アウトドアチェアとは?
キャンプやBBQ、ビーチアクティビティなどのレジャーを楽しみたいなら、アクティビティチェアがおすすめ。
海に山に川に、外遊びの必需品といっても過言ではないアウトドア用品で、どんなシーンでも活躍してくれます。
流行りの兆し!「チェアリング」とは?
最近、近場の公園や川沿いなどのお気に入りの場所にチェアを持ち出してくつろぐ「チェアリング」がじわじわとブームの兆しを見せています。チェアを片手に散歩し、眺めの良い場所でチェアを広げてくつろぐ……そんなシーンに必須なのが、コンパクトなチェアです。
アウトドアチェアのトレンドは?
アウトドアシーンでは、チェアやテーブルなどのアイテムを選ぶ際には、立ち座りがラクな「ハイスタイル」か、座面が低くリラックス重視の「ロースタイル」を決める必要があります。
近年ではよりリラックス感を重視し、キャンプシーンでも焚き火を囲みながら調理・談笑できるロースタイルが人気な模様。
アニメ・ドラマ化もされた人気漫画『ゆるキャン△』でも描かれているように、ソロキャンでもグルキャン(グループキャンプ)でも、調理もリラックスタイムも一脚で完結するロースタイルが最近の主流と言えそうです。
ロースタイルのアウトドアチェアを比較テスト
すでにチェアを所有しているアウトドアガチ勢にとっては、「ヘリノックスが欲しいけど、盗難が不安」「焚き火で穴が空いても気軽に買い替えられる、お財布に優しいものが欲しい!」など、アウトドアシーンの大部分をともにするチェアへの要望は尽きません。
近年主流のロータイプの組立式チェアのなかでも、お手頃なアイテムはとりわけ気になることでしょう。
しかし、キャプテンスタッグやスノーピーク、ロゴスやDODなど、さまざまなアウトドアブランドから多くの商品が登場しており、初心者の人は、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そんなわけで今回、雑誌『MONOQLO』では、アウトドア初心者がまず手に入れたいアイテム、一脚あればいろいろ使えるロースタイルアウトドアチェアを検証。おすすめを見つけました!
アウトドアチェアの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずはアウトドアチェアの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:種類
アウドアチェアには、ローチェアやハイチェアのように背もたれがついた「背もたれタイプ」の他に、「スツールタイプ」と「ベンチタイプ」、そして「座椅子タイプ」があります。
それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
ローチェア
ロースタイルのアウトドアチェアのメリットは、なんといっても脚を伸ばしてくつろげる快適さ。さらに、携帯性に優れているかどうかも大切なポイントです。
ハイスタイルに多い折りたたみ式と比べて小さく軽く収納することができるコンパクトチェアは、徒歩や自転車、バイクでの持ち運びにも適しています。
また、ローチェアと高さ30~40cm程度のテーブルを組み合わせたロースタイルは現在のキャンプの主流となっており、次のようなメリットとデメリットがあります。
ロースタイルのメリット
- 足を投げ出してリラックスできる
- お子さんでも椅子に座りやすく、転落・転倒の危険性が低いので事故が少ない
- ハイスタイルに比べて全体にギアが小さいので、荷物の重量、体積が減らせる
- リビングの高さがとれて広々と感じる
- 焚き火などの地面に近い作業がしやすい
ロースタイルのデメリット
- 低い椅子では腰が沈むため、立ったり座ったりがやや大変
- 食事が前傾姿勢になることがあり、食べにくい
ハイチェア
今回のランキングではローチェアを紹介していますが、調理や食事のしやすさを重視したい方はハイスタイルのチェアがおすすめ。
立ったり座ったりがラクで動きやすく、自宅にあるチェアと同じくらいの高さなので、いつもと同じような感覚で使用できるのが特徴です。
また、70cm前後のテーブルに、座面高40cm以上のハイチェアを合わせたハイスタイルは、ロースタイルに押されてはいるものの、根強い人気があるキャンプスタイルです。
ハイスタイルのメリット
