夏のグルメの王様!絶品うなぎが自宅で食べられる時代
夏のグルメの代表とも言えば「うなぎの蒲焼き」です。土用の丑の日が近づいてくると、「今年はどこのうなぎを食べようかな?」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
最近は冷凍技術も発展し、お取り寄せとして自宅用や贈答用を販売するうなぎの名店が急増。お家でもうなぎ屋さんで食べるような逸品が味わえるようになったんです。
そこで今回は、うなぎのプロと一緒にネット通販でお取り寄せできる名店のうなぎの蒲焼き10製品を食べ比べ。おすすめ順にランキングにしました! まずはその前に、知っているようで知らないうなぎにまつわる基礎知識をまとめました。
なぜ土用の丑の日に食べる? 知っておきたいうなぎの基礎知識
万葉集にもうなぎの歌が登場するほど、日本人は古代からうなぎが大好き。でもなぜ、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょうか。そもそも土用の丑の日とは何の日? 土用の丑の日と切っても切り離せないうなぎのアレコレを紹介します。
うなぎの蒲焼きとは?
「蒲焼き」とは、身の長い魚を開いて串刺しにする調理法。その様子が蒲の穂に似ているから、というのが語源です(諸説あります)。
うなぎの蒲焼きは、江戸時代に江戸開拓時の湿地に住み着いたうなぎを労働者が食べたことが始まりとされていて、今とは違って大衆的な食べ物だったようです。それより以前は、うなぎは丸まま縦に串さして焼いて調理されていたそうですよ。
醤油やみりんを配合した濃厚なタレをつけて焼くものを蒲焼き、つけないで焼いたものが白焼きです。
どうして「土用の丑の日」にうなぎを食べる?
「土用」とは、二十四節気のうちの「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18~19日間のこと。夏(立秋)の土用(7/19~8/7の間)が有名ですが、実は年に何度もあるんです。夏の土用の丑の日は1回の年と2回の年があります。
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったきっかけで有名な通説のひとつが、江戸時代の蘭学者・平賀源内による「本日丑の日」という日本初と言われるコピーライティング。うなぎは秋から冬が旬のため「夏に売り上げが落ちる」と鰻屋から相談を受け、「土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし」と看板を立てたところ大繁盛したとか。なんだか、現代のバレンタイン商法みたいですね。
ちなみに、「丑の日」は季節の変わり目にあたるため、平安時代や室町時代から栄養価の高い食物を食べる、という風習があったそうです。うなぎにはビタミンAやB群、D、亜鉛などが豊富に含まれて栄養価が高いため、「夏負けしない」は理にかなっていると言えます。
うな重とうな丼の違いは?
うなぎ屋さんに行くと「うな重」と「うな丼」の2種類あるところが多いです。さらに松竹梅や並・上・特上とメニューがありますが、違いはご飯が入っている「器の違い」だけです。
「お重」には重ねるという意味で「ご飯とうなぎを重ねて2層にする」という豪華な食べ物だったそうです。つまり、お客さまに出すにはお重で出すほうが喜ばれるということですね。
うなぎの主な名産地は?
国産の天然うなぎは2016年に絶滅危惧種に認定され、一般的に出回っているものの大半は養殖です。また、中国や台湾、オーストラリアなどの輸入うなぎも増えています。
天然うなぎの旬は晩秋から冬にかけて。今では養殖うなぎのおかげで1年中通じて美味しいうなぎを食べることができます。
養殖うなぎの漁獲量1位は意外な県でした
▼国内の養殖うなぎ漁獲量県別TOP5
1位:鹿児島県(6,381トン)
2位:愛知県(3,459トン)
3位:宮崎県(2,539トン)
4位:静岡県(1,457トン)
5位:高知県(317トン)
(2018年:日本養鰻漁業協同組合連合会資料による)
うなぎと言えば浜名湖のある静岡県や四万十川の高知県を連想しますが、ダントツ1位は鹿児島県。鹿児島は温暖な気候とシラス台地がもたらす豊富な地下水がウナギの養殖に最適であるとされています。
うなぎに詳しくなったところで、10製品のうちで1位だった逸品を先に発表しちゃいます!
