シュアとビーツから注目のワイヤレスヘッドホンが登場!
シュア「AONIC 50 GEN 2」
- シュアAONIC 50 GEN 2
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シュア(SHURE)「AONIC 50 GEN 2」は2020年の発売以降、『家電批評』で高評価を獲得し続け、ベストバイの殿堂入りを果たした名機「AONIC 50」の第2世代です。満を持して登場しました!
第1世代からのおもな改良点は、チップセットの更新によるBluetoothの強化や、空間オーディオモードの実装。
音質の変化と合わせて、どれほど空間感を味わえるかが注目のポイントです。
- 付属品
- プレミアムジッパー付きキャリングケース、着脱式充電 / 再生/ 通信用USB-C - USB-Aケーブルケーブル、3.5mm アナログオーディオケーブル
- Bluetooth規格
- Bluetooth 5.0
- 接続方式
- 無線、有線
- 型番
- SBH50G2-BK-J
シュア「AONIC 50 GEN 2」の旧モデルとの違いは?
シュア「AONIC 50 GEN 2」は、原音を大事にしつつ音場を広げる方向性で3つの空間オーディオモードを実装。音楽だけでなく、映画やポットキャストなどを楽しく聴ける仕様になっています。
Beats by Dre「Beats Studio Pro」
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※リンク先でカラーが異なる場合があります
「AONIC 50 GEN 2」の一月前に発売されたのが、Beats by Dre「Beats Studio Pro」。
ビーツは派手なカラーと、ヒップホップなどを楽しむのに適した強めの低音が特徴のブランドです。
しかし、新製品は割と落ち着いた色味に刷新。ネットでは音の傾向も変化したとの声もあり、ターゲット層を若者から変えてきている様子。
また、音質が従来のイメージからどう変わったのかも気になります。
- 付属品
- キャリングケース、USB-C - USB-C 充電オーディオケーブル、3.5mmアナログオーディオケーブル、クイックスタートガイド
- 接続方式
- 無線、有線
- 型番
- STUDIO PRO DEEP BROWN
ビーツのヘッドホンのポイントは?
2014年にAppleに買収されてから、Apple製品との互換性は抜群。接続や設定はかなりスムーズです。
Apple製品特有の空間オーディオモードにも対応し、Dolby Atmosの再生も可能。
Apple製品と完璧な互換性があるうえに、Androidのアプリもあり、対応機器の幅は広いです。
今回は、この2製品を中心にシュア「AONIC 50(第1世代)」と、過去のテストで音質がベストだったヘッドホン、Bowers&Wilkins(B&W)「Px8」と性能を比較してみました。
検証方法は?
検証では、各製品の「音質」「機能性」を評価しました。
音質は、オーディオの専門家のゴン川野さんと原田裕弘さんに確認してもらい、ノイズキャンセリングなどの機能性は、AV評論家の折原一也さんにチェックしてもらいました。
まずは、シュア「AONIC 50 GEN 2」の検証結果から見てきましょう。
シュア「AONIC 50 GEN 2」の音質テスト
音質の特徴
シュア「AONIC 50 GEN 2」は、第1世代の「AONIC 50」と比べて中低域の解像度が向上。全体的にヌケがよくなりました。
音色はシュア「AONIC 50」がウォーム寄りだったのに対し、かなりフラットになっています。
音質ベストバイだった「B&W Px8」よりも高評価
とにかく音質が優秀。5万円台のシュア「AONIC 50 GEN 2」が10万円台のB&W「Px8」を上回る、音質評価を獲得しました!
その決め手は、オールジャンル聴かせるシュアの懐の広さ。B&W「Px8」はピアノやボーカルの再現は優秀ですが、最近のJ-POPやヒップホップなどの音楽は少し苦手とのことです。
シュア「AONIC 50 GEN 2」の音質評価
- 合計:52/60点
- 高音〜低音:25/30点
- ダイナミックレンジ/レスポンス:14/15点
- 解像度:13/15点
高音〜低音まで、どの音域もしっかり出ており、特に中音域が若干多い印象。また、大小の音量問わずしっかり出ており、レスポンスも満点です。解像度はまるで顕微鏡のよう。聞き慣れた曲でも新しい音が見つかります。
B&W「Px8」の音質評価
- 合計:50.5/60点
- 高音〜低音:24.5/30点
- ダイナミックレンジ/レスポンス:14/15点
- 解像度:12/15点
高音から低音まで出ており、特に高音の伸びがなめらかでした。また、小さい音でもよく再生していて、レスポンスも満点。解像度は音の輪郭がはっきりし、音数の多いパートも再現されています。
シュア「AONIC 50 GEN 2」はUSB接続でも最高得点をマーク
シュア「AONIC 50 GEN 2」はUSB接続ではハイレゾで再生でき、解像度はより鮮明になります。録音の悪い楽曲はその悪さが目立ってしまうほど。ただし、音づくりはBluetooth接続と変わりません。
空間オーディオってどう?
