アイスコーヒーを美味しく作る ハンドドリップの方法をご紹介!

アイスコーヒーを美味しく作るハンドドリップの方法をご紹介! イメージ

おうちでコーヒーを淹れるとなると、わざわざ専用のアイテムを買わなければいけないから面倒だと思っていませんか? でも、すでにドリッパーやサーバーを持っていれば、あらためてアイテムをそろえる必要はありません。

今回は、家にあるアイテムで気軽にできる大定番の淹れ方「ハンドドリップ」で作るアイスコーヒーの作り方についてご紹介したいと思います。

この「ハンドドリップ」の方法を日本カフェプランナー協会会長の富田佐奈栄氏に詳しく教えていただきました。

「ハンドドリップ」はコーヒーを飲む分だけ淹れる最もスタンダードな方法で、このやり方でも簡単にアイスコーヒーが作れちゃいます。

作業時間は5~10分程度で、保存期間は約2日間ほど。「専用アイテムを買わずに、とにかく早く作りたい」「短時間で作りたい!」といった人におすすめです。

飲む分だけ作るハンドドリップの メリットとデメリットは?

飲む分だけ作るハンドドリップのメリットとデメリットは? イメージ

「ハンドドリップ」はホットをそのまま氷で冷やすだけと簡単で、すぐに作れるのが魅力です。しかし、いつもの淹れ方で楽しめるメリットもあれば、デメリットもあります。

<メリット>
・抽出時間が5~10分と短い
・ホットと同じアイテムで作れる
・2日間程保存しておける

<デメリット>
・お湯を注ぐ量で味が変化
・アイテムがひと揃え必要
・氷で薄めるので味が一定にできない


ハンドドリップで毎度均一な味を出そうと思ったら、ある程度の経験とテクニックが必要になってきます。

しかし、この方法だと味と香りのバランスがとれたコーヒーが作れるし、味の調整も自在。ポイントを再確認して、ぜひアイスにも挑戦してみてください。

ハンドドリップを行うのに 用意するものは?

ハンドドリップを行うのに用意するものは? イメージ

用意するものは以下の5つです。

▼用意するもの
・ドリッパー
・ドリッパーのサイズに合ったサーバー
・注ぎやすい細口のポット
・アイス用の豆
・ドリッパーの形に合ったフィルター


ドリッパーはお持ちのものでOK。もし新しく購入するなら、こちらのドリッパーがおすすめです。

キーコーヒー(KEY COFFEE):KEY クリスタルドリッパー:調理器具

キーコーヒー(KEY COFFEE)
KEY クリスタルドリッパー
実勢価格:539円

※こちらはあわせ買い対象商品です

ダイヤの凹凸が美しいドリッパー。この模様のおかげで最適な速度で均一に淹れられます。

お家でコーヒーを淹れるという人なら、この5つのアイテムを持っている人も多いはず。わざわざ購入しなくても普段使っているコーヒーグッズでOKです。これで「アイス」も作れます。

それでは、さっそくハンドドリップで淹れるアイスコーヒーの作り方を順番にご覧ください!

[作り方]冷やすまでは ホットと同じ!簡単5ステップ

[作り方]冷やすまではホットと同じ!簡単5ステップ イメージ
①粉を入れくぼみを作る

ドリッパーとサーバーをお湯で一度温めて、フィルターをセット。豆を入れて平らにしたら、メジャースプーンなどで真ん中にくぼみを作ります。お湯を注ぐときの目印になります。

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②コーヒー粉を蒸らす

くぼみの所からお湯(沸騰してひと呼吸おいた90℃程度)を注ぎ全体を湿らせます。作る量が多ければ蒸らす時間も長くなりますが、10~50秒が目安。2~3人分なら30秒程度です。

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③2回目のお湯を注ぐ

真ん中からゆっくりと外に向かって「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。ペーパー付近までいったら、真ん中に円を描きながら戻ってきましょう。

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④欲しい量を注ぎ切る

作りたい分量がサーバー内に落ちるまで、③の要領でお湯を注ぎます。分量が取れたら、ドリッパーをサーバーから外してしまってOK。サーバーに落ちた分量をここで確認します。

ポイントは、「もったいなくても必要量を抽出したらドリッパーを外すこと」です。

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必要分量が取れたか確認。

分量通り作るのが大切なので、サーバーを見て作りたい分量が取れているか、確認しましょう。

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量を確認したら、ドリッパーを外します。

抽出しすぎると雑味が出てしまうので、必要な分量が取れたらドリッパーを外します。

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⑤グラスに移す

グラスの高さ一杯に氷を入れておき、グラスに移します。

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マドラーで軽くかき混ぜて完成!

そこに一気にコーヒーを注ぎ、マドラーで軽くかき混ぜます。仕上げに形のよい氷を適量入れるとキレイ!

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ハンドドリップは短時間でできるけど、コツがあるので要注意です。とくに「必要量」だけ作るのが大切。分量が取れたらドリッパーを外しましょう。あとは氷で一気に冷やすだけ。10分足らずでアイスコーヒーができあがります。

冷却する時に役立つ 2つのアイテムがこちら

「冷やす」が一気にラクになる便利なアイテムもありますので、おすすめの2製品をご紹介します。

まずはこちら。コーヒーを淹れると同時に冷やすから超時短できて便利なコーヒーメーカーです。

ハリオ(HARIO):V60 アイス コーヒーメーカー:調理器具

ハリオ(HARIO)
V60 アイス コーヒーメーカー
実勢価格:1321円

サイズ:幅18×奥行12×高さ22㎝
容量:アイスコーヒー2~4杯用

使い方も簡単でホットと同じように、ハンドドリップします。先ほど説明した方法の通りやればOKです。

冷却する時に役立つ2つのアイテムがこちら イメージ
通常どおりにお湯を注ぎます。

普通にホットコーヒーを淹れればOKです。

冷却する時に役立つ2つのアイテムがこちら イメージ2
セットした水ですぐに冷却。

氷を入れられるアイスストレーナーがあるので、すぐ冷やすことができます。

サーバー内に氷を入れられるので、コーヒーを淹れながら同時に冷やせるという優れものです。もちろんホット用にも使えます。

続いては、コーヒーを薄めない新発想のこちらの製品です。

さくらドーム:Hyper Chiller ハイパーチラー・アイコーヒーメーカー:調理器具

さくらドーム
Hyper Chiller
ハイパーチラー・アイコーヒーメーカー
実勢価格:4980円

サイズ:幅10.6×奥行10.6×高さ17.2㎝
容量:370ml

3層構造で小さな容器と大きな容器の間にコーヒーが入り、コーヒーは氷に触れません。だから味を薄めず一気に冷やせます。

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ステンレス内の氷で急冷。

小さな容器に水を入れ氷を作っておきます。これでコーヒーを上から冷やします。ステンレスだから冷却効果バツグンです。

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内部に氷の層ができます。

大きな容器には氷の層ができ、下からもコーヒーを冷やすことができます。

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コーヒーを入れます。

氷に触れないからコーヒーが薄まる心配がなく、味にも影響しません。コーヒー好きにはたまらない便利アイテムです。

以上、プロに教わる「ハンドドリップ」の方法でした。この方法でも美味しいアイスコーヒーが作れます。まずはこの定番のやり方からマスターしてみましょう。