ランキング1位を発表! イチオシは埼玉の名店でした
うなぎ処古賀
国産うなぎ蒲焼き 竹
実勢価格:9720円/2尾
内容:160g×2尾 タレ×2 山椒×2(冷凍)
▼うなぎデータ
関東風
焼き方 :ふっくら
タレ :あっさり
100gあたり:2700円
見事に1位となったのは、埼玉の名店「うなぎ処古賀」の「国産うなぎ蒲焼き 竹」でした! ふっくらとした身でタレの味わいはあっさりめ。口にした瞬間にふわっとした食感とうなぎの旨味が広がり、忘れられない美味しさが味わえました。
「うなぎの蒲焼き」とひと口に言っても、関東風と関西風では焼き方やタレの味の傾向が異なります。自分好みのうなぎを選ぶなら、まずはこの違いを押さえてからランキングを見てみましょう。
関東風と関西風、どっちを選ぶ? 何が違う?
関西の人がはじめて関東風のうなぎを食べると「何かが違う……」と感じるほど、同じうなぎの蒲焼きでも製法がそもそも全く違うんです。
▼関東風の主な特徴
・背開き
・頭は落とす
・蒸してから焼く
・タレはあっさりめ
・うなぎは小さめ
▼関西風の主な特徴
・腹開き
・頭はつけたまま
・蒸さずに焼く
・タレはこってりめ
・うなぎは大きめ
関東風はふわふわで柔らかく、関西風はカリッと脂が乗った味わいが特徴と言えます。
関東は「背開き」関西は「腹開き」の真相
よく関東の「背開き」は、武士が切腹を連想することから敬遠された、関西の「腹開き」は腹を割って話そうという心意気が製法にも現れたという通説がありますが、違いは「製法の違い」から生まれたと考えられています。
関東風のように蒸し上げると身が柔らかくなってしまうため、身の厚い背の部分に串を刺す必要があったこと。関東で蒸すようになった理由は、関東地方のうなぎは水が冷たいために身が硬かったという説も。江戸の職人たちが、「蒸してから焼く」製法に適した開き方を編み出したというわけです。
東西の境界線にあたる地域では「背開きで蒸さない」という製法だったり、店舗の場所にとらわれず関東風関西風を出したり、どちらの焼き方も提供しているお店もあります。
高級うなぎ屋さんの人気通販10製品を実食検証
今回は、関東風も関西風も合わせて、人気の高級うなぎ屋さんが通販で販売している蒲焼きを10製品ピックアップ。「身のおいしさ」「皮のおいしさ」「タレののり」「脂ののり」の4項目でジャッジし、総合評価で順位付けしました。
編集部と一緒に食べ比べをしてくれたのは、実食レポートをまとめたサイト「うなぎ大好きドットコム」を運営する高城久さん。全国のうなぎ屋さんを応援しようと各地を駆け回って「ン10年」。関東風も関西風も「異なるおいしさがあるので甲乙つけがたい」というプロが「特においしい」と認めた逸品が上位となりました!
▼今回お取り寄せした全国のうなぎの名店(所在地)
・うなぎ処古賀 (埼玉県さいたま市)
・うなぎ会席 藍の家亭 (東京都大田区)
・うなぎのしろむら (愛知県名古屋市)
・うなぎ処 山美世 (島根県松江市)
・たむろ (岐阜県各務原市)
・うなぎ藤田 (東京都日野市)
・うなぎ料理 しま村 (神奈川県横浜市)
・うなぎ しら河 (愛知県名古屋市)
・うなぎ処 鰻楽 (宮崎県宮崎市)
・うなぎの兼光 (愛知県西尾市)
それではお待たせしました。本当においしいうなぎ蒲焼ランキングを発表します!
