パソコン 家中にWi-Fiを飛ばす秘密は3種類の電波にあります

Wi-Fiルーターを選ぶ際にみるべきなのが、「対応帯域」とそれぞれの「通信速度」です。よく見かける5GHz、2.4GHzというスペックは対応帯域を表し、5GHzの方が一度に転送できるデータ量は増え、高速です。ただし、壁やドアなどの障害物に弱いため転送距離は意外に短いという特徴もあります。

特に戸建て住宅の場合は感度が悪いので、少なくてもデータ転送量では2.4GHzの方が安定することが多いのです。

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また、Wi-Fiの箱に書かれている「1300Mbps」のような速度スペックは鵜呑みにしてはいけません。最高スピードを実際の場面で出すことはほぼ不可能に近いものがあるからです。

こんな不満を解消するのが、高速な5GHz帯かつ、安定した電波を受信できる「トライバンド」なのです。具体的な商品がコチラ。

BUFFALO:トライバンドWi-Fiルーター:AirStation WTR-M2133HP

BUFFALO
トライバンドWi-Fiルーター
AirStation WTR-M2133HP
実勢価格:2万700円
サイズ・質量:W231×H231×D70mm・約970g
USBインターフェース:USB 3.0 TypeA ×1
準拠規格(最大転送速度):IEEE802.11ac(866Mbps)、11n(400Mbps)、11a/g(54Mbps)、11b(11Mbps)

トライバンドとはその名の通り、5GHz帯+5GHz+2.4GHzの3つの電波を同時に送受信できる規格です。

[デュアルバンド]
デュアルバンドの場合は2つの電波で接続しなければならないので、通信が混雑し、速度も安定性も低下します。

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[トライバンド]
一方、トライバンドは名称のとおり、5GHz帯+5GHz+2.4GHzの3本の電波を持っています。デュアルバンドに比べ5GHz帯がひとつ増えることで、快適な通信を実現しています。

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家で複数の端末をWi-Fiに接続するときなど、とくにその効果を大きく実感できるでしょう。

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トライバンドという仕組みが有利であることがわかったところで、実際に戸建て住宅でこの「WTR-M2133HP」で通信テストを行いました。検証場所とルーターの設置場所は以下の通り。ルーターがあるのは2階です。

2階(ルーター設置階)
・書斎
・ベッドルーム

1階
・リビング
・キッチン

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※単位はMbps。
結果は上記の通りです。驚くことにどの場所から接続しても、4K動画が余裕をもって視聴できるレベルの数値です。この高速通信を実現できたのは、トライバンドであるからというだけではありません。

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本製品は、接続されているデバイスを判別する機能や、電子レンジなどの機器から発生する干渉ノイズを自動で検知して回避する機能を搭載しています。このことも、速度を安定させられている要因のひとつです。

さらに5GHz帯、2.4GHz帯の混雑していないほうへ自動的に接続を切り替え、帯域の混雑を解消するバンドステアリングの採用により、家中の電波の死角を可能な限り少なくしているのです。

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最大27台の端末を同時接続ができるのも、トライバンドとこの多機能性による恩恵です。家中で複数のWi-Fiデバイスを使用してもスムーズな通信が楽しめます。

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また、複数接続されたデバイスの優先順位を設定できる機能「アドバンスドQoS」にも4Kモードが用意されているので、さらに4K映像視聴の安定感が増しています。

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本体の可動式アンテナは、テレビや中継機などにアンテナを向けることによって通信を強化する設計になっています。とくに戸建て住宅などで、デュアルバンドWi-Fiルーターでつながりにくかった場所も、この機能を使うことで通信スピードや安定性が高まっていきます。

通信速度の向上は、室内を移動しながら接続しているときにも発揮。Wi-Fiにつないだスマホやタブレットの通信を安定して高速化するビームフォーミングに対応することで、移動する端末を自動追尾し、強力に接続を維持してくれます。

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BUFFALO
WEM-1266

また、近日発売予定の専用中継機を使えば、難しい設定や追加も専用アプリで簡単に行えます。

以上、トライバンドWi-Fiルーターの紹介でした。1万円以下でも高評価のモデルの多いなかで、本製品はやや割高に感じるかもしれませんが、戸建て住宅でのWi-Fi通信に不満を持っている人はチェックです。