家電おすすめ絶好調エバースの現在を聞きました

絶好調エバースの現在を聞きました エバースインタビューおすすめ イメージ

エバースプロフィール

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佐々木隆文(ささきたかふみ)

(写真左)

1992年11月6日生まれ。宮城県登米市豊里町出身。身長166cm、体重62kg。大学まで野球部で、高校時代には菊池雄星選手との対戦経験も。エバースではボケとネタ作りを担当している

町田和樹(まちだかずき)

(写真右)

1992年4月24日生まれ。神奈川県大和市出身。身長182cm、体重80kg。特技は早食いで、公式YouTubeでは牛丼の早食い動画をアップしている。今はまっているものは「しゃぶしゃぶ」

エバース戦法とは?

野球の大リーグに在籍していたジョニー・エバース氏が考案したのがエバース戦法。バッターがバントの構えから、バットを引いて投球を見送る動作のことをいいます。

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── 本誌が選ぶ「2025年上半期で最も活躍した芸人」はエバースのお2人に決定しました!

佐々木隆文(以下、佐):ありがとうございます。

町田和樹(以下、町):家電の雑誌なのに、お笑い芸人の企画っていいんですか?

── 編集部にお笑い好きが多いですし、家電はエンタメを楽しむツールですから。

佐:そういうものなんですね。

町:それなら、選んでもらって素直に嬉しいです。

── エバースといえば、やはり2023年のM‒1敗者復活戦がブレイクするきっかけかなと。

佐:そうですね。「交通費を浮かすために町田をケンタウロスにする」ネタがウケたみたいで、反響も大きかったです。

町:そうそう。決勝進出は逃しましたが、そこから確実に仕事は忙しくなりました。

── 昨年末に発売された本誌2025年2月号で、放送作家の樅野太紀さんもケンタウロスのネタを大絶賛していて、「注目の若手芸人」としてエバースを1位に選出していました。お笑いマニアだけではなく、業界人からの注目度も高いようです。

佐:ホントですか。樅野さんって元チャイルドマシーンのお笑い芸人だった方ですよね。『わらたまドッカ〜ン』で〝たま兄〟の声を担当していた人だ。

町:それは、ガチで光栄ですね。

──M‒1は2015年に結成されてからずっと挑戦されていますが、手ごたえを感じたのは敗者復活戦の年だったりします?

佐:いや、その前年の2022年のときですね。

町:僕らが初めて準々決勝に進出した年になります。

佐:準決勝には進めなかったんですが、ネタを終えた後に「このネタでこれくらいウケるなら、来年はもっとウケるものを出して準決勝以上には行ける」と思いました。

町:そうなんだ。でも、そこから準決勝、決勝と順調に進んでいるもんね。

── ちなみに、M‒1の3回戦を突破して準々決勝や準決勝に進んでいた頃の仕事状況(22〜23年頃)は、どんな感じでしたか?

町:劇場の出番はそれなりに増えていましたが、芸人としての収入だけで暮らせるかというと、微妙でした。普通にバイトもしていましたし。

佐:バイトをしないとギリギリという感じでしょうか。月によっては足りないくらいかな。

── やはり、あの敗者復活で劇的な飛躍を遂げたんですね。しかも、まだ決勝に行けてない状況下の、2024年にM‒1優勝候補と呼ばれていた記憶もあります。そのプレッシャーたるや、かなり大きかったのではないですか?

町:もちろん、周囲からもいろいろ言われるので、プレッシャーは感じていましたね。

佐:ただ、2024年がスタートした段階で「これをやれば賞レースでもイケるだろう」というネタはいくつか残っていたんです。それがなければプレッシャーに押しつぶされていたかもしれませんが、全く余裕がなかったわけではありませんでした。

町: たしかに「ネタがない!」みたいな焦りはなかったですね。

── 2024年のM-1は初の決勝進出を果たしたうえで、4位という好成績はスゴイです。昨年はM-1以外でも「NHK新人お笑い大賞」や「上方漫才協会大賞」などの賞レースで結果を残しています。さらに仕事は忙しくなったんじゃないですか?

町:2023年のM-1後から劇場の仕事をめちゃくちゃ入れてもらえてたので、そこまで劇的に忙しくなったという気はしないかも。

佐:たしかに。すでに忙しかったのでちょっと増えたなくらいの感覚ですね。ただ、オファーはもっといただいているけど、忙しいのでお断りしているのも多いのかな、と感じてはいますけど。

町:マネージャーに聞いたわけじゃないですけど、たしかにあるね。

── そのなかでも4月からTBS系『ラヴィット!』のシーズンレギュラーに。人気芸人さんが多数出演する番組なので難しそうですが、手ごたえはあります?

