アイ・オー・データ機器「CDレコ5s」の実力をチェック!
アイ・オー・データ機器
CDレコ5s CD-5WEK
実勢価格:1万2800円
対応機種:iOS、Android搭載のスマホ・タブレット端末、ウォークマン®(NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2/NW-A100シリーズ/NW-ZX500シリーズ)※対応機種については、すべてのスマートフォン・タブレットで動作を保証しているわけではありません。
動作環境:App Store、Google Playからアプリ「CDレコミュージック」のダウンロード時、および、インターネットからの情報取得を含む機能を利用する場合にインターネット環境が必要です。
音楽CDをPCに取り込んでスマホに移す作業がめんどくさい……。ということで、聞かずに家で眠っている推しのサブスク未解禁の楽曲や限定トラックはありませんか?
「スマホ用CDレコーダー」というツールがあれば、それらの音楽CDをスマホに簡単転送できるのだとか。
ということで今回は、2022年11月上旬に発売されたばかりのアイ・オー・データ機器「CDレコ5s CD-5WEシリーズ」をユーザー目線でガチテスト! 実力を検証しました。
それでは早速、テスト結果を見ていきましょう!
テスト1:転送開始までの手順は簡単なのか?
結果:シンプル操作なので初めてでも約5分で完了
実際に「スマホ用CDレコーダー」を使って、転送開始までの手順を踏んでみたところ、以下の3ステップで完了しました。
ステップ1:スマホに専用アプリをインストール
まずは、専用アプリ「CDレコミュージック」をスマホにインストールします。
ステップ2:ドライブ(本体)を起動し、スマホとWi-Fi接続
ドライブに付属のACアダプターを挿して電源をオン。ドライブとスマホをWi-Fi接続します。
ステップ3:ドライブにCDを挿入し取り込み開始
ドライブに音楽CDをセットすると転送開始されます。
以上、転送開始までの3ステップが約5分程度で完了しました。
ちなみに、PC経由でスマホに楽曲転送するには、一般的にPCとスマホ双方での確認操作が必要になります。
手順1:PCの内蔵/外付けドライブにCDを挿入し、音楽ソフト(iTunes、Windows Media Playerなど)に楽曲データを取り込み
↓
手順2:ケーブルやAirDrop(iPhoneの場合)などでスマホに転送
こうした手順が面倒だったり、苦手と感じる方には、シンプル操作は嬉しいポイントですね。
テスト2:転送速度は速いのか?
結果:メーカー公式説明に偽りなし!
スマホの機種やWi-Fiの接続環境にもよりますが、本製品の公式説明によれば、転送時間の目安は、60分12曲入りの音楽CDで約4分とのこと。
では、実際の速度感はどうなのか?
iPhone 13と本機を接続し、41分35秒(16曲入り)のCDを使ってテストしました。本機の設定は屋内モード/5GHzです。
ちなみに、転送音質は以下画像の5段階から選ぶことができます。一番上のCD音質(FLAC)が音質重視。下にいくにつれて容量節約重視になっていきます。
今回は標準音質で設定しました。
以下は楽曲転送中のスマホ画面。転送完了した楽曲の横には、水色の丸いマークが付いていきます。
気になる転送時間は2分53秒という結果に。
これはメーカー公式説明(60分あたり約4分)とほぼ同じ数値です。カップラーメンが出来上がる間に転送が完了した、といえばイメージがつきやすいでしょうか。
検証スタッフの体感としては非常に速く、一度うっかりストップウォッチのオフを押し忘れてしまったほどです(その後に再度テスト→結果が2分53秒)。シンプルな操作感とあわせて高評価でした。
PCからスマホに楽曲を移すよりは時間も手間もかからずラクだと思いました!
テスト3:専用アプリは音楽を楽しみやすいのか?
