床掃除をもっとラクに効率化するには?

掃除を毎日の義務として考えてしまうと、どっと疲れてしまいますね。疲れずに掃除を毎日続けられるように、日常の生活に「ながら」として取り入れると、掃除が習慣化され、義務感がなくなります。
掃除方法がほうきや雑巾から掃除機に変わったように、日々さまざまな掃除道具が商品化されています。できるだけ生活の中で掃除時間を短縮するために、定期的に掃除方法を見直してみましょう。
効率的な床掃除でおすすめなアイテムがフロアワイパー+フローリング用掃除シートです。
掃除機を「フロアワイパー」に替えて掃除ストレス軽減

最近ではスティックタイプで手軽なものが出ているとはいえ、毎日掃除機をかけるのは重いし、出し入れなど考えると結構負担。とはいえ、「ハンディモップ→掃除機→フロアワイパー(ウエット)」の完璧な手順で毎日掃除するのは大変です。
そこで、重たくて腕がしんどい掃除機は、軽くて出し入れが簡単な「フロアワイパー+掃除シート」に替えて掃除をラクにしちゃいましょう!
ポイント:フロアワイパーで十分きれいになる!

実は掃除機を使うとほこりが空気中に舞ってしまい、きれいに部屋の汚れを取りきれないこともあります。フローリングのほこりや髪の毛など、細かい汚れならフロアワイパーがしっかりとキャッチしてくれます。
毎日のちょっとした掃除であればフロアワイパーで十分部屋をきれいにすることができます!
掃除機の数を減らして「ハンディモップ→フロアワイパー(ドライ&ウエット)」の手順にすれば毎日の掃除のストレスも少なくなりますよ。
ポイント:掃除機よりフロアワイパーを使うメリットも多い
フロアワイパーのメリットはなんといっても手軽さ! ちょっとした汚れもさっと拭くだけであっという間にきれいになり、後片付けもシートを捨てるだけなのですぐに終わります。
掃除機はコードレスタイプが増えてきたもののまだまだ重たく、充電をするスペースも必要になります。フロアワイパーは持ち手とシートの取り付け部分だけなので、コンパクトに収納できます。
また掃除機と違って音が出ないので、朝起きてすぐや寝る前などに周りの家を気にせず掃除をすることができます。
フロアワイパーのラクテクニックは?
1:ヘッド部分をできるだけ浮かさない


パタパタとヘッドが浮いてしまうと、ゴミが散ったり取りこぼすので、軽く押し付けながらスライドさせるのが正解です。
2:木目に沿って横にスライドさせる

フロアワイパーは、前後に動かすより左右に動かした方が、体の可動域が広く短い時間で効率よく終わらせられます。広いリビングの床だからこそ“押しかけ”は非効率。床から離さず“横かけ”すれば大幅時短になります。
フローリング用掃除シートのタイプは3つ
フロアワイパーにつけるシートの種類も増えてきて、様々な用途に合わせてシートを選べるようになりました。大きく分けて3種類あるので1つずつ紹介していきます。
ドライタイプ:細かなゴミも吸着

一般的によく使われるのがこの「ドライタイプ」です。ほこりや髪の毛、ペットの毛などの乾いた汚れを取るために使います。拭いても床がベタつかないので、フローリングの床全体に使えます。
最近は立体構造のシートも増えて、掃除機では吸いきれない細かなごみも吸着して取り除けます。
ウェットタイプ:除菌・消臭ができるものも

床がベタついて水拭きしたいときや、皮脂汚れなどを落としたいときには「ウェットタイプ」を使います。
洗剤が含まれているものや、除菌・消臭ができる商品などもあります。定期的に水拭きをすると床もきれいに保てます。ウェットタイプを使う場合はシートの水分が乾かないように、開けたらしっかりとふたを閉めるようにしましょう。
ワックスタイプ:フローリングのきれいをキープ

床にツヤを出したいけどワックスがけは大変というときには「ワックスタイプ」を使います。事前にドライタイプのシートなどで汚れを取ってからやさしくまんべんなく床に広げていきます。
半年に一度でもワックスをかけると、よりフローリングをきれいに保てます。ワックスタイプを使用する時には必ず床がワックスをかけても大丈夫な床であるかを確認し、使用手順に沿って使いましょう。
ドライシートの選び方のポイント
今回は、掃除機よりも手軽でさっとホコリが取れるドライシートのおすすめを探しました。ドライシートは一度でゴミを一掃できるものを選びたいところです。
立体加工ならミクロの汚れまで逃さない

普段細かい汚れが気になるという場合には立体加工がされているシートを選ぶことで部屋の隅々まで細かいミクロの汚れをキャッチしてくれます。
子どもやペットがいるなら無添加シートを
小さい子どもやペットがいる家庭はより床をきれいにしておく必要があるので、フロアワイパーがおすすめです。
小さい子どもやペットは床から近い高さで生活をしていて床を触る機会が多いから、化学薬品の有無が気になる人もいますよね。そういう方は無添加の商品を選んであげるのもいいでしょう。
コストを抑えたいなら大容量タイプを
毎日ドライシートを使う人は値段も気になりますよね。使い捨てなので、できるだけコストを抑えたい人は大容量のタイプを選んでコスパよく掃除をしていきましょう。
大手メーカーや100均など12製品を「汚れ落ち」で比較
ネットやドラッグストアで購入できる大手メーカーのものから、ホムセンPB、100均や無印良品までフローリング掃除用ドライシート12製品を集めて「汚れ落ち」で比較しました。