- 調理がしやすい
- 食事がしやすい
- 立ったり座ったりがラクで動きやすい
- 大人数の立食にも対応できる
ハイスタイルのデメリット
- お子さんは食事がしにくい場合がある
- 全体に荷物が大きく、重くなる
- ロースタイルに比べて設営の手間がかかる
スツールタイプ
スツールタイプは、背もたれやアームレストがなく、脚部と座面だけでできているチェアです。
軽量でシンプルな作りなので手軽に持ち運べますが、背もたれタイプに比べて座り心地はいまひとつです。
ベンチタイプ
ベンチタイプは横長で背もたれのないチェア。複数の人が同時に座れるので大人数のキャンプに最適です。
また、荷物置きとしても活躍します。
座椅子タイプ
座椅子タイプは、いわゆる「お座敷スタイル」を可能にするチェアです。地面にそのまま座る感覚で、密かなブームになっています。
狭いテントの中で使うことも可能。軽量なので携行性にも優れています。
選び方2:収納タイプ
アウトドアチェア選びで、もう一つ注意したいのが収納方法です。
基本的に「組み立て式」「収束式」「折りたたみ式」の3種類があります。
組み立て式(分解タイプ)
座面から背面まで1枚の生地でできていて、脚パーツが別になっているタイプです。
かなりコンパクトに収納できるので携帯に便利。ソロキャンプにとくにおすすめです。
ただし耐荷重や強度は次の収束式に比べて劣ります。
収束式
束ねるように収納するチェアです。コンパクトにまとまりますが、ほかの収納方式に比べて収納サイズがやや大きくなります。
骨組みがしっかりしているので、安定感は抜群です。
折りたたみ式
背もたれや座面を折り曲げてたたむタイプです。
分解タイプや収束タイプに比べて収納サイズはかなり大きくなってしまいますが、比較的丈夫で、座り心地も上々です。
選び方3:そのほかの機能もチェック
アウトドアチェアの中には、背もたれの角度を調節できるリクライニング機能を採用しているリクライニングチェアがあります。
よりゆったり過ごしたい人は、前後にゆらゆら揺れるロッキングチェアや吊り下げて使うハンモックも良いでしょう。
また、ドリンクホルダーが付いているタイプなら手元に飲み物を置けて便利。バックポケットやサイドポケットがあるものだと小物を収納しておけます。
アウトドアチェアの人気商品を比較
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、ネット通販で購入できるロースタイルのアウトドアチェアを、アウトドアカメラマンの文田信基さんと一緒に比較。
今回の検証項目では、「座り心地」「コンパクトさ」に加え、折りたたみチェアだと使用するたびについて回る、「組み立てやすさ」も評価しました。
慣れている人であれば簡単に組み立てられても、アウトドア初心者は苦戦するもの。外でサッと組み立てられるかは大切です。
それでは、評価の高かった順に、おすすめのアウトドアチェアを紹介します。
アウトドアチェアのおすすめは?
【1位】GUAPO「2WAYグランドローチェア V2モデル(コヨーテ)」
- GUAPO2WAYグランドローチェア V2モデル(コヨーテ)
- 検証時価格: ¥4,886〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
どんな座り方でも快適! サッと組み立てて即くつろげる
アウトドアチェアのおすすめランキング1位でベストバイに選ばれたのは、A+評価のGUAPO「2WAYグランドローチェア V2モデル(コヨーテ)」でした。
2017年に誕生した大阪のメーカー「GUAPO」の2WAYチェアです。
他製品に比べて座面が約60cmとゆったりしているため、体格のよい成人男性でも長時間疲れず座ることができます。
また、脚を外せば地面にさらに近くなり、あぐらをかいてくつろぐことも可能。
立ち上がるときも腰に負担がなく、どんな姿勢でも快適に過ごせる点が高評価でした。
- おすすめポイント
-
- どんな座り方でも快適で疲れにくい
- 持ち運びやすく収納もスムーズ
- サッと組み立てられる
- 幅(収納時)
- 38cm
- 奥行(収納時)
- 14cm
- 高さ(収納時)
- 15cm
- 重量
- 1.31kg
- 型番
- GU-CACHA-V2
脚を外せばあぐらスタイルも!
