事前の備えから復旧まで災害対策は長丁場
防災グッズにはさまざまな種類が存在しますが、それぞれのシーンに適したものを備えておき、使用する必要があります。
災害の発生前から日常に戻るまでは、以下の4つのフェーズとおさえておきたいポイントがあります。
日常
災害が起こる前の「日常」から、防災グッズで対策を行っておくことが重要。とくに注意したいのは「大型家具や家電の転倒」と「窓ガラスの飛散」。この2点は災害発生時に大ケガするリスクが高いので、必ず備えておきたいポイントです。
災害発生〜災害直後
災害が発生した後で安全な状態を確保できたら、火災や水害などから家財道具を守る作業を行いましょう。とくに被害が大きくなりやすいのが「火」と「水」なので、この2つを対策するのがオススメ。余震などに注意することも忘れてはいけません。
避難
避難時に着用して安全確保したり、避難所生活を快適に過ごすためのアイテムが重要。防災グッズ入りの防災リュックなどがここで活躍します。
復旧
復旧作業は重労働なので、効率よく作業できるのがポイント。ケガ対策や衛生管理も重要です。
そこで、これまでさまざまな防災グッズを比較してきた雑誌『MONOQLO』が、テストで高評価だった製品をシチュエーション別に紹介します。今回は「火災発生〜災害直後」にフォーカスし、気をつけたいポイントや備えておきたいおすすめアイテムを紹介します。
災害発生〜災害直後はどうすればいい?
災害発生:まずは生き残ることを考える
災害が発生したときは、まず安全確保を行うのが最も重要です。地震や水害など、災害の種類によって最適な行動は異なるため、避難計画をたてておくと、避難がスムーズに。事前にどうすればよいかを想定しておくと、慌てずに身を守ることができます。
災害直後:災害から財産を守る
「災害直後」のために備えておきたいものは、火災や浸水などによる被害から家財道具を守るグッズがメイン。停電復旧後の二次火災やトイレの逆流など、思い至りにくい対策も多いので注意が必要です。
それでは、災害から財産を守るためにやるべきこととと、おすすめのベストバイアイテム4製品を紹介します。
DCM「水で膨らむ土のう袋 PL48」
DCM
水で膨らむ土のう袋 PL48
実勢価格:2480円
個数:3枚入り
豪雨などによる汚水や土砂をせき止めるなら水のう。DCM「水で膨らむ土のう袋 PL48」は水を含ませると素早く膨らみ、せき止め力のテストでは類似製品5品の中で最も優秀でした。
持ち運びやすい水のうが大活躍!
バッグのような取っ手付きなので、持ち運びや積み上げ作業がスムーズです。
ジャパックス「45L 特厚 業務用 透明10枚組 PL48」
ジャパックス
45L 特厚 業務用 透明10枚組 PL48
実勢価格:963円
サイズ:ヨコ650×タテ800mm
厚み:0.080mm
災害後、トイレから下水が逆流する恐れがあります。ジャパックスのゴミ袋、「45L 特厚 業務用 透明10枚組 PL48」は厚手で破れにくいため、水を入れた状態でトイレにフタをするときに役立ちます。
引っ張ってもやぶれにくい頑丈さ。下水の逆流で水浸しになるのを防ぎましょう。
大和電器「感電ブレーカー震太郎 X5029」
大和電器
感電ブレーカー震太郎 X5029
実勢価格:9980円
サイズ:W62×D32×H90mm
定格:AC100V±10% 50Hz/60Hz
災害による停電で家電のスイッチを切り忘れたことで起こる二次火災。揺れを感知して自動でブレーカーを落とす大和電器「感電ブレーカー震太郎 X5029」を設置しておけば安心です。検証では震度5強を想定した揺れのテストでしっかり反応していました。
以上、防災を考えたときの4つのフェーズから「災害発生〜災害直後」のために備えておきたい、おすすめアイテムの紹介でした。
災害によるケガや被害のリスクを少しでも減らすために備えておいてはいかがでしょうか。
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慌てず速やかに「命」を守る行動を取りましょう。