大型の猫トイレとは?
コンパクトなネコ用トイレは、場所を取らず室内をスッキリさせられます。でも、ネコにとっては窮屈で砂かきもしにくく、ストレスになるおそれも。
そこで活躍するのが、大型の猫トイレです。猫用の大型トイレとは、猫用に作られたスペースにゆとりがある大きめのトイレのこと。
カナダの獣医大学が行った調査でも「ネコは小さいトイレよりも大きなトイレを好む」ということが判明していることから、ネコにはできるだけ大きな猫用大型トイレを用意してあげましょう。
大型の猫トイレをLDKがテスト
猫用大型トイレを選ぶ際は、ゆとりのある広さと高さが重要です。でも実際に使ってみないと、ネコが気に入って使ってくれるのか、手入れのしやすさなどまではわかりませんよね。
そこで、雑誌「LDK」特別編集ムック「ネコDK デラックス 2025」が、大型の猫トイレの人気商品を徹底比較! 愛猫がリラックスして排泄できるおすすめを探しました。
大型の猫トイレの選び方は?
猫用大型トイレとひと口にいっても、実にさまざまな製品があって使い勝手も異なります。
おすすめ商品を紹介する前に、まずは猫用大型トイレの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:タイプ
猫用大型トイレにはノーマルタイプとシステムタイプ、自動タイプの3種類のタイプがあります。それぞれのタイプの特徴などをご紹介します。
ノーマルタイプ
平面のシンプルな構造のものが多いのがノーマルタイプ。オシッコのたびに猫砂を取り除く手間はかかりますが、トイレのお手入れを定期的にしやすいといったメリットがあります。
コスパ重視の人やトイレ本体の掃除を楽に済ませたい人におすすめです。
システムタイプ
システムタイプは、猫砂とペットシーツの二重構造でオシッコが下段のペットシーツに落ちるようになっています。
ペットシーツや猫砂の交換がおよそ1か月に1回程度で済むのがメリットですが、パーツが多いのでトイレ本体の掃除が面倒なのがデメリットです。
排泄物を毎日取り除く手間を減らしたい人や多頭飼いや家を空けている時間が長い人におすすめです。
自動タイプ
トイレ本体に重量センサーや赤外線センサーが備わっていて、ネコが排泄物をしたら自動で片付けてくれるのが自動タイプ。
排泄物と未使用の砂を自動で振り分け、排泄物のみをダストボックスへと回収してくれる仕組みになっています。
猫の重さを感知したり、猫が近づくと動作を停止する安全機能が備わっており、トイレ本体が転倒しないようになっているのが魅力です。
排泄物の処理をその都度行いたい人や2匹以上を飼っている多頭飼いの人におすすめです。
選び方2:サイズ
猫のサイズにあった大きさや深さのトイレを選ぶことも大事ですが、国内外の研究で、ネコは小さなトイレより大きなトイレを好むことがあきらかになっています。
できるだけゆとりのあるトイレを選びましょう。
選び方3:形状
オープン型のシステムトイレは、カバーがないのでお部屋にニオイが広がりやすいですが、こもりにくくもあるのでネコが嫌がりにくいです。
サイズは製品によって大きく異なりますが、シンプルなので掃除がしやすいです。
ドームタイプのシステムトイレは、フードが付いていてネコ砂もニオイもトイレの外へ出にくいのが特徴です。
周囲を気にせず排泄ができ、薄暗くて落ち着けますが、中にこもるニオイを嫌がるネコも。出入口が開閉式になっているフルカバータイプもあります。
上に入り口があるタイプのシステムトイレは、本体の天面に開いている穴から出入りします。
ニオイ対策もバッチリで、ネコ砂も飛び散りにくいですが、深さがあるのでウンチの処理がやや面倒です。ただし、子猫や足腰の弱まったシニアネコには不向きでしょう。
大型の猫トイレの人気商品をテスト
今回は雑誌「LDK」特別編集ムック「ネコDK デラックス」が、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、猫用大型トイレの人気商品をピックアップ。
ペット用品取扱士の奥田直樹さんと一緒に、以下の項目で徹底比較しました。
テスト1:使用率
一度に2製品を隣り合わせに置き、1日ごとに場所を交換。ネコたちと一緒に、5日間のオシッコとウンチの回数をチェックしました。
テスト2:サイズ
ネコは大きなトイレを好む傾向にあります。各製品、幅と奥行きを計測し、面積が大きいものほど高評価としました。
テスト3:手入れのしやすさ
使用済みネコ砂やウンチの処理のしやすさ、本体の拭きやすさや洗いやすさをチェックしました。
以上、「使用率」「サイズ」「手入れのしやすさ」のポイントで比較検証した結果は、評価の高かった大型の猫トイレのおすすめ商品からランキングで発表します。それではどうぞ!
