「勝手にキャンセル」「身に覚えのない代引き」…その巧妙な手口
今回の被害は、個人的にAmazonで商品を注文した際に発生しました。時系列は以下の通り。
1. 注文後、突然のキャンセルと返金
Amazonで商品を注文し、クレジットカードで決済を済ませました。ところが数日後、突然注文がキャンセルされ、クレジットカードに返金が。「在庫切れかな?」と、この時点では特に気に留めていませんでした。しかし、今思えば製品名が不自然だったことを思い出します。
2.身に覚えのない代引き荷物が到着!
注文キャンセルから1週間ほど経った頃、突然、身に覚えのない代引きの荷物が届きました。筆者は深く考えずに代金を支払い、受け取ってしまいましたが、この時点で不自然だと気づくべきでした。
3. 偽物発覚も時すでに遅し…
届いた荷物をすぐに開封・検品しなかったため、届いた製品が偽物であることに気づくのが大幅に遅れてしまいました。Amazon経由で出品者に問い合わせても、すでに後の祭りです。返金自体は完了しているため、さらに返金を要求することもできない状態でした。
詐欺出品者の実態と共通の被害
被害に遭った後、改めて出品者のプロフィールを確認してみると、筆者と同様の詐欺被害を訴えるレビューが多数寄せられていました。中には「代引きで商品を受け取ってしまった」という方や、「不審に思って受け取りを拒否した」という方もいたようです。
実際に筆者の元に届いたのは、AirPodsの偽物でした
ワイヤレス充電ケース付属の文字が、明らかに不自然な中華フォントで記載されていました。
iPadやiPodの「P」が小文字になるなど、細かな表記ミスも散見されました。
あなたを守る!詐欺から身を守る3つの対策
多くの製品が値下がりし、財布の紐が緩みがちなプライムデー期間中は特に、冷静な判断を心がけましょう。ネットショッピングでは当たり前のことですが、改めて徹底すべき対策をまとめました。
1. 出品者のプロフィールを徹底確認する
注文前に、出品者の評価やレビューを必ず確認しましょう。「良い」評価が多くても、最近のレビューに不審な点がないか、特に低評価のコメントを注意深く読むべきです。極端に評価が低い、または新しい出品者には警戒が必要です。
2. 身に覚えのない代引きは絶対に受け取らない
Amazonでキャンセルされたはずの注文や、そもそも注文していない商品が代引きで届いた場合は、絶対に受け取らないでください。運送業者にはっきり「注文していない」旨を伝え、受け取りを拒否しましょう。
3. 届いたらすぐに開封・検品する
届いた商品は、すぐに開封して注文内容と合致しているか、偽物ではないかなどを検品しましょう。万が一、不審な点があれば、すぐにAmazonに報告してください。
Amazonは便利なサービスですが、残念ながら出品業者の中には悪質な詐欺グループも存在します。特にプライムデーのような大型セール期間中は、彼らにとって絶好の機会となりえます……。
……この記事が、皆さんの詐欺被害防止の一助となれば幸いです……。どうか、筆者のような悲しい思いをすることのないよう、賢くお買い物を楽しんでくださいね!