スマートグラスってどんなもの?
メタがレイバンと協業して開発した、Meta「Ray-Ban Meta Wayfarer」はスマートグラスの未来を感じさせる製品。
デザインは通常の眼鏡とほぼ変わらず、普段使いしても違和感はなく、一般的なスマートグラスと同様音楽鑑賞や通話も可能です。
また、日本未発売ですが、今回『家電批評』編集部では、Meta「Ray-Ban Meta Wayfarer」の可能性と課題に加え使い勝手も徹底的に試してみました。
Meta「Ray-Ban Meta Wayfarer」
- MetaRay-Ban Meta Wayfarer
- 検証時価格: ¥51,300〜
- サイズ
- レンズ縦41×レンズ横50×テンプル長150mm・ 49g(標準サイズ)
- メモリ
- 32GB
AI機能が詰め込まれた「視界を記録できる」メガネ
見た目はほぼ “普通のメガネ”
デザインは通常のメガネとほぼ変わらず、普段使いしても違和感はなし。一般的なスマートグラスと同様、音楽鑑賞や通話が可能です。
ツルのボタンを押すと撮影
側面タッチパッドで音声を制御
ツルにあるボタンを押すと即座に撮影開始。盗撮防止のためか、撮影時にはLEDが点灯します。ツルの側面タッチで音声制御や音楽再生、通話開始などの操作も可能。
レンズ横にカメラとLEDライトを搭載し、音声操作での写真や動画撮影、SNS投稿やライブ配信までできるのが大きな特徴。自分の視界をそのまま撮影できるのがポイントで、マイクも搭載しており、ビデオ通話や音声付き動画の撮影もスムーズです。
最大の見所はAIも搭載しており、テキストだけでなく音声や画像も認識。「コレは何?」と質問すればAIが目の前のものを認識して答えてくれること。こうした物体認識だけでなく、QRコードのスキャンや同時通訳といった機能も順次追加されています。
問題は日本語に未対応なことで、現時点での対応は英語や仏語などのみ。日本語対応が遅れがちな現状では、日本での発売は難しそうです。
目の前の風景をサッと撮影できるのがメリット。画質はそこそこ
アプリでAIとの会話を振り返り
Meta Viewアプリでは撮影画像やMeta AIとの応答を確認できます。Meta AIとの応答は音声のみなので、アプリを使えばテキストで振り返れます。
メガネ型デザインが普及のカギ! AIでどこまで進化するか?
将来的にディスプレイを内蔵すれば、日常を変えるデバイスになるかもしれません。目の前の人を認識して名前を表示したり、レンズの前で指をピンチアウトして、レンズに映る現実が拡大表示できれば便利そうです。
今でもスマホの使いすぎで、うっかり紙の雑誌をピンチアウトしたりしませんか? スマートグラスでそれが実現するには現実と見紛うような高精細ディスプレイが必要ですが、それをレンズに内蔵するのが大きな技術的課題です。
常用できるメガネ型デザインは、スマートグラス普及のカギ。レイバンメタはスマホとケーブルでつながずとも使えます。
今年はカメラとマイクで世界を認識し、AIが音声で説明する製品がさらに登場しそうです。
AIの認識・対応力こそ、スマートグラスの勝負どころ。メガネ・カメラ・AIが組み合わさり、どこまで普及が進むのか占う1年になりそうです。
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