2WAYタイプなので、脚を外せばぐっと地面が近くなります。
あぐらをかいてリラックスできるのは本製品ならではです。
【コンパクトさ】持ち運びラクラク
- 重量:1.31kg
- サイズ:W38×D14×H15cm
一般的なコンパクトチェアのサイズ感。付属の収納バッグにゆとりがあり、収納がスムーズです。
【座り心地】
シート幅が60cmと他製品に比べてやや広めなので、ゆとりがあり、長時間座っても疲れにくいです。
【組み立てやすさ】フレームを差し込みやすい
指かけループが長めなので、苦戦しがちなフレームの差し込みが一瞬で完了します。
【2位】LACAL「アウトドアチェア」
- LACALアウトドアチェア
- 実勢価格: ¥4,749〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
全てが合格点以上
アウトドアチェアのおすすめランキング2位は、A評価のLACAL「アウトドアチェア」でした。
ベストほどのプラスアルファの機能性はないものの、アウトドアチェアとしてのスペックは十分。
メッシュ素材を使用しているタイプなので通気性がよく、ビーチや河原でも活躍します。
- おすすめポイント
-
- メッシュタイプで通気性が良い
- ハリが強く安心して座れる
- 構造が単純で組み立てやすい
- 幅(収納時)
- 40cm
- 奥行(収納時)
- 22cm
- 高さ(収納時)
- 15cm
- 重量
- 1.17kg
【コンパクトさ】
- 重量:1.17g
- サイズ:W40×D22×H15cm
【座り心地】
ハリが強く体格のいい男性でも安心して座れます。
【組み立てやすさ】
構造が単純で分かりやすいです。ループ付きで差し込みもラクでした。
【3位】コールマン「ヒーリングチェア ネクスト」
- コールマンヒーリングチェア ネクスト
- 実勢価格: ¥4,680〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥4,680〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,680〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
圧倒的な心地良さ!
アウトドアチェアのおすすめランキング3位は、B評価のコールマン(Coleman)「ヒーリングチェアネクスト」でした。
コンパクトさは劣りますが、座り心地はピカイチ。普通のチェアと遜色ないレベルの座り心地です。
- 幅(収納時)
- 68cm
- 奥行(収納時)
- 18cm
- 高さ(収納時)
- 16cm
- 重量
- 2.49kg
- 型番
- 2190871
【コンパクトさ】
- 重量:2.49kg
- サイズ:W68×D18×H16cm
【座り心地】
深さがあり、包み込まれるような安心感ある座り心地です。
【組み立てやすさ】
組み立ての手間がない折りたたみ式。広げるだけでOKです。
【同率4位】DesertFox「アウトドアチェア」
- デザートフォックスアウトドアチェア
- 検証時価格: ¥2,999〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
くつろぎ重視派に!
