2大メーカーから角質ケアのできるカミソリが登場
2023年春、T字カミソリのトップメーカーであるシックとジレットから、ヒゲ剃りと同時に角質をケアできる機能を搭載したモデル、シック「HYDRO5 CARE」とジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」が発売されました。
シックは「ハイドロ」シリーズから、ジレットは「Labs(ラボ)」シリーズの新モデルとなります。そこで今回は、この2製品の角質ケア性能や使用感をガチ検証しました。
検証方法は?
男性美容研究家の藤村さんをはじめ、理容室「THE BARBER」の小島さん、内田さんの計3名の識者に実際に使ってもらい、「切れ味」と「使用感」を評価しました。
それでは、それぞれの検証結果を紹介します。
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」
- ジレット Gillette Labs 角質除去バー搭載
- 実勢価格: ¥3,020〜
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- 切れ味
- 使用感
A+評価でベストバイに選ばれたのはジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」でした。
ジレット初となる角質除去バーを搭載し、ヒゲ剃りと同時に角質ケアが可能。
ヘッドが左右に動くフレックスディスクのおかげで顔の輪郭にフィットし、角質のケアからヒゲ剃り、ジェルによるコーティングまでをワンストロークで行えます。
角質除去バーの凹凸は、剃る瞬間に皮膚を張り、深く埋もれたヒゲも剃りやすくしています。
また、グリップは滑り止めが効果的にはたらいてホールド感が高く、逆剃り時のえんぴつ持ちでもしっかり保持できるのが使いやすさのポイントです。
- おすすめポイント
-
- 刃先が傾いて、しっかり肌に密着する
- グリップの滑り止めがしっかり効いて、持ちやすい
- 内容
- 本体、替刃、カミソリスタンド
- 刃の枚数
- 5枚刃
ヒゲの濃さや肌質を選ばないバランスのよさが魅力です。
角質ケア、ヒゲ剃り、ジェルコートの3工程を一気にできる!
ヘッドには3つの機能が集約、角質ケアからヒゲ剃り、ジェルコートの3工程をワンストロークで行えます。
切れ味:◎+
刃先が傾くフレックスディスクでしっかり肌に密着します。
使用感:◎+
グリップの滑り止めが効果的で、持ちやすさも高評価でした。
過去ベストバイのジレット「プログライド 電動 フレックスボール搭載」と比較
- ジレットプログライド 電動 フレックス ボール搭載
- 実勢価格: ¥1,680〜
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- 切れ味
- 使用感
過去ベストバイのジレット「プログライド 電動 フレックスボール搭載」は、ヘッドの振動と可動域が大きいフレックスボールのおかげでフィット感が高く、深剃りしやすいモデルです。
十分な性能を発揮しましたが、ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」に一歩及ばずA評価となりました。
- おすすめポイント
-
- 振動で摩擦を軽減。しっかり剃れる
- フィット感がいい
- がっかりポイント
-
- 電池入りのため重さはちょっと気になる
- 内容
- 本体、替刃
- ブレード数
- 5枚
- 型番
- B098WNHKLV
切れ味:◎
振動で摩擦を軽減してしっかり剃れます。識者からは電動ナシを推す声もありました。
使用感:◎+
フィット感はさすがのひとこと。電池が入っているぶん、重さは気になります。
シック「HYDRO5 CARE」
- シックHYDRO5 CARE
- 実勢価格: ¥1,000〜
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- 切れ味
- 使用感
シック「HYDRO5 CARE」はA評価でした。
ヒゲ剃り時につい力が入ってしまう人は、密着感が高いジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」よりも安定感に優れた本製品がおすすめ。
ケースに厚みがあるため、力を入れて剃っても肌がヒリつきにくく、負担が少ないのが大きな特徴といえます。
- おすすめポイント
-
- マイルドな剃り心地で肌への負担が少ない
- 安定感に優れ過度な力がかかりにくい
- がっかりポイント
-
- 保湿ジェルを洗い流すのが面倒
- 内容
- 本体、替刃
- ブレード数
- 5枚
- 型番
- 4891228315306
保湿効果があるジェルはかなり粘度が高め
シック「HYDRO5 CARE」には海泥を配合した保湿ジェルが搭載されています。
剃ったあとの保湿に役立ちますが、このジェルの粘度が高く、洗い流すのに手間がかかりました。
切れ味:◎
厚みがあるケースで安定感があり、圧力が分散されます。
使用感:◯
保湿ジェルの効果が高く、肌が弱い人にはおすすめです。
ジレット「Gillette Labs」とシック「HYDRO5 CARE」の比較検証
角質除去能力の比較検証
「角質」とは表皮のいちばん外側にあるもので、ターンオーバーによって常に新たに置き換わっています。
角質自体は必要で、外部からの雑菌やホコリの侵入を防いでくれるガードの役割を果たしていますが、古い角質が剥がれ落ちないと肌トラブルの原因になることも。
こうした余分な角質を、ヒゲ剃りと同時にケアできるという2製品ですが、どちらもひと剃りでしっかり角質を除去できました。
また、以前ベストバイを獲得した角質ケアの機能がないカミソリでも検証しましたが、こちらも角質が取れていることが判明しました。
検証方法は?