ホコリや髪の毛をしっかりキャッチして、毎日の床掃除をラクにしてくれるのはどの製品だったのでしょうか? それでは、おすすめ順に検証結果を発表します!
大王製紙「エリエール キレキラ! ワイパー 徹底キレイ ドライシート」
大王製紙
エリエール キレキラ!
ワイパー 徹底キレイ
ドライシート
実勢価格:301円/20枚
▼テスト結果
汚れ落ち:◎+
評価 :A+
大王製紙「エリエール キレキラ! ワイパー 徹底キレイ ドライシート」が、今回のベストバイに選ばれました。拭きすじ一切ナシ! キレイに汚れをキャッチしてくれました。
花王「クイックルワイパー 立体吸着ドライシート」
花王
クイックルワイパー
立体吸着ドライシート
実勢価格:629円/40枚
▼テスト結果
汚れ落ち:◎+
評価 :A+
花王「クイックルワイパー 立体吸着ドライシート」は、床の汚れがキレイに取れて拭き残しはほぼゼロ! 流石の実力でした。
ユニ・チャーム「ウェーブ 超毛束ドライシート」
ユニ・チャーム
ウェーブ
超毛束ドライシート
実勢価格:328円/20枚
▼テスト結果
汚れ落ち:◎+
評価 :A+
ユニ・チャーム「ウェーブ 超毛束ドライシート」もA+評価。からめ取るファイバーでホコリを一掃しました。
ビバホーム「フローリング用厚手 ドライシート」

ビバホーム
フローリング用厚手
ドライシート
実勢価格:185円/20枚
▼テスト結果
汚れ落ち:◎
評価 :A
ビバホーム「フローリング用厚手 ドライシート」は、シート全体でまんべんなく汚れを取りました。コスパもよくてアリ!
カインズ「乾拭き おそうじシート ドライタイプ」
カインズ
乾拭き おそうじシート
ドライタイプ
実勢価格:98円/30枚
▼テスト結果
汚れ落ち:〇
評価 :B
カインズ「乾拭き おそうじシート ドライタイプ」は、拭きすじは多少残りますがそこそこ取れました。コスパの良さはNo.1。
ニトリ「フローリング シートドライ」
ニトリ
フローリング
シートドライ
実勢価格:99円/30枚
▼テスト結果
汚れ落ち:〇
評価 :B
ニトリ「フローリング シートドライ」は、真ん中にすじが残り、シートの汚れの取れ方にも偏りがありました。
スリーエム「スコッチ・ブライト フロア用ドライシート」
スリーエム
スコッチ・ブライト
フロア用ドライシート
実勢価格:382円/18枚
▼テスト結果
汚れ落ち:〇
評価 :B
スリーエム「スコッチ・ブライト フロア用ドライシート」は、シートの折り目部分がすじになって残りましたが、ゴミは取れました。
ダイソー「フローリングワイパー 取替シートドライ」

ダイソー
フローリングワイパー取替シートドライ
実勢価格:110円/45枚
▼テスト結果
汚れ落ち:△
評価 :C
ダイソー「フローリングワイパー 取替シートドライ」は、折り目部分が床にフィットせず、汚れのすじが残ってしまいました。
セリア「フローリングワイパー シート ドライ」

セリア
フローリングワイパーシート ドライ
実勢価格:110円/45枚
▼テスト結果
汚れ落ち:△
評価 :C
セリア「フローリングワイパー シート ドライ」は、何本ものすじが残ってしまい、汚れが取れませんでした。枚数が多いのでコスパはいいです。
トップバリュ「ホームコーディ フローリング ワイパー用ドライシート」
トップバリュ
ホームコーディ
フローリングワイパー用ドライシート
実勢価格:108円/30枚
▼テスト結果
汚れ落ち:△
評価 :C
トップバリュ「ホームコーディ フローリング ワイパー用ドライシート」は、真ん中に2本すじが残ってしまい、ゴミを全部取り切れませんでした。
無印良品「フローリングモップ用 替えシート・ドライ」
無印良品
フローリングモップ用
替えシート・ドライ
実勢価格:99円/20枚
▼テスト結果
汚れ落ち:△
評価 :C
無印良品「フローリングモップ用 替えシート・ドライ」は、ひっかき傷のように何本ものすじが残り、キャッチ力も弱かったです。
レック「激落ちワイパー フローリング用 ドライシート」
レック
激落ちワイパー
フローリング用
ドライシート
実勢価格:229円/23枚
▼テスト結果
汚れ落ち:△
評価 :C
レック「激落ちワイパー フローリング用 ドライシート」は、ほとんど汚れが取れませんでした。ゴミのキャッチ力もほぼありませんでした……。
掃除用シートの売れ筋ランキングもチェック!
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以上、ホコリが舞わずにしっかりキャッチできるフローリング用掃除シートのドライタイプの紹介でした。汚れ落ちテストの結果、コスパ抜群の100均やホムセンPBの格安製品は物足りない結果に。大手メーカーが実力を発揮しました!
リビングやキッチンなど家族もいる広いエリアは、ドライシートをつけたワイパーでサーッとひと回り。軽くて小回りも効き、お掃除がラクになりますよ。ぜひお試しください!
赤ちゃんがいる家庭やアレルギー持ちはドライがよいです