※店舗情報は公式ホームページをもとに編集部調べ。お店のこだわりは通販商品の説明とは違う場合があります。
味と焼きがこれぞまさしく江戸前! 「うなぎ処古賀」(埼玉県)
うなぎ処古賀
国産うなぎ蒲焼き 竹
実勢価格:8640円/2尾
160g×2尾 タレ×2 山椒×2(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:◎
タレののり :◎
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関東風
焼き方 :ふっくら
タレ :あっさり
100gあたり:2700円
▼お店情報
うなぎ処古賀(埼玉県さいたま市)
創業:2009年
こだわり:ブランド鰻は鹿児島県産、高知県産。伝統の江戸前かば焼きの手法で素焼きした後、和蒸篭で蒸すことにより、余分な脂を落とし、身と皮の間の旨味のある「ねっとりとした脂」を残している。
うなぎ処古賀「国産うなぎ蒲焼き 竹」は、関東風の蒲焼きなので蒸しによって生まれるフンワリした身とあっさりしたタレが特徴です。
口にするとふわっとした食感とともに、うなぎの旨味が広がって忘れられないおいしさが味わえます! 職人の手による綺麗な焼き色も食欲をそそる完璧な絶品蒲焼きです。
箸で皮まで簡単に切れるほどの柔らか。ご飯にのせず、そのままでも激ウマ! うなぎ本来の旨味もしっかりしています。
職人の手で丁寧に焼かれているためか、口にした瞬間、もうふつうの蒲焼きが食べられなくなるほどの香ばしさが広がりました! 身の開き方も綺麗で、江戸前の技も楽しめる粋な蒲焼きでした。
ふっくら&あっさり! 「うなぎ会席 藍の家亭」(東京都大田区)
うなぎ会席 藍の家亭
国産うなぎ 蒲焼き 四枚
実勢価格:6300円/4枚
60g×4枚 タレ×4 山椒×4(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:〇
タレののり :◎
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関東風
焼き方 :ふっくら
タレ :あっさり
100gあたり:2833円
▼お店情報
藍の家亭(東京都大田区)
創業:1983年
こだわり:天然ものに近く栄養価も高いブランド鰻「坂東太郎」を使用。竹串が抜け落ちるぎりぎりまで蒸し上げることでふっくらとし、丁寧な焼きで食欲をそそる香ばしさと味わいに仕上げている。
うなぎ会席 藍の家亭「国産うなぎ 蒲焼き」は1位と比べ少し焼きムラはありますが、おいしさはほぼ同格です。関東風のフワトロな身が味わえる、絶品の蒲焼きです。タレに負けないうなぎの旨味がたまりません。
お頭つきで豪華な「うなぎのしろむら」(愛知県名古屋市)
うなぎのしろむら
伊勢神宮外宮奉納 うなぎ蒲焼き3尾入り
実勢価格:1万3370円/3尾
150g×3尾 タレ×3 山椒×3(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:◎
タレののり :◎
脂ののり :〇
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:2970円
▼お店情報
うなぎのしろむら(愛知県名古屋市)
天然に近い環境で育つといわれる三河一色産活うなぎを1年を通して使用。手焼きの炭火焼きにこだわり、揉みながら焼く「こなし」という技法で「皮パリ」に仕上げている。
うなぎのしろむら「伊勢神宮外宮奉納 うなぎ蒲焼き」は関西風のしっかり焼かれた身と濃いめのタレが激ウマで、ご飯との相性バツグン。お頭つきで見た目の豪華さも◎です!
4位: 1尾250g以上のデカさ! 「うなぎ処 山美世」(島根県松江市)
うなぎ処 山美世
【特大】うなぎ蒲焼(真空)
【1尾あたり250g以上】
実勢価格:4000円1尾
250g以上×1尾 タレ×1 山椒×1(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:〇
タレののり :〇
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:1600円
▼お店情報
うなぎ処 山美世(島根県松江市)
創業:1914年
こだわり:割く前の数日間、うなぎをミネラル豊富な大根島の井戸水で泳がせる。関西風に焼き、大正3年の創業以来改良を重ねた秘伝のタレで仕上げる。
うなぎ処 山美世「【特大】うなぎ蒲焼(真空)」は大サイズで食べ応え◎。骨が少々当たりますが、気にはならない程度です。コクのあるタレもやみつきになる旨さです!
