追い風しかない！ コアなファンが全国に急拡大中の金属バットを直撃インタビュー！ (家電批評)

順風満帆な追い風コンビ金属バットを深堀り！

金属バットプロフィール

小林圭輔(こばやしけいすけ)

(写真左)

1986年3月6日生まれ。大阪府堺市出身。身長182cm、体重70kg。A型。特技はパソコン関係で、Anker製品を割と信用している。俳優の大東駿介氏と幼馴染。

友保隼平(ともやすしゅんぺい)

(写真右)

1985年8月11日生まれ。大阪府堺市出身。身長174cm、体重52kg。 AB型。趣味はバイクの運転。先輩芸人の笑い飯・西田幸治氏とはよ く飲みに行く間柄。

金属バット、2024年を振り返る

── 家電批評編集部が勝手に選ぶ2024年の「芸人 オブ・ザ・イヤー」は金属バットのご両人に決定しました。おめでとうございます！

友保隼平(以下、友)：いや、そこは令和ロマンやと思います。

小林圭輔(以下、小)：そやね。

──いやいや、「THE SECOND」で2年連続ファイナル進出したのは金属バットさんだけです。つまり前人未踏ですね！

友：誰も見てないですよ、あの大会。

小：前人未踏かぁ？

──あとはラジオ「金属バットの社会の窓」やYouTube「金属バット無問題」なんかも順調じゃないですか。あくまで独断と偏見ではありますが、編集部では満場一致で選びました。

友：そうですか。頭おかしいですね。ただ、これで吉本の劇場単価も上がると思います。

小：いや、それは上がらんやろ。賞レースちゃうねんから。

──そして今年の8月11日には友保さんが結婚を発表されて。

友：いやいや、みっともない。ホンマに。

──よかったと感じるところはあります？

友：うーん。なんか温かい飯を食ったりして、人間らしい生活してるなぁと思います。昔の晩飯はポテチとハイボールやったんで。

──全国の劇場に出演されてますが、家に帰れてますか？

友：いや、俺らはそんなに売れてないです。でも、まあまあすれ違いの毎日ですよ。女より仕事ですから。

小：結構、家で寝てるやろ。

──小林さんも昨年にご結婚されて1年ぐらい経ちますが、よかったところはあります？

小：生活はホンマに変わってなくて、書類上のって感じですねぇ。

──波風が立ってないのは良いことですよ。それではここでご両人の今年1年を漢字1文字で表すと？

小：いきなりですね。うーん、僕は「仏」かな。１年間、穏やかに過ごせた感じで。

──なるほど。比較的落ち着いていたと。

小：あまり意欲を、みたいなこともなくなってきました。

友：それはこいつがジジイだからですよ。

──では友保さんは？

友：私は「乱」でございます。

──小林さんと真逆じゃないですか。

友：それはこいつがジジイで、感受性が死んでいるからです。

小：それなら「無」でもいいな～。

友：悲しいなぁ。あと家電批評さんが来てくれたということで「電気」でもよいです。

小：二文字やん！

友：それならコレ(※写真のイラスト参照)でどうでしょう。アップルのマークです。

──文字ですらないじゃないですか。しかも、そのイラストは本家と少し違うような。

友：それなら中国のリンゴです。

──パクリじゃないですか。でも、実際に果物をアップル風にしたロゴもあったぐらいですからアリでしょうか。

友：そんなんがあるんすか。

小：度胸あんなぁ（笑）。

金属バット、家電を斬る

──さてここからは、ご両人が「欲しい家電」を家電批評が紹介していきます。事前にアンケートにお答えいただきまして、まず友保さんは「壊れなくてごちゃごちゃしてない家電」とのことですが？

友：実は１つ、これに当てはまる家電を持っとるんです。20歳のときにドン・キホーテで1000円で買った東芝のオーブントースター。39歳になる今も現役でパンとかお餅とか焼いてくれてます。

