程よく手抜きをして最高の味を生み出す
一度は挑戦してみたい、憧れの自家製ベーコン。ところが実際にベーコンを本格的に作るとなると10日以上かかってしまうのが難点です。そこで、今回は少ない日数で、しかもいろいろと手抜きをしながら「休みの日曜日に仕込んで、最高の土曜日の晩酌を迎える」をコンセプトに『360』流簡単ベーコン製作法をご紹介。
料理初心者でもご安心ください。普段料理をしない編集部員もこの調理法で成功できました!
道具も何もない、という方でも、今から準備したら間に合いますので!
【日曜日 21:00】塩漬けする
約1週間後の完成に向けて、まずは仕込みから始めましょう。材料の豚バラ肉を用意します。
大きな塊肉を買ってもいいですが、角煮用の角切り肉を買えば切る必要がありません。
次に下ごしらえ。肉を痛めないために塩漬けにしましょう。塩とスパイスをすり込みます。後で塩抜きをするので量は適当でOK。全体にまんべんなく多めにすり込んだら、ラップで包み冷蔵庫で寝かせます。一日一回ひっくり返して、週末になるのを待つだけ。
塩抜きすることを考慮して多めの量を使うのがポイントです。
塩やスパイスをすり込む際は、肉のヒダまでしっかりすり込みましょう。
このひと手間で完成品の味が変わってきます。
塩の他にもスパイスを入れると、味の深みが出て臭み抜きにもなります。色々とスパイスを揃えるのは面倒ですが、このオールスパイスを使えば簡単に深みを出すことが可能になります。
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有機オールスパイス
実勢価格:447円
【金曜日 21:00】塩抜きする
3~5日(今回は5日)冷蔵庫で寝かせたら、塩抜きの工程へ。ここは味を決める重要なポイントなので、時間をかけて行いましょう。3時間ほど流水か、時々水を替えて余分な塩を抜きます。端っこを切って焼いてみて、少し塩が足らないかな、という程度まで塩抜きすれば大丈夫です。
あまりに塩が強いと食べられなくなってしまうのでご注意を。
【金曜日 24:00】乾燥させる
塩抜き後は、燻製の準備のために乾燥させます。本来なら外で日陰干しするなど時間がかかりますが、燻製用のシートを使えば、肉の水分を素早く脱水して時短が可能になります。今回は乾燥を早めるため燻製用の脱水シートを使って冷蔵庫で一晩置きました。
脱水シートを使わない場合は一晩以上おいて乾燥させる必要があり、それだと時間がかかりすぎてしまいます。脱水シートは時短以外にも、冷蔵庫で乾燥できてホコリもつかず臭みの除去効果もアリ。
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いぶし処
燻製用脱水シート
実勢価格:615円(4枚入り)
脱水シートは絶対使うべきセットのひとつです。
便利アイテムはガンガン使っていくのが360.life流クッキング。
時間のかかる乾燥は遠慮なく手抜きアイテムで時短を目指すのが賢いやり方です。
これなら屋外の天候に左右されることもないので安心ですね。
【土曜日 19:00】スモークする
十分に乾燥させたら、あとは燻製するだけ。市販のベーコンのように中が生の状態を目指すなら低めの温度調整が必要ですが、そんな面倒なことはお構いなし! 2時間程度燻製して中まで火を通せば、そのままでも食べられる激ウマベーコンの完成です。
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鉄製燻製鍋
27cm
実勢価格:2715円
4点セット最後のひとつはビートパウダー。燻製のスモーキーさをアップさせるために、ピートを加えます。
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いぶし処 ピートスモークパウダー
実勢価格:692円
チップの5%ほどにまぜるだけで、より深みのあるスモークにチェンジ。
手間なく本格的な味と香りにしてくれるので、使わないともったいない!
【土曜日 21:00】自家製ベーコン完成!
一週間前から仕込んできた自家製ベーコンがついに完成。ビールとベーコンの世界最強タッグで土曜の夜を楽しみましょう!
実際に作ってみると難しい作業はなく、初心者でも簡単に自家製ベーコンを楽しむことができました。皆さんにもこの感動を一度味わっていただきたいです!
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