仕上がり時にかかっているビニール袋は外すほうが良い
クリーニング後、ホコリがつかないようにと、ビニールを外さずクローゼットに入れるのは厳禁です。
もったいなくても、これは即捨てしましょう。残ったドライ溶剤が気化せず着用時に肌荒れを起こしたり、湿気から変色することもあるんです。そのかわり、通気性のよいカバーへの交換しましょう。
不織布など通気性のよいカバーに1着ずつしまうのが良いでしょう。なお、衣類カバーは100均アイテムでもOKです。
洗濯できるウォッシャブルスーツもクリーニングに出すのがオススメ
家で洗えると人気のウォッシャブルスーツですが、本当はクリーニング店で洗ってもらうのがオススメです。手軽に洗えても、家でスーツを仕上げるのにはテクニックも時間も必要です。
一方、クリーニングでお願いすると、仕上げは服の内側から蒸気が出るトルソーで成形してくれます。
洗ったウールをキレイに伸ばせるのはクリーニングのプロだけなので、大切な日に着たいものなら、お家で洗えるものでもクリーニングに出すのもオススメです。
「特急便」と「普通にクリーニング」では洗い方に差はありません
クリーニング屋さんで「お急ぎ便」や「特急便」という文字を見たことがある人も多いはず。こう聞くと、特殊な洗剤などで短時間で仕上げているようなイメージをしてしまいますが、実際は、単純にほかの洗濯物より先にクリーニングできるよう優先させているだけなんです。
そのため、通常便と同様仕上がりも安心! どうしても急ぐ場合は、お急ぎ便を活用してみてはいかがでしょうか。
「汚れ落ちが良い特殊な洗剤があるわけではありません!」(洗濯ハカセ 神崎健輔さん)。
激安クリーニング屋はアイロンがけを省いてる?
実は価格設定が安いクリーニング店でも、洗濯や蒸気のトンネルで蒸す工程は普通のお店と同じです。違うのはアイロンとプレスの作業時間。
高級店の場合:アイロンとプレスで仕上げ。
激安店の場合:蒸気のトンネルをくぐったら、完了。アイロン作業を省いています。
蒸気で蒸しただけでも仕上がりはキレイなので、冠婚葬祭用でもなければ、激安店を使うのもアリです。
シミ汚れはお店に任せるのがベスト何もしないでスグに出して!
洋服にシミができたらお店に持ち込むまでの間、悪化しないように家で応急処置をしたくなりますが、これはマイナス効果。実はシミ抜きは家でやらないほうがいいんです。
汚れがかえって落ちにくくなったり、広がったりする原因になってしうことも……。シミができたらすぐにお店に持っていくよう心がけましょう。
「もちろん、お家で洗って落ちなかったという汚れもキレイにします!」(洗濯ハカセ 神崎健輔さん)。
いかがでしたか? クリーニング店利用に役立つ、お得な豆知識をご紹介しました。知らないで利用するのとでは大違いなお得情報ばかりです。クリーニング店を賢く利用して、衣類をキレイに仕上げましょう。