5位: 甘くて濃厚なタレでご飯が進む「たむろ」(岐阜県各務原市)
たむろ
ご自宅用 岐阜鰻たむろ極
うなぎ蒲焼き2尾(2~3人前)
実勢価格:7760円/2尾
150g×2尾 タレ×2 山椒×2 わさび×2(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:〇
タレののり :◎
脂ののり :〇
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:2586円
▼お店情報
たむろ(岐阜県各務原市)
こだわり:全国初の試みとして、店舗近くの室内専用施設で自社でうなぎを養殖。最高級の備長炭で焼いている。
たむろ「ご自宅用 岐阜鰻たむろ極うなぎ蒲焼き」はしっかりした身と甘めのタレが特徴。香ばしく濃厚で、とにかくご飯が進む味です。わさび付きなのでひつまぶしにするのもアリです。
6位: 東西のいいとこ取り! バランス◎「うなぎ藤田」(東京都日野市)
うなぎ藤田
小分け蒲焼パック
実勢価格:5400円/5パック
40g×5パック タレ×2 山椒×2(冷蔵)
▼検証結果
身のおいしさ:〇
皮のおいしさ:◎
タレののり :◎
脂ののり :〇
▼うなぎデータ
関西風×関東風
焼き方 :ふっくら
タレ :濃いめ
100gあたり:2700円
▼お店情報
うなぎ藤田(東京都日野市)
創業:1982年
こだわり:浜名湖からその日使ううなぎを毎日直送。50年以上歴史のある継ぎ足しの秘伝のタレで仕上げている。
うなぎ藤田「小分け蒲焼パック」はタレが濃いめで身はふっくらと、東西のいいとこ取りでバランス◎の蒲焼きです。うなぎの旨味も十分味わえました。
7位: 江戸前の王道が味わえる 「うなぎ料理 しま村」(神奈川県横浜市)
うなぎ料理 しま村
うなぎ蒲焼パック(大)
実勢価格:3348円/1枚
90g×1枚 タレ×1 山椒×1(冷蔵)
▼検証結果
身のおいしさ:◎
皮のおいしさ:〇
タレののり :〇
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関東風
焼き方 :ふっくら
タレ :さっぱり
100gあたり:3720円
▼お店情報
うなぎ料理 しま村(神奈川県横浜市)
創業:1979年
こだわり:天然鰻は高知県旧吉野川産のもの、養殖鰻は主に愛知・静岡県産のものと、高知県の四万十産ブランド鰻を使用。最後にとろろで食べる「鰻釜(うかま)」が人気。
うなぎ料理 しま村「うなぎ蒲焼パック(大)」はふっくらした身の味はもちろん、開きが丁寧で見た目もいいです。江戸前の王道を味わえる蒲焼きです。
8位: ひつまぶしとして味わえる「うなぎしら河」(愛知県名古屋市)
うなぎしら河
【国産鰻使用】名古屋名物
ひつまぶし倶楽部2食入り
実勢価格:6420円/2食
60g×4枚など(冷蔵)
▼検証結果
身のおいしさ:〇
皮のおいしさ:〇
タレののり :◎
脂ののり :△
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:2675円
▼お店情報
うなぎしら河(愛知県名古屋市)
創業:1989年
こだわり:うなぎは時節によって取り寄せてひつまぶしに合うものを吟味。数十年使っている秘伝のタレはひつまぶしとのバランスが最適。
うなぎしら河「【国産鰻使用】名古屋名物ひつまぶし倶楽部」の身は十分においしいのですが、厚さが薄めなのが惜しいところ。商品名通り、お茶漬用の出汁や薬味などが一通りついてくるので、自宅で手軽にひつまぶしを味わえるのは嬉しいです。
9位: 甘めのタレがたまらない「うなぎ処 鰻楽」(宮崎県宮崎市)
うなぎ処 鰻楽
国産うなぎ蒲焼 切り身10枚入
実勢価格:8640円/10枚
▼検証結果
身のおいしさ:〇