──1000円なら、ホントに焼くだけのヤツですか。

友：そうそう。ジーッてひねるだけで焼けるヤツ。めっちゃ単純やから、まだ壊れていないんです。4回くらい落としたけども。

小：意図的にか？

友：ちゃうちゃう。ラックに置いててバーンと落ちるみたいな感じ。それなのに全然壊れへんし、変わらず赤く光ってくれてる。

──家電批評の過去ベストはバルミューダとか象印の多機能モデルなんですよね……。

友：ホンマにシンプルなヤツがいいんです。温度を変えられるとか、あんなんナシでひねったら熱くなるだけのヤツが。

──ティファールの電気ケトルとか、どうでしょう。ボタンを押したら沸くだけです。

友：それはええ。ブルートゥースがなんやとかガタガタ言わんで。

小：わかるわ。必需品で壊れへんくてシンプルなヤツやろ。

友：ええねん。もうそれでええねん。しょせん、わしらは老害なんやから。

──そんなことないでしょう。読者のなかにも友保さん派は存在しそうですし。一方、小林さんは「天井につける照明」とのことですが。

小：自分の部屋がずっと電気ナシなんで。隣の部屋から漏れた明かりで5年くらい暮らしてるんですけど、あったほうがいいやろうなと。

──先ほどのお話からすると、機能はできるだけ少ない方がいいと。

小：でも、リモコンくらいは欲しいですね。

友：ワシ、リモコンも嫌やねんな。カチカチと紐で引っ張るのがええねん。

──それだとホタルクスというメーカーの照明はいかがでしょうか。

小：ホタルクス？

友：すごいなぁ、絶対に日本やん。

──弊誌で明るさのムラや電気代などを検証したときに上位に選ばれています。

小：うーん、ムラはどうでもええかなぁ。

友：というか、なんで1位を薦めへんの？

──この1位のメーカーは「スマート家電」というジャンルで有名で、Wi-Fiにつなぐことで屋外から遠隔操作できますよという。

友：出た出た、ブルートゥースとかね。

──そういった機能がウリのメーカーなんですが……。最近、落下したというニュースがSNSで話題になり……。

友：いやいや、落下って。

小：落下してくるのは嫌やな。

──本誌でも長期的に使い続けたときの耐久性は検証しきれず、反省すべきところでして。

友：でも、それはわからへんよ。

小：落ちひん約束で付けてるからなぁ。

──それとは別の変わり種ですが、シーリングライトとプロジェクターが一体化した「Aladdin X2 Plus」はいかがでしょうか。天井に取り付けるだけで照明にもなれば、壁に動画を投影することもできますよ。

友：これ面白いやん。壁に映したらええやんか。

小：いや、いらんやん。

友：芸人もこれを使ってるやつは結構おるからね。後輩もモテ部屋作るみたいなんでやってたし。

小：いや。モテ部屋はいらないんでねぇ。誰も連れ込まへんし。

友：それで、これはなんぼですか。

──12万9800円ですね。

友：マジすか。高ぁ！

小：ええ値段すんなぁ。やっぱりいらんなぁ。

──ほかには同じく変わり種で、サーキュレーター付きの照明「サーキュライト」なんてのもあります。ドウシシャというメーカーですね。

友：(本誌の過去検証ページを見ながら)プロペラみたいなやつが付いてんねんな。これでええんちゃう。このページに出ている人もお前みたいな顔してるやん。

小：俺はええけど、この人に悪いわ。

友：ちなみに、なんでお刺身の写真が載ってるんですか？

──照明が変われば食べ物もおいしく見えるということでテストしたんです。

友：あぁ、それはよく聞くなぁ。

小：ホントにわかりますわ。やっぱり〝京阪神地区の某有名スーパー〟のお刺身はライフよりもまずく見えるんですよ。

友：まあ、食うたら一緒やけどな。それでこれはナンボですか？

小：そうや、大事なところや。1万2000円までなら出せるな。

──えーと、２万……。

友：はい、お帰りください。

──やっぱり安いのが一番ということですね。

友：それで頑丈なやつ。最新機能なんてよういらんし。

小：あと、落下しないやつ（笑）。

友：老害なんで、僕ら。

──探してみながら、薄々ハマらないかもとは思っていました。

友：せっかく探してもらったのに悪口しか言うてないな。

小：ホンマ、すんません。

──ほかにも、ご両人に必要そうな家電を探してみました。自動で掃除してくれるロボット掃除機、材料を切って入れるだけで料理が完成する自動調理鍋、タバコの臭いを消してくれる脱臭機ですが、後で感想をいただければと。

