使い心地もいい長巻トイレットペーパーは？
いざというときに慌てないよう、トイレットペーパーは普段から十分な数を備蓄しておきたいもの。とはいえ、収納スペースをとるのは嫌ですよね。
そこでおすすめなのが、１ロールの長さを従来（ダブルで25～30ｍ程度が一般的）よりも増やした「長巻タイプ」。サイズはほぼ従来通りなのに数倍の長さがあるため、手軽に備蓄量を増やせます。しかも、交換の手間も減らせてラクチン。
ということで、『MONOQLO』2022年9月号では、長巻タイプかつ使用感に優れたダブル（2枚重ね）の中から、代表的なトイレットペーパー15製品をセレクト。
1ロールで長く使える「備蓄力」をメインに、使い心地も含めたトイレットペーパーとしての総合力をテストしました。
5つの項目で徹底的にテストしました！
テストでは以下の5項目をチェックし、獲得ポイントを合算。得点に応じ5段階評価で判定しました。
チェック1. 備蓄力（30ポイント）
製品記載の１ロールの長さをもとに評価。今回、参考値として無作為に選んだ１ロールの実際の長さも計測しました。
チェック2. 肌触り・質感（20ポイント）
モニターによる官能評価のほか、ボリューム感や柔らかさなどから総合的に評価しました。
チェック3. 吸水性（20ポイント）
ペーパーの一辺を水に漬け、一定時間内にどこまで吸い上げたかを計測しました。
チェック4. 湿潤摩耗性（20ポイント）
４つに折ったペーパーに水を垂らした後、一定回数摩擦しました。その破れ具合から耐久性を判定。
チェック5. コスト（10ポイント）
実勢価格に基づき、ペーパー１mあたりのコストを算出。備蓄力が高い＝お得とは限りません。
それでは、総合点が最も高くベストバイとなったトイレットペーパーを紹介します！
丸富製紙「ペンギン 超ロング5倍巻き」
丸富製紙
ペンギン
超ロング5倍巻き
実勢価格：606円
内容：ダブル125m×４ロール
サイズ：W107mm
1ロール長さ：125.09m（実測値）
1mあたり：1.21円
▼評価
- 備蓄力 ：30/30
- 肌触り・質感：12/20
- 吸水性 ：10/20
- 湿潤摩耗性 ：14/20
- コスト ：8/10
- 合計 ：74/100
今回ベストバイに選ばれたのは前回同様、丸富製紙「ペンギン 超ロング5倍巻き」でした。1ロール１２５ｍ超（実測値）という長さは、メーカー従来品の5ロール分にあたるというから驚きです。
もちろん「長巻」とはいえ、ただ長ければ良いという訳ではありません。その点、「肌触り・質感」「吸水性」「湿潤摩耗性」の各項目で比較的高評価を獲得し、使い心地の良さも合格。
さらにコスト面でも優れており、ベストバイの名に恥じない製品であることを証明してくれました。
しっかり拭けてたっぷり使えます。
備蓄力：実測値で1ロール125m超！
備蓄力の基本となる１ロールの長さは実測値で125.09ｍ。備蓄力の低い製品との差は、下の比較画像で一目瞭然です。しかも断面の直径は下位製品よりも小さいのがスゴイ！
ちなみに芯がないので、使い終わった時にゴミが出ません。そんなエコなところも魅力です。
肌触り・質感：ふんわり感は控えめながら官能評価では高得点
通常の約５ロール分もの長さの紙をホルダーに無理なく入る太さに圧縮しているため、どうしてもふんわり感やしなやかさには劣り、紙質もやや硬め。それでも、スーッと滑るような肌触りはとても心地よく、官能評価では高い評価を獲得しました。
表面を拡大すると、こんな感じ。サラッとした肌触りです。
湿潤摩耗性：水に濡れても破けにくい高い耐久性
先述したように紙質はやや硬めですが、その分、しっかりした強度があり破れにくい印象です。
実際、水を吸った状態での耐久性を表す湿潤摩耗性のテストでも、穴が空いたのは４枚中１枚のみ。２枚目以降はわずかにヨレが見られた程度でした。
以上、長巻トイレットペーパーのベストバイ、丸富製紙「ペンギン 超ロング5倍巻き」を紹介しました。パッケージの通り、「なが〜く使える」に偽りナシ！ 使い心地も良好でおすすめです。
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