原田さんいわく「空間オーディオというよりも簡単な音質変化と考えたほうがいいのでは」とのこと。
特にシネマモードは音のスケールが広がるのでスマホでも映画を楽しく鑑賞できます。気分転換での使用はアリです。
各モードの特徴
- 音楽モード……低域のボリュームが上がり、メリハリのある音に
- シネマモード……音が左右、上下ともに広がるが声がやや遠くなる
- ポッドキャストモード……音場が狭くなり、声を聴きやすくなる
シュア「AONIC 50 GEN 2」の機能性テスト
次にシュア「AONIC 50 GEN 2」の機能性をテストしましたが、そこまで進化は感じられませんでした。
通話性能は優秀
声がとにかく自然で、低音側の厚みもあります。しかし、騒音はそのまま拾ってしまいます。
ノイキャンと外音取り込みは平均的
ノイキャンと外音取り込みは合格レベル。外音の取り込み量は、室内外問わず多いですが、音の自然さは今ひとつでした。
カフェなどの騒音程度であれば十分効果があります。電車や室外ではあまり効果を感じませんでした。
担当編集のレポート
シュア「AONIC 50 GEN 2」の特徴
- 音の傾向に大幅な変化はない
- つけ心地も変化なし
- デザインは1種類
シュア「AONIC 50 GEN 2」の音はソニーの製品などと比べて、低音の強調などはされず、決して特徴的な音ではありません。
初めて聴く人は「本当に音がいいの?」と思うかも。しかし、しっかり聴いてみると一目瞭然。一音一音がしっかり聞こえ、音のバランスも非常にちょうどいいです。
とにかく長くヘッドホンを使いたい人はシュアがおすすめ。音に飽きることがありません。
シュア「AONIC 50 GEN 2」検証のまとめ
シュア「AONIC 50 GEN 2」
- シュアAONIC 50 GEN 2
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- 機能性
- 使い勝手
- 音質
3年ぶりの新製品、シュア「AONIC 50 GEN 2」は『家電批評』最高評価という期待を裏切らない音質で見事ベストバイを獲得。
低音から高音までのバランスと伸びが非常によく、とにかく解像度に驚かされます。例えば、米津玄師の「感電」では、イントロの音数が多いパートも一音一音しっかり再現します。
シュアのヘッドホンは、シリーズや機種によってあまり音質が変わりません。
原音を忠実に再現するモニターヘッドホンらしく、いつでも聴き慣れた音を聴けるので、安心して長期に渡って使用できます。
ただし、ノイズキャンセリングや外音取り込みはまだまだ改良の余地あり。室内でゆっくり音楽に没入したい人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 『家電批評』史上最高の音質
- 通話性能がいい
- がっかりポイント
-
- ノイキャンと外音取り込みがイマイチ
- 付属品
- プレミアムジッパー付きキャリングケース、着脱式充電 / 再生/ 通信用USB-C - USB-Aケーブルケーブル、3.5mm アナログオーディオケーブル
- Bluetooth規格
- Bluetooth 5.0
- 接続方式
- 無線、有線
- 型番
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次はビーツの新製品、Beats by Dre「Beats Studio Pro」のレビューです。
Beats by Dre「Beats Studio Pro」の音質・機能テスト
音質の特徴
声や楽器のニュアンスがしっかり伝わるほどの解像度。それにもかかわらず、ウォームで耳にやさしく聴き疲れしません。
音楽を聴く用途より、あくまで映画鑑賞におすすめ。
空間オーディオはAirPods Maxと同レベルの効果あり
Beats by Dre「Beats Studio Pro」
▼音楽
空間の広がりはApple「AirPods Max」より上。しかし広がりすぎてボーカルの定位がよりあいまいに。空間を感じる点では優秀です。
▼映画
重低音が効き迫力があります。Apple「AirPods Max」と比べてアクション系の映画を観るのに適しています。
Apple「AirPods Max」
▼音楽
ボーカルの音像が大きくなって左右に広がります。定位があいまいになるので、音に包まれる感覚は増します
▼映画