友：脱臭機ねぇ。タバコはあんだけうまいんやから、ニオイくらい我慢せえと思いますけど。

小：また悪口だけになりそうやな。

──嫌な予感はしますが、こうご期待です。

金属バット、家電で大喜利する

──僕はご両人のラジオで「クソお題廃品回収」というコーナーが好きで。家電にまつわる大喜利をやっていただけないかと。

友：はいはい。

小：やりましょう。

──ただ、もう話のなかで似た感じのことをやってるんですが。

友：なんでしょうか。とりあえず、やりましょか。

──それでは「こんな家電は嫌だ、どんな家電？」

友：(イラストを出しながら)ボタンがいっぱいあって、なんかゴチャゴチャしているオーブントースターからタバコの臭いが出るやつですね。

──機能の話にトースター、脱臭機と〝全部入り〟で(苦笑)。

小：回答が長いわ。そんで、薄笑いやわ。

──では小林さん、「こんな家電は嫌だ、どんな家電？」

小：落下上昇、落下上昇を繰り返す電器です。

──こちらも先ほどの(薄笑)。

友：一応、笑ってはくれんねんな。

小：でも、確実に痛めつけてくんねんな。

──それでは2問目。「家電批評がメーカーに怒られた、なぜ？」

友：借りた家電とかに指紋をベタベタ付けた。

──これは実際にありますね(爆笑)。

友：やってるんかい。

小：しかも、爆笑や。

──弊誌の編集長の阿部が〝指紋付け屋〟なんで。

友：なんや、その職業。

──製品撮影のとき、カメラマンさんが付いた指紋を拭きながら「これ編集長触っただろ」とよく怒ってます。

友：正解、出てもうたやん。

小：正解は阿部ということで。

金属バット、CMを狙う

──本誌は広告ナシですが、メーカーの人はよく見てくれているみたいで。ご両人はラジオでスポンサーを探していますが、家電メーカーを狙ってみてはどうかなと。

友：はい、乞●ラジオです。

小：なんか、アピールしとこか。

友：トースターは愛用しとるけど、●●は残念やしなー。サザ●さんのCMも降りよったし。

──いきなりの逆アピール。でも白物家電優秀ですよー！

友：あとパ●●●●●もなぁ。

小：そこはええんちゃう？

友：たしかエ●ルー●も終わらせたやん。あれは絶対にあかんやろ。冷めたわー。

──大手以外もいろいろありますよ。

友：ワシは山善とか好きかも。テレビとか安うて、余計な機能も付いてへんし。ホンマ、おおきにでございます。

小：最近はリモコンに「ユーチューブ」とかのボタン付いてたりさ。機能は最小限でええねんな。

友：ホンマ、ジャマやねん。なので、金属バットがスポンサーで狙うのは山善さんで！

金属バット、来年の目標を語る

──来年チャレンジしたいことはありますか？

友：思い切ってダイエットですかね。7kgとか、一桁を目指したい。

小：死んでるやん。

──大喜利は終わったんですけど……。

友：そんな家電ないですか？

──任天堂Switchのリングフィットで実際に痩せた人は編集部にいますけどねー。

小：あれ、痩せんねや。

友：でも一桁くらいまで行きたいので、もっとえぐいのないの？

──そんな家電、あるわけないです(笑)。小林さんは？

小：どうしたん？ というくらい派手な服を違和感なく着たいですね。

友：なんでなん？

小：バレんように徐々に派手にして年末に完成みたいな。

友：どんな派手を目指してんねん。

小：ジャミロクワイかな。

友：あー、あの帽子の歌手ね。ブードゥーの使い手みたいになるんやな。

小：違和感なしでなりたい。

友：絶対におもろないやん、そんな漫才師。普通のスーツ着て舞台やって、劇場の外に出たらジャミロクワイになんの？

小：そうや。

──はい、そこまで。斜め上すぎてモヤモヤしますが、ご両人らしい目標かも(笑)。来年も金属バットのご活躍を期待しています！

【金属バット的結論】家電は機能がシンプルで安いが1番！

家電批評がご両人におすすめした家電

脱臭機

自動調理鍋

ロボット掃除機