おいしくヘルシーに!上手な美容食材の摂り方は?
美容や健康にいいイメージの食材はたくさんあるけれど、その働きや最適な食べ方は実はよく知らないという人も多いのでは? そこで、テストする美容誌『LDK the Beauty』が、そんな食材をピックアップし、各食材のプロへ徹底取材! おすすめの摂り方をご紹介します。
今回は、最近注目されている「良質なお酢」についてです。
お酢の代表例は?
普段料理に使われる穀物酢、米酢のほか、黒酢、りんご酢、みかん酢、ワインビネガーや独特の酸味を抑えたやさしいお酢など多種におよびます。
お酢の主な働きは?
脂肪分解や疲労、腸活、美肌などに効果があるといわれてる良質なお酢。善玉菌を増やす作用から、腸活や美肌への効果が期待大。また、アミノ酸による脂肪燃焼やクエン酸による疲労回復効果も期待できるんです。
それでは、知っておきたいお酢の上手なとり方のヒントを紹介します。
脂肪分解をサポートし、美肌にも欠かせない
お酢といえば疲労回復のクエン酸を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、身体とお肌にうれしい働きがいっぱい! 実は主成分は血糖値の上昇を抑えてくれる酢酸で、さらに肌に作用してくれるビタミンB群や脂肪燃焼促進のアミノ酸など、美容に役立つ栄養素も豊富なんです。
主要な栄養素の働き
アミノ酸
脂肪燃焼をサポートし、内臓脂肪の蓄積を抑える効果があるとされています。
ビタミンB
糖質やタンパク質を効率よくエネルギーに変えてくれる働きがあります。美肌をキープする効果があるともいわれています。
酢酸
お酢の主たる成分です。血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる働きがあります。
クエン酸
疲労の原因のひとつである乳酸を分解する働きがあり、疲労回復に役立ちます。また抗酸化作用による老廃物除去作用もあります。
脂肪燃焼には黒酢がベスト
ミネラルやビタミン群がケタ違い! 代謝を促してくれるから、脂肪燃焼を目指すなら黒酢がおすすめです。
内堀醸造「臨醐山黒酢」
内堀醸造
臨醐山黒酢
実勢価格:516円
内容量:360ml
▼テスト結果
- おいしさ:◎+
- 香り :◎+
- 汎用性 :◎+
- 評価 :A+
コクと旨みが評価の決め手となった内堀醸造「臨醐山黒酢」は、過去の黒酢比較テストでベストバイでした。酸味がやわらかく甘みがあり、ドリンクにも最適です。料理にかけると味がまろやかになる、おすすめ1本です。
お酢の目安量は1日大さじ1~2杯
実はお酢を摂る量はちょっとで十分なんです。体にいいからと大量に摂取してしまうと、刺激が強すぎて逆に胃が荒れることも。1日大さじ1〜2杯くらいに抑えておくのがベターです。
ドリンクタイプは1杯まで
飲むタイプのお酢は紙パックなら1日1本。希釈やストレートタイプは大さじ1〜2杯までにしておきましょう!
基本はいつ飲んでもOK!
基本的にはいつ飲んでもいいものですが、朝なら食欲アップ、昼なら午後も頑張るために疲労回復、夜ならこってりしたメニューでも血糖値上昇を抑えるなど、欲しい効果によって時間帯を変えるというワザも! 欲しい効果に合わせて摂る時間を変えるのもありです。
加熱しても栄養素は壊れない
お酢はドリンクとして飲んだり料理にかけるのもいいですが、熱に強いので加熱調理にも向いています。100℃を超えても平気です。
調味料として炒め物に使ったり、煮物に入れて手っ取り早く摂取しちゃいましょう!
どんな料理でも効果が変わらないから便利です。料理にどんどん使って効率よくお酢を楽しみましょう。