佐:全然ないですよ(笑)。

町:ホントにね。

佐:今日も出演しましたが、町田が訳のわからないタイミングで突っ込んできましたし。

町:まあ、それはゴメン……。でも、シーズンレギュラーなので出演できている期間に、何かしらの爪痕を残したいとは思っています。

── ほかにも、同じく4月から佐々木さんの故郷である宮城県のミヤギテレビで放送されている『OH!バンデス』でもコーナーを担当しています。

M-1決勝進出は脳ヒーラーのおかげ!? エバースインタビューおすすめ イメージ

佐:直接聞いたわけじゃないんですけど、M-1の決勝進出をきっかけにオファーをいただいたんだろうと思います。

町:嬉しいけど、『ラヴィット!』よりも早起きしないといけないのがツライ。早朝に東京から宮城県まで向かい、1日ロケを撮影して帰るというハードスケジュールですから(苦笑)。

佐:それなのに、あまり宮城を歩いていても声を掛けられないんですよね……。

町:それでも、活躍の場を与えていただいて純粋に嬉しいんですよ。

── 大変そうですけど、最近は芸人さんが地元のテレビで活躍する機会も増えています。佐々木さんに続いて町田さんも、地元の神奈川のテレビ局からオファーがあるかもしれませんよ。

佐: どうなの?

町:いや、神奈川県は芸人がたくさんいるので無理なんじゃない? ライバルが多いですから。

佐:テレビのほかに劇場やラジオなどが山積みなので、地方ロケが増えるとしんどいかも……。

町:去年くらいから、家に帰ったら夜の12時過ぎているのが当たり前なんです。本当に仕事以外、なんにもやってないよな。

M-1決勝進出は脳ヒーラーのおかげ!? エバースインタビューおすすめ イメージ2

佐:ここ2年くらい、芸人仲間と集まって遊びに行くみたいなこともできていませんから。

── そんなお2人がやってみたい仕事はありますか?(笑)。

町:しんどいって言っているのに、エグい質問ですね。

佐:僕は大学時代まで野球をやっていたので、野球関係のお仕事をいただけたら嬉しいです。昨年は、楽天とオリックス戦の始球式を任せていただけて、とても楽しかったですね。

町:僕はサバイバル系でしょうか。

── サバイバル系というと、芸人さんが体を張る企画みたいなものでしょうか?

町:そうそう。個人的に向いていると思うんですよ。ビジュアル的にもキャラクター的にも。学生時代はいじられキャラでしたし。

佐:僕はやりたくないので、そちらで勝手にやってください。

町:冷たいな。

佐:いや、オードリーも若林(正恭)さんと春日(俊彰)さんで違う仕事をしていたりするから。ぜひ、事務所もテレビ局もその方向でお願いします(笑)。

家電おすすめエバース戦法でお笑い職人を目指せ!

── まだエバースを知らない読者のために、お2人のパーソナルなお話をお聞きしたいです。まず、コンビ結成はいつですか?

佐:僕らは吉本興業のお笑い養成所「NSC」の同期で、そこでコンビを結成しました。4月に入学して5月には組んでいましたね。

町:入学して最初のネタ見せはお互いに違うコンビだったんですが、佐々木のコンビはものすごいウケていて、僕のほうはスベりまくっていたんですけど(苦笑)。

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── それがなぜ、出会うことに?

佐:僕の相方がなぜか最初のネタ見せを終えた後に「学校を辞める」と言い出して。

町:これって〝NSCあるある〟なんですよ。

佐:そうそう。入学金を40万円も支払っているのに、少し通っただけで「なんか違う」みたいに感じて一定数が辞めていくという。その相方が新しい相方候補として紹介してくれたのが町田なんです。

町:僕のほうは最初にスベりまくっていたので、お互いに「こいつは違うな」と。それでウケていた佐々木を紹介されて「ラッキー!」という(苦笑)。

── ちなみに、お互いの第一印象は覚えてます?

町:うーん、〝田舎の野球部〟という印象でした。眉毛もすっごい細かったので。

佐:いや、町田のほうが細かったです。

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町:こいつ、この話をするとよく言うんですが、絶対に佐々木のほうが眉毛は細かっただろ。

佐:いや、まだこんなに眉毛が細いヤツがいるんだって思ったから。

町:こいつ、マジか……。

佐:しかも、僕が「今そんなに眉毛細いヤツはいない」と言ったら、「これは自分が好きでやってるから」と返してたんです。それなのに、次会ってみたら、生やし始めてたんですよ(笑)

町:いや、眉毛はそんなにすぐに生えてこないだろ。

─── なんだかんだ仲良しのようなエピソードですね。コンビを組んだ後は順風満帆でしたか?