検証では頬を「ひと剃り」だけした状態の肌にテープを貼って剥がし、角質がどれぐらい取れているかをマイクロスコープで確認しました。また、1日目と2日目で剃る場所を入れ替えています。
洗顔のみを行った状態での肌と角質の状態がこちら。白い角質が蓄積された状態を確認できます。
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」の検証結果
1日目(右頬)
2日目(左頬)
1日目は右頬、2日目は左頬を剃って確認しました。どちらも白い角質がしっかり取り除かれています。
デコボコが角質を剥がしてくれます。
シック「HYDRO5 CARE」の検証結果
1日目(左頬)
2日目(右頬)
シック「HYDRO5 CARE」は1日目が左頬、2日目が右頬で剃っています。こちらも検証前に比べると、白い角質がなくなっているのがわかります。
細かなヒダで角質を浮かせます。
構造の違いで角質へのアプローチが異なる
樹脂製で硬めの角質除去バーで、ヒゲを剃る前に角質をケアしてくれるジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」。
それに対し、シック「HYDRO5 CARE」は柔らかなパラレルフィン・ガードバーで角質を浮き上がらせ、ヒゲ剃りと同時に角質をケアする構造です。
どちらもヒゲ剃り時に肌を張って密着性が高まるため、軽い力で角質の除去と深剃りができました。
使いやすさの比較検証
今回は角質除去機能だけでなく、カミソリとしての使いやすさも比較しました。
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」はケースが薄いため肌に密着しやすく、ピンポイントトリマーなど細かい機構も使いやすくなっています。
ジレットはひっくり返すだけでピンポイントトリマーに
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」は本体ごとくるっとひっくり返すだけで、ヘッドの先がピンポイントトリマーになります。
シック「HYDRO5 CARE」はジェル部分を倒さねばならず、やや手間です。
ケースの厚みが肌への密着感に影響する
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」とシック「HYDRO5 CARE」ではヘッド、特に刃が並んでいるケースの厚みが異なります。
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」はケースが薄いため肌に密着しやすく、軽い力でも確実にヒゲを剃ることができるようになっています。
ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」はケースが薄く傾きが小さいため、肌への密着感が高くなります。
「角質ケアできるカミソリ」の比較検証まとめ
以上、ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」とシック「HYDRO5 CARE」の比較検証でした。
おすすめ:ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」
今回の検証でもっとも評価が高かったのが、ジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」のカミソリとしての完成度の高さ。検証に参加した3名の識者がいずれも高い評価をつけていました。
肌へのフィット感や剃り心地のよさ、使用感などすべてが高い水準でまとまっています。
検証に参加した藤村さんも思わず「あ、これ気持ちいい」とつぶやいていました。
切れ味、使用感ともに抜群の性能を発揮したジレット「Gillette Labs 角質除去バー搭載」が今後のT字カミソリの新定番になるかもしれません。
おすすめなので、気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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ピタリと肌に吸い付く高い密着感は気持ちよさが段違いです。