乾燥でインフルエンザが活発に 加湿器でしっかり対策を
冬の大敵「乾燥」。寒いので暖房をつけると喉がカラカラ、肌はカサカサなんてことはありませんか? また、乾燥はウイルス繁殖の原因の一つ。そこで重要になってくるのは部屋の湿度を保つことです。
それではウイルス予防に十分な湿度とはどのくらいなのでしょうか。ウイルスは湿度が20%を切ると活動が活発になるといわれています。
湿度は40%以上をキープしておくと安心です。インフルエンザなどのウイルス性感冒の対策としてもしっかり対策を取っておきたいところ。
そこで導入したいのがズバリ加湿器。今回は編集部がAmazonで発見した優秀な1台を紹介します。
タンクの取り外し不要! 上から給水できる便利な加湿器
Yantop
victsing
実勢価格:4599円
こちらがAmazonのレビュー200件超えと、人気爆発中の加湿器。大きな特徴は「上からそのまま給水できる」ということです。
一般的な加湿器では、水を入れるタンクを取り外してセットする、という工程がありましたが…。
こちらは給水タンクを取り外す必要がなく、水が少なくなったら上から足すだけ。人気家電ブランドのバルミューダの加湿器「Rain(レイン)」もこのタイプで、今流行りの形式なんです。
「Rain」自体は7万2998円と、なかなかのお値段。そこでAmazonでは、手頃なお値段の「上から給水できる」加湿器が人気なんです。
ただ、形だけバルミューダに似て、性能はイマイチという家電製品も少なくありません。とくに加湿器は、加湿性能が低ければただの置物になってしまいます。ということで、victsingの性能を検証してみることにしました。
Amazonでレビュー100件超えの 2製品の加湿器をテストしました
今回は、先ほどの人気加湿器Yantop「victsing」と、Amazonで100件以上のレビューを集め、うち70%が星4つ以上というTaoTronics 「TT-AH014」と併せてテストしました。
TaoTronics
TT-AH014
実勢価格:7599円
加湿器を選ぶポイントは、「部屋全体を均一に加湿できるか」が重要です。均一に加湿できれば、加湿器を置く場所を選ばずに済みます。
そこでこの2台を使って、リアルな使用シーンを想定し、編集部員の自宅で部屋全体を均等に加湿できるかを試してみました。こちらが部屋の間取りです。
上図の①~④の場所に湿度計を置き、部屋の均一さを計測します。さらに加湿にかかる時間と湿度の安定性を比較しました。なお検証時間はそれぞれ12時間ずつ、できるだけ同条件になるようテストしています。
まずは「TT-AH014」のテスト結果から。
「TT-AH014」は場所によって、加湿ムラが発生しました。120分ほど経過したところで、湿度90%と80%以下の開きが目立ちます。
200分経過するとほぼ湿度100%となり、床は水浸しになるほどの過剰加湿になりました。過剰加湿の状態は大変危険です。今回はあくまでテストなので、実際に使う際は120分程度に留めた方が良いでしょう。
続いて、「victsing」の結果をどうぞ。
一方、「victising」は部屋全体を効率よく加湿。「TT-AH014」に比べて、①~④のグラフに大きな開きはありません。
また12時間の連続稼働で湿度が100%になることはありませんでしたが、実際に使用する際は過剰加湿にならないよう、換気を心がけてください。
結果的には、同じ格安品でも加湿の精度に大きな差が出るということが分かりました。
…最後に、加湿器を使う上で大切な「お手入れ」アイテムをご紹介します。
ただ使いっぱなしはNG! 加湿器のケアは除菌剤で
加湿器を使う際に必ずつきまとうのが「洗浄」の大切さ。給水タンクに発生した雑菌やカビが肺疾患の原因となり、咳や発熱の症状を引き起こしてしまうことも。ケアはかなり大切なんです。
UYEKI
加湿器の除菌タイム
実勢価格:590円
そのケアに効果を発揮するのがコレ。「洗浄」をグレードアップできるこの除菌タイムです。小さな子どもやお年寄りがいる家庭にはぜひ使って欲しいアイテムです。
使い方は簡単。水に混ぜるだけでしっかり除菌してくれます。これで加湿器からもクリーンな蒸気が出ます…が、もちろん洗浄するのが前提の話。水道水の交換は毎日行い、清潔さをキープしてください。
以上、加湿器の紹介でした。検証によって性能を実証された「victsing」。ただのバルミューダそっくりではありませんでした。寝室や子ども部屋などにも最適です。もちろん除菌もお忘れなく!