アウトドアチェアのおすすめランキング4位は、B評価のDesertFox「アウトドアチェア」でした。
収納時にややかさばりますが、リラックス感を重視するならアリです。
- 幅(収納時)
- 44cm
- 奥行(収納時)
- 14cm
- 高さ(収納時)
- 19cm
- 重量
- 2kg
- 型番
- DesertFox
【コンパクトさ】
- 重量:2kg
- サイズ:W44×D14×H19cm
【座り心地】
ハイバックのため、背中を預けてリラックスできます。
【組み立てやすさ】
上部の差し込み部が深く、座面の取り付けが楽です。
【同率4位】MOON LENCE「アウトドアチェア ローチェア」
- MOON LENCEアウトドアチェア ローチェア
- 実勢価格: ¥6,279〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
軽量コンパクトなので女性や子ども向け
アウトドアチェアのおすすめランキング4位は、B評価のMOON LENCE「アウトドアチェア ローチェア」でした。
飛び抜けて小さく軽いので、持ち運びやすさを優先したい人に向いています。
- 幅(収納時)
- 32cm
- 奥行(収納時)
- 15cm
- 高さ(収納時)
- 15cm
- 重量
- 920g
【コンパクトさ】
- 重量:920g
- サイズ:W32×D15×H15cm
【座り心地】
窮屈なうえ、立ち上がるのにも一苦労します。
【組み立てやすさ】
骨の構造が独特ですが、直感的に組み立てることができます。
【6位】OUTBEAR「アウトドアチェア ローチェア」
- OUTBEARアウトドアチェア ローチェア
- 実勢価格: ¥5,980〜
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- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
前脚がまるでパズル
アウトドアチェアのおすすめランキング6位は、B評価のOUTBEAR「アウトドアチェア ローチェア」でした。
組み立て方法が独特で難しく、屋外で作業するのは正直面倒です。
- 幅(収納時)
- 40cm
- 奥行(収納時)
- 14cm
- 高さ(収納時)
- 12cm
- 重量
- 760g
【コンパクトさ】
- 重量:760g
- サイズ:W40×D14×H12cm
【座り心地】
脚の構造が独特で安定しません。グラグラして不安です。
【組み立てやすさ】
前脚の作りが独特でコツがいるので、正直イライラします。
【7位】モザンビーク「高機能オックスフォードチェア」
- モザンビーク高機能オックスフォードチェア
- 実勢価格: ¥3,580〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥3,580〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥3,580〜
- 座り心地
- 組み立てやすさ
- コンパクトさ
座り心地に難あり
アウトドアチェアのおすすめランキング7位は、C評価のモザンビーク(Mozambique)「高機能オックスフォードチェア」でした。
見た目の素敵さに反比例して組み立てにくく、座り心地もイマイチなのでおすすめできません。
見た目重視で買うと後悔しそうです。
- 幅(収納時)
- 40cm
- 奥行(収納時)
- 14cm
- 高さ(収納時)
- 14cm
- 重量
- 1.35kg
- 型番
- GU-CACHA-V2
【コンパクトさ】
- 重量:1.35kg
- サイズ:W40×D14×H14cm
【座り心地】
こちらも窮屈。お尻の横に圧迫感を感じてキツいです。
【組み立てやすさ】
ハリが強く、角を引っ張るための紐もなく不親切です。
アウトドアチェアのおすすめ まとめ
以上、アウトドアチェアのおすすめランキングでした。
今回の比較検証テストでは、座り心地の快適さで大きく差がついた結果に。
そんな中ベストバイに選ばれたのは、どんな姿勢も受け止めてくれるGUAPO「2WAYグランドローチェア V2モデル(コヨーテ)」でした。
座面がゆったりしており、長時間座っても疲れにくいのが魅力。脚を外してあぐらをかいてくつろぐこともできます。
また、持ち運びやすく、組み立てや片付けがしやすいのも魅力でした。
検証を通し、ゆったり座れて使いやすいすべてがそろったチェアは低価格で見つかるという結論に。ぜひ今回のランキングを参考にチェアリングにデビューしてみてはいかがでしょうか。
アウトドア好きな人もそうでない人も、使い勝手のいいコンパクトチェアがあるだけで、世界が広がりますよ!
アウトドアチェアのおすすめ
GUAPO
2WAYグランドローチェア
V2モデル(コヨーテ)
アウトドアチェアの売れ筋ランキングもチェック!
アウトドアチェアのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
いろいろな座り方ができるので、疲れにくいです!