結果:自動再生が優秀!「Apple Music」「iTunes」ユーザーならさらに楽しめる
本製品で転送したCDの楽曲はもちろん、iTunesの曲やAndroid端末に入っている曲、Apple Musicの曲も、専用アプリ「CDレコミュージック」で再生可能です。
また、他にも嬉しい便利機能が搭載されています。
転送したCD、端末内、サブスクの楽曲をごちゃまぜにしてプレイリスト自動作成
再生中の曲を起点にして、「アーティスト」「ジャンル」「ジェネレーション」「ムード」の4つの条件から再生リストを自動作成することができます。
推しのアイドルやミュージシャンのライブ前は「アーティスト」で絞って聴けば予習になるし、カラオケで歌う曲探しには「ジェネレーション」が活躍しそうですね。
ここまでシャッフルリストを細かく指定できる音楽アプリはなかなかありませんよね!
また、今回は試していませんが、専用アプリ「CDレコミュージック」を駆使すれば、ディスプレイオーディオ、Bluetooth接続、書き出しCDなどによってカーオーディオで楽曲を楽しむことも可能です。
ドライブにぴったりのプレイリストを作って盛り上がれますね。
テスト4:ハードの利便性は優秀なのか?
結果:かさばらないサイズ感は良いが、電源接続が必須なのはちょっと面倒…
本体の重量は約360gと軽量・薄型でかさばらず、収納や持ち運びもしやすいのですが、使用の際は付属ACアダプターでの電源接続が必要がある点と、モバイルバッテリーの使用に制限がある点に留意しましょう。
- 対応モバイルバッテリー:出力5Vで2.0A以上のモバイルバッテリー
- 備考:※ 上記仕様のモバイルバッテリーのすべてを動作保証するものではありません。
※ モバイルバッテリーをお使いになる場合は、なるべく満充電にて残量に十分余裕がある状態でご使用ください。
※ 必ず対応接続ケーブル「ISCB-CD100K」(別売) を使用してください。
※ 添付のACアダプターまたは対応接続ケーブル以外を使用すると、発熱、発煙、発火、感電、故障の原因となりますので使用しないでください。
※ 延長ケーブルは、電圧が不安定となりますのでご利用いただけません。
CD断捨離にも最適なCDレコ®! 要領を得れば使いやすいアイテムです
ちなみに、本製品はワイヤレスタイプなので「一度にたくさんのCDを転送する際も、スマホ充電をしながら使える」というメリットがあります。
今回の検証では、CD1枚の転送に対し、スマホのバッテリー消費が4%しかなかったため、ワイヤレスタイプのメリットはそこまで感じませんでした。
しかし、「定期的にCDを買う」「大量のCDを整理・処分する前にスマホにまとめて移しておきたい」といった人には大きなメリットになりそうです。
今までなんとなく処分できなかった思い出のCDたちも、年末の大掃除に向けてスマホに移せば、断捨離が捗りそう!
テスト結果とアピールポイント総まとめ!
アイ・オー・データ機器
CDレコ5s CD-5WEK
実勢価格:1万2800円
対応機種:iOS、Android搭載のスマホ・タブレット端末、ウォークマン®(NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2/NW-A100シリーズ/NW-ZX500シリーズ)※対応機種については、すべてのスマートフォン・タブレットで動作を保証しているわけではありません。
動作環境:App Store、Google Playからアプリ「CDレコミュージック」のダウンロード時、および、インターネットからの情報取得を含む機能を利用する場合にインターネット環境が必要です。
▼テスト結果
- 操作のわかりやすさ:★4.0
- 転送速度 :★5.0
- 音楽の楽しみやすさ:★5.0
- ハードの利便性 :★4.0
- 総合評価:★4.5
最後にアイ・オー・データ機器「CDレコ5s CD-5WEK」のよかった点と残念だった点をまとめました。
▼おすすめポイント
- 操作がシンプル
- CDの取り込みにそこまで時間がかからない
- 再生アプリの機能が優秀
- CDから取り込んだ曲と他の曲を一緒に楽しめる
▼残念ポイント
- 使用時、電源に接続する必要がある
「Gracenote Music ID®️」から曲情報を取得するとルックアップチャートにカウントされるため、「推し」アーティストの応援にもつながるそうです。推し活中の人は、CD購入・サブスク視聴・CDレコミュージック利用の3本柱で応援してみてはいかがでしょうか。
PCとスマホの画面を行ったりきたりしなくていいのはラクちん。画面遷移が少なく、手順がシンプルなので初心者でもわかりやすかったです!