元に置いて寝たら飛び起きるでしょう。
とはいえ、音量は調節ができるので、迷惑にならないよう調整することは可能です。
【設定しやすさ】30種類から選べる大爆音! お気に入りの音で起床できる
バリエーション豊富な30種類の音から選べます。音は固定できるので、設定しやすいです。
時間を変更するときの工程がやや面倒ですが、それが誤作動防止にもつながります。
【スヌーズのしつこさ】
アラームを止めてから5分後に鳴り出し、最大7回、約35分鳴り続けます。かなりしつこいです。
【2位】MAG「大音量目覚まし時計 タイムポリス」
- MAG大音量目覚まし時計 タイムポリス
- 実勢価格: ¥2,973〜
- 音の大きさ
- 設定のしやすさ
- スヌーズのしつこさ
- おすすめポイント
-
- 耳にも目にもうるおい
- 昔ながらのアナログタイプで設定しやすい
- スヌーズ機能がしつこい
- 幅
- 123mm
- 奥行
- 71mm
- 高さ
- 142mm
- 重量
- 260g
- 型番
- T-782 BK-Z
【音の大きさ】
- 音の大きさ:82.4dB
ややくぐもったサイレンのような音。金属音のようなシャープさはありませんが、緊張感のある音です。
【設定のしやすさ】
裏側のツマミをまわすと時計の針がまわる、昔ながらのアナログタイプで設定は簡単でした。
【スヌーズのしつこさ】
アラームを止めてから4分後にもう一度鳴ります。解除しなければ最大40分まで繰り返します。
【3位】HAMOIARC「デジタルディスプレー 目覚まし時計」
- HAMOIARCデジタルディスプレー 目覚まし時計
- 実勢価格: ¥2,780〜
- 音の大きさ
- 設定のしやすさ
- スヌーズのしつこさ
- 直径
- 105mm
- 奥行
- 70mm
- 重量
- 160g
- 型番
- GH0705NE
【音の大きさ】
- 音の大きさ:83.4dB
「ジリリリリ!」という、ベルのような金属音が、物理動作ではなくデジタルで鳴りました。
【設定のしやすさ】
特に2つのアラームを設定できるのがよく、曜日によって起床時間が違う場合などに便利です。
【スヌーズのしつこさ】
5分後に1度だけスヌーズが発動し、その後は停止。すぐに起きられない人は二度寝に注意です。
【4位】CLOCKY「CLOCKY」
- CLOCKYCLOCKY
- 実勢価格: ¥6,346〜
- 音の大きさ
- 設定のしやすさ
- スヌーズのしつこさ
- 幅
- 133mm
- 高さ
- 89mm
- 型番
- CLKYb
【音の大きさ】
- 音の大きさ:75.4dB
ピポパポという昔のロボットのような音でうるさいとはいい難く、音量も今回の最小でした。
【設定のしやすさ】
日本語の説明書がないので初期設定は苦労しますが、決めてしまえば問題なく使いやすいです。
【スヌーズのしつこさ】
アラームが鳴ってからスヌーズまでの間隔は1分〜9分で選べますが、スヌーズは1回のみです。
大音量の目覚まし時計のおすすめ まとめ
以上、大音量の目覚まし時計のおすすめランキングでした。
二度寝予防や遅刻防止には、大音量でアラームを鳴らす卓上時計がおすすめ!
今回の検証でもベストバイに選ばれたRHYTHM「電波目覚まし時計フィットウェーブバトル230」は、めっちゃうるさいです! 全製品で一番大きい音が鳴ります。
初期設定にやや時間がかかりますが、スヌーズもしつこいのでしっかり起きられそうです。また、時刻表示やアラーム機能だけでなく、日付・温度もチェックできて便利です。
秒針で時間を確認したい人は、2位のMAG「大音量目覚まし時計 タイムポリス」がおすすめ。操作はシンプルで、時刻の設定も容易です。
すべての製品のアラームを鳴らして気づいたことは、同じぐらいのdB(デシベル)でも、音の種類によってうるさく感じるものと、感じないものがあったこと。
個人個人でうるさく感じる音は違うので、ベストバイの製品が30種類から電子音を選べるのはうれしい機能です。また、音量が調節可能なのも魅力です。
また、今回はアナログ・デジタル問わず検証しましたが、直感的に使いやすいのはアナログ置時計でした。
ぜひ、本ランキングをお買い物の参考にしてみてくださいね。
大音量の目覚まし時計のおすすめ
RHYTHM
電波目覚まし時計
フィットウェーブバトル230
目覚まし時計の売れ筋ランキングもチェック!
目覚まし時計のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
音の種類によって、うるささが違いました(山本)