佐:いや、全然ですよ。エリートは特待生と呼ばれるのですが、最後まで一度もなれませんでした。

町:NSCでは卒業するときにライブ公演を行うんですけど、そこでもややスベりで、全く上位には入れませんでしたね。

─── NSC時代はわりと不遇だったんですね。それでも険悪にならなかったんですか?

佐:喧嘩したりはなかったです。

町:まあ、2人とも知り合いがほとんどいなかったので、2人で頑張るしかないですから。

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同居と風邪と食事情 エバースインタビューおすすめ イメージ

─── NSCから長い付き合いのお2人ですが、昨年までは同居されていたんですよね。

佐:そうですね。僕が住んでいた家に、なぜか町田が住むようになって同居するようになりました。

町:僕が実家の神奈川に住んでいて、バイトするのに佐々木の家の方が都合が良かったので。

佐:コロナで仕事が激減したこともあったので、何となくなし崩し的に。

町:佐々木の家は1DKだったんですけど、僕の部屋はダイニングキッチン。人が住むところではない、スペースで生活していました。

─── 同居中は町田さんが家事を担当していたとか。

同居と風邪と食事情 エバースインタビューおすすめ イメージ2

町:洗濯、掃除、ゴミ出しです。

佐:いやいや。このエピソードをテレビで話すときにはウケそうだから言ってますけど、実際は全然やってなかった。

町:いやいや、まあまあやってただろ!

佐:しかも僕がコロナのとき、キムチ鍋を作って1人だけで完食してたからな。

町:あれは2人とも感染したらヤバイから接触しないようにしてただけ。

佐:別に作ってくれなくてもいいけど、スーパーに行く時に「何かいる?」って普通は聞くじゃん。それすら聞かないのがビックリというか、青天の霹靂。こんな人間いるんだって。

町:それはゴメン……。でも、昨年に同居をやめたから、そんな悩みもなくなるだろ。

─── 1人暮らしになったんですね。

佐:僕が新しく家を借りたんです。

同居と風邪と食事情 エバースインタビューおすすめ イメージ3

町:僕はそのまま住んでいたんですけど、実は最近、引っ越しを決めて。それで、今日は家電誌の取材だと聞いていたから、おすすめの家電を教えてもらおうと。

─── それならこの後、家電量販店に行ってみますか?

町:マジですか!

佐:僕も新居だから、教えてほしいかも。

─── 後ほど行きましょう。ちなみにネタは昔から佐々木さんが、すべて作っているそうですが。

佐:最初は2人で集まってたけど、途中から町田が1個も案を出してないことに気づいて。それなら集まっている意味がないので、僕が100%作ることになりました。

─── それでは、ずいぶん最初の頃から町田さんはネタを作ってない?

町:そういう芸人もいるでしょ!

佐:さすがに1回もネタを作らない人はいないんじゃない。

町:それはゴメン……。だから、賞レースの賞金も佐々木が「19」、僕が「1」の割合で分配することになっています。

佐:まあ、最近は忙しくてお互いに時間が取りにくい場合もあります。なので、本番の当日に「こうやって」という感じで、軽く合わせて舞台に立つこともありますよ。

─── それはすごいのでは?

町:まあ、一応は10年もやってるので慣れもあります。

佐:いやいや、普通にミスってる時もありますからね。

同居と風邪と食事情 エバースインタビューおすすめ イメージ4

─── 今年もM‒1に出場されると思いますが、意気込みは?

町:昨年が決勝4位だったので、十分に優勝を意識できるポジションにいると思っています。

佐:ただ、去年と何かを変えてみて挑戦しようとか、突飛なことは考えていません。ネタも十分といえるほど残っているわけじゃないんですけど、きちんと改良したらイケるというものは持っています。

─── 頼もしい言葉です。本誌では年末の発売号にM‒1ファイナリストのインタビュー企画もあるので、ぜひエバースさんにも登場していただきたいです。

佐:え、家電の雑誌ですよね?

町:それなら、今年も決勝に残って家電批評に戻ってきます!

─── 最後に読者に一言。

佐:今年の下半期も、エバースに注目してください。

町:漫才だけではなく、ラジオやYouTubeもやってるので、そちらもぜひチェックしてください!

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