大型の猫トイレのおすすめは?
プロと一緒に実際に比べてみた、猫用大型トイレのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||
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OFT HY CAT ジャンボ 猫トイレ
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42cm |
57cm |
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AmazonAmazonベーシック猫用トイレ フード付き
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45cm |
59cm |
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コーナンキャットトイレスクエアワイド
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41cm |
56cm |
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リッチェルラプレ ネコトイレ深型 60
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58cm |
42cm |
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ライオンペット獣医師開発 ニオイをとる砂専用猫トイレ
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57cm |
36cm |
【1位】OFT「HY CAT ジャンボ 猫トイレ」
- OFT HY CAT ジャンボ 猫トイレ
- 実勢価格: ¥3,780〜
- 使用率
- サイズ
- お手入れ
- おすすめポイント
-
- ネコ砂が飛び散りにくい
- シンプルなデザイン
- 余計なパーツや凹凸がなく掃除がしやすい
- 幅
- 42cm
- 奥行
- 57cm
- 型番
- 4573151208114
一般的なトイレより壁が高い
一般的なトイレより高い壁が、砂やスプレーの飛散を防いでくれます。
底面が汚れにくく手入れがラク
高さがあるのでたっぷりネコ砂を入れられ、トイレの底面が汚れにくく、手入れがラク!
方向転換も砂かきもしやすい
方向転換も砂かきもしやすくてネコがストレスフリーです。
【2位】Amazon「Amazonベーシック 猫用トイレ フード付き」
- 使用率
- サイズ
- お手入れ
- おすすめポイント
-
- 臭いを軽減するカーボン製のフィルター付き
- 幅
- 45cm
- 奥行
- 59cm
- 型番
- 5122-S
ドアを上部で固定できる
トイレ掃除がしやすいよう、ドアを上部で固定できるようになっています。
【3位】コーナン「キャットトイレ スクエアワイド」
- コーナンキャットトイレスクエアワイド
- 実勢価格: ¥2,480〜
- 使用率
- サイズ
- お手入れ
- 幅
- 41cm
- 奥行
- 56cm
- 型番
- スクエアワイドBR
幅、奥行きも十分
幅、奥行きともに十分あり、大型のネコでも問題なく排泄することができます。
【4位】リッチェル「ラプレ ネコトイレ深型 60」
- リッチェルラプレ ネコトイレ深型 60
- 実勢価格: ¥1,698〜
- 使用率
- サイズ
- お手入れ
- 幅
- 58cm
- 奥行
- 42cm
- 型番
- 4945680566759
広々していて砂かきもしやすい
広々していて、ネコが好きな体勢で用を足せますし、砂かきもしやすいです。
【5位】ライオンペット「獣医師開発ニオイをとる砂専用猫トイレ」
- 使用率
- サイズ
- お手入れ
- 幅
- 57cm
- 奥行
- 36cm
今回検証したなかでは最小
今回検証したなかでは最小ですが、一般的なサイズのトイレに比べればゆとりがあります。
大型の猫トイレのおすすめ まとめ
以上、ゆとりのある大きめサイズの猫用トイレのおすすめランキングでした。
今回使用率の検証では、オシッコをした回数は少ないもので13回、多いものでも15回とほとんど差がありませんでした。
排泄の回数では差が出た
一方、ウンチは少ないもので6回、多いもので18回と3倍以上の差が! よく使われていたのは「HY CAT」と「Amazonベーシック」の2製品。
どちらも広いだけでなく〝高い〟のが特徴です。ウンチをするときは三方を高い壁に囲まれていると、安心できるのかもしれません。
ネコも飼い主も満足のOFT「HY CAT ジャンボ 猫トイレ」
OFT
HY CAT ジャンボ 猫トイレ
OFT「HY CAT ジャンボ 猫トイレ」は、アメリカ発の大型トイレ。高さがあるので、ネコ砂が飛び散りにくく、余計なパーツや凹凸がなく掃除がしやすいです。
猫用の大型トイレを探している人は、本記事のおすすめランキングを参考に、お気に入りをみつけてみてくださいね。
猫用トイレの売れ筋ランキングもチェック!
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理想的なサイズのトイレです。