皮のおいしさ:△
タレののり :〇
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:1728円
▼お店情報
うなぎ処 鰻楽(宮崎県宮崎市)
創業:2003年
こだわり:地元宮崎県、鹿児島県の養殖場と提携し、水や飼料を管理。炭火だけを使った地焼き、甘すぎずさっぱりとしたタレで仕上げる。
うなぎ処 鰻楽「国産うなぎ蒲焼 切り身」は九州のお店ということもあってか、タレは甘めで人によってはたまらないおいしさ。皮が少し硬めなのが唯一惜しいところですが、旨味自体は濃く十分においしさを感じることができます。
10位: 身も皮も口当たりがいい「うなぎの兼光」(愛知県西尾市)
うなぎの兼光
うなぎ 蒲焼き 50gカット(10パック)
実勢価格:7000円/10パック
50g×10枚など(冷凍)
▼検証結果
身のおいしさ:△
皮のおいしさ:〇
タレののり :〇
脂ののり :◎
▼うなぎデータ
関西風
焼き方 :しっかり
タレ :濃いめ
100gあたり:1920円
▼お店情報
うなぎの兼光(愛知県西尾市)
創業:2015年
こだわり:自社グループの養殖池、オリジナル飼料で育った三河一色産を使用。備長炭で金串打ちされたうなぎを完全手焼き。
うなぎの兼光「うなぎ 蒲焼き 50gカット」はリーズナブルな価格とバランスのとれたおいしさが魅力的。身も皮もふかふかで、口当たりがいいです。骨も当たらず食べやすさがあります。もう少しうなぎ自体の旨味が強ければ、なお良しでした。
冷凍のお取り寄せうなぎの美味しい調理方法
今回実食した蒲焼きはどれも真空パック入りで、湯煎でおいしくいただけます。冷凍うなぎの調理方法はさまざまありますが、「少し臭みが気になる…」ときに試してほしい、意外な調理方法を紹介します。
1:タレを一度洗い流す
湯煎などで解凍した後、熱湯をかけて、タレと焦げを洗い流すと、皮のまわりにあるコラーゲンがトロトロになり、やわらかい食感に。この洗い流しはスーパーで販売しているうなぎにも効果的です。
2:ペーパーで軽く拭き取る
3:付属のタレをつけてホイルを敷いたオーブントースターで5分ほど焼く
柔らかい食感が好みの方は酒を少しかけてホイルで包んで焼いてもおいしいです。
洗い流すのは意外な方法かもしれませんが、焼きたての味が楽しめますよ! レンジはコラーゲンが脱水して硬くなるのでトースターかグリルで焼くのがおすすめです。
うな重はどこから食べる? 知っておきたいうなぎの食べ方マナー
最後に、うなぎ屋さんやおもてなし先でうなぎを食べる時のマナーを紹介します。その昔庶民的だったうなぎは高級品となり、かしこまった状況で食べることも多いですよね。覚えておいて損はない、うな重の食べ方マナーです。
ポイント1:まずはお吸い物からいただきましょう。
お椀は両手で持ってくださいね。
ポイント2:うな重は重箱の左下から食べ始めましょう。
左利きの人は逆で、右下から左に向かって食べましょう。
ポイント3:重箱を半分まで食べたら180度回転させると食べやすいです。
残りをまた左下から食べましょう。
ポイント4:重箱は手に持っても置いたままでもOKです。
お重に直接口をつけるのはやめましょう。
ポイント5:食べ終わったら蓋は元どおり戻しましょう。
裏返しにしなくていいです。
とはいえ、お取り寄せしてお家で食べる時の食べ方は自由です! 「フワとろ」がお好みなら湯煎で、「パリとろ」がお好みなら湯煎してから焼いてどうぞ。
以上、究極の通販グルメ、うなぎ蒲焼きおすすめ10選のご紹介でした! 夏バテ防止に土用の丑の日だけではなく、スタミナをつけたい時やお祝い事の日にぜひ美味しいうなぎをお取り寄せしてみてくださいね。
味はもちろん焼き色や開き方など、職人の技も味わって!