声の明瞭度や定位はApple「AirPods Max」の方が上。しかし音の迫力や音像の広がりはBeats by Dre「Beats Studio Pro」に劣ります。
Beats by Dre「Beats Studio Pro」の空間オーディオはパーソナライズの使用がおすすめ
Beats by Dre「Beats Studio Pro」はパーソナライズすることで、より音に包まれる感覚を得ることが可能に。空間オーディオ自体はAndroidも対応してますが、このパーソナライズは対応してないので注意しましょう。
ノイズキャンセリングと外音取り込みは満点を記録
カフェのガヤガヤした騒音をシャットアウト。その性能はシュア「AONIC 50 GEN 2」と比べ物になりません。電車や車の音もかなりボリュームダウンしてくれます。
ノイズキャンセリングはトップクラスですが、Apple「AirPods 2」のほうが若干強い印象です。
高音の量が増えアコースティックからJ-POPまで対応した音作りに
とにかく変わったのは高音の量。例えば手嶌葵の「明日への手紙」のボーカルの、なめらかすぎず、ややドライな質感や、高音の消え入ってしまいそうな声もキレイに再現されています。
また、低音の質はよく、かなりの低音域まで聴けるので、迫力ある音も感じられます。
ビーツのヘッドホンと言われなければわからないほど、低音の強調が自然になりました。
かなり品のある音で、ビーツのヘッドホンと思って聴くとびっくりします。
担当編集レポート
Beats by Dre「Beats Studio Pro」の特徴
- 小さくて長時間装着しても蒸れにくい
- 想像以上の高解像な音を楽しめる
- コンパクトにたためて持ち運びに便利
ヘッドホンは真夏日の装着はどのメーカーでも蒸れますが、出勤中の30分間くらいであれば快適に使用できます。音も大音量でも聴き疲れしません。
ノイズキャンセリングが優秀で、通勤時の電車の音もしっかり遮断してくれました。
Beats by Dre「Beats Studio Pro」検証のまとめ
Beats by Dre「Beats Studio Pro」
- Beats by DreBeats Studio Pro
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※リンク先でカラーが異なる場合があります
- 機能性
- 使い勝手
- 音質
まず音質評価では、プロ2人が「これ本当にビーツ?」と驚きを隠せないリアクションをし、高評価を獲得したBeats by Dre「Beats Studio Pro」。
シュア「AONIC 50 GEN 2」の原音忠実なモニター的な音に対し、Beats by Dre「Beats Studio Pro」は、低音と高音が強調されるメーカー色のある音づくりです。
しかし、従来機と比べて音のバランスがよくどんなジャンルも聴かせてくれます。
また、ノイズキャンセリング、外音取り込みはともに高成績でした。実はビーツはAppleの傘下。Apple「AirPods」さながらで、さすがと言わざるを得ません。
唯一の欠点は素材がややチープな点と、通話時の音質が不自然すぎる点。しかしそれらを考慮しても十分買う価値のある製品です。
- おすすめポイント
-
- ANC・外音取り込みが優秀
- 音質が大きく向上
- Android対応
- がっかりポイント
-
- 素材がやや安っぽい
- 付属品
- キャリングケース、USB-C - USB-C 充電オーディオケーブル、3.5mmアナログオーディオケーブル、クイックスタートガイド
- 接続方式
- 無線、有線
- 型番
- STUDIO PRO DEEP BROWN
以上、シュアとビーツから新登場した、注目のワイヤレスヘッドホンの検証レビューでした。
『家電批評』史上最高の音質ということで、高音質を求めるならシュア「AONIC 50 GEN 2」、使い勝手で選ぶならBeats by Dre「Beats Studio Pro」がおすすめです。
どちらも買う価値ありの逸品なので、ぜひ体験してみてください。
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ボーカルと演奏のバランスが、第1世代の「AONIC 50」は均衡していたのに対し、第2世代の「AONIC 50 GEN 2」